goo blog サービス終了のお知らせ 

太田知子の いきいき!健康長寿

健康医療ライターで介護予防インストラクターの太田知子が介護されない体づくり、若さと元気をキープする方法について語ります。

ピースボート日韓クルーズに参加して(4) ウラジオストックでダーチャ体験

2015年08月22日 | ピースボート ロシア

8月3日は終日クルーズ。

翌4日朝、船はロシアのウラジオストックへ入港した。

しかし、乗船客1000人の入国手続きは、なかなか進まない。

船を下りた時は、すでに昼近くなっていた。

 

ウラジオストックはロシア第3の都市で、シベリア鉄道の東の始発駅であるウラジオストック駅がある。

         ウラジオストック駅

ソビエト連邦が崩壊するまで、市外居住者の立ち入りが禁止された閉鎖都市だったという。今は多くの国内外の人が訪れる国際都市になっている。

 

       金角湾をまたぐ黄金橋

ウラジオストックの街は、ヨーロッパのような落ち着いた雰囲気。

駐車場が少ないせいか、道の両脇に車がぎっしり駐車している。その車は95%が日本車だそうだ。

 

 

この日、ダーチャ体験のオプショナルツアーに参加した。

「ダーチャ」とはロシア風別荘のこと。

ロシア人は森や湖のそばにダーチャを建て、週末や夏休みはそこで野菜を育てたり、自然の中でリラックスして過ごすという。

ガイドのエリナさんから、ダーチャを持つ人はウラジオストック市民の半分くらいいると聞いて、驚いた。

ロシアは不景気だと言われているけど、意外と市民の生活はリッチなのかもしれない。

 

さて、そのダーチャをめざし、ウラジオストック港から郊外へバスで1時間近く走った。

さらに小さなバスに乗り換えて森の中へ。

バスを降りると、テレビカメラが待ち構えていた。

日韓市民のダーチャ体験は、ニュースになるほど珍しいことなのかしら。

 

そのダーチャは、赤レンガのりっぱなおうちだった。

家の周囲には野菜畑があり、キュウリやトマトなどが収穫を待っていた。

そこで野菜の収穫体験をさせてもらう。

その後は、この家の女性たちが作った手料理をご馳走になった。

ピクルスやサラダなど、野菜がたっぷり。

特にジャガイモと豚肉の煮物、クレープのようなデザートがおいしかった。

それにしてもロシアの女性たちの美しいこと。

色が白くて背が高くて、みなさんとても気品のある顔立ちをしていた。

 

 

その後、市内に戻って観光。鷲の巣展望台、潜水艦博物館、ニコライ2世凱旋門、ロシア正教の教会などを見学し、港のそばにあるウラジオストック駅で解散した。

 

  ウラジオストックの街が一望できる鷲の巣展望台

   内部に入って見学できる潜水艦C56博物館

  ニコライ2世凱旋門

 

こうした市内の観光地を回って不思議に思ったことがある。

鷲の巣展望台以外に、お土産屋さんが1件もなかったのだ。

案の定、その1件の土産屋はものすごく混んでいて、買いたいものをゆっくり選ぶことができなかった。

観光地なのに公衆トイレもない。

ダーチャでトイレを借りた後、ツアー解散後、ウラジオストック駅で有料(15ルーブル)のトイレに入るまで、ずっと我慢しなければならなかった。

観光客へのサービスはまだまだ発展途上のようだ。