goo blog サービス終了のお知らせ 

夜噺骨董談義

収集品、自分で作ったもの、見せていただいた品々などを題材に感想談など

氏素性の解らぬ作品 四人の少女たち 伝藤田嗣治筆 その10

2025-07-30 00:01:00 | 洋画
「男の隠れ家 その4」の改修工事の目玉のひとつはステンドガラス。インターネットオークションで入手した作品を既存の扉に嵌め込んでいます。



嵌め込んだ部分の木部は扉と同色に仕上げます。扉の吊り込みはほぼ内部の仕上げが終わってからになりますので、まだ加工場に置いてあります。



円形のステンドガラスの嵌め込みはかなりの技術が必要ですね。インターネットで選んだ作品は寸法が不揃いな点など選択が難しいです。ただコスト的には大いにメリットがあります。

下記の扉はガラスが多い扉に工夫してステンドガラスを嵌め込んだ例です。このような細工は腕の見せ所・・・。ほとんどすべての扉にステンドガラスが嵌め込まれますが、すべてが違うステンドガラスになります。




モノづくりはチャレンジですね。

さて蒐集もチャレンジですが、「氏素性の解らぬ作品」という当方のブログの表現は真贋を解らずにチャレンジした作品という意味合いのことです。



素人や十分な資金のない蒐集家はどうしても掘り出し物発見的に夢をみるものですね。夢から覚めまでは何気なく飾っておく・・・?? 趣味の世界はチャレンジの繰り返し・・。



藤田嗣治は当方の郷里や友人らの繋がる経緯がありますので、画風など以外にも惹かれるものが当方にはあります。

氏素性の解らぬ作品 四人の少女たち 伝藤田嗣治筆 その10
書付有 紙本鉛筆額装 布タトウ+黄袋
M10号程度 額サイズ:縦500*横710 作品サイズ:縦320*横535



鉛筆によるデッサンで下絵のようなものかもしれません。現在のところ、仕上がった作品は資料からは見つかっていませんが、もしかした仕上がった作品があるかもしれません。



当方は陶芸と違った絵は苦手ですので、これくらいは模倣で描かけるのかどうかは判断がつきませんが、うまいほうの絵だとは思います。詳細には鉛筆による傷やゴムで消したような跡もありますが、非常に速い筆致でよどみなく描かれています。



画紙の裏面には下記のような書付があります。フランス語かな‥当方の全くの無知の領域・・。



苦肉の訳・・、意味不明だが最後の「4人の小さな女の子」は絵に該当します。

Econte(絵コンテ):l chanta(私は歌います) landmemant?
Jeme sais (知っている) Pas sur(解らない)qwelle branche?
Et partont(そしてどこでも): I va me charmant(魅力的になるよ)
Nuit et jour(昼も夜も) samaine et d’mancha(サマインとダンマンチャ?)
quatore fillettes(4人の小さな女の子)

上記書付と作品中にかかれたサインは下記の写真のとおりです。正確には解りませんが、1920年代頃かな?

 

真贋はともかく、ともかく楽しめた作品、負け惜しみかな? 「男の隠れ家 その4」の改修工事も楽しみ過ぎて、家内や友達には呆れられているようです。




















最新の画像もっと見る

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。