うさの珍道中

株式、時事を中心としたジャンルにこだわらない話題を何の脈絡も無く勝手放題に。あっちへふらふら、こっちへふらふら

今週末は特に忙しいはず

2006年09月16日 19時52分48秒 | 日々の取引の状況、注目銘柄など株式関連
投資について
ここしばらく初心者向けには書いていませんでしたが、良い記事を見つけたので良かったら読んでみると良いと思います。
個人的には、「OO投資法でO億円」とか「自動売買でOOO万円」よりもずっと良いものだと思います。
http://special.msn.co.jp/money/lostgain/01.html
ほとんどの人がこういう経験をするものです。
自分ももちろんですし、最近ミスがなくなってきたなと思ったら、ちょっと前に、メガトン級のテロに遭いました(爆)。

みなさんは今週末は特に忙しいはずです。
四季報などを読み込んでいる筈だからです。もちろん、繰り返し言ってますし、結局は個人の得てきた経験に基づく総合的な企業の心象で投資すればよいと思います。ただし、絶えず正当な懐疑心を持ち続け、探究心を失わないことです。
私も大体目を通してイメージを持ちましたが、個別企業に関しては皆さん自身のイメージを大事にしてほしいと思います。
前々からいってますが、本を売る、講演会を開くなどの行為をしているわけでもないので信者などは全く必要性がありませんし、まだまだ知らないことが多すぎて自分のことで大変忙しいです。
ただ、語るに値する人と対等に議論をする仲間が欲しいのであり、それぞれ勝手に投資すればよいというスタンスです。
個人的には、OO先生とか呼ばれる程のアホではないので、まあ釣りにでも誘われる人間でありたいと思うだけです。
それと株の話は、別にどうでもいいのでむしろほかの話がいいです。
ですから、大体のイメージだけを要約して伝えたいと思います。

昨年はともかく、例年この時期は下がります。
例えばダヴィンチ関して言えば04年の相場にむしろ似ていますね。
もちろん、05年後半からならともかく、それ以前の株主で含み損の人は全くいないハズです。長期(5~10年)的には明らかに企業の成長と株価の成長が連動しています。

内需が良いのではないか?
不動産流動化という良りも大手不動産(地所など)の収益はバブル後にありながらも赤字というのはあまりなく、家賃変動がありながらもまあ利益は出せています。
さすがというべきでしょうが、現経営陣が今現在の不動産企業の経営者の中で有能か無能かは別にして、ロックフェラーセンターをブルで通した頃の経営陣とは明らかに質的に違います。
不動産が決算を見ていて、もっとも強気、業績好調なセクターというのは間違いがないと思います。
ついで、アメリカ株もですが最近の傾向で、ここ一ヶ月ほぼ毎日強いなーと思っている銘柄があります。2811カゴメなどの食品です。
既に利食いのタイミングを計っている段階ですが、こういう食品セクター、衣料品セクターは案外強いと思います。
金曜日に一旦売りをかけたんですが、見事に踏まれています(笑)
逆に半導体なんかは固定費が多いので個人的には指標を参考にしても投資はあまり考えていません。

日本の景気、アメリカの景気
基本的にはアメリカは懸念にもかかわらず、結局軟着陸だと思います。
日本も景気減速は、これはアメリカと違い内需へ広がる過程で労働分配率の面も見ないといけませんが、むしろアメリカ気にしている間に外資に足元すくわれないようにと思っています。
機械受注は、これはあんなものだと思ってました。次が悪ければ深刻ですが、そもそも経営者の立場ならば慎重に投資するのが当たり前です。
むしろ、次ですね。

ユーロ高について
というよりも日本の凋落といってもいいと思いますが、商品があがってる、土地が上がってる、景気が良くなってる、世界的にインフレだ。といってますが、個人的な考えではそうではなくて、「通貨を印刷しすぎ」なのだと思います。
ゆえに、ユーロ高でなくて円安。
1990年代初頭に、日本経済の実力は世界の約20%で、単独国家としては非常に強力でした。今は8%ぐらいでしたか。これは日本が成長もしなく縮小もしていませんが、その間に世界経済は二倍の規模になっているから、当前です。
島の中にいては見えませんが、この間の中国勢、韓国勢の勢いは凄まじいものがあります。それは結局、現地の人の買いたいと思うものを提供したからです。
日本人の欠点というよりも、戦後の日本人の欠点ともいえますが国際感覚のなさから自分の生活範囲の価値観でしかものを見れなくなっています。これまでは馬鹿にされながらもそれで今までの生活水準を維持できたともいえます。
ところが円だけでなくドルもユーロも数年前の数倍の流通量です。
これだけ沢山紙幣をすれば当然通貨に対し物が強くなるのは当然で、むしろ遅かったとか大して上がっていないように思えます。
そして、それがファンドマネーを潤しているのです。
それはここに投稿してくれる多くの人の言うとおりだと思います
ところで、例えば引き締めとか言っちゃって、いまさらもう一度十年前のバブル前夜の紙幣流通量に戻せますかね?
というのが僕のアンチテーゼです。

投資家教育あるいは教育そのものが必要
株式市場は預貯金に比べハイリスクハイリターンです。
ピンとこないかもしれませんが、例えば過去二十年の東証一部上場企業に投資したケースではインフレ抜きで計算しても年率5%程度の上昇です。
この間、預金などの金利は乱高下してますが、それでもハイリスクの結果が年率5%とというのは・・・。
経済が成熟するまでの日本は、銀行の間接金融による成長が主でしたが貯蓄から投資へ変えるということは、間接金融から直接金融へということです。
経営者がプランを示し、投資家から直接資金を集め、その結果の企業業績によって投資家は良くも悪くも結果を受け取るわけです。
これは結局資本主義の大原則ですが、そもそもプラン自体が不確実であり、将来を見通すことはきわめて難しい中で当然株式市場は不規則に不確実に変動します。
そんな中で米国のように若い時期からのしっかりとした投資家教育がされているわけでもないし、米国ほど実力社会でもないが結果だけは階級的に押し付けられる社会であり、肝心の企業の投資家へのリターン、具体的にはROEですが米国の半分という現状の差は大きいと言えるでしょう。
国益とか愛国心とかを言い訳にしますが、では世間の一般的に不道徳なイメージの企業が多いはずの新興市場と東証一部では区別があるでしょうか?
むしろ個人の傾向が強いのが新興市場です。
国益、愛国心があるならばむしろ日本の証券市場に改革を迫らないといけないと思います。そうしなければ1500兆の金融資産が最後の武器である日本の市場が一時的に外資の食い物にされるだけであり、自分の財産でもないのに政府が自慢している金額にしても、中国の金融資産は、既にすぐソコまで来ています。
1500兆を増やしていくことでなんとか国際社会での地位低下がとめられると見ていますが、其れを為す為の経営者に対し、政府に対しもっと物を言う必要があるのでないか?と思います。

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25 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (うざ)
2006-09-17 13:15:33
久しぶりに覗いてみたらうさ君がアセのことをどうのこうのと語り始めた日からアセの急落が開始してるなwまあ地合は良くなかったからうさ君の下手さだけが原因ではないだろうがなww
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Unknown (うざ)
2006-09-17 13:23:04
ところでカブコムの夜間取引ってどうなん?口座持ってる人がいたら様子教えてw
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地味な内需関連が (まほろば)
2006-09-17 13:29:28
うささんのおっしゃるように食品、衣料など極めて地味なところが意外に健闘しています。私の狙いは7541メガネトップなんですがいかがですか?新高値抜けてきて青天井期待です。
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2596 (bungchang)
2006-09-17 23:56:23
上げては下げで地味なパフォーマンスでしたが、自分がホールドしているキューサイが最近がんばってきました。
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Unknown (うさ)
2006-09-18 19:27:18
ケイシン44さん



さて、こっからが本当の相場ということになりますかね。懸念されるアメリカですが、逆に言えば良い企業群も沢山あるのですがドル下落懸念がね~と言うので、もったいないことですが見送ってます。



うざさん



見てくれてありがとうございます、相変わらずお元気でやっているようですね。

既にどっかの個人投資家のマネして、ウザさんに買わせてとっくの昔に売り抜けしてるかもしれませんよ~~~www

まあ、冗談はおいといて1時間後の動きならともかく、何週間も前に株価の動きがわかったならば、そりゃ予言者ですってば、凡人だから無理無理。



まほろばさん



めがねトップ、すごいチャートですね。

しかし、合併による特別利益でPER16.7倍なので今からは買えないかな~と思ってます

既に持ってた人はおめでとうございます。



bungchangさん



青汁、二年ぐらい前にもらったような記憶がします。

たしか買ったときは10万は行かない値段だったのですが今、見たら倍ですね。

う~ん、あお汁か・・・しかしダヴィンチ5分割前で1枚10万チョイで買えた頃ですからね。

なんともいやはや
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ありがとうございます (まほろば)
2006-09-18 23:57:06
うささん、早速のレス、感謝します。ここからの上値余地はそれほど期待できないのかなあ?押せば買い増しの戦略を持ってるんだけど・・・もうひとつの候補、4689ヤフーに集中の方が効率的かな・・。
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失敗ばかりの株式投資 (北海道)
2006-09-19 22:54:12
うささん、MSNマネーの記事見ましたよ。

私の場合、第1~5次失敗時代をすべて完全制覇!

只今2周目のスタートラインです。しかし、おくびょう売買恐怖症にかかりここ1ヶ月は売買ゼロでエンター押してません。売買はココロの負担を感じます。なにかしなきゃと思い図書館で会計入門書借りて眺めてますが、これが入門か?と難しくていつも寝ちゃいそうで、先が見えず困ったものです。
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お久しぶりです。 (ヤマモ)
2006-09-20 21:43:12
うささん、

こんばんは。お久しぶりです。

本日予定通り自民党総裁選も終わりましたね。

さて今年は昨年のようにここからぐぐっと↑という

シナリオ道理となりますや否や?

最近の私は時間のあるときだけ信用を使って

極々少ロットでアセットだけを取引。

主に押し目にlongでしか入っていませんが。

メインはほとんどスイングですね。

現物は高値ではしっかりヘッジをかけたり、

あるいはここ数日のようなストンと急落する場面ではそれ以前に現物も外して安値で現物

を買い戻したり。

以前とは違い信用取引でのロットを減らした

ことにより、一寸ばかり緩急付けた配球を覚えたようです(笑)

うささん達のように豊富な知識はありませんが、逆にその知識の無さと優柔不断さが臨機応変に

相場のトレンドに任せたスタイルに対応出来て良いのかも知れません。

昨年秋から暮れに書けての相場、LDショック後の半年、さてこれからの相場やいかに?!

もう準備は万端です。
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さあ相場が弱いコメントを書こう (koguma)
2006-09-20 23:47:36
アナリストの情報格差の件についてですが、津田アナリストはDaviへの第一四半期の決算コメントの時点で、今期は第二四半期にインセンティブフィーを出して来る事を予言していました。次はいつ出してくるかコメントを読めば予測できます。これは他社リポートには無かった内容なので日興の顧客へのサービスか、それとも津田アナリストのDaviへのコミットメントが特別深いのか。リポートの最後に質問があればという事で電話番号が書いてあるので、どういう経緯で得た情報か聞きたい位です。津田アナリストは実績ナンバーワンアナリストなので私はいつも参考にしています。四半期決算毎は当然として適宜詳細なレポートを出しています。ただ悲しいかないい情報も私の力不足から完全に理解できない事があります。うささんにお願いしたいのですが、日興に口座さえあれば津田アナリストのレポートが読み放題なので、ご考慮いただけませんか。別に私が回し者である訳では無く津田アナリストの力量を高く評価するからです。今期のインセンティブフィーの益出し時期やキャピタルゲインは今期はあまりださず来期以降に回す事やどの位の含み益があるかの具体的数字など良質な数字の宝庫です。時にはサイダーみたいだなと思う事もある位です。うささんもこれらレポートを読んでいればお互いの共通認識の元すんなり話ができます。また津田アナリストの署名リポートであり、レポートの最後にある番号に電話すると本部が責任を持ち回答すると支店の者が答えていました。うささん津田アナリストにつっ込みを入れるなんて報告が是非聞きたいです。本当は私がこれをやりたいのですが、どうにも役不足です。津田アナリストのレポートの難しい部分を解かるように翻訳していただけたらありがたい。少し甘えすぎかな。
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スターマイカ (koguma)
2006-09-21 00:38:53
連続投稿すみません。スターマイカについては19日付けの日経金融によい記事が書いてありました。水永社長の経歴に2000年にピーアイテクノロジー現在のアセットマネジャーズを設立。2001年にスターマイカを設立とあります。見出しは中古マンション私募ファンド、売買に独自モデル、とありコンパクトによくまとめてあります。私はIPOを申し込む事にしました。予断ですが毎週水曜の日経金融に、不敗の哲学、個人投資家日誌というのがあります。今週は、ドル売り急がず、という題ですが、この人が大変なコントレリアンでわさびの利いた皮肉を書きます。今回も世間のインテリはドル安派が圧倒的に多いように思われる。から始まり、政治的にも経済的にも米国を批判すれば知的に見えるからだろう。私は投資家であるからファンダメンタルを分析して、よりバリューのあるものに投資するだけだ。まあこんな感じで若い女の子までが、よく解かっているのかどうか疑問だが、知的ファッションとしての米国批判をすると天邪鬼の私としては、違う視点からものを見たくなります。このようにいつもコンセンサスの逆を行くが勝ってしまう所がいいです。最も逆だからこそ、勝てるのでしょうが。約一年続く連載で、著者は大手米国系証券などで債券トレイダーとして20年近い経験を持つ。その間、年間成績では無敗と紹介されています。世界情勢など少し斜に構えて理解するにはいいです。さて米国では魔女が住むという九月や11月です。これは魔女の季節であるだけでなく、逆張り投資家である我々の季節でもあります。確かに機械受注は気になりますが、これからの季節と相場を楽しみたいですね。
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