
印章のみで落款がないため、だれが描いた作品なのかは特定できていません。印章のみの作品は古画にはよくあることなのですが、贋作にもよくあります。落款部分を切り落として、著名な画家の印章を押印することもあります。いわゆる贋作を製作するひとつの手段です。

鐘馗図 作者不詳
絹本水墨 軸先木製 合箱
全体サイズ:縦1200*横597 画サイズ:縦325*横457
本作品は非常に出来がいい作品です。表具も新しく改装しています。それなりにいい表具をしています。

贋作造りの意図はあまり見られません。仏画などには崇拝の観点から落款をいれることは少ないですが、鐘馗図は?

落款はじっくり調べてみると面白いかもしれません。鐘馗が川辺で刀を研いでいるように思われる図です。面白いです。

画力のある図です。鐘馗之図はその顔、体躯の表現が勝負です。

昨日は豆まき、来月はお雛様・・、ちょっと投稿するには早すぎた作品かもしれません。

下記が今までに投稿した「鐘馗図」の作品です。
鍾馗図 佐伯岸駒筆
源内焼その15 三彩鐘馗図皿
そのほかに寺廣業、伝横山大観、倉田松涛、福田豊四郎などがあります。検索して見ていただけると幸いです。
鐘馗:中国で広く信仰された厄除けの神。唐の玄宗皇帝が病床に伏せっていたとき、夢のなかに小さな鬼の虚耗(きょこう)が現れた。玄宗が兵士をよんで追い払おうとすると、突然大きな鬼が現れて、その小鬼を退治した。そしてその大きな鬼は、「自分は鍾馗といって役人の採用試験に落弟して自殺した者だが、もし自分を手厚く葬ってくれるならば、天下の害悪を除いてやろう」といった。目が覚めるとすっかり病気が治っていたので、玄宗は画士に命じて鍾馗の姿を描かせ、以来、鍾馗の図を門にはり出して邪鬼悪病除けにするようになったという。初めは年の暮れの習俗であったが、のちに5月5日に移り、図柄としては鍾馗が刀を振るってコウモリ(蝙蝠)を打ち落としているものが好まれた。これは蝠の字が福に通じることから、これによって福を得たいという気持ちを表現したものである。この鍾馗の信仰は、日本にも伝わって室町時代ごろから行われ、端午の節供を通してなじみが深い。

鐘馗図 作者不詳
絹本水墨 軸先木製 合箱
全体サイズ:縦1200*横597 画サイズ:縦325*横457
本作品は非常に出来がいい作品です。表具も新しく改装しています。それなりにいい表具をしています。

贋作造りの意図はあまり見られません。仏画などには崇拝の観点から落款をいれることは少ないですが、鐘馗図は?

落款はじっくり調べてみると面白いかもしれません。鐘馗が川辺で刀を研いでいるように思われる図です。面白いです。

画力のある図です。鐘馗之図はその顔、体躯の表現が勝負です。

昨日は豆まき、来月はお雛様・・、ちょっと投稿するには早すぎた作品かもしれません。

下記が今までに投稿した「鐘馗図」の作品です。
鍾馗図 佐伯岸駒筆
源内焼その15 三彩鐘馗図皿
そのほかに寺廣業、伝横山大観、倉田松涛、福田豊四郎などがあります。検索して見ていただけると幸いです。
鐘馗:中国で広く信仰された厄除けの神。唐の玄宗皇帝が病床に伏せっていたとき、夢のなかに小さな鬼の虚耗(きょこう)が現れた。玄宗が兵士をよんで追い払おうとすると、突然大きな鬼が現れて、その小鬼を退治した。そしてその大きな鬼は、「自分は鍾馗といって役人の採用試験に落弟して自殺した者だが、もし自分を手厚く葬ってくれるならば、天下の害悪を除いてやろう」といった。目が覚めるとすっかり病気が治っていたので、玄宗は画士に命じて鍾馗の姿を描かせ、以来、鍾馗の図を門にはり出して邪鬼悪病除けにするようになったという。初めは年の暮れの習俗であったが、のちに5月5日に移り、図柄としては鍾馗が刀を振るってコウモリ(蝙蝠)を打ち落としているものが好まれた。これは蝠の字が福に通じることから、これによって福を得たいという気持ちを表現したものである。この鍾馗の信仰は、日本にも伝わって室町時代ごろから行われ、端午の節供を通してなじみが深い。