うさの珍道中

株式、時事を中心としたジャンルにこだわらない話題を何の脈絡も無く勝手放題に。あっちへふらふら、こっちへふらふら

シルクロード

2005年11月29日 20時43分29秒 | 政経、歴史、スポーツなど
今日もあさからダヴィンチはぶっ飛ばしていましたね。寝坊して出遅れたのでケネディで遊んでましたらサンちゃんも調子がよく、一時過ぎに利益確定してダヴィンチに移りました。
絶対機関投資家が高値更新してくると思ったからです。
そういえば、もうすぐ12月で日興のレーティング引き上げにイライラしてそうなところがありますね(笑)。
日頃無敵のハゲタカ軍団もこの時期は動きが取れませんから。
さて、しばらく前からNHKでシルクロードという番組がやっていて、見ていると新しい方の番組と古い番組で時代の変化がわかって面白いですね。
興味のない人には何も面白くない物で、ただの趣味趣向にしか見えないのでしょうが、投資にも通じるは無限にありますね。
そういえば、「値千金、一攫千金、奇貨おくべし」全て呂不韋の関連でしたね。
呂不韋という人は古代中国の商人でした。父親の代からの投機的才能で商売で成功し、この商売で得た財産を全て、秦という国の人質となっていた皇子を皇太子にすることに賭けます。非常に魅力的な男です。
そして、彼の目論見は見事成功しその投資はものすごい報酬となってかえってきます。彼の投資の非凡なところはそれを人付き合いと文化に投資したことですね。
この面でも投資が実り中国史で彼の貢献は不動のものがあります。
いわゆる「呂氏春秋」という歴史書をまとめた時に一字でもここにかかれていない知識を持つ者、一字でも字数を減らす者を募集した故事によります。
簡潔かつ中身のある物を残そうという商人らしい合理性が伺えますので私はわりと好きな話です。
そんな彼の息子はもっと有名で彼は息子によって殺されます。というか、息子に殺されることが頭の良い彼には手に取るように解ったので自殺してしまいます。
息子の名前は始皇帝。兵馬俑で有名ですね。
まあ、どう考えても悪者である彼が名を残したのは文化に投資したことでしょうね。また、それを知る後世の人たちが彼の人生に同情と敬意を持っていたのだと思います。
私は中国の国境をいつか昔の隊商のように越えてみたいと思っていますが、というか一度試みようとしましたが、どういうわけだか中国との国境に到着する前にドンパチに参加するという後から考えると何をしたかったのか自分でも理解に苦しむ体験を得てヘロヘロになって引き返しました。
しかしですね、なもなき遺跡が漢詩の世界には惹かれますです。
番組も映像の綺麗さとかそういう面を除くと井上靖や開高健、司馬遼太郎などのそうそうたる顔ぶれが毎回出て、そもそもプロジェクト自体が周恩来の肝煎りで同じく日本留学経験のある許副主席の援助の下に行われた頃に比べると対日感情も、中国の国土も随分変わりましたね。
ところで、映像で見る限り中国のモータリゼーション、西部大開発は凄まじくて
早く行かないと中国が変わりすぎちゃうなというのを感じてます。
ジムロジャースも言ってますが宋の時代から中国ほど資本主義の発展した国は無いと私も以前から思っていました。

さて

2005年11月28日 21時57分47秒 | 日々の取引の状況、注目銘柄など株式関連
今日は、ダヴィンチがまさかの年初来更新、流石に驚きましたがサンシティ、ジョイント、極東証券など新規に買ったもの含めて全て上昇しハッピーでした。
さて、日経平均は流石に過熱感があるものの非常に強いですね。
正直に想定外です。この影響が持ち株にどのような影響があるのか図りかねてますが調整警戒は必要でしょう。
ダヴィンチに関してはこの直前にも指摘しましたがどうも大口の様子がおかしいと思っていましたが今日はもろに当たりました。正直、14時過ぎには年初来を超えるなと確信していました。
問題はこの後ですが残念ながら大口さんしかわかりません。
そして、ケネとの差が実力によるものなのか図りかねてます。
今日は最近注目している二つのチャートに言及しましょう。
一つは8437、ファイナンスオールです。
SBIが吸収するとか。
正直、投資家を裏切る路線化と非常に警戒しています。
コナミ各社もそうでしたが子会社上場が一般的な日本では、公開後の三分の一の株価で親会社が吸収とかそういうインチキがまかり通っています。
そういう経営者の方が村Oファンドよりもはるかに悪質で、資本主義に害なす物なのでなくなって欲しいです。
今後ソフトバンクグループだけに合併比率など注目しています。
2つ目は銀行株で二倍になったというと聞こえのいいチャートですが、物がものだけに単なる遊びなのかいよいよインフレが始まったのか買いはしないが興味津々なのがこれです。
http://quote.yahoo.co.jp/q?s=8301.q&d=c&k=c3&a=v&p=m65,m130,s&t=1y&l=off&z=m&q=c&h=on
皆さんの議論の材料には調度良いかも(笑)
ここの総裁は歴代でも有数の優秀な総裁ですがやはり、政府がね。
せっかく株が好調なので皆さんが財産を作れる期間の終わりが早めに来ないことを祈ってます。
この懸念があるからこそ乗換えを進め、銘柄探しをハッパかけ、渇を入れたのですけどね。

今日はいっちゃあなんだけど

2005年11月25日 17時48分14秒 | 日々の取引の状況、注目銘柄など株式関連
昨日550Kのダヴィンチ玉を持ち越したのが運の尽きで寄付きに落ちついたら売ろうと思って541ぐらいまで戻ったところで成り売りしたら同じこと考えていた人が多数いた様で注文殺到、536Kで約定・・・・・・・・いきなり大損。
頭にきて状況が見えなくなって535kで追加売りしたら540まで跳ね返す。
トントンはあってもここまで大負けすることが無かっただけにピヨった状態になって、落ち着こうと間を入れる。
しばらくして板情報見ていると541に枚数があり、540にやけにレスポンスの早い売りが・・・・・これで某アニメに例えると「シャアか!」ならぬモモンガに気づき、そっか、昨日が11月末の受け渡し最終日。12月頭までは抑えたいよなどう考えても。彼らもボーナスもらわないといけないだろうし。こんな黙ってホールドしとけば二倍になる化け物株簡単に見つからないものな~うさ珍とかみてたりして(笑)などと暇なことを考えていて、これは崩れるなと思い、もったいないけど535の玉損きりして540にドカドカとぶつけてみました。
後場になると案の定崩れて、実はその時気分転換にゲームやってたらいつの間にか儲かっていました。
尚、昼前にと昼明け直後に極東証券とジョイント買いました。
この前教えたのも良いですが、この辺りで手堅く増やそうと思います。
いずれも買いだと思います。

休日ですね

2005年11月23日 17時44分47秒 | 日々の取引の状況、注目銘柄など株式関連
今日は、休日ですから皆さん一生懸命銘柄探しをしていることと思います。
昨日は前日引け間際に買った18.1万のサンシティが寄付きから暴落しそうだったので早々に見切って、16.8万で下値を取り直しました。
どちらも営業日一日で見れば最安値ですからまた、明日も安く始まって損きり、拾いなおしの可能性もあります。
この時、重要なのは信用余力に注意を払わないナンピンです。また損きりせずに無限ナンピンは下の下です。
というのも、私の場合は信用をノーポジにしてからの拾いなおしですので十分下に抵抗できるのですが、それでも最安値を目指し躊躇無く損きりしていますし。現物の場合も数ヶ月かけてゆっくり拾っていきます。よほどのことがない限り全力買いはしません。
株とはフィッシャーも言ってますが優良株だから絶対に大丈夫とは思ってもそこから最悪50%下げる可能性があるものなのです。もっとも、だからと言って保有しない愚だけは避けるようにも書いてありますが。
サンシティはチャートでは未だ下げ止まっていない上に、基本的に大口しだいなのでどっちに行くかなんて大口しかわかりません。
とはいえ信用余力も取得平均11万台の4314が担保になっていますから全く無理のない範囲ですし、同株に関してはヘッジ売りが持ち越してあるので担保価値が下がるということもありません。それゆえ買っているのだと解してください。
ダヴィンチも寄り付きに売り解消してその後二回ほど2ティックほど売りで抜きましたが、こちらも明らかに大口がいて、それが消えて上がると見て買ったならば読みどうりでした。
まあ、大働きに働いて疲労した一日でしたがそれでも暇を見つけてはレポートを読む、企業のIRを見るなど忙しいです。

しばらく前に本田美奈子さんが亡くなったとコメントされた方がいますが今市場での主力は彼女と同世代の投資家が多いようですね。私からみると彼女はお姉さん世代なので演劇などでしかしりませんが綺麗な人ですね。
心も綺麗な人だったのかもしれません。
私たち人間も地球を変えようかという一時の大きな力を持ちながらも、私たちに切られる森の古木や研究のためにダーウィンがガラパゴスから連れてきた亀よりも寿命が短く、人は哀しくても口惜しくても出会えばいつか別れ・・・どんなに遣り残したことがあろうとそれが悔しかろうと老いて死んでいかねばならぬもの。
或いは明日何があろうか解りませんから、後で利息をつけて大きな時間と余裕を受け取るために今という時間の銘柄の研究にはげんでいきましょう。

ところでみなさんは下げているとワクワクしませんか?昨日は楽しかったですね
最悪なのは上下どちらにも動かないことですよ。
11月に下がらなくちゃいつ下がるんだい、どうやって儲けるんだいの精神でがんばりましょう。

ううっ答えにくい

2005年11月21日 23時30分38秒 | 日々の取引の状況、注目銘柄など株式関連
非常に答えにくい質問があったので申し訳なく思いながらも答えます。
答えにくい質問とは・・・・・サンシティどこで買ったか?
ハッキリ言いますけど平均で14万以下ですね。
ただ、これは買った直後に資金調達があり一ヶ月以上MBOで含み損で苦しめられた代物です。
もっとも後から18万、19万台で買った物もあるのですが全て利益確定又は損きりしてあります。
というのも例の増配発表でどう考えても一部昇格は無いだろうと思っておりまして18日前に高値で買った物は一度投げたのです。
午前中に188で買いましたがこれも利益確定すればよかったのですが睡魔に負けて寝ている間に含み損、ヤバイと思って一機に損きりしました。
なぜかって言うとサンシティはどう考えても大口の完全な相場操縦の下にある株だからです。ちなみに今日はまさか約定しないと思ったら最後の最後で181Kで拾えておりました。明日になってみなければ結果はわかりませんが。
ゆえに常に、安値を拾う努力というのは必要です。
ただし、中長期では余り心配の必要は無いでしょう。
次回辺りが東証一部昇格の本命でしょうし、時下総額の関係からせめて一千億の半分くらいには上げてくると思います。
加えて資金調達も控える物と思います。
さて、設計事務所の問題が世間を騒がしておりますが、まあそれもあるのですが設計事務所はいちようそういうことは大抵の設計士は避けたがります。
それ以上に業界を知る人が怖いのが土建屋の横着ではないでしょうか?
なんと言っても工費も安くといわれ、工期も短くと言われ、労働者は人件費圧縮から日本語のわからない人たちが、家族とはなれ遠い国でこき使われ、しかもやっちゃんと関係ある事にかけてはまあ歴史的事実ですらある業界でコンクリに水を入れすぎることもあるでしょう。鉄筋入れ忘れることもあるでしょう。
故意であるか、否かは別にして。
そもそも設計図どうりに作ってあるかどうか?こっちの方がよほどリスキーでないかと私は思います(笑)
また、設計士も室内でCADで仕事している設計士がほとんどで、まあ毎日現場に見に来る設計士というのは余りいないものです。まあ、残念ながらまともな設計料だけで食えない建築士も多いですから。まあ、テレビのは極端ですがね明らかに。
さて、ダヴィンチです。先週からパラボやMACDなどを見て明らかに小反発だと思ったので本日空売りしました。
がそれほど深くないのかなとも思います。

リース

2005年11月19日 16時53分13秒 | 日々の取引の状況、注目銘柄など株式関連
皆さんご心配かけました、まあ事故の後遺症というかそういうことは全く無く、同情を惹きながらサボるためのいい口実が出来たとばかりに久しぶりに仲間と車で遊びに行ってました。
が、それもみんな会社があるので先週末の話、銘柄研究と日々の取引、ノートPC探しと結構充実した日々でした。
東京に住んでいると車に乗らないので解らなくなるんですが以前から大規模郊外チェーンに結構入れ替わりがおきているようですね。
それと温泉に行ったのですが以前に比べるとけっこうセンスの良いリニューアルしたところが多くびっくりしました。
やはり、物事は現地に行かねば。
ところで、逆に東京都内のマンションは都心の一部のマンションはバブル期以上の激しい乱立状態に見受けられます。
とりわけ品川区、目黒区、文京区はディックスクロキなどの看板も見え、かなり激しい建築ラッシュで老朽化したマンションや中古マンション、などに比較し競争優位ではあるものの都心ではいささか今後の推移には注意が必要だと思います。
今後はやはり、地方の県単位での大きなドミナント戦略の方が有効ではないかと思いました。
また、千代田区などはオフィスビルのリニューアルも凄いです。
一昔前のイメージでいたサンケイビルなんかもものすごい変貌ぶりでした。
その中でダヴィンチのビルを見たときに感じたのですがスペースの徹底活用が図られ、同時に欧米流のエントランスなど比較的上手にエレガントを演出している、落ち着きの面ではさすがと思わせるところが多かったです。
それとボーリングがまたブームのようですね、私自身は下手の横好きで結構やっていた割にはサッパリ上手にならなかった記憶がありますので、よってブームでない方が楽しめるので良かったのですが。
さて、今回痛感しましたことの一つに聞き手の能力を考えてお伝えしなければ考え方というものは伝わらないなということです。
とりわけ経営、会計に詳しく無い初心者はともかく、明らかに簿記レベルは学習したことがあるような人々でさえ独習ゆえの悲しさか、かえって枝葉末節の会計処理のみに目を奪われ勘定科目の属性を調べることのみに執着し、そもそも企業の本質的な商品の流れに着目することなくそれゆえ経営活動自体がわからず、何を目的とした文章かすら読めなくなってしまうものです。
その点では投資家仲間でも税理士さんの出身の方は理解まで10秒かからずに即答でずばりクリティカルな解答を示されさすがに資格の勉強はあなどれないなとヒシヒシ感じました。
で、この方の投資先聞きますとまずは企業の実態をリアルで把握し絶対に高値掴みしていないので感動しました。
ダヴィンチなんかは私よりも安く買っています。これがどれぐらい凄い事かといえばダヴィンチが2004年の分割後、私の買った値段よりも安く買う機会は全部足しても1時間以下の時間しかなかったハズです。
凄まじい敏腕です。しかも、私は怖くて現物しか使えなかったのに対し信用も使っての購入だそうで正直弟子入りしたい程です。そういう方がまだ他にもチラホラ居られてまだまだだなと痛感しました。
そういった方の特徴は木を見ても森を見ることをけっして忘れないことです。
もちろん、木も見る能力もとても高いからこそですが、それ以上に自分の限界、謙虚さがあるのです。
今は情報公開の時代ですから企業のIRに監査法人などの出している正確な処理方法を用いて企業の自己都合をある程度排除して分析すれば見えない未来を予測することも一年先、二年先程度ならば可能です。まあ、分析的手続きの範疇ですからみらいは誰にもわかりませんが、その近未来の期待でもって株価は動いていますから。
そんなわけで誰かがおっしゃってますが「魚を取る能力か、魚をくれる人か」ではありませんが、ここ一ヶ月一貫して申し上げていることは、今は銘柄を探す時です。私のことを心配して下さるのはありがたいのですがそれで、その間に何か見つかりましたでしょうか?。
それを問いたいと思います。
今年はただでさえ相場が好調ゆえに見つかりにくいので、難儀ですが、私もとりあえず自分で探した分は見つかりました。
もう上がり始めてますが(笑)。
それらの企業を題材に銘柄とはどう探すのか、どこを見たらいいのかを議論して切磋琢磨したいと思います。
それと、有料メール会員は大ウソですが、いつも投稿してくださる方や勉強したいという熱意を持った方にのみこのブログを見てもらえれば十分です。
そういう方はよろしければメールの方に連絡いただければと思います。
熱狂的信者は要りません。対等な勉強仲間だけで十分です。
後は勉強したいという熱意のみあれば知識はそれほど重要ではありません。というか僕から見れば既習者もそれなりでしかないので手間は変わりませんから(笑)。
ただ、某不動産鑑定士さんの気持ちも最近痛いほどわかります。
不動産鑑定士は、不動産のプロだと思います。
それなのに賛美や場合によっては誹謗中傷があれば答えてくれると思っているアホウ相手ではやり切れないでしょう。プロとは報酬をもらえる仕事をする者だからです。お金をもらえば好き嫌い関係なく一定レベルの仕事はしますが、ましてやボランティアの場合は完全に気持ち一つでやっているのですから。

さて、リース会計が話題に出ていますがあえて今回は銘柄を出しません。
それでよければ解説をしましょう。
まず、通常リース会計とはオペレーティングリースとファイナンスリースの二種類に分けられます。
実社会では前者が所謂通常のリース取引で、後者が節税なども目的としたリース取引であることが多いようです。
リースの場合、借金の申し込み先と企業で使用する備品などの購入先が同じということなのですが、毎月の支払いリース料は銀行で言えば支払利息のようなものになりますし、原則として全額税法上損金参入されます。
ところが、このリースの取引を利用して本当は資産を買っているのに(所有しているのに)それに対する税金を払わなくても良いという節税スキームが可能なのです。それゆえ、この理由でリース会社は取引を拡大してきました。
ところがお国としてはものすごい税収難ですからそのような物を放置するわけには行かない。というわけで会計基準の変更というよりはまず、税収の方を確保する意味合いで従来は税金を払わなくてもよかった取引に税金をかけるようになったのです。で、実際税金を取るようになれば企業の業績には影響を与えますから会計基準のほうも実社会に合わせたというのが実態です。
オペレーティングリースとファイナンスリースの双方ともリース取引には違いないのですがそういった目的の違いから分離することになったをまず理解してください。
でも、一見すると契約では同じリースなのにどこで区別するのという話になると
それはまあ税務署や監査法人の仕事でメンドクサイのですが、まあとりわけ大きな要素としてリース期間満了後にどちらがリース品を引き取るかに第一のポイントがあります。
リース期間満了の備品を安く購入する契約条項が入っているとこれは本来は買ったものでそれと同時に借金を別に申し込んだとみなすのです。
すると企業側はBSの左側に(リースの)資産と右側に(リースの)負債とが計上されることになります。
また、第二のポイントとしてノンキャンセラブル=途中解約不能という点があります。
まあ、最終的な所有権の移転に関係なく解約すれば法外な違約金を取られるなどの実質的に解約不可の条項があればそれもファイナンスリースとみなされ企業の負債として計上されるのです。
まあ、細かいことはケースバイケースですがそれはここの趣旨に合いませんので、大体そういうものだということで説明終了にしたいと思います。

大事なのはここからで、それがいかなる効果を生むのかです。
一般的に持たざる経営が高く評価される以上、オフバランスに便利なこの手法が使いにくくなったのはリース会社には厳しいでしょうね。
これに対して、とりわけ外国との条約に基づいた(というのも日本外交はアメリカだけは親会社のようなもので・・・)租税条約などで海外の租税回避地などを利用するなどの実務的処理、又は正反対に政治的介入の余地がある会社などは業績を伸ばすかもしれません。
そういった影響はこれから皆さんで議論していきましょう。

P・S、若い女性の信者は大歓迎です(笑)

フージャースとサンシティ、どう考え、どう選べばいいのか?(初心者投資のために)

2005年11月04日 18時04分24秒 | 個別銘柄分析、比較など
当たり前ですが、初心者の立場にならねば本ブログの社会的存在意義も薄れると思ってます。前回、渇を入れさせてもらいましたがベテランの方の反応が多かったですね。やはり、戦闘経験のあるものはきっかけさえあればシャバから現役にすぐ戻るものです。動きだしたら迅速でしょうから、もういろいろ分析をされていることでしょう。
一方初心者は気合が入ったものの何をしていいかわからないという所でしょう。
そこで、まずはこの経験の差を私の体験談を通じて埋めてもらいたいと思います。
まず、帰国した私には出国前のITバブルで稼いだお金が約500万しか残っていませんでしたが再出発には十分だと思っていました。2003年ごろです。
おりしも株価は最悪の状況で倒産リスクからありえない価格で株価が放置されていました。この時期は低い株価の企業ほど、すなわちベンジャミングレアム式の割安株が絶大な威力を発揮し、買った株の2つがずっと持てば10倍以上というとんでもない株価になりました。
が、既に割安株投資からバフェットやフィッシャー理論の影響を受け始めていたので、確かに予想PERがあまりにも低ければ(上記十倍銘柄は当時0.5~3倍)短期的に一気に再評価されるが、それによる上昇は十年はとても続かない、再評価されるまでの期間でしかないと本質に気づいていまして、ROEが高く継続的にEPSが成長する株に投資するべきだと結論付けました。
なぜならそれこそが株式を債権とみなした時の長期の複利効果を生み出す決定的重要ポイントだからです。
では、EPSの継続成長とはどこを見ればいいのでしょう?
それは、1.潜在市場の大きさ2.ライバル、競争原理の存在です。
当然、潜在市場が大きければ大きいほど成長は続きます。またライバルがいれば競争原理によって利益が薄くなります。
これはやや経営学的な考え方ですからフィッシャーやバフェットの理論が優れている点はこの辺です。
さて、2003年当時私は成長株投資と割安株部門と二つにハッキリ分類(今でもそうですが)して投資していまして成長株として一体何を買ったか?ですが残念ながらダヴィンチを発見する能力は無くアルバイトタイムスとアーバンコーポレイションでした。がこの両社ともに割安株部門が一年で10倍という驚異的な成績を上げているのに比べ、やはりこちらは成長株ですので知名度も無く出足は遅くたいしてあがらずに2~5倍ほどしか上がりませんでした。
なぜだろう?と考えますと企業としてはどう考えても成長株の特にアーバンの経営陣のほうが魅力でした。ましてや、経営学を修めた身としては当然競争原理が働いて勝ち残ってほしい、国の将来のためにもと強く思ってましたから。結果に納得が出来ていませんでした。

この疑問は、今ではハッキリわかります。2003年当時は金融相場で企業の倒産リスクがより重要になったのです。つまり決算書などが何の意味も無い数字の集合体に見えたのです。よって、こういう景気回復の初期段階では割安株が一番化けるんです。
ですが、今は正反対にこれから経済の成長と共に或いはそれ以上に成長できる銘柄が一番高株価になるという意味です。これが2005年始めからそういう相場になったように思います。だから、ダヴィンチが上がったんです。
今の時期は成長株投資です。これを天の時と考えてます。
やや、長く持ちすぎた感があったアーバンなどが有名になりすぎたのや時価総額が大きくなりすぎたのを機に、もう一度ダイヤの原石を求めてフージャースという株に移りました。
これは同社の社長が特色をだしながら低コスト経営に力をいれ、そのために完成在庫を少なくし、女性に絞ったマンション開発など積極的な経営が目だったからです。
また、成長株が不本意ではあったもの魅力的な経営者や魅力的な企業下には魅力的な人たちが多く集まり、後から思えば多くの成功された個人投資家さんがちょうどブログを書き始めた頃でとても楽しかったです。特に掲示板を通じて発見したんですがDAIBOUCHOUさんやokenzumoさんやinatoraさんのブログなどで今ではすっかり有名人になってしまった方や会員化したブログもありますが彼が掲示板なんかに顔を出すと大変よく研究しているなぁといつも感心して読んでいました。そんな雰囲気なので何よりも投資をしていてとても楽しかった記憶があります。
さて、そんな訳でフージャースは2004年の半ばまで保有したりしていたのですが2004年には株式分割相場という一種のバブルがおき、ITや介護の会社が軒並み短期間で爆上げしました。これはとんでもないパワーでして一週間ほどで今のIDU以上のスピードで5連続ストップ高で二倍になるなど新興市場では頭のおかしな相場が続き、私もうまく乗って成長株を半分売って二倍ほどに一気に増やしたのですが、その頃分割相場も若干下火になり始めたときに株式分割を発表したダヴィンチに目をつけます。結果として、分割銘柄としてのダヴィンチはすぐには暴騰しなくて失敗で、塩漬けすることになりました。
ちょうど資金調達で株価も下がっていたのでダヴィンチについて詳しく調べるうちにこれはトンでもない成長力を秘めた企業だと思いました。ついに本物のバフェット銘柄を見つけ11月に8万円台で全力大量注文入れたときにはものすごい含み損にもビクビクしましたがついに本当にバフェットが買うタイミングで買うことが出来たと興奮して眠れませんでした。結果はみなさんの知るとうりです。
今後何があろうと税金が増えるだけなので絶対売りませんし、こういうものは十年持ったら戦慄の結果が待っているでしょう。
さて、私がここまで大きく財産を増やすことが出来たのは、2003年という天の時と成長株の一番おいしい時期を上手くつまみ食いできたという点につきます。

さて、初心者のために私が今現在の株価で一番お奨めなのは8910サンシティです。
実は同社のことはフージャース掲示板で散々推奨する人がいて会社とは関係なくダーティな印象があったのですが、両社は売り上げの規模、時価総額で近い位置にありよきライバルでした。
実際2004年当時の業績を比べてみますとフージャースが売上高208億に対し、サンシティは216億、それに対し売上原価はそれぞれ163億、167億でほぼ一緒。違うのは販売管理費(販売などに伴う営業員や宣伝のコスト)でそれぞれ18億と29億で明らかにフージャースのほうが効率的な営業をしていました。
また、フージャースの株主資本比率(銀行などの借金の少なさ)はマンデベにしては堅実経営で40%弱、サンシティは業界のごく平均20%弱でこの結果が営業外費用の支払利息が株主資本比率が少ないすなわち借金の多いサンシティがフージャースの2倍近い利息を払っています。
それが為にほぼ同じ売上高にもかかわらず、両社は利益においてそれぞれ15億、9億と倍近い差が開き、2004年度中の業績に関してはこの時点では明らかにフージャースが上で株価にも如実にその結果が反映され、フージャースが分割、東証一部への昇格などを通じて昨年、今年大きく株価を上げたことが裏付けられます。
それゆえ投資したのですし株価、東証二部など原因なくして差がついたわけではありません。
一方サンシティはその間何をしていたのか?
それが最近判明しつつあり、開示情報を洗い直すことで詳細な全貌が見えてきました。
一言で言えばサンシティはフージャースのようなマンションデベ専業から、不動産流動化企業との提携、REITへの物件供給を通じて不動産流動化事業へと変貌しようとしていたのです。
以下で具体的に立証していきましょう。
まず上述のフージャース圧倒的有利と指摘した損益計算書の中に解約違約金収入というのがあります。これをみますとフージャースはサンシティの二倍お金が入ってきてます。
これは元手ゼロでお金が入って来るので多いほうが素晴らしいと言いたい所ですが世の中、長短両面があります。
これはとりもなおさず、後で冷静になったマンションの購入者がお金払ってでも解約するほど物件の質が劣ったということを想像させます。
これは短期的にはぼろ儲けですが例えば他の業者はともかくPLを見る限りではサンシティの方が同じエリアにあれば早く売れてしまうのではないかと考えてしまいます。
今現在のHPをみますと両社のエリアはすぐ隣まで接しており、フージャースがお膝元の埼玉に迫られていることが良くわかります。
また、PLではなく貸借対照表(BS)を見ると予想どうりフージャースの方は借金が少ない堅実経営でサンシティの30%しかありませんが、私ども経営や会計の世界ではこれを負債比率と言って、負債(借金)が少ないと会社は不況でつぶれにくいが好景気のときは出遅れることを意味します。つまり防衛向きです。
タダ単に無借金であれば良いだけでは名古屋的な経営ともいいますが無能な経営者です。これを最適資本構成の課題といいます。
さて、フージャースとサンシティはBSみますと販売用不動産と仕掛販売用不動産などの会計上の営業用財産がフージャース0.08億(8百万円)と124億です。一方サンシティは35億と81億です。
仕掛りとは作業中とか建設中の意味であり、フージャースはどうも低コスト経営、借金の少ない支払利息の少ない経営の為に努力するあまり将来の建設予定地を直接的な不動産取引にて抑えることにあまり熱心でない、すなわち他のマンデベと異なる用地契約の取得が予想されます。
これは経営手法の問題なので一長一短で好みの分かれるところですが今現在不動産市況は非常によく、交通など利便性の良い土地の仕入れが競合する意味では不利は否めません。又、その契約上の勘定科目と思われるBS上の財産から、業界の慣習による平均的から水準から逆算して用地の取得が2005年度中にピークが来てしまうということを懸念させます。
一方、サンシティはまず先に土地を押さえるというやや過剰ともいえる(悪く言えば泥臭い)投資、流動化用の大型用地、サンライズ用のマンション販売の用地取得により大きな支払利息を我慢せざるを得なかったために利益が減り、株価で差をつけられたことが見えてきました。
サンシティはマンデベ専業から、不動産流動化企業との提携、REITへの物件供給を通じて不動産流動化事業へと力をいれようとしていたのです。
http://www.suncity-web.co.jp/datas/p_data/p20040301.pdf
今現在不動産流動化へ参入するマンデベは多いですがその多くが俄か組みであるのに対し、サンシティは不動産流動化に参入するに当たって非常に時間をかけた形跡があります。同時に証券化のプロフェッショナルと組むという身の程を忘れていない判断もしています。すなわち他社のREITと一線を画すようにリプラス、LCP、プロスペクトといったREIT事業のプロと組むことにより参入する賢明さを持ち合わせていました。
そのことが例えば個別の物件の質に反映されており
http://www.suncity-web.co.jp/index2.html
の右下、一棟売物件の利回りが値引きなしでも8%以上と高利回りになっています。
ゆえにREIT以外でも個人の不動産投資家、地方の金持ちに需要が大きいと思いますし、上場REITの利回りからは明らかに高値で売れそうです。
又、IRをみますと既に完成し、ギリギリ(笑)今年度中に売却された八幡の大型商業施設のLCPのREITへの売り上げ46.9億がまったく通期予想に織り込まれておらず
http://www.suncity-web.co.jp/datas/p_data/p20051026.pdf
上方修正も期待できます。
すなわち、サンシティは同じ売り上げでもより利益率の高いサンライズ事業に全力を注力し、その為に丸二年近い時間とコストをかけたが為に業績がいままで見劣りしたと予想できます。
その努力も実りつつある現在再評価の余地が大きいのです。
IRを見ますればサンライズ事業の為に中古ビルの取得とバリューアップを行っており、有老ホームなども取得しており、これらの事業だけで
http://www.suncity-web.co.jp/datas/p_data/p20050704.pdf
http://www.suncity-web.co.jp/datas/p_data/p20050914.pdf
上記五カ年計画
http://www.suncity-web.co.jp/datas/p_data/p20040301.pdf
の2005年度サンライズ事業の売り上げ目標26億を十分達成可能なレベルです。
ところがこの計画では次2006年度となっております46.5億の売り上げも八幡の商業施設によって既に達成しているのです。
と同時に次の大型施設の着工が決まっており
http://www.suncity-web.co.jp/datas/p_data/p20050707.pdf
規模がさらに大きく60億ですから売却価格は70~80億、利益にして10~20億も積み上がることになります。この手の事業は時間がかかるので他にも多数既に取りかかっていることと思います。
したがって、この中期経営計画は既に一年以上前倒し達成されています。
また、サンライズ事業はどうしても個人向けのマンション販売事業と違い営業員や豪華CGなどの宣伝費用がかかりませんので利益率も軒並み高くなります。
仮に従来のマンション販売事業のみでサンライズ事業の利益を得ようと思えば例えばレキシントンの46.9億であれば実に100億円分ものマンションを販売しなければなりません。昨年売り上げが200億の会社にいきなり100億も売り上げの上積みがあったに等しいのです。
この事業が如何に効率的かわかっていただけると思います。
又、商業施設の場合は行政との密接な連携が不可欠ですがそのようなものは一朝一夕に出来るものではなく長年の時間と信頼関係が必要です。
それゆえ前期までの売り上げ、EPS共に30%成長に比べ
、売り上げ伸びもさることながらサンライズ事業の利益成長力がマンション販売の単純に二倍の効率で積み上がりますから非常に有望なわけです。
そして、これはマンデベに投資してきたからこそ理解できるのですが、これは勝ち組アーバンコーポレーションの確立したビジネスモデルです。
それゆえ、かってのアーバンと似た高成長が期待できる一方、ところが市場は正当にその努力を評価せずに株価は以前とあまり変わらない位置にあります。
また、時価総額で500億以下であり、企業の本質とは関係ないですが株価的にもっとも妙味の時期にちょうどあたります。非常に株として面白いのです。
さて、ここまではホトンドが企業の評価でした。私が言いたいのは何かというと。初心者の皆さんは既に成功した皆さんの銘柄に乗るのもひとつの手でしょう。
しかしながら年初の値段から比較するにアーバン、フージャース、いずれも2.5倍程度にしかなっていません。
上記を上回る成績を上げたのは今年に関しては一回も乗り換えていないので全くもってダヴィンチ単独の4~5倍という恐るべきパフォーマンスです。
まだ見ぬ無名のそういう銘柄を求める姿勢、慢心せずに厳しくともオンリーワンを見つけ出す気合をベテランの皆さんには要求したわけです。
それは、上記に上げた両銘柄でも有名すぎる感があります。
かならずもっといい銘柄がどこかにあります。
初心者にはスタートダッシュが必要だと思います。最初の一年がわずかでもパフォーマンスが落ちれば十年後には埋めがたい資産の差になります。初心者のみなさんは既に数千万、数億持っている投資家さんとは置かれた状況、残された期間が違うのです。時期も違います。既に活性化した市場ですから。
よって、全能力で持ってこれと思える株を探すことに全力を尽くしてください。

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