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太田知子の いきいき!健康長寿

健康医療ライターで介護予防インストラクターの太田知子が介護されない体づくり、若さと元気をキープする方法について語ります。

信州の温泉で起きたとんでもないこと

2017年10月29日 | 信州 温泉

先週、友人4人とともに1泊2日で信州を旅行した。

             ヴィラデストワイナリーのぶどう畑

 

沼田から日本ロマンチック街道を経て、東御(とうみ)市へ。

玉村豊男さんのヴィラデストワイナリー、海野宿、上田城、無言館などを観光した。

 

                   日本の道百選の宿場町・海野宿

                     戦没画学生の絵を集めた無言館

 

宿泊したのは長野県東御市にある「大田区休養村とうぶ」。

ここは著名な建築家、伊東豊雄さんによる三日月のような印象的な建物で、お風呂は天然温泉。

大田区民でなくても、少し料金が高くなるが、宿泊できる。

部屋は広くて窓からの景色が素晴らしく、食事もとてもおいしかった。

温泉も広々として、とても気持ちよかったのだが・・・

 

温泉好きな私は、到着した時と夜寝る前と翌朝の3回、入浴することにしている。

この時も、前日に2回入り、翌日も朝6時頃から入浴した。

すいていたので、のんびり湯につかり、そろそろ出ようと脱衣場に行くと、信じられないことが待っていた。

 

私の下着とバスタオルと浴衣を入れたカゴが見当たらないのだ。

私が置いたはずの棚のカゴには、別人の衣類が入っていた。

 

「えっ、どうして?」

しばし、ボーゼンとする私。

棚を一回りしたが、私の衣類は見つからない。

 

仕方なく、また浴槽に戻って、しばらく湯につかることにした。

誰もいなくなれば、最後に私の衣類が残るはずと思って。

同室の友人が来たので、このことを話し、浴槽でのんびりしていると・・・

 

しばらくして、友人が「見つかったわよ」と教えに来てくれた。

ほっとしてお湯から上がると・・・

 

「どうもすみません」と年配の女性が頭を下げた。

仲間の一人が、私の下着を着ていたというのだ。

「彼女は少し認知が入っていて・・・」と頭を下げる女性。

 

私の友人が、脱衣場にいた年配女性たちに「私の友だちの下着がなくなっちゃったんですけど、誰か知りませんか」と声をかけてくれたのだそうだ。

すると、いつもはブラジャーをしていない女性がブラジャーをしていることに気づいた同行者が発見してくれたらしい。

あわててパンツとブラを脱がせてくれたらしいのだが・・・

 

さすがに、見知らぬ人がはいた下着をつける気持ちにはならなくて、素肌に浴衣を着て部屋に戻ってきた。

着替えを持って行って本当に良かった!

 

朝食会場に行くと、その女性、すました顔して朝ご飯をパクパク食べていた。

 

高齢社会というのは、こんなとんでもないことも起こる社会なのだと、改めて実感した。