9月初めに腰痛を起こして以来、登山もウォーキングも控えていたが、久しぶりに健康ウォークのイベントで先日 (12日)、立川から国立まで約10キロを歩いた。
秋晴れのよいお天気だったこともあり、健康ウォーク「立川から国立へ 水辺の道を歩く」には29人が参加。中には板橋から来てくれた初参加の女性もいた。
立川駅に集合し、まず根川公園へ。サクラの紅葉が美しく、カモがたくさん泳いでいた。
貝殻橋を渡って国立市へ入り、東京都の名湧水57選の一つに選ばれている矢川緑地へ。ここは小さな湿地帯で、雑木林の中に木道が整備されている。
湧水を集めた小川が流れ、澄んだ水の中で小さな魚がたくさん泳いでいた。
矢川緑地の先の崖を下りた所に、「ママ下湧水」がある。
ママとは崖のこと。私の住む羽村市では崖のことを「ハケ」というが、この地域では「ママ」と呼ぶらしい。
この辺りは一面に田んぼが広がっている。
国立というと、おしゃれな店が建ち並ぶ学園都市というイメージだが、この辺りの風景はのどかな田園地帯といった雰囲気。
初めて訪れた人は、この田園風景に驚いていた。
その後、南養寺、くにたち郷土文化館を経て、茅葺屋根の古民家でひと休み。
最後に訪れた谷保天満宮は、七五三を祝う家族連れで賑わっていた。
「健康ウォーク」は、2009年3月から毎月、開催してきた。
きっかけは、脳梗塞で車イス生活になった母の介護。
介護は家族の人生を変えてしまうし、一番つらいのは介護される本人だ。
それをいやというほど知った私は、「どうすればピンピンコロリが実現できるだろう」と考えた。
そして、介護予防には歩くことが一番いいと、仲間を募ってウォークイベントを開催するようになったのである。
「どうせ歩くなら景色の良い所、お花のきれいな所を歩きたい」と毎月コースを変えて、多摩地域のほとんどの名所旧跡を歩いてきた。
毎回、30人前後の参加があったので、延べ人数は3000人くらいになるだろうか。
我ながら、よく続けてきたと思う。
この辺で少し休みたいと、来月23日のウォークイベントをもって休会することにした。
これまで参加してくださった多くの方に感謝申し上げたい。