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夜噺骨董談義

収集品、自分で作ったもの、見せていただいた品々などを題材に感想談など

山と川 信太金昌筆 

2025-08-12 00:01:00 | 日本画
本ブログでは画家の作品については郷里出身の画家の平福父子、寺崎廣業、福田豊四郎を中心に投稿していますが、同じく郷里出身の画家である信太金昌についても幾点か紹介しています。本日は色紙の作品ですが、信太金昌の作品を紹介します。



山と川 信太金昌筆
紙本着色 色紙タトウ入
3号 画サイズ:縦270*横240



信太金昌は大正9年(1920年)1月19日に秋田県山本郡金岡(三種町)に生まれています。

画歴は下記のとおりです。

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東京美術学校日本画科在学中、1943年第6回文展に「干潮」初入選。
44年東京美術学校卒業。戦後当初は日展に出品。
47年第1回展より創造美術展に出品。
50年第3回創造美術展で「秋」佳作賞。創造美術協会が新制作協会日本画部として合流し、51年第15回新制作協会展で「森の夢」新作家賞を受賞。
52年第16回新制作協会展で「伝説のある森」再度新作家賞受賞。
翌53年新制作協会日本画部会員となる。
2015年1月6日没、享年94歳。

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故郷、秋田の自然を愛し、自然との対話を通して広大で幻想的な風景を描いた日本画家で、山本丘人に師事しており、画風は非常に似通っていますね。



神秘的な森の木々や植物は単純化され、幾重にも色彩を重ねることで量感が表現されています。画面全体の強い色彩が新しい日本画を予感させる作品となっています。



作品中の落款と印章は下記のとおりです。



現在では地元でも忘れ去られている画家が多いのですが、我が郷里では他の県には見られないほどの多くの画家を輩出しています。























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