フェズはモロッコ最初のイスラム王朝の都で、1000年以上も前に建設された街並みが今も残っている。
世界一の迷宮都市といわれるように、網の目のように張り巡らされた道はものすごく複雑だ。
ボーッと歩いていると迷子になりそうで、ガイドさんの後を必死で歩いてついていった。
狭い路地に様々な店がひしめき、荷物を背負った馬が突然歩いてきてびっくり。
迷路のような街の一角から、子どもたちの声が聞こえてきた。
覗き込むと、先生のような女性が「中へどうぞ」と手招きしてくれた。
中へ入ると、幼い女の子たちが勉強していた。
モロッコはイスラム教の国で、女子教育が遅れている。
そこで、こうした街の中で、寺子屋のように勉強を教えている場所があるとのことだった。
この一角になめし革職人地区があり、独特の臭いが漂ってきた。
モロッコは革製品でも有名だ。
ミントの葉をもらい、鼻に当てながら、革工場を見学させてもらった。