うさの珍道中

株式、時事を中心としたジャンルにこだわらない話題を何の脈絡も無く勝手放題に。あっちへふらふら、こっちへふらふら

バックハンド(続き)

2008年07月06日 20時39分51秒 | 政経、歴史、スポーツなど
以前書いたバックハンドには後日談があります。
ハリコフの戦いの一連の反撃でソ連軍に大打撃を与えたマンシュタイン将軍は、一連の反撃の仕上げとしてクルスクという場所で包囲攻撃をしようと考えますが、彼の権限外の部隊の指揮権が無く、不徹底に終わります。
ところがその作戦構想は、ヒトラーの頭に残りせっかく安定させた状況から和平に持ち込めばよいものを、新たな大規模攻勢をかける準備を長々とやった挙句、それ以上に損害から回復したソ連軍によって、結局ドイツと東ヨーロッパが全土占領され壊滅するという悲惨な敗戦になっていきます。
まあ、実際に東ヨーロッパを見てきた記憶では、「ヒトラーかスターリンを選べといわれてもな・・・」というどうも暗い印象の残る土地でしたが。
ともあれ、そのヒトラーの構想に最期まで反対したのがマンシュタイン将軍です。
攻撃を仕掛ける場所自体は、同じ場所ですが、時期が異なり既にチャンスは去ったと明確に認識していたのです。
その後もマンシュタイン将軍の一旦後方に下がって深追いしてきた敵を叩くという「機動防御」案を、ヒトラーはことごとく却下します。

遥かはなれた太平洋でも1945年8月の段階で「まだ開戦時(41年12月)より多くの領土と多くの兵力」を持っていた日本は降伏する必要が無く、最期の決戦をすべきだとか、それどころか21世紀になって未だに「あれは無条件降伏でなかった」とかおっしゃる人がいますが、というか最近そういう声がむしろ大きくなってます。

前述のドイツの例を省みて、威勢が良い人が実際に賢いか?成果を上げるか?それは良く見極めないといけません。なぜなら多くの場合、マンシュタイン将軍のような卓見を持った人は少数派だからです。
少数派だから、有能なのです。
他人と異なる視点で強み弱みをしっかり把握しているからです。
大多数と一緒の意見だったら、それは相手も同じ事を考えます。


さーて、なぜこんな話を書いたかというと、金曜日にアクセスが一気に増えているからです(笑)。
忙しくて記事更新してないんですけどね・・・
まあ、お気持ちは分かります。
まずは、音楽でも聴いて落ち着いてください。
ttp://jp.youtube.com/watch?v=yCWeHZle0Y8

繰り返しになりますけど皆さんが注目しているであろう不動産流動化で話題のアーバンからもう一度時系列で並べます。

3月11日 前場終了直後  
USANET
http://blog.goo.ne.jp/ovidius_2005/e/f2d1a19855f71b9d49d093914fc2bdf4

5月21日 
アーバン乗り換え
http://blog.goo.ne.jp/ovidius_2005/e/ea21b12dd2ad8ad74d182eb99eb6a457

直近ではフラットさん、どんきぃさんに返信したように総じて楽観視はしていません。
記事を読み返していただき、この期間のチャートを見てもらえば理解できると思いますが、あんまり書くとまたバーチャル呼ばわりされるからもう書きません。
それ以前からずーーーーーとたびたびリアルタイムで書き込んできたのにそりゃないだろーと思わなくもありませんので。

そうですね、NYがすこし上がったので明日前場始まって落ちついたら、よく考えればよいと思います。
自分なら総予備(現金)を半分に分け、ササクラ、コマツ辺りはもう2~3日様子見で、最初に住友重機械に戦力を投入、残りはアーバンの短期反発狙いってところですかねー。
配分は現金の2分の1を10とした場合で、ササクラ、コマツなどに3、住友重に4、アーバンに3ですか。
ただし、それぞれ注文の出し方が違うし、絶対に高値追いはしません。
アーバンですが、倒産は現時点で無いと考えています。
しかし、この分野で唯一無事なのは業績面でゴルクレでしょうね。これもまた以前から繰り返し言ってますが。
ノエル、総和、ゼクスは再度繰り返しますが、あの辺りは既にかなり危険だと思います。
財産面とか、財務分析では既にスルガより状況が悪いと考えています。

戦史とか歴史、植物、地理、各国の話は興味が無い人には、つまらないかもしれませんがそれこそが僕にとっては本質的な投資能力の一部なのです。
特に大局観を見る上ではね。今のような相場の時には特にそういう視点が役に立ちます。
トレーディングというのは「戦闘」であって、インベストメントは「戦略や政略」という視点が大事になります。
それが本当に役に立つかどうかは、現場の叩き上げのトレーダーからは嫌がられるかもしれませんがバフェットやジムロジャースは、肯定してくれると思っています。
ジムロジャースは、NHKで放送された「マネー革命」という番組内で最も役に立った勉強として「哲学」と「歴史」を挙げています。
番組から10年経過しています。
彼は変化を積極的に受け入れるやわらかい頭の持ち主なので、情勢や見解はだんだんと変化していますが、その部分は「娘に送る言葉」の中でも具体的に触れています。
彼には遠く及ばない偉大な先輩ですが、彼の見解には全く持って同感です。
そういったことは一朝一夕には身につかないものですから、本来は義務教育の中で必修科目となるべきものです。
意外にもアメリカやヨーロッパの大学では基礎教養の部分でそのことは教えられています。
今日、経済敗戦といわれるのは正直なところ全くの当然の結果でしかないと自分はかねてから思ってきました。


一般的によく言われる現場力、特に製造業の現場力は日本は世界で抜群だと思います。かって太平洋戦争の日本軍を評して、一般の徴兵された日本人の士気の高さは
は異常とまで言われていました。しかし上に行けいくほど、同じ行動を繰り替えす馬鹿がはばかっていると連合軍に評されています。更にアメリカの将軍はこう続けます。
「日本軍をアメリカの装備で指揮してみたい」と。その願いがかなったのが日系442連隊と言われています。
ttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AC%AC442%E9%80%A3%E9%9A%8A%E6%88%A6%E9%97%98%E5%9B%A3
より多数の日本人を動員できた日本軍上層部の問題は明白です(笑)

ジムロジャースはこうも語っています。
哲学を、つまり「考える」ということを学びなさい
 物事の本当の姿を見極めるためには、深く深く考える力が必要だし、何かを成し遂げるためには、まず自分自身を知らなければならない。
哲学は私にその力を与えてくれた。
哲学というのは、一般に思われているような小難しい理屈などではなく、「自分の頭でどのように考えるか」という技術なのだ。人生に哲学が必要なのは、それが進歩を与えてくれるからだ。

なに?そんな話より相場のタイミングを教えて欲しい?
そんなのは貴方、24時間一緒にいられる女性の特権です(笑)


なかのひと



このままでは取り残される

2007年05月31日 02時17分10秒 | 政経、歴史、スポーツなど
みなさんこんばんは。
今、NYの株価、特に中国株のADRを見ていますが、全然下げません。
ここ数ヶ月、タイミングを計っているのですが、今日は上海が結構下げたので期待していたのですが全然下げません。
チャイナショックの際に高値掴みだと思いながら買ったものは既に大幅な含み益で、その値段まで下がりそうに全然ありません。
やはり、勢いの付いている海外は、最近の日本株に慣れた身には付いていきがたいものがあります。
しかし、今の資源、素材高は基本的に中国の需要に起因しているので、もっと下げてもよいようには思いますけどね。
今から海外を買うならば、やはり新興国の内需がよいと思います。
一方、日本株の方は、最近一番利益が乗ってるファンドクリエーションなどの明らかに下げすぎた銘柄以外はあまり利益が乗っていません。
ここ二週間、あまりチャートに気にせず、むしろ圧倒的に安いと言える水準に理由無く下げた銘柄を買うことにしています。
圧倒的に安いとはPER10倍以下で過去数年連続2桁増益の会社です。
そして将来性があるかどうかなどを足で調べなければなりません。
昨日はアセットマネージャーの株主総会で、出席してみましたけど、正直買う気にはなれませんでした。
しかしいくらなんでも安いと言われれば「安い」水準ではあると思います。
いろんな人が質問していて、聞いているとやはり不動産ファンド事業以上に古川会長の中国進出に期待している株主さんが多そうでした。
まあ、昔から出席している人から見れば、そこが保有の理由なのでしょう。
不動産ファンドだけ見れば、より成長のするダビ、安定して成長するケネ、特色を出すクリード、小規模なので今からでも成長が見込めるMKとFCなど、あえてアセットを買う理由はそれほど無いと思います。
三年後に買っても間に合うと思います。
他には、持ち株では中国塗料やスター精密などが安定して好調でしたね。
今から狙うとしたらカゴメとかゼンショーとかかなと思います。

面白かったのは九州親和。
かって種銭50万握り締めて株式デビューした頃を思い出します。
忘れがちですけど初めはたった50万しか無かったのですよね。
安い付加価値しか生み出せない労働をして汗して稼いだお金ですから、思い入れはありますけど。
時代の変わり目を見極めたのはあったけどもやっぱり運が良かったなーとしみじみ思います。
九州親和、かってならば、数円の寄り付きでしょうが、39円で買うことになりました。
自分の考えではややリスクが高いアービトラージでしたね。
しかし昔のように9割のリターンが狙えるような景気状況ではなく、今の経済情勢ならこんなものでしょう。
こういう勝負はもうやらない方がいいぐらい日経平均は上昇したと言えると思います。
しかし、やはり数日で1割~2割とれる魅力はあります。
うさは明日42円なら買うか?ですが、買いませんね。様子を見ます。

が、個別企業よりも日本の市場自体がそっぽを向かれるようで怖いです。
投資をする以上、確固たる見識を持って欲しいと思います。
投資という意味だけでなく、民主主義社会とは自立した市民の共同体を基本としているのであって、株式会社制度や法律など観点からはやはりアングロサクソン発祥の制度ですから、そういう意味で自己責任であるため自己の見識がないと、人の所作には出来ません。

世間で言われることが本当かどうか?常に自分の意見を持って、ただしそれに固執することなく、他人の優れた点だけを見て、柔軟に行けば良いと思います。

例えば日本株は配当利回りが低いと言いますけれど、そりゃー海外株とかやってると9%とか配当してくれる上に2桁増益の会社もありますよ。オマケに分割で株式が増えたりしていますからウハウハですけど。
日本株を外国人が買うのならば、海外はインフレ率が結構高いので2%以下の配当なんてインフレを埋めれるかどうかですから、彼らが日本株に魅力を感じないのは当たり前です。
しかし、日本人から見て海外株がそれほど良い理由は、日本と比較し海外は高インフレにも拘らず、為替がそれを織り込まないからですよ。
2~3年前まで高インフレの国の通貨はヘッジファンドに叩き売られていましたことをすっかり忘れているんじゃないでしょうか。
実際、個別企業見ればインボイスのような売名行為の会社を除いて、自社株買いを含めて配当も考えれば100%以上還元している大企業(そういう会社は必ずといっていいほど大企業です)は沢山あります。
そういう会社は、かってのバフェットも特に好む銘柄だと思います。

ただ、為替が円安なのは理由がハッキリしています。
要するに資産が日本の市場とそれの原因である政治に耐えられなくなって海外に逃げているんです。
そもそもバブル崩壊後15年続いた不況から回復したのは、公共事業などの政府の政策ではなくむしろ小泉政権の縮小財政(といっても自民党では程度が知れてますが・・・体制内改革としては最大限頑張ったとも言えると思います)政策下で、民間が本気で犠牲を払いリストラ効果で自立的に回復したのであり、それにしたって海外からの需要の下支えと中国初めとする世界の生産設備の需要が支えたに過ぎません。
要は「民主導」で「日本国外」による景気回復なのです。
日本経済本来の実力(成長力)ではなく、要はバブル期の過剰投資(設備、雇用、債務)が、ようやく減価償却され持続的成長可能な新産業や世界経済の流れを日本を中心に流れさせる、新しい考え方、グローバル戦略が日本の政治家や企業のトップにあるわけではないと思います。
賃金は上昇しがたく、若干上昇すれど、実は2005年の一世帯あたりの所得は減少しています。
国際競争を考えれば人件費アップではなく、配当に回す方が国民にも政府にも企業にも状況を改善させる方法です。
日本のやり方でいいと思っている限り、企業は成長しないでしょう。
他が高い成長をしているだけに相対的に順位が落ちます。
いかにして成長国の成長企業の株の50%を抑えるべきか考えるべきです。
技術提携など愚の骨頂です。

三角合併解禁で外資が脅威?
むしろ外資から見て魅力があるかどうか?
そっちの方を気にするべきでしょう。
一般的にあちらの女性は声をかけられる&口説かれる側なので男性側からでないとほぼ確実に恋愛関係に発展しませんが、では女性側が常に受身かと言うとそうでもありません。
むしろ日本以上に女性側に選択権があるとハッキリしているので、相手の男性の魅力によっては女性側がアプローチをかけてきます。
もっとも日本のように放課後呼び出されて「付き合ってください」とかいうパターンではなくて、「あなたが私に興味があるようだから付き合ってあげてもいいわよ」みたいな・・・プライドの高さも同時に感じます(笑)けれど、そういうシチュエーションに持って行くための戦略を友達などを通じてしてきたりします。
企業のグローバル資本戦略も、同じだと思います。そうしないと常に守勢であり、いつか敗れ去ると思います。
中国の政府と企業、日本のバブルを研究し尽くしています。だから中国の為替政策、銀行の国際戦略、リスク管理は世界標準レベルです。日本の金融業はあまりにも「日本」にこだわりすぎて、香港の伝統を持つ中国に抜かれると思います。
日本企業にすら海外では付き合ってもらってるレベルです。
私達は、例えば海外の株を買おうとしても、日本からだと非常に選択肢が狭いでしょう。香港やシンガポール、アメリカとは全然違います。ADRでなくて東証でJDRが買えれば良いだけです。
おかしいと思いませんか?
世界一の金融資産は日本国にあるのですから、そういうサービスはいずれできると思います。問題はそのスピードが他の国より早いか遅いかです。


なかのひと



安倍様、福井様、金融庁様

2007年03月03日 00時05分17秒 | 政経、歴史、スポーツなど
現状はSQを控え先物の動きを注視する格好で、目先の出来高が減り、1~2週間は調整であると思いますが、個人的な考えでは基本的な景気動向などは一切変化がないので今まで派手にあがっていない日本の株価が調整色を強める期間はそれほど長くはないと思っています。

現在日本の置かれた状況を見ますと、さまざまな諸問題を抱えつつ、政治家と役人の無能の為に図体ばかりがでかく、そのどれにも対処はできずにまさに八方ふさがりな状況ですが、少子高齢化と巨額の財政赤字という二大要因に問題意識をフォーカスすれば各個撃破により日本の将来への不安は解消できると思います。

具体的にはまず少子化対策として①日本国民の純増、②移民の受け入れを図ります。①に対する対策は、a残業代の大幅引き上げて自然に残業が減るようにし、
b育児休暇を男女とも大幅に拡充し、c職場復帰、昇進面での待遇、年金と転職制度の整備です。
②については、当面の課題として不足する青年層を補充してしまえばよいのです。
働きたい日本の若者はそれほど多くなくても日本で働きたい外国人など無数にいます。もちろん質が大事ですから、日本語検定を活用してワーホリを制度化し、日本国籍取得を条件とし、正社員、昇進面などで気を使えば非常に知的で優秀な外国人が日本に来たがっている事を日本人はあまりにも知りません。
素晴らしい事に今世界では空前の日本ブームという「神風」が吹いていますから。

次に巨額の財政赤字対策ですが、これについては増税の前に歳出カットしないといけないと思います。なにしろバブル景気時ですら赤字財政だった国です。バブルを超える高度成長が20年続いても返せるかどうかの巨額の借金なので常識的に考えて返せるわけがないです。
返せるどころか金利が3%超えたら、一年の税収の全てが利息の返済のみに消えるのではないかという状況なので、流動化企業の破綻の前に国家がクラッシュして日本経済がなのでいかなる日本株もダメだと思います。
無論我々に投資するお金が手元に残されていればですが、それすら・・・・・・だと思っております。
これに対する対策は、ただ一つ緩やかなアセットバブル政策しかありません。
そして少子高齢化による所得税収の落ち込みを逆転の発想で乗り切ります。
まずは現状を整理して考えれば、a政府は税収が欲しい、b国民は高齢化し労働生産性と給与所得は落ちる、c企業は国際競争力から賃金と法人税の引き上げは難しい、です。
これを一気に解決する方法は一つしかありません。それは即ち金融立国にし国民の所得を、いままでの給与所得一本から、給与所得+投資所得にするのです。
政府は税収が増えるし、若者には高賃金、高学歴向きの仕事で、年配者には今までの蓄積を取り崩すどころか増やし、同時にシニアの社会人経験を活かすことが出来ます、そして景気の良い日本に外国人の優秀な学生が殺到し、彼らに不動産を貸すことが出来るのです。
で、ここがもっとも大事ですがこれは先にお金持ちになった国の特権ですから発展途上の国や貯蓄を使い果たした国にはマネーならぬ真似が出来ないと言うことです。
加えて、株高になれば日本企業は、世界中でROEの高い外国企業をドンドン買収できます。なにしろ、日本企業はROEが低いので買収すれば買収するほどROEが高くなるのです。そうです株価がますます上がります。
そうするとですね、海外子会社の利益は全て日本の本社に集まり納税され、配当される事になります。資源もない、昔のように植民地も持てない日本にとって、これ以外に道はないと思います。

そのためにやらないといけない事は金融市場の整備です。
それは投資家のリスクとリターンに全体として一定の公正な法則を保ち、インサイダーや粉飾決算を徹底的に規制し、株式の税制を引き下げるのです。
既に法人税だけでなく、世界的に投資減税は競争になっており金融立国の競争は各国政府では緊急課題です。
尚、投資減税は必要だと思いますが、投機は規制または教育したほうが良いと思います。
日本の場合は、馬鹿な役人に支えられた自O党と30%に増税しろなどとおっしゃるアホがいる野党しか事実上候補がないので大変嘆かわしいですが、現代日本の最大の特徴、きわめて優秀で各国から見てうらやましい民間とダメダメな官の法則はこの分野でも明らかで、何より国民が莫大な貯蓄を持っていますから、外資系金融が欲しがるのです。
自分も出来ることなら海外よりは日本株に投資したいと思っています。
安倍様、福井様、金融庁様、どうかもう少し勉強してください。
この国のために・・・ね
そんなわけで、最近NHKでやってるドラマ
http://www.youtube.com/watch?v=ytFJOoNLA8I
に嵌りながら、「腐った日本を買い叩け」とか言いながらトレードしています(笑

イスラムはけっこう楽しい

2007年02月04日 22時45分09秒 | 政経、歴史、スポーツなど
イスラムについては、創始者マホメッドの言葉とそれ以降の宗教指導者の由来による戒律、言葉などを厳密に区別してみると、仏陀であっれイエスであれ、あらゆる宗教の創業者に共通の特徴が見られ、決して対立的でもなければ戦闘的でもなくむしろ妥協的でその時代にあった人々の価値観を変え、特にマホメッドですがむしろ新しい秩序の確立と一人一人の庶民の幸せを向上させることに非常に熱心であった様子が伺え、むしろ政治家であったような気がしますし、そういう彼に宗教指導者というよりもむしろ謙虚さと寛容さを備えた知識人だという気がしてとても親しみがあります。仏教は正確にはマホメッドが共存を望んだ宗教ではありませんが、それは単に地理的に遠かっただけの話でキリスト教にも意外にも理解が深かった彼なら仏教について良く知っていたならば間違いなく共存すべき宗教として戒律を残したと思います。
しかしながら、彼が理解し共存を望んだキリスト教やユダヤ教はイスラムに対して、十字軍に見られるような排他的というよりは抹殺主義で応じました。
十字軍との戦いは凄惨を極め、その中で本来マホメッドの教えに忠実だった穏健派は、怒れる民衆の前にあたかもパレスチナの強硬派ハマスの勢力拡大に押される様にしてかき消されていったように思います。
また、既に一大勢力となったイスラム教にはその教団の幹部や利害に群がる制度が出来てしまい、いつの間にかそれが神の望み、マホメッドの伝えた事という形で利用する人たちが現れてしまいます。
それはあたかも大企業のカリスマ経営者や新興宗教教祖、専制君主などに群がる側近のようなものです。
しかしマホメッド自身は多くのそれらカリスマよりも一段人物が勝るようで、大変な大宗教になったのですが、その側近に対する態度、選ぶ人材の性質、糟糠の妻への配慮などまさに尊敬すべき立派な人物です。
むしろ少々打算的で宣伝が上手なイエス(しかし、イエスはユダヤ教の因習に挑んだ改革者でもあります)よりも一人の人間として魅力的だと思ってます。
また、イスラム教徒ではありませんがその制度、文化なども中に入ってしまえば微細に良く出来ていて住みやすいような印象を受けました。
ただですよ、自分がイスラム教徒に向いているかというと宗教とは全く関係なく、フェミニスト的なところがありますので、ちょっとイスラムの男として似合わないような・・・(笑)と思ってます。

ところで、イスラームの人達と日本は比較的友好的な関係が続いています。
いちよう仏教国(まさにそれなりだと思いますが・・・笑)にかぞられる日本は、キリスト教徒とのようにイスラムとの間で過酷な歴史がありません。

ただキリスト教徒をかばうとしたらイエス自身が人々の為にユダヤ教の既成秩序と戦ったことに由来し、それが他宗教への排他的な傾向へ繋がりました。
要するにイエス自身は、意外にもカトリックに対するプロテスタントのような宗教改革者なのです。しかし、ユダヤ地方の中の宗教改革、しかも結果的に彼自身は敗れます。それを民族を超えた世界宗教までに高めるキッカケを作ったのは、イエス自身よりも12人の弟子達と、歴史的なローマ帝国の崩壊への過程が重なったからです。

イスラーム諸国もまた未だに政治は完全に宗教から自由ではありませんが、イスラムの知識人層はたいがい海外留学経験がありますので実は世界を良く知っています。

話を戻すとして日本がイスラム教徒に比較的好意を持たれているのは、優れた製品や経済発展などもありますがそれは程度は違えど台湾、韓国なども今では一緒です。
日本の独特の歴史的理由の一つは、「アメリカと戦争をした」という点にあり「アメリカ」は欧州人ですらそうですが、世界中で嫌われています。
よく言われるのが彼等から見て不思議な「なぜ仕返ししないのか?」という点で、まあこれは説明していて自分も嫌になる事の一つです。
同じく嫌われ度で二大ブランドの国が、イスラム諸国では19世紀から20世紀にかけて欧米の植民地化に苦しんだ時代があるので、ロシアが嫌われています。
先ほどのアメリカが嫌われる理由の一つにイスラムから見て新しい植民地主義に見えるというのもあります。
ロシアに近い国々では、現実に植民地にされた国も多く、スターリンによる強制移住やらで憎悪に近い感情を持つ人も居て、思いっきりロシアに経済、人材で依存しているのに、仲良しの友人に食事の席で「ロシア女性なんかどこがいい?イスラムの女性は夫に尽くす、僕に妹が居るんだが・・・」といわれた人も中には居ます・・・しかもやりとりはロシア語でだったりします・・・
まあ最近帰ってきた人によると、前首相がアメリカに媚びすぎたためにイスラム圏は微妙になったという人も居て今はどんな状況なのか分かりませんが。
一方でドバイとか大変な開発状況だと伝え聞きます。
正直、一部産油国は戒律があり、物価が超高くて余り楽しめそうに無いので、行ったことが無いので良く分かりませんが。
少なくともトルコや北アフリカのイスラムの人達はけっこう人懐こくて楽しかった記憶があります。食べ物もおいしかったし・・・


昔々あるところに恋をした少女が・・・

2007年01月27日 03時09分16秒 | 政経、歴史、スポーツなど
昔、自分の教区を持たないが野心的で知恵もあったドイツの修道士が、食いはぐれた貴族の次男、三男や農民、盗賊まがいの傭兵などを集め、非キリスト教徒との住む土地だという理由でキリストゆかりの聖地でもないのに聖戦を宣言しいわゆる十字軍を名乗り攻め込みました。
彼の野心的試みは成功し、神の国というよりも彼の国は後々ローマ法王から正式に大司教に任命されドイツ風の教会を中心とした一大都市を築くまでになりました。
もちろん、そこには地元の人と地元の王が居て、血なまぐさい異民族征服の歴史が何世紀か続きました。

時代が下り、宗教改革の時代に英明な王の下、王政を確立した隣国スウェーデンがこの都市の支配者となります。
しかし、都市の住民は宗教的な対立、商売上の利害、言葉の違い、等などの理由でスウェーデンの支配を受け入れざるを得なくなっても、同化は拒む事を決めました。すなわち、都市の住民は一切の外国人と会うのを禁止されたそうです。

スウェーデンは城壁の外に駐留軍の宿舎を置き、駐留する兵隊は都市へは写真の門を利用して行き来したとか。
ある時スウェーデンの兵隊と恋に落ちた少女がこの門を通り密かに恋人に落ち合うようになります。
しかし、この少女は見つかって捕らえられてしまい、規則違反で門の内側に塗り込められたそうです。
それ以来、ここを真夜中に通ると、娘のすすりなきが聞こえる、といわれているそうです。

綺麗な娘さんが多い国ですから、個人的には若い娘さんの恋するエネルギーにかなうものは何も無いのであまりにもかわいそうに思い、なんちゅー酷い事をするんだとも思い、どうも不吉なので余り近づく気が無かったのですが、失念していて写真を撮ってしまいました。
ブログに書くことで許してもらおうと思います。

自分が身勝手な個人主義のためなのか、恋を優先する少女にシンパシーを感じて、宗教とか社会とかが人間性を否定する方向に行くとコワイし不幸なことだと感じてしまいます。



核実験、他人を見て我が振り直す

2006年10月14日 00時24分39秒 | 政経、歴史、スポーツなど
まずは、些事から始めます。

まず全体的に最近の短期売買のイメージはこんなカンジです(笑)
http://xn--youtube-xq4f7mkh.net/article/1360424.html

回転を試みる投資家は、水曜日に大きく下げ、その日のうちか翌日の寄りに買い戻すのがセオリーでしたが、水曜日は大口が揺すっていた(よく捕まらないよねー・・・笑)ので、まあタイミングは見計らえたと思います。
とはいえ、これも毎日見てれば当然ですが、結局のところ大口による「最後の時間までに」という名づければ「な~んだ」相場になることは、予想できました。
よって回転を試みる投資家は当然毎日見ているであろうので、今回は比較的楽に1割前後幅を取れた人が多かったのでないかと思います。

しかしもう少し一週間ぐらいを流れで見てみると個人的にはいつも自分が使っている日足チャート、テクニカル指標ではホトンド兆候が無かったので前日のうちに行動するというのは出来ませんでした。
まあ、実は休日はさんざん脅されたおかげで火曜日は歯医者に行ってまして一日中ブルーで家でトレードしてなかっただけですが・・・。
おかげで売り損なったし、あくまで水曜日は日頃毎日トレードしていることからの反射神経の良さでした。
ここまではダヴィンチに関してです。

そもそも水曜日にいつ堤防が崩れるか?と思ってみていたのは、アセットの件です。上方修正出してくると思ってましたが利益面では何の修正もなしであった&連結範囲の修正の裏を読むという観点から下げるんじゃないかな?と思ってましたが、新興全体の流れが容赦なく覆いかぶさったというところではないでしょうか。
しかしながら、アセットにとっては通期の半分に過ぎず、上方をちょっと前にだしたばかりなのでここでは出さなかっただけだと個人的に思います。
また、ダヴィンチよろしく売り惜しみしているのかもしれませんしね。
また、セクター全体で見ても不動産流動化以外にどこを買う?と言いたくなるような状況です。
あえて言いますが新興の下げは当然です。なぜならもともとそれほど実力の無い会社が多かったからです。しかし、猫も杓子も悪者にしてしまうのが日本人の極端な傾向が出やすいところで、例えばネット企業でもまともに利益を出していて投資家を向いている会社もいくらかあります。
そういう会社や流動化関連でまともな会社であればそろそろ新興にいる意味も薄れてきたな~というのが最近皆さん思ってることだと思います。
なぜなら、大型のほうは全体的にもちゃんと株価に見合う業績だしてきていますから、株価は堅調ですしね。増益幅から見れば今の辺で妥当ですし。

それにしても空騒ぎの姉さんのVテクの空売り・・・お見事としか言いようが無い。
下方修正を加味計算して(したがってファンダメンタルで売買しています)、木曜日に空売り参入でリスクヘッジで全然関係ないですがやはりからファンダメンタルOMCカードを買って、遊んでいました。
最後の最後でストップ安手前まで行っていたので、適当なところ買い戻したのがラッキーでした。今日の引けまで持ってたら・・・。
言うまでも無く空売りが最強に難しいというのはかな~り本当で、過去最大規模の失敗は、すべて空売りの失敗でした。

この日は短期売買で流動化を14時30分ごろに買い戻すか、ある銘柄の未来にかけるかで、迷いました。
これは要するに80点で終わるか、リスクを承知で100点を取りに行くかという選択肢で自分の場合は100点をとりに行きました。
失敗しました。
ある銘柄とはMKキャピタルです。
2連荘なら指値、3連荘なら成り行きのS安に逆張り入れる覚悟でてぐすね引いて待ってましたがアメリカがああも上がっちゃあしょうがないですね。
今の値段ならば、毎期40%成長で希薄化考慮して絶対的に安いとは言えず、見送りました。
このために昨日買った場合に比べ今日は出足で大きくとり損ねました。
ただ、個人的にこういう失敗(より高い挑戦ありき)はOKだと思ってます。
そして、本当に難しいのは月曜からの相場でしょうね。
大きく崩れたとも、順調に上がっていくとも言い切れず、昨年と1昨年の11月ではまったく異なった11月だったのですが、近づいています。
いざ決戦です。


さて、ヤマモさんに振られた話題ですのでお応えしようと思いますが「北朝鮮の核実験についてどう思うか?」ですが、私個人では一言で言えば、
「弱い犬ほどよく吼えるなぁ・・・(笑)」と。


モット具体的に言いましょう。
まあ、現実論で叩くとしたらアメリカしか出来ないわけで、北は放置しておけば必ず核を持つでしょう。それも可能な限り時間稼ぎをしながら、なるべく早くもつでしょうね。
そんなのは10年以上前からわかっていた事で、アメリカで共和党がクリントン政権が放置したからだと言ってますが、10年前クリントンが攻撃を主張したのは有名な話で止めたのは日本と韓国です。
北がやってることは止めた国が間違っていたことを証明しているだけです。

また、中ロはアメリカだけを見て反対していますがコレについては中国の立場を考えればよいわけです。
中国は、北朝鮮体制の崩壊(の悪影響)よりは北が核を持った方がマシだと考えています。とりわけ武力制裁の結果、親米政権が出来ることを中国には最悪のこととして国境を接しているだけに恐れているわけです。
しかし中国のこの前提は、ひとつの視点が抜けています。
それは他の東アジア諸国がどう動くか?ということです。
日本が核武装をする。考えたくは無いですが、日本が核兵器を持つのは、中国からは技術的にも道義的にも日本の核武装を止めるのは国民心情以外には不可能です。
すると韓国もあわててするでしょう(笑)。
中国を抱える台湾も続くかもしれません。
それで、中国は満足か?と問いかければこれは北朝鮮の問題ではなくて、もはや北朝鮮などは中国にはどうでもいいレベルの話になってしまうわけです。
今この辺りで米中の駆け引きがあるんでしょう。
どうせ日本だって、韓国だって北朝鮮に武力制裁する実力なんかありゃしませんから、あまり表に出ないほうが良いです。


世界中で核兵器を保有する国は続出してますが、実際に先制攻撃で核を使用した国はアメリカだけであり、使われた国は大日本帝国だけです。
もちろん明白な当時の国際法違反です。
これ以上、防御的に核保有をするの説得力ある説明は無いです。
国力的に許されるかどうかは疑問に思いますが・・・。
日本で報道される北朝鮮関連の報道や国際関連のニュースを見ていて思うのは、この国は本当に平和だったんだなーと思います。
やや、右傾化した今ではネガティブな意味で「平和ボケ」と使われますが、世界に出て外からの意見を聞けばそれは「素晴らしい」と言われますね間違いなく。
だから僕も世界の常識で見て平和ボケは素晴らしいと思います。
ついでだから止めを刺しておくと、「平和ボケ」を批判する人もたいして昔のことも今のことも世界のこともしょせん良く知ってはいませんから(笑)。

例えば靖国&教科書問題で戦前の大日本帝国については、明確に過小評価と過大評価しています。

まあ、全部説明するのは圧倒的にメンドクサイのですが、
実際の戦前の日本国とはどういう国家だったか?というのは、以下のサイトでも見れば普通の感性の人はああ自分もバイアスがかかっていたなと大体わかるかと思います。
http://www.luzinde.com/
以下の辺りは、虎に食べられたり、敗走したりですが実はまだマシな部隊(指揮官がアレな日本軍ではマレに見るほど良かった)ですがそれでも読んでいてウツになります。
http://www.bea.hi-ho.ne.jp/odak/index.htm
ニューギニアなんて・・・
http://www.psc.ne.jp/yoshimoto/newginia/index2.html
これなんて記事内容は本当なのか?と思わずにはいられませんが、まあ反抗的な健康な兵隊を「終戦以後」に処刑して、肉として食べた事を追求していた人がいたぐらいなのでこの程度は本当かもしれない・・・。
http://www.midori-kikaku.com/mariko/j-ist01.html

まあ、要するに何もわかっていない人達と言うのは感情的な身びいきをしてしまうものでそれは第三者から見た韓国と北朝鮮の関係を見ていれば良くわかります。
今の北朝鮮の置かれた状況は、1941年に日本が置かれた状況よりも遥かにマシでしょうが、どっちも自業自得というのは歴史の真実ですね。
(もっとも1941年の日本は当時の世界での実力では北朝鮮など比較にはなりませんけどね)

核兵器開発に取り組んだのでは実は世界でも圧倒的に早く取り組み、挙句の果てに研究チームからはノーベル賞学者を複数出すレベルでしたが、それでも仮に時間があっても完成しなかったであろう国力しか当時の日本は持ってはいませんでしたけどね、それでもアメリカが落とす理由にはなってしまうでしょう。
そうです、北朝鮮が核を持ったとして、かっての日本のようにそれが本当に抑止力になりえますかね?そこまで時間を稼げるんでしょうか?
で、散々苦労して完成させて、それからどうするの?
先制核攻撃なんか出来るとでも?
そのように思います。



北方領土と日ロ関係

2006年08月17日 19時14分08秒 | 政経、歴史、スポーツなど
北の方でもめてますね、今回外務省の対応は拙速だと思いますがことここに至ってはああする以外にない役人の立場もわかります。
地政学的リスクと唱えて売り買いの理由にする(本当は投機筋がそれで儲けたいだけなのでしょうが・・・)今日この頃のマーケットですが、隣国全てで国境問題がある国も珍しいですが、まあこれは日本の不手際というよりは親会社とでも言うべき某国の親中嫌日の大統領のせいなのですが、彼の政治的力量はそれだけに敵ながら見事ですわ、対する当時の日本の首相ときたらゴミ箱あさる生真面目・・・そりゃ勝てんよな・・・・・と思うことしきりですが彼の叔父さんには別の超大国と争い、窮地を救ってもらった上に、ホトンド引き分けにもかかわらずそのお陰で今日の日本の国際地位があり、勇敢ではあったものの自国民の頭の悪さからWW2では随分、減らしたのに今でもいちよう準常任理事国にあるという恩があるので貸借合ってるような気がしないでもないです。
などとドウセナラ一つの文章を思いっきり長くしてセンテンスをゴチャ盛りにして、ひとりで満足しているうさでございます(爆)。
まあ文法などはどうでもいいのですが、予断ですがA級戦犯でもあり愛国者であり、総理の器では全然無かった生真面目な開戦時の首相は、私の考えでは文法にうるさい国語教師でもやって、生徒指導として毎朝、校門に立っていた方が本人も幸せではなかったのではないか・・・などと考えてしまいます。
そういう先生たまにいますね・・・(笑)

北方領土問題は難しいですが、多面的に考えてみる必要があると思います。
それは現在の正確な現状認識、過去の経緯、未来にどうしたいか?という三点セットを日ロ、第三国の立場で分析し、妥協が可能か?、利益があるのか?さぐる暗中模索の道だと思います。

 無論、私は今に至るまで物心ついたときから終始一貫して北方四島は日本固有の領土であり、場合によっては武力奪回も辞せずと過激なことを主張しておりますが、いちよう平和憲法護持派であり、財政均衡最重視、リベラルで女好きなのでいろいろと都合の悪い側面もあり(笑)、しょせん個人レベルの勝手な解釈がころころ動いているだけなのだと自覚しております。
現実には政治的な主張で北方領土に関しては極右のどっかの都知事(都は一つしかないか・・・笑)と他の事はホトンド全部間違っている平成の能無し貴族のような日本共産党(爆)が、千島樺太交換条約をベースに千島全島の変換を主張しており、これに関しては賛成でした。
しかし頭は悪いものの愛国者の悲しさか、絶対に話題にしない方が自分には都合が良いのにロシア人と話すときは、必ず話題にしています。
それは日本の主張や歴史的立場をロシアの有権者に少しでも可能な限りアピールすべきだからです。
基本的には靖国問題も一緒ですが、国内がどうのこうのよりもそれを海外の他国民に如何に納得させるか?それにつきます。
だから、そのための努力を全くしない右傾化は単なる精神病に海外からは見えるのです。無論、こっちも向こうを精神病と思っている雰囲気はありますし、密かにそのとうりだと思わなくも無いですが(笑)・・・。
しかし、庶民はそれでも仕方が無いでしょうし、それでいいのです。
許しがたしは外交のプロ集団である政府の無能だったりするのです。

ここで振り返ってみますと、先日の靖国の話でも触れましたが「昭和史の天皇」という優れた近代、現代日本の良書があります。
私がこれに最初に興味を持ったのは、「占守島の戦い」に関する詳細な報告が載っていたからです。
自称右傾化したみなさんは某右翼漫画家が書いているので、極当然に知っていると思いますが、その程度も知らない人も多いのでこのままでは領土などは減る一方ではないかと危機感を持っていますが、この「昭和史の天皇」はホトンド全く語られることの無い占守島の戦いを小体、分隊レベルの報告も交えて実に詳細に書いています。

知らない人のために要約すると1945年8月18日から8月21日まで、ソビエト軍と日本軍の間で行われた戦闘で、将兵が1945年の日本軍にしてはノモンハン、ガダルカナルの生き残りであること、米軍の爆撃、潜水艦で輸送が不可能になった他へ転用予定だった占守要塞の武器弾薬、食料が豊富であったことなど、ソビエト軍がその有力な機甲戦力を上陸できなかったことなどから、日本側が優位に戦闘を進め、それどころか総攻撃をかけて一気に殲滅しようというところまでもっていきます。
まあ、終戦後なのでそもそ必要の無い戦闘だともいえるのですが、下記の成果を上げた為にやる価値のあった戦いだと個人的には思います。
すなわち日本にとってもっとも重要なことはこの戦いの結果北海道がソビエト軍の支配地域とならなかったこと、民間人婦女子の避難に成功したことです。
まあ詳しくは下記を読まれれば大体解るかと
ttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%A0%E5%AE%88%E5%B3%B6
ttp://www2s.biglobe.ne.jp/~nippon/jogbd_h13/jog203.html
こんな小さな島での戦闘が満州、朝鮮での戦闘以上とは・・・。
個人的な意見では早いところ、A(アホ)級戦犯の引越しをすませて、彼らのアホさ加減のお陰で大損害をこうむったわが国の国益を土壇場でちょっとだけ取り返してくれた戦闘の犠牲者に感謝を込めて早くお参りがしたいです。
これを知った頃は、中学生なので自分でも記憶に不確かな部分がありますが、そういうわけで北方領土は基本的には日本の固有の領土であると思ってます。

ですが、大人になる過程で当然知識とか考えが深まり、戦中の軍人、官僚のミス、戦後の政治家、官僚のミスがあることに気付き、アホか・・・と思わなくもありません。
これのことを日本ではどうして誰も言わないのか不思議ですが、裸の付き合い(笑)のロシア人の論客には必ず突っ込まれ苦しい防戦をするわけですから国際的には知っていないといけない項目です。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8C%97%E6%96%B9%E9%A0%98%E5%9C%9F

特に第三国から見たこれは非常に痛い現実です。
http://www.gregoryclark.net/jtmarch05.html

で、思うのですけどどうも、既に過去の政治判断のミスから既に永久に失われている気もしなくはありませんが、経済にしても政治にしても外交にしても教育にしても隣国の主張がどうのというよりも、国内の無能な政治家、役人とりわけ選挙を得ていない役人のミスはやはり刑罰しかないと思うのです。
だから、A級戦犯は象徴的な意味で日本人の手で死刑が止むを得ないというのが私の意見です。
アメリカの経営、日本の経営にしても思うのですが日本に足りないのは他の良いところだけを熟慮の上で急速に取り入れるということです。
何事も身びいきな議論ばかりでは将来が先細りになるだけです。

ああ、もちろんですがロシアとの一刻も早い領土解決と平和条約の締結が必要だと思っています。
日本のためでもなくロシアとでもなく、プーチンがなぜ二島返還を申し出たかということをロシア的な政治事情で考えれば、たった一つです。
それは、ロシアの対中国外交です。
だから、それを真っ向から否定したのでロシアがいらだち、直近の日ロ関係は潜在的に非常に悪かったのです。今回のこともその延長です。
日本という国はせいぜい二国間外交、それも特に米国の主張に沿って行動していますので非常に外交能力は低いです。
今回も世界の地図で見ないと何もわかりません。
ドルや円だけ見ていれば良いわけではないのです。
今頃一番喜んでいるのは、日ロではなく靖国で所詮日本の内政問題だから手詰まっていた中国でしょうね。
ところで、中国はこのことを1970年代には予測して外交をしています。
北方領土の問題に当初一番熱心に支持したのは実は中国で、度々根室に中国の外交官が来ます。
なぜでしょう?
それは中国自身は日本とは比較にならないほどの国境紛争をロシアと潜在的に持っているからです。
すなわち、「北方領土返したら我々中国も黙っていないぞ!」ということで、実はロシア側の最大の懸念もココなのです。
なにしろ、帝政ロシア、ソビエト連邦は無茶苦茶やってますからね東アジアでは・・・。


奥様は外国人

2006年08月08日 02時27分37秒 | 政経、歴史、スポーツなど
率直に思っていることを書きます。
異論反論、それは違うだろうと思うことあるでしょうが、そんなの回りに気を使っても書きたいことはかけなくなるわ、文章は冗長になるわ、日本にありながら議論、ディベートが出来るのがここの素晴らしい点でしたので、配慮は本当の有意義に繋がらないのでいい加減遠慮はやめようと思います。
個々人の主義主張にはいささかご趣旨に添えない面もありますが、なにとぞ大目に見てやって下さい。

・昭和天皇のメモ
全体的な印象、さすが天皇陛下、世界史の中でまれに見る英明さがあまり見られない人畜無害王室(ゆえに世界でもまれに見る長命王室)の中でも、5本の指に入る英明な天皇陛下であらせられた方、同じく歴史を学んだものとしてその論理、判断に異論の余地全く無し、おっしゃるとうりです。
不満そうな政治家は・・・本物のアホなのかそれとも政治的都合か・・・

ちなみに、私の考えではA級戦犯は例えば東条さんのおかれた立場、良い所も知っていますがそれでも、日本国民に対す不利益の罪で当時の「役人」の最高責任者として死刑または無期懲役。案外、A級戦犯の遺族はともかくこれは軍人の端くれだった本人自身は望んでいたような形跡もあるのです。
広田弘毅は本当に気の毒だけど・・・
とりわけ、戦死者の中に東条さんに政治的に殺された方も多数いますが、なぜに御霊が休まるのか?理解に苦しむ。
尚、今の政治家・役人は、法律守って栄養失調になったり、ゴミ箱視察した総理大臣の爪の垢でも飲みなさい。
それと、上に書いてある内容程度も知らなかった人は、せめて昭和史の天皇(読売新聞社)ぐらい全巻読破してから反論して下さい、もっとも私も初めてこの本を図書館で読んだ頃は14歳でホトンド何も知りませんでしたけど。

・社長の奥さんは外国人
経験則上、恋人にするならOOOO人とまで言われる国の女の子が皿洗うのなんか見た事ありません(キッパリ)。
ハッキリ言って想像すら出来ません(笑)、疑問に対する答えは私自身が浴びせられた言葉ですが(以下意訳)「そんなもの、汚いと思ったほうが洗えばいいじゃない!」・・・おっしゃるとうりでございます。
そして経験則上、世界一ルーズなOOOO人女性、同盟国でありながらアラブどころか実は世界中に嫌われているOOOO人(ゆえにこの国の外交と密着同伴は・・・ちょっと考えた方がいいかと)、日本とは比較的に近く私は子供の頃の淡いお話から必然的に好意を持ってしまうOOOOOOO人女性など現代の先進国の女性を見る度に、そりゃあ、ああも自己主張が激しくてはメンテナンスが大変でしょう。
ハッキリ言いますが、なぜに日本で猛烈に仕事していて家庭生活大丈夫なのかな?というしょうもない疑問です。
確か著作では故あってアメリカで暮らしているようなのですが、その頃はアメリカ在住でその後日本で起業しているのですが果たしてそれで上手くやっていけるのだろうか?という疑問です。
少なくとも自己主張のかなり強い、いわゆる西側の女性と恋人は、ともかく結婚生活となると不可能ではないかと・・・と個人的には思うわけで、この前のIRでふと銀行への差し入れ有価証券を見たときにあらぬ疑問が・・・。
まあ、世代の違いがあるんでしょうが自分は社長のように、奥さんをコントロールできる自信が正直ありません・・・(笑)

コメント返信

ニコラスさん

そうですよね、最近ダヴィンチ物件東京の都心では加速度的に増えてます。これが1兆円とそれ以前のレベルの資金力の違いか・・・と正直怖いやらうれしいやら。
でも、ニコラスさんこういう時こそ実際に見た感情が大事なんです。
僕も内心ではいろいろ思うところがあります。
時々思うのですが「見るべき程のことは見つ」と言えるように心がけていますが、なかなか24時間では足りませんね~。
でも、僕らは人間ですから素晴らしいことにコミュニケーションをすることで共有することが出来ます。みなさん、感じたことを率直に書いて意見交換しましょう

かまきりさん

実際に自分も主に電卓でですが(とらぬ狸というやつです・・・)軍艦ビルのシュミレーションを自分ならどうやって付加価値をつけどうやって投資家に最大利回りを還元できるか、いろいろ試行錯誤してみますと、案外こう物事が見えてきますよね。自分で考えた上で、自分の意見を述べる。
そういう姿勢がカマキリさんにある事が素晴らしいと思います。
旧いビルへの融資は、実は海外ではもっと多いです。というか100年以上使ってるビルもざらだし、日本は耐震基準がけっこう厳しいのでもともと骨組みはけっこう丈夫に作られているんです。ところがこれがレンダーになるとやはりそういう経験、実績を持つ外資の銀行が多くなるだろうという意味で、そうなると今のアメリカで盛んなリファイナンスのテクニックが使われるだろうという推測です(ヒント多すぎかな?笑)

moguraさん

そうなんですよ、私の周りでも聞く限りはオフィスには需要こそアレ、引っ越したという話まで行ってないんですよね。
ただ、これだけで判断するわけにも行かず、いろいろと裏を取る必要がありますが個人的には少々強気です。
後は世界と日本市場と単体の企業の業績とその間でどこに落ち着くかな?というのできまってきそうですね。
しかしスケート場で、次に団地、よく知ってますね~、いやこの手のことは実際に見た人、経験した人、専門家には全然かなわないものなのですよね。
知れば知るほど自分の無知を知るというところが本当のところです(笑)

kogumaさん

性格的には自分ぐらいオープンマインドで無国籍的な人間もいないのじゃないかと思うのですが、一方で語学能力には自分ぐらい鎖国が向いている人間もいないんじゃないか・・・などと現実を思い知る今日このごろ。
十代の頃から随分と時間と努力を投入したのですがどうもね~効果が出ませんわ(笑。
こりゃあ、M&Aで時間を買うかなというのが外国人と交際する理由だったりします(爆。
しかしながらオープンカレッジとは勉強熱心ですね、なんでも米国では高度専門職(弁護士など)とかはたまた中小企業のCEOの比率は女性が圧倒的とか。
それのみならず現代は日本でも大学生の頃から勉強しているのは大抵女性という例ばかりで、どうも女性の方がいきいきしているように感じますよね。

けんさん

なかなか良い旅しているじゃないですか。うらやましいですよ~。
自分は主に欧州方面が多いのですが友人にはアジアどっぷりの友人がいて、彼の話から絶対行きたいと思っていますが、やっぱりいざ行くときとなると現地の友達がいるところに先に呼ばれちゃうので、先送りしまくっています(笑)。
ルビーといえば、子供の頃見た映画で「ビルマの竪琴」という映画あるのですが、その中で遺灰の代わりにルビーを入れるとかそんなシーンがあったように思います。ちょうど今のシーズンにはどこかで放送されるかもしれませんが、最近はああいった映画もあまり流さなくなったことに時代の変化を感じています。
ようするに遠い昔の話になり、他人事になったのだろうなと思います。
でも、ルビーはあくまで素敵な女性に贈るものであって欲しいな~と思うのでそういったビジネスもちょっといいですよね。

アルハンブラさん

「10%の~買うと」なんとそんなお話してましたか。初耳でした(笑)(忘れてるだけかも・・・)
でも、らしいちゃらしいですよね(笑)
せめてもう一寸個人にIRしてくれとは思いますが(苦笑)、そういう意味じゃあ結局経営者なのですよね、自分も最終的には同じような心持でいます。
しかし、皆さんいろいろな情報源を持っているものですね。スバラシイ

単身赴任さん

天窓、雨の音を聞きながらもオツですし、空気の上下の流れも考えると案外あったほうが涼しいこともありますよ(特に夏)
やはりこの季節、雨が降るとうれしいですよね、夕立とかで激しく。
中学生の頃なんかだと放課後に雨ですぐ帰らないときは、気になる女の子と仲良く話すなど楽しかったですしね、そこからほどない年頃には突然の雨の中でデートというのも人生にあって忘れられないイベントですよね。
そう思って雨が大好きな今日この頃。
「天体観測」という曲があるのですがこの曲は20年後に奥さん子供に内緒で天窓から星を眺めながら、こっそりウォークマンで聴こうかと思ってます(爆
http://flash.hpno1.net/souko/tentai.html

らうさん

今見ると、若干恥ずかしいっス(笑)
あの会社は実はちょっと悪意が有る人たちも見ていたので書きませんでしたが、実は祖父の商売の取引先です。大昔の話です。

どんきぃさん

叩かれまくりと書きながら、しっかりどんきぃさんらしさ満載のコメント。
思わず笑ってしまいましたスンマセン。
でもまあ、どんきぃさんもちょっと加減すればいいだけですから、正直、僕でもそりゃネエよと思わなくもありませんもの。

けんさん

サンちゃんですが、実はこの行使期間中が勝負と思ってます。昨年のチャートを見てどうだったか考えてみると、案外明るく見えません?
基本的にはEPSの増加に繋がっていることなので、良い増資&必要な増資ですが
それでも今の相場状況ではきついですから楽観は出来ませんが、中身がよくなっているのはそうでない大多数の株より何倍も安心です。

しょさん

まあ、自分もたっぷり休んだので(強行軍の連続だった気もするが・・・)、このままじゃアカンと思うところまで、たっぷりリフレッシュしておいで~

白柴さん

駄目なのは株ではなくて企業でもなくて、たいていの場合は投資家自身ですって(笑)
もしかしたらそうした人々を投資家と呼ぶこと自体が間違っているのかもしれません。でね、そうならない対策法は、過去の進捗率を表にするなどからIRの癖を読むなどそういうことだけです。
つまり、今やってることがずズバリ正解です。
なので、一緒に気分まで落ち込むことは馬鹿馬鹿しいです。
僕はひねくれ者なので、人が明らめてるとシメシメと思います(笑

みようこちゃん

自分でらしくないなと思った話題コメントしてくれてうれしかったです
さて、実は僕は子供の頃、本当にある意味軍国少年で戦記や軍事マニアな一面があるのですが、ああいうのってどういうわけだか周りの友人には高校生ぐらいで流行して、世間ではさらに遅れて右傾化とともに語られるようになりましたが、個人的にはその後ある意味知性の進化があリまして、知れば知るほど戦争が怖くなったというわけです。しかし10年後にそれが突然発作のように出て全く自分の思い込みがとんでもない事件を引き起こしまして、以来堅く戒めて反省している次第です。
原爆記念館を見る頃には、もう戦争に関するには周囲の誰よりも詳しいといえるレベルには達しておりましたが知れば知るほど反戦、護憲と考えました。あの記念館の展示でありますよね、まともに正視できませんし、一度きりですが、卑怯者なのでまともに見る勇気が今もありません。
だから、何回も行くのは単純に勇気があるなと思います。
逆に一回も行かない人間は・・・だと思いますが。
どこ行っちゃうんでしょうね、我が祖国は・・・(笑

かこりんさん

マジですか、どうもそういう話を聞くのは初めてなのですがやはり被爆地周辺ではそういう話があるのでしょうか?
しかも、同世代だし・・・。お気の毒に。
いつも思うんですがそういうなんといって声をかけたらいいかわからないです。

bungchangさん

ありがとうございます。
しかし原発って必要なのか必要でないのか正直わかりませんが、リスク高すぎとは思うのですよね。特に欧州と違って日本の原発(予算の無理、無駄が多すぎ)は決して安くないですし、非効率の塊ですものね。


放射能の影響って?

2006年08月06日 22時55分05秒 | 政経、歴史、スポーツなど
今日は広島に原爆が落ちた日でしたね。すっかり失念していました、日本人失格ですが、外国人からよく質問され答えながらも同時に以前から自分でも疑問だったのは、原爆の放射能とかって、今も広島や被爆者の子孫に影響があったりするのか?という点です。
何やら、被爆者の人権問題もあるのでその辺りであまり出ないようにしているのかなと推測しています。

自分の記憶では確か20年ほどでいちよう放射能の影響は大方消えるというチェルノブイリの発表と20年ちかくたった後も相も変わらず甚大な影響を受けてる人々の生活をみたことがあるので、実際のところいつになれば彼らには救いがあるのか?知りたいと思っていました。
というのも、この話題はチェルノブイリの影響を受けた人たちにとって、まさに今すぐ知りたいことなので、この被害を受けた3つの国の人には、しばしば聞かれます。
逆に日本ではあまり彼らの考えや不安から来る非科学的な噂話の類を知らないと思います。ですが、ことこの放射能の影響を受けた人々は、いちように日本については原爆を落とされた国、にもかかわらず復興した国と言うことで非常に親近感と興味を持っています。
まあ、本当かどうかわかりませんが、自分が聞いた限りでは次のような話です。
「医者の薦めでは、子供を作るセックスをするのは国外でやりなさい」とか「生まれてくる子供の80%が何らかの病気を持って生まれてくるとか」「結婚するなら外国人男性がいい」という類の話です。
個人的にはあまりにも非科学的だなと感じましたが、これは20歳前後の若い女子学生の言うことなので近い将来子供を産む女性の間でそういう噂があるということはよくある事なのかもしれません。
また実際、過半数の若い女性が将来的に海外での生活を望んでいるようです。
当然これはいわゆる汚染安全地帯での話でして(危険地帯には外国人が入るのはなかなか難しい)食物とかいちよう政府の検査を受けているはずなのですが、そういう話も聞きますし、一方で日本政府の医務官情報によれば安全地帯でも特定農産物の摂取は避けるよう指導されていますので、やはり短期滞在はともかく長期滞在や現地在住者にはそういった影響が全くないとも割り切れないわけで、自分としては半信半疑のまま、判断保留にしている長年の疑問の一つです。
とはいえ、原爆の被爆者認定の裁判が判決が下りましたが、ああいう話を聞くと神社より先に政治家がやることがあるだろうと思わずにいられませんね、ホント。

先の戦争の全ての犠牲者のご冥福と平安をお祈りします。

まあ、ココまでは比較的平和な弾圧でしたが

2006年07月16日 16時00分19秒 | 政経、歴史、スポーツなど
まあ、ココまでは比較的平和な弾圧でしたが
弾圧側は何をしようが自由なので、このように面白半分に銃を撃つお方も多数いて、テロ対策とはそういうものです、非常に難しいですが一番の脅威は白色テロだというのは時代の変わらぬ歴史の真実でしょう。
このおっちゃんは無抵抗だった証拠に逃げてる途中に後頭部から撃たれています。
残念ながら亡くなったそうです。

とまあ、この死者が出たことや最後の画像は実は外国では一切報道されていないことです。したがって、私自身も公開する以上リスクを抱えていますが、一経済的合理人なら避けるリスクですが、この写真を私に渡してくれるまでに様々な人間を経由しています。
その人達はもっと危ないので、その想いに微力ながら応えたいと思っています。

他にも今回いろいろな体験をしていますが、悪意を持った人がいるかもしれない公開ブログでは責任を取りきれないので控えたいと思っていますし、当初、始めた頃の少数精鋭の談論風発といったブログから、おかげさまで多数の人が見るブログになってしまい、もともと株式投資を公開する目的で始めたブログでないことや、旅行にでるのですら荷物になるようなブログでは、非常に残念ながら全てを書くことを警戒せざるを得ません。
もともと、自分はこのブログで商売を始めようとかたくさんの人に見てもらって有名になろうとかそういう意図は全く無く、そんなのはタイトル見ればわかると思いますが、ただ単に自分が思ったことを好きにしゃべるおしゃべりに過ぎないわけです。
そういうわけで、個人的にメールをいただく中の人には既に話していることですのでいずれ旅行記をまとめたいと思いますが、こちらでは自分やそれに関わる友達を守れる範囲、差し支えないレベルでしか公開しないつもりです。非常に多くの方の要望をいただきながら申し訳ないのですが、ご了承ください。

無制限の国家暴力とは

2006年07月16日 15時25分07秒 | 政経、歴史、スポーツなど
まあ、こんなカンジで弾圧されます。
ちなみに警察官側は相手を殴っても無責任で良いので、もともと鍛えてる軍人なんかも、腕試しに・・・が、デモ側が暴力を振るえばとんでもない懲役刑が・・・
ちなみに手前が警察=日本で言えば機動隊、奥が軍隊です。
まあみりゃ、わかりますが鎮圧側の指揮官は余裕ですよね。
部下の暴走を止めるでもなく、横で見てるだけ

世界は動いている

2006年07月16日 15時22分39秒 | 政経、歴史、スポーツなど
金曜日、せっせと短期資金で買った株を回転して1%ほど株数を増やしました。
一日の1%を侮るなかれですが、もともと欲出して3%増やそうと指していたのに、チキンだからこの水準だと置いていかれるリスクの方が怖くて1%増に指値変更してしまったのがちと残念といえば残念ですが、引けにかけては見事に下がり3%増の指値辺りで終値・・・・・・ガックシ・・・やっぱり短期下手だ~~~~(笑)

さて、土日というのは皆さんお休みなので訪問者も比較的少ないのですが、ことこの株価水準の今こそ、自分の中の業績を調べる姿勢に力を入れたほうが良いと思います。逆張りはなにも、下がったところで買うのではなくて人が見ないときに力を入れることでもあります。
猫も杓子も下がってますから、特にIRを出したばかりのところで似たような業績でも今後に繋がるものと今後はスローダウンのところとハッキリ出ています。
調べて損はないですよ。

以下は個別に思っていることをかきますが、所詮一個人の勝手な意見ですのであまり気にしないでください。

アメリカと日本については、ぱちさんが張ってくれた日銀のHPの記者会見の内容そのものが一番正確でバランス感覚に富んだ良いレポートだと思います。
あれが、そのまま私の現状認識と一致しています。
ただし、この目で見たことですが日米以外のアフリカ、中東、南米、欧州のどこから来た人間に聞いても世界的な好景気です。
特に欧州は、知っていたつもりですが驚きました。
帰国当初までは経済学的にミニバブルだという認識だったのですが、その直後にECBが利上げを見送り、これには衝撃を受けまして、どういうことだろうと思いましたが、個人的には以下のような結論を得ています。
どうも、私達が生きて来た、親子3代の常識、経験では測れない歴史的自体ではないか?と。
考えてみれば、今東欧と呼ばれている地域は、そもそもWW2までは、中欧と呼ばれていた地域が多く含まれます。
東方殖民以来のあるいは(それが真実かどうかは別の問題として)ビザンチンの宗教の後継をなのる国家にとっては、欧州の復帰、拡大というのは西欧側から見ても多少の経済上の不利益以上に政治学が優先するのではないか?という観点です。
つまり、たかだか10年、20年のサイクルですらほとんど予測不可能な経済の理屈ではなく、70~80年の悲願を優先しているのではないかと。
事実、当事者の国家、国民レベルでは日本の大学生など比較にならぬほど知的水準がもともと高いことはよく知っていましたが、彼らの誰に聞いても自体を比較的正確に受け止め、予見しているのです。自国の産業や農業への影響も理解していて、それに対する努力も出来る範囲でしていますが、それ以上に安全保障、それも直近の潜在的敵国の国力ではなく将来的な国力に対抗するという論が圧倒的大多数で国民の中に共有されているのです。
それは如何なる事か?それは70年前に大人だった世代への反省から来ているのです。
驚いたことにこういった動きは欧州が中心ですが、アフリカ、中央アジア、とりわけ中東では実は米国の産業界も強くそれを望んでいる雰囲気を感じました。
ココに来て、なぜイラク戦争だったのか?がハッキリわかりました。
アメリカは少なくとも政治力の面で国務省中心に軸を作っていて、各国の政権も完全にそれに乗っています。ライス長官の発言を注意深く聞いていると次のターゲットはあそこだ!というのがわかります。
そして、中国こそはアメリカの戦略の最大のイレギュラー要素ですので、事実中国政府の策動をあらゆる国で感じましたし、EUはドイツが中心ですから日本の政府は・・・いったい何をやってるのか?と思うことしきりです。
まあ、それは置いといて、次のターゲットの国に行って来ました。
かというと、某有名冒険投資家をイメージされる方が多いのですが、私は彼とはお金も時間も桁違いの貧乏人ですので、いわゆる大学生が旅行するのと同じスタイル・・・それも基準は日本の学生ではなく外国の大学生、どっちかというとヒッピーに近い、それだけに親しまれやすい非日常テンコ盛り、度胸のなすがまま成り行き任せの現地調査に出て行ったのですが、以前訪問したときに比べ経済状態は地理的な関係もあり非常に改善していて個人的にはガッカリしました。というか、欧州も中東も経済状態、というか景気は非常に良いです。誰が、日本の不動産をバブル呼ばわりしているか知りませんが、その基準だと間違いなく欧州中東の全ての国はハイパーインフレですが、ハッキリ言ってそんなわけがありませんから。
それでも、この国はどの国民に聞いても隣国の政治変動に勇気を得て、政府の悪口を言ってますが、その政府は強力な独裁国家です。
まあ指導者の悪口を言えば懲役二年、思想的に偏った(つまり野党側)人間が集会開くのは禁止、野党(といっても十年前までは与党)支持者のバッチがあるのですがそれをつけて歩くと警察官が暴力的行為を・・・、選挙の不正の噂は世界的に有名ですが、情報はシャットアウトされていますので頻繁に起こってる反政府デモは日本では映像抜きの読み上げるニュースです。それも外国の報道経由でこの半年間でたった一回。いったい何が起こっているのか?と疑問を持ちませんでしょうか?

どうにもGOOは画像が使いにくくて仕方がないですが、連続アップしますのでニュースの裏側、世界の本当の動きを自分で考えてもらいたいと思います。

写真は3月16日、事前にルートを届け統制の取れた合法的、平和的なデモであるにもかかわらず、警官隊が前進していてそれを止めようとお婆ちゃんが立ち向かっているところです。日本ではある地方都市で小規模なデモがあったと報道されています。  

オリンピック

2006年02月25日 01時14分01秒 | 政経、歴史、スポーツなど
ふ~、日々の相場から離れたことを記事にしようと思っていながら、ライブドアショック以来のスクランブル緊急動員が連続し、皆さんもですが私も消耗しましたが、そろそろ話題の季節ネタでも書こうかと思ってます。

オリンピック、荒川選手の金メダルよかったですね。
なんだか今日のダヴィンチとあわせて、溜飲が下がると言うかスッキリしましたよね。よかったよかった。
彼女が引退を考えてたとか、攻めに挑んで結果ノーミスだったとか、そういう細かいことも若い彼女から教えられることも多いですね。
個人的にはスルツカヤが彼女は前回が前回がさながらアメリカ民主主義版(民族の祭典)だったんで非常に気の毒に思ってましたが、その後一度は引退して苦労したようですね。あの国は個人には過酷な国ですから、つい同情してしまいます。
荒川選手、優勝秘訣はなにより楽しんだことでしょうね。
対照的なのが安藤選手、まだ若いから化粧があまり似合わないし、ニキビなんかつくちゃってるところが、子供らしくって余計にかわいいですね(笑
これからの選手ですから。大きくこの経験を活かして欲しいですよね。
なにより、結果はともかく真剣な若さやチャレンジする姿は美しいですよね。
長野オリンピックに出た、男子フィギィアのキャンデロロという選手がいますが、彼のような競技としての側面ももちろん出来ながら楽しみながら周りを沸かせる選手が割と好きですね。ああいうところがむしろ自由主義諸国の余裕、素晴らしさをかんじさせます。
今回のオリンピックでなんというか自分の同世代が続々引退と言うかそういうのが目立って自分でも年をとったことを実感しています。
スケートの清水選手は、非常に努力家で板までも頑張って欲しかったんですが、さすがに限界かもしれませんね。されど、されど彼の築いた一時代、名選手であることは疑う余地もありません。
千代の富士が引退した時の言葉を思い出させます。
そんな訳でオリンピック興味がありありなんで、つい睡眠時間削って見てしまうんですが、今回スノーボードだったかな、ちょっと見ていたら、明らかにレベルの差を見せ付けられる中でカッコばっかり気にしている日本の若い選手のあまりのかっこ悪さに私もあきれまして、上述のキャンデロロとはあまりにも違って(多分やってる本人は同じだと思っているんでしょうが)思いっきり、これは実際メダルほとんど取れないだろうし見る気もなくなりました。そういう意味では今回の暴落の中で相場に集中できましたのでスノーボードの選手にはある意味感謝しています。
なんというか、スポーツもそうですが恋愛とか仕事とかもそうですが見た目じゃないんですよね。人生でどんな経験をしてきたかとか、挑戦してきたかとそういうものが無ければ決して相手の心を動かせないんですよね。
これは、世界共通なんです。
具体的には恋愛なんかはであった瞬間過ごしたきた人生の勝負ですから、ドキドキさせるような異性であることが大事なんですよ。
見た目とか学歴とか収入とか決して決定的な要素じゃあないのですよ、それを言い訳にする甘えを恥と自覚さえ出来ない人間が現代日本には非常に多いんですよ。
相場も同じです。今回の経験を大事に活かしてしてください。
そして、決して守りに入らないで欲しい。大局観で見れば暴落時は細かくヘッジで守り、反発時はみんなが守る中、一転強気で、大きく長く持ち攻めれたはずです。そういう大局観に基づいた臨機応変な戦機に応じた戦闘方法の変更これをひとつ感じて欲しいです。
とはいえ、まずは常識的な基本戦法すら習得してない個人信用初心者が多かったことが今回の原因の一つでしょうけど。

もちろん世界で戦うオリンピックとはレベルは全然違うんですが、大会の雰囲気とか勝負の雰囲気とか体の中に残っていて、胸が熱くなるものがあります。
やっぱり緊張と言うか、硬いとダメで、「一か八かやったるで」とか応援とか歓声とか後ろに聞きながら雰囲気を楽しむ時はいい結果が出たような記憶があります。
あの頃は貴重な時間の中だとは、思っていませんでしたが。
例えばパワーこそ無くてもスピードは十代ですものね。
まあ、大人ですから大人の戦いがありますが。
明日への活力を産み出してくれますね。

年頭に寄せて、日銀などについて

2006年01月08日 17時52分34秒 | 政経、歴史、スポーツなど
みなさんこんにちは。早速ですが木を見て森を見ずということの無い様に情報分析の総合と言うものを年明けですからお奨めしたいと思います。これで、今年の前半の動きを読みたいと思います。
ですが、皆さんの独自の考え、人生経験を反映して、もっと率直に言えば私の考えを否定的に見て疑って、独自の理論まで高めて相場に臨んで欲しいと思ってます。

さて格好の材料となった、年末の例のニュースですが昨日の時点では多分日経の誤報などではなく意図的なリークだと未確認ながら思っておりましたが、他新聞までが今更流したようなので、日経の記者ではなく明らかに意図的なリークだと確信しました。

が、これらのニュースの私の認識になんら変更は加える必要はありません。
すなわち、これは警告の段階ということです。
なぜかと言えば私は日銀の就職活動はしたことがありませんが、およそ官僚になる人間の一般的な質、どう考え、どう行動するかについては、かってそれを目指す集団中の末席の一人でしたからよく知っているから大体予想できるからです。
既に気づいている人もいますが金融庁や政府の間では不動産価格の上昇についてバブルとは認識していませんが、少し抑える必要はあると考えているように思います。特に不動産そのものよりもそこに融資する銀行への疑いがある様に思います。
そこで、政府、日銀ともにパターナリズム的な干渉の範疇のこのようなリークがあるのでしょう。
が、これは総量規制とは明らかな違いがあります。
ハッキリ言って総量規制は明らかな失敗であり、それを出す側も受け取る側もバブル期とは比較にならないぐらい環境が違うのです。
護送船団方式の下、幻想とはいえ信用するに値するだけの完璧に近い保護をしてくれた大蔵省とその完璧な統制下の銀行、証券、保険。その代償として経済的な側面はもちろん「普通の女の子とエッチしたい」というしょうもない願望まで面倒見てくれた保護された側ではありません。
勝手にアグレッシブな不動産融資をするところもあるのです。
おそらく、今回の銀行の不動産融資で最もターゲットとされているのは、まあこれは業界では有名ですが昨年から金融庁が難癖つけている私がアメリカ的経営が理解できると言う意味でお奨めした本を書いた著者が会長を勤めた某銀行でしょう。
そういった官僚の仕事の進め方と言うものを熟知していれば、今回の情報のリークのやり方がどの程度の段階までコンセンサスを得ている(上からの黙認)かが読めてきます。
昨年から噂され、特に注目しているであろう事ですが福井総裁以下の日銀と政府との対立の構図がバックにあるように思います。
それゆえ、強い意志の元に即座に実行された総量規制とは比較にならないほど弱い警告に過ぎ無いと思います。
大体ですね、状況証拠を見ていけば不動産バブルだというのはナンセンスだと思います。
上がっているのは都心の一等地であり、とりわけベンチマークとなる銀座に関しては自分でメインたる消費者の女性の視点になって歩いてみれば分かることですが工事中の新築ビルのそのほとんどが海外ブランド。ある意味バリューアップの優良テナントですから言いにくいですが彼らはボロ儲けですから、多少高くても収益還元で計算すれば買えます。実際不動産屋に聞いてみればそういう答えが返ってくると思います。
反面、地方は上昇していません。バブル期又はそれ以前の田中角栄氏の日本列島改造論以来、どれほど日本の地価が上がったかご存知でしょうか?例えば約三年間で実に10倍もちかが上がった時期に比べ地方が下がり、上記の海外ブランドが進出する都心でも7~8%の上昇に過ぎませんし、同じような店舗が丸の内でも出来ています。それほど毎年同じ店舗を同じ地区に出すでしょうか?
最も銀座の土地自体は相続税の影響でしょうか?面積が狭いビルが多いのでそういう大型の再開発の土地とは別の視点が必要ですが。
むしろ不動産流動化の企業の投資に対して最も動向を気をつけねばならぬのはその辺だと思います。
一方、実際に融資規制が始まれば困るのはどこか?
それは昨年からたびたび言ってますが群小の不動産屋がにわか流動化企業に化けた場合の企業でしょう。これは具体的にどういう会社かといえば、今ちょうど上場予備段階にある会社で、不動産業からの転業組みであり、他社に対してここでは絶対負けないと言うバリューアップ能力は特に無い企業です。
その次段階に、当然ですが借入比率が高い企業でしょうね。

しかしですね、この程度のことを金子社長が読んでいないとお思いでしょうか?
彼は世界中の大小のバブルを乗り越えというよりも利用しきって渡って来た歴戦の経営者ですよ。日本のバブル絶頂期に日系企業相手に相手にアメリカの不動産の売り手だった男ですよ。
2005年は「バリューアップ能力を持つ会社とそうでない会社との格差が開いていく元年」。
株主に「資金調達の可能性」について聞かれた金子社長の返答は今後は資金調達よりもむしろ数年後の金融情勢の読みからその時に勝負を賭けられるように無借金経営を目指したいとのこと。
一年前の彼の発言を今あらためて思い出すとなるほどですよ。
最適資本構成の課題はMBAやCPA、会計理論の間では常識ですがこうも見事に経済情勢を細かく読み急激な会社自身の変化を実践している経営者は他に見たことがありません。この点を実際に行動に写すというのが難しいのですね、頭で分かっていても。眼鏡違いしている人もいますが並ぶ経営者が無い圧倒的なカリスマだと思います。
おまけに自社株買いではものすごい含み益が出ていることは長期投資組みの皆さん容易に想像できますよね。株まで天才とは・・・。

余談であり散々話題にしてましたが構造計算書の偽造に関しても、どうやら今が関連会社の株価の決戦場のようです。
もともと、ああいった設計士は他にもいるであろうが極少数と思い、姉歯レベルの耐震強度20%とか30%はいくらなんでも発見してくれと言わんばかりの無茶と思っていましたが、それよりも怖いのは土建業者の体質=設計図どうりに作らないいい加減&横着な業者、現場レベルでの不正(耐震強度で言えば80~90%レベル)にまでチェックが広がった時には設計士が現場まで見に行くことが少ない企業設計士が多いことから厄介だなと思ってましたが、イーホームズの自爆テロによりERIが飛び火した時点でどうも建築の確認申請が遅れるんではないか?と思っていました。
当然役所も飛び火だけは避けたいのでにわかに一生懸命仕事をはじめ、極冷淡に言えば「そろそろヒューザーの社長が自殺するか、消されるか」(だから彼は必死なんですが)で政治的幕引きになると思いますが、それまでのマスコミと世間が静かになる数ヶ月間の遅れがどうなるかなと計っている段階です。
もちろん、買いタイミングを狙ってですがね(笑)。

さて、建築確認申請の遅れはマンデベには、大京などよりももっと小粒なゴールドクレスト以来の薄利多売、在庫高速回転モデルのマンデベには特に致命傷になりかねませんが、まずいことにサンシティはもとよりジョイント、フーOャースなどもこの範疇なんですよね。
誤解しないでいただきたいのですがもちろんこの影響は一時的だと思います。以前質問で受けましたフージャースの月次の販売動向ですが正直いってそのようなもの大本営発表なのであまり興味がないと言うこともあって、懸念するだけ無駄でないの?と思っておりましたがあえて補足すればもともとフーOャースだけではなくそれも含め大半のマンデベが売り上げが特定の季節に集中するので例の確認申請の遅れが掻き入れ時のその辺りの販売分と重ならなければ大丈夫と思います。
一方、サンシティですがこれはもともと仙台の役所が耐震基準(そもそも耐震基準自体が東北で地震の影響から作られているので)の検査の厳しさでは日本一と呼ばれている地域であることから、そもそも役所自体の検査の遅れが発生する余地が少ないのではないか?という期待があること。
大雪による雪かきに寄る死者が今まさに話題になっていることなどから、むしろ従来のマンション購入者層に比べ、高齢者を含めた顧客基盤には圧倒的な商品魅力「雪かきしなくていい」があります。これは今回東北に旅行して雪かきはまさにブルーな作業だということが理解できたからでもありますが(笑)。
そんな訳で、マンション(実態は単なる分譲アパートですが・・・)事業に関してはともかくも例年よりも他よりもマシな少し鈍る程度の成長を予想しております。
これは、まあ流動化に資金の流れを食われていること、サンシティがフーOOースのマンションがどうのこうの言う低レベルの問題ではなくマンデベへの逆風を計算に入れたからです。マンデベ全体がほんの少し鈍る程度だと思います。
上記2社よりも遥かに懸念しているのがジョイントです。
この会社のことは詳しく知りませんが正直って都心を地盤とするマンデベには非常に懸念しています。それは、単なる印象ですが都心でマンションが乱立しているのをこの目で見たからです。そんなわけで、今日までの2ヶ月程度の短期間で上記に社よりも遥かに上昇(+60%)しましたがそろそろ売り時を考えるようにお奨めしたいと思います。そもそも業績自体が特別利益による面が大きいので。
もっともわずかに100株は残しますが。
なぜって?優待だから(笑)。

マンション事業はそんな訳ですが一方で流動化に関してはサンシティの場合は売ったら終わりという見方もありますがむしろ逆にリート事業そのものに進出しなかった事がプラスに出てくると思います。
そうすると流動化関連事業がマンション事業に比べ有望であることは明らかですからサンシティにとって最大のライバルはなんと言ってもアーバンでしょう。今年はサンシティやフージャース云々よりもアーバンの一人勝ちが鮮明になると思います。もっとも株価的にはアーバンは残念ながら既に高いですがね。
ダヴィンチも高いです。サンシティも含めですが買うなら直ぐに買うではなくなるべく安く買ってくださいね。
ダヴィンチの80万台と90万台では150万になった時の重みが天と地ほど違いますし30万以下なんて新たに現引するのすらためらわれます。
サンシティも20万以下がおいしいですが、それですら間違いなく半年前には高値ですからね。

まあ、もっと大局的に見ますとダヴィンチも30万台ならともかく、事実あの頃は買値の3倍にもかかわらず買え買え周辺に薦めましたが、それ以降はあまり強気で薦めていない事は皆さんお気づきだと思います。
長期投資には全く影響は無いものの、また150万程度には上がってくれると思いますが私としては長期金利の2%近辺での政府と日銀のやりとりから市場も敏感に反応しそれほど爆上げと言う型にはならないと思います。
もっとも私が強く推奨した時点で買った人はモルガンを上回るハゲタカ個人投資家(笑)ですので現物=放置プレイ、まあ信用分や高値掴みの部分をですが、おそらくは別の会社にまわすことになると思います。

私が今現在注目しているのは低PERな資源、鉄鋼、ガスで高配当や優待つきの需給要因が見込めるもの、東レ、東洋紡、クラレなどの素材、繊維で大型株でありながら業態変化が見込めるもの、同じくジェイブリッジ、プリヴェなどのパターンの業態変化企業(そのものではありませんよあくまでこれからそうなりそうな会社です)、ハイテク、IT系からの発掘を見据えております。
意外と無視されがちと言うか玄人に嫌われがちなのが配当や優待企業ですが意外にこれは株価が読みやすく昨年後半のような超強気相場以外では実にありがたい株なんです。例えば極東証券は不動産流動化関連も少しかじってますが、基本的には実力主義の運用で知られた会社です。今年20年以上も勝ち続けた有名トレーダーが首になったことでも有名ですよね。そして、株としては高配当と言うオマケつきです。サンシティが軟調になったときに短期部隊が移動したのがジョイントと極東証券でそれも最近はそろそろ売りタイミングを検討に入れてます。
ジェイブリッジそのものはあまりに株価変動の影響を受けやすく中立的ですが、今注目しているのがその道を行きそうなある再生銘柄です。

やや、長くなりましたが最後に珍しくある公人を褒めたいと思います。
日銀の福井総裁です。就任当初から調整インフレ論者として知られていましたが、彼の発言を事細かに聞くにつれて、これは高橋是清以来の名総裁かもしれないなと思いました。ハッキリいってグリーンスパン以上だと思います。
また、その脇を固める武藤副総裁もいいです。二人とも官僚的な男であるよりも人生経験のある人物だと思います。また政府の谷垣財務大臣、麻生大臣、与謝野大臣、竹中大臣などの人材もここ十年で最高の布陣だと思います。
ゆえに、この自分の利害を超えて国益を考えられ、同時に官僚以上に精通しており彼らを使いこなせると言う意味です。
が、それが国民にとって必ずしもプラスとは限りませんがね。

とりわけ福井総裁はパッと見て分かるのは政府と戦える男だと思います。おそらくは小柄にもかかわらず、若い頃は勉強もスポーツも人望にも恵まれたタイプだと思います。
また、発言の仕方をみても先日書きました嫉妬や妬み、利害関係などには最重点の警戒を払っていると思います。こういった人物であれば当然ですが、友情や愛情にも恵まれたであろう事は容易に想像できます。
彼が総裁でなければ長期金利の上昇など政府の利害関係上ありえないとタカをくくっていられるのですが、彼が名総裁であることが唯一のイレギュラー要素です。

これまでは財務省と利害関係が一致していたのですがそこと戦う事を出来るのでおそらくは今年は日銀にとっては正念場になると思います。

とはいえ、政府も半端な布陣ではありません。このつばぜり合いが先日のニュースの本質ではないかと疑ってます。

がこれまた大局的に見ればインフレ論者であればこそ人工ミニバブルであることは間違いが無く、(誤解されないように言っておきますが不動産バブルではないですよ。フロスです)、その収束も道をつけたいと言うのは体制内改革に賭けて来た男の人生での一大勝負なので見ものではあるのですが福井さんでなくてもマネーサプライがジャブジャブで信用創造がこれ以上拡大するのをとめる必要はむしろ資本主義の健全な成長のために絶対必要です。
注意してもらいたいのは量的緩和の停止であって、引き締めではないことです。
政府はむしろごく小さいバブルを財政再建の思惑から望んでいる節がありますが、それ以上に財政の累積債務の金利ですね。これだけは絶対に避けたい。
ゆえにホンのわずかな効果でも、マインドを冷やすのでは無いかと懸念しているわけです。
その辺りの微妙な駆け引きが日経のニュースで反響が大きいと見るや直ちに火消しに動いたことで読めます。なぜなら、それ見たことかと政府側に突っ込まれて、量的緩和が遅れるのを懸念しているのですね。

もう一つ我々に有利な要素があります。
それは物価です。政府はデフレ脱却を公約としてきました。また、量的緩和の中止にもそれが必須条件です。今のところ物価は上昇の兆しがあるものの、ぎりぎりの段階で上がっているとは言い難くないですか?
また、賃金もベアよりも業績連動給に移行している以上、物価の上昇を生む購買力、消費力自体がそれほどではありません。
ゆえに中止しにくいのです。

最も私自身は、投資家としてではなく一市民の愛国感情として引き締めるべきだと思います。
自由であるべきであり、二極は仕方が無いにしても公平ではなくても公正ではあって欲しいと思います。
アメリカには絶対ではないもののある程度のレベルの公正があります。
結果だけをアメリカ流にされてはたまった物ではないです。
教育の機会、チャンスを公正にし、相続税を下げるのには反対です。むしろ上げるべきで、宗教も医療も一市民同様自分で納税すべきです。
消費税は引き上げるが食料品、医療の基礎部分は無税にするべきです。
私が生まれた国がより幸せな社会であって欲しいと思いますしね。
そうであれば押し付けなくとも自然と愛国心とは沸くものです。
既得権益を守るために無理やり押し付ける愛国心などまっぴらです。