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太田知子の いきいき!健康長寿

健康医療ライターで介護予防インストラクターの太田知子が介護されない体づくり、若さと元気をキープする方法について語ります。

立山で“雷鳥”に出会えた!

2012年08月04日 | 健康長寿 登山 立山 雷鳥 ライチョウ

立山の主峰・雄山(おやま)を後に、大汝山(おおなんじやま)へ向かいました。

途中、来た道を振り返ると、断崖の上に雄山神社が小さく見えました。

「我ながら、よくあそこまで登ったものだ」とプチ自己満足。

 

ほどなく、切り立った岩山の山頂へ到着しました。

ここが大汝山(標高3015メートル)。

立山連峰の最高峰ですが、山頂には立てるスペースもなく、簡単な標識しかありません。

 

まだ先が長いので、写真を撮ってすぐに次の山、富士の折立(標高2999メートル)へ向かいました。

1時間ほどで麓へ。山頂を見上げれば、かなり切り立った山です。

反対方向から男子高校生のグループが到着。

勇ましく登り始めた生徒たちを、女の先生が「危なそうだったら戻ってきなさい」とハラハラしながら見ていました。

 

あまりに険しそうなので、山頂はパスして次の真砂岳(標高2861メートル)へ。

右手に見える内蔵助カールは雪で真っ白に覆われています。

稜線の細い道を歩くのは快適そのもの。

 

リンドウ、タカネツメクサなどが咲いていました。

 

真砂岳は名前の通り、砂の山でした。

 

そこからさらに別山(標高2880メートル)へ。

別山の山頂にも神社が建っています。

それにしても「別山」なんて、仲間外れにされているみたいで、あまりいい名前ではないですよね。

 

別山乗越で、山小屋で作ってもらったお弁当を食べ、しばし休憩しました。

ここはトイレ(有料)もあり、助かりました。

穂高に登った時は途中にトイレが一つもなくて、朝6時に山小屋を出てから夕方4時に次の山小屋に到着するまで、トイレを我慢したのが思い出されます。

 

別山乗越から雷鳥平に向かう道で、素敵な宝物に出会えました。

国の天然記念物、雷鳥です。

ハイマツの中を歩き回っているではありませんか。

うれしくなって、カメラを構え、近づいて行きました。

眼の上が赤いのでオスのようです。

 

コンパクトカメラで、望遠ではないので3メートルくらい近づいたのですが、逃げません。人に慣れているのかな?

 

体が丸みをおびている雷鳥は、ゆったりとした愛らしい姿を見せてくれました。

 

今回の立山縦走も終わりに近づいてきました。

標高が下がってくると、チングルマ、ミヤマキンポウゲ、ハクサンイチゲなど、高山植物が花盛り。

夏山の魅力を堪能しました。

 

まもなく雷鳥平に着こうという時、ポツポツ雨が。

すぐにザーザー降りになり、あわてて傘を差しました。

ようやく、みくりが池温泉に着いたときは、全身びっしょりになっていました。

 

ソフトクリームかビールか迷った末、「やっぱりビール」と自動販売機でビールを買って、テラスで休憩。

無事下山できたことを祝いました。

ああ、おいしかった