途中まで書いていてアップし忘れた原稿があるので、追加でアップさせてもらう。
だいたい、アルジェリアとかベルベルとかカビリー・カビルとか、日本には何の縁もなさそうなので、特に興味を持つ人は少ないかと思う。
しかし、欧州ではずいぶん以前から移民と宗教(特にイスラム教)とテロの問題に頭を悩ませており、どの国もはっきりした成果を出しておらず、以前から住んでいる国民の不満がかなり強い。
この問題を解く(というか緩和する)鍵の1つがベルベル人だと私は思っている。
ちょっと余談になるが、現代のフランスを語るときにアルジェリア移民(マグレブの中で最も過激な人間が多い)の問題は避けて通れない。先年のフランスの大規模テロの時にいろんな学者さんたちがテレビに登場して、いろいろコメントされていたが、アルジェリアのことを知っていらっしゃる方は皆無のように思えた。フランスのきれいで安全な一角で生活されていたようなので、仕方ないと言えば仕方ないが。
前に言ったと思うが、私はアルジェリアの日系企業で働いていた。同僚のアルジェリア人にはベルベル人が何人もおり、彼らとよくしゃべってベルベル人の位置というものを教えてもらった。
相対的に言って、先住民で被抑圧民族でもあるベルベル人は、他人の痛みに敏感で優しい性格の人間が多いように思う。だから、私も含めて日本人スタッフに人気があったのは、ベルベル人多かった。
現在はどうか知らないが、当時のベルベル人はアラブ語が上手でない場合が多く、その代わりフランス語はうまかった。
フランス語もアラブ語も自分たちの言葉ではないので、どうせしゃべるなら役に立つフランス語を勉強した方がいいということだろう。当時の高等教育はすべてフランス語でやっていたからだ。
フランスへの移民にベルベル人、特にカビル人が多いのも同じ理由だったろう。どうせマイノリティとして過ごすなら、先進国の方が圧倒的に条件がよい。ちょっと長くなったので、続きは別の日に。
余談だが、フランスの英雄ジダンの父親はカビリー地方からの移民。
この動画の最後のところで、ジダンが「父親があなたの大ファンだ」と言った時のイディールの嬉しそうな顔が印象的。
https://www.youtube.com/watch?v=Luedi2YReI0&t=50s
だいたい、アルジェリアとかベルベルとかカビリー・カビルとか、日本には何の縁もなさそうなので、特に興味を持つ人は少ないかと思う。
しかし、欧州ではずいぶん以前から移民と宗教(特にイスラム教)とテロの問題に頭を悩ませており、どの国もはっきりした成果を出しておらず、以前から住んでいる国民の不満がかなり強い。
この問題を解く(というか緩和する)鍵の1つがベルベル人だと私は思っている。
ちょっと余談になるが、現代のフランスを語るときにアルジェリア移民(マグレブの中で最も過激な人間が多い)の問題は避けて通れない。先年のフランスの大規模テロの時にいろんな学者さんたちがテレビに登場して、いろいろコメントされていたが、アルジェリアのことを知っていらっしゃる方は皆無のように思えた。フランスのきれいで安全な一角で生活されていたようなので、仕方ないと言えば仕方ないが。
前に言ったと思うが、私はアルジェリアの日系企業で働いていた。同僚のアルジェリア人にはベルベル人が何人もおり、彼らとよくしゃべってベルベル人の位置というものを教えてもらった。
相対的に言って、先住民で被抑圧民族でもあるベルベル人は、他人の痛みに敏感で優しい性格の人間が多いように思う。だから、私も含めて日本人スタッフに人気があったのは、ベルベル人多かった。
現在はどうか知らないが、当時のベルベル人はアラブ語が上手でない場合が多く、その代わりフランス語はうまかった。
フランス語もアラブ語も自分たちの言葉ではないので、どうせしゃべるなら役に立つフランス語を勉強した方がいいということだろう。当時の高等教育はすべてフランス語でやっていたからだ。
フランスへの移民にベルベル人、特にカビル人が多いのも同じ理由だったろう。どうせマイノリティとして過ごすなら、先進国の方が圧倒的に条件がよい。ちょっと長くなったので、続きは別の日に。
余談だが、フランスの英雄ジダンの父親はカビリー地方からの移民。
この動画の最後のところで、ジダンが「父親があなたの大ファンだ」と言った時のイディールの嬉しそうな顔が印象的。
https://www.youtube.com/watch?v=Luedi2YReI0&t=50s