夜噺骨董談義

収集品、自分で作ったもの、見せていただいた品々などを題材に感想談など

ばら 中村正義筆

2019-04-01 00:01:00 | 日本画
本日紹介する中村正義の作品とはイメージが違う作品ですが、小生は嫌いではありません。ただ当方では中村正義の作品に疎いため中村正義の作品とは断定できていませんので「伝」といたしておりますことをご了解ください。

ばら 伝中村正義筆
絹本着色額装 共シール タトウ 黄袋 
F2号 額全体サイズ:縦440*横360 画サイズ:縦260*横190



真贋はよく解りませんが、岩絵の具を盛り上げたような作行きはいい感じに仕上がっています。



中村岳陵の画塾に入門し頭角を現し、速水御舟の再来とまで嘱望された画家ですが、その後は画風が一変します。



本作品は中村正義特有の破天荒な画風とは全く違うものですので、イメージが違うと思われる方も多いでしょうね。



中村正義の略歴は下記のとおりです。

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中村正義:(なかむら まさよし)1924年5月13日~1977年4月16日)。日本画家。戦後の日本画壇において異端的な作品を数々発表し、「日本画壇の風雲児」と呼ばれた。 子供のころから病弱で、美術学校に行くこともできなかったが、日本画壇の重鎮・中村岳陵の画塾に入門し、22歳で日展に初入選。たちまち頭角をあらわす。速水御舟の再来とも言われ将来を嘱望されたが、その後モディリアーニやデュビュッフェ、さらにポップアートなどを自分流に咀嚼した破天荒な画風に転じ、日展を脱退、師の元も離れる。日本画壇から激しいバッシングを受け、外の世界に仕事を求めた結果、映画用の注文作品や、雑誌の表紙や、リアリズム風の絵も手がけた。52歳で亡くなったあと、遺族(娘の中村倫子)が家を美術館として公開している(「中村正義の美術館」)。

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正直なところ真贋は当方には全くわかりません。



それでも展示室に飾って愉しんでいます。



ここがいいかな? こっちがいいかな? と架け替えるのも楽しみの一つです。



また何かの機会に中村正義の作行きに触れて解ることがあるでしょうと思っています。



ただ最近は新たな画家や作品群に取り組むのには腰が重くなっていますが、それは年齢のせいかもしれません。



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