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太田知子の いきいき!健康長寿

健康医療ライターで介護予防インストラクターの太田知子が介護されない体づくり、若さと元気をキープする方法について語ります。

骨を強くすれば、記憶力も免疫力も向上する!

2018年01月08日 | 健康長寿 介護予防 アンチエイジング

きのうのNHKスペシャル「人体“骨”が出す!最高の若返り物質」は、骨粗しょう症が心配なシニア世代とって、とても興味深い内容だった。

骨は破骨細胞によって壊され、骨芽細胞によって新たに作り替えられていく。

骨芽細胞が減ると骨がスカスカになって骨粗しょう症になる。

そこまでは知っていたが、新たに知って驚いたのは、骨芽細胞が出すメッセージ物質「オステオカルシン」が血管を通じて全身へ運ばれ、記憶力、免疫力、筋力、精力などを向上させて、若返らせるという内容だ。

では、骨芽細胞を増やして骨を強くし、若さを取り戻すにはどうしたらよいのか?

骨は衝撃を感知すると、「骨を作るのをやめよう」というブレーキ役のメッセージを減らし、「骨を作ろう」というアクセル役のメッセージを増やすという。

だから、ジャンプ、縄跳び、階段の昇り降りなど、骨に衝撃を与える運動をするといいそうだ。

さっそく今日から実行しよう!


オヤノコト.ステーション

2014年07月19日 | 健康長寿 介護予防 アンチエイジング

以前から気になっていた「オヤノコト.ステーション」を先日、訪ねてみた。

便利な介護用品や介護サービスの情報が得られるコミュニティサロンで、今年6月、有楽町駅近くの東京交通会館ビル9階にオープンした。

セミナーやイベントも開催している。

http://www.oya-sta.jp/

 

運営しているのは㈱オヤノコトネット。

同社が主催した「オヤノコトエキスポ」で、「仕事も趣味もあきらめない介護」をテーマに過去2回ほど、講演させていただいた。

その時、お世話になったスタッフの方たちに会いたいというのも訪ねた理由だ。

 

「オヤノコト.ステーション」がある東京交通会館ビルは有楽町駅から徒歩1分と、アクセスはとってもスムーズ。

 

便利な介護用品が展示されていて、実際に試せるのがいい。

「ラップポン」は新しい発想のポータブルトイレで、見た目は普通の椅子にしか見えない。

これに座って排泄し、ボタンを押すと排泄物が自動でラップされ、臭いも不衛生さも解決してくれる。

バケツ洗浄がいらないから、介護者はとっても楽だ。

他にも、転落の心配がない超々低床電動介護用ベッドや最新型の車いすなどが展示してあった。

 

書棚には様々な本があり、私の著書「老親介護は突然やってきた!」も置かせてもらった。

 

不安がいっぱいの超高齢社会だからこそ、「歳を重ねることを不安に感じない社会を作りたい」という想いをカタチにしたのが、この「オヤノコトステーション」だそうだ。

オヤノコトが気になる方は、ぜひ訪ねてみてほしい。


“いきいき健康長寿”を実践された宮原武義さん

2014年01月11日 | 健康長寿 介護予防 アンチエイジング

羽村市在住の画家、宮原武義さんが亡くなった。

大正14年生まれの88歳だった。

それを知ったのは3日前。宮原さんの息子さんという方から電話をもらった。

一人暮らしだった宮原さんは、自分にもしものことがあったら、この人たちに知らせてほしいと名簿を残していたという。

その中に私の名前があったらしい。

 

 

宮原さんとの出会いは10年ほど前。地域新聞社の編集長をしていた私のもとへ、品のある白髪の老人が数枚の絵を持って訪ねてきた。

「これらの絵を新聞に載せてほしい」という依頼だった。

その絵は、可愛い猫や犬が竪琴をひいていたり、バイオリンをひきながら踊っていたりといった、思わずクスッと笑ってしまう楽しい絵だった。

 

「この世の中は悲しい事件や暗いニュースが多い。だから私は絵画の中にユーモアを表現したい。そして、私の絵を見た人に元気になってもらいたい」と話していた宮原さん。その目が少年のようにキラキラ光っていたのを今も思い出す。

 

宮原さんは自らの作品を「漫風画」と名付けて、アートの世界で1つのジャンルとして確立することを目指していた。

漫画ではなく、漫画のようなユーモアのある絵という意味だろう。

そのために「ぜひ力になってほしい」と言われていたが、私には宮原さんが個展を開く時に観に行ったり、絵葉書を買ったりするくらいしかできなかった。

 

宮原さんは精力的に漫風画を描き、自ら売り込んであちこちの画廊でしょっちゅう個展を開いた。

漫風画を広めたいと、描き方を教える教室も開いていたようだ。

そのパワーには、いつも圧倒されていた。

 

高齢になると、若いころの思い出とか、後ろ向きの話が多くなるが、宮原さんからそういった話を聞いたことは一度もない。

自分の漫風画をいかに世の中に広めるか、いつも未来を見ていた。

「高齢になっても宮原さんのように前向きに生きたい」と、私はいつしか宮原さんを人生の師と仰ぐようになった。

 

コーヒーが好きで、午前中はいつもカフェで絵の構想を練っていた宮原さん。

息子さんの話では、大晦日に電話で話した時は元気だったという。

年が明け、新年3日に急に具合が悪くなり、知人が救急車を呼んで入院させた。

その翌日、亡くなったとか。死因は肺炎だそうだ。

最期まで介護されずに、いきいきと前向きに88歳まで生きた宮原さん。

まさに、「いきいき健康長寿」を実践された方だ。

 

葬儀には参列できなかったが、遺作展にはぜひ伺いたい。

そして、宮原さんの絵から元気をもらいたい。

 


がんに勝った、田部井淳子さんはすごい!

2013年10月24日 | 健康長寿 介護予防 アンチエイジング

たまたまテレビを点けたら、「徹子の部屋」に田部井淳子さんが出演していた。

字幕に「余命3カ月と宣告」とあったのでびっくり

でも、画面上の田部井さんは元気で若々しく肌もツヤツヤしていて、とても大病をした人には見えない。

 

実は田部井さん、1年半前、「がん性腹膜炎」にかかり、余命3カ月と宣告されたとか。

でも決して落ち込まず、治ることを信じて治療に専念。

今は「寛解(かんかい)」といって、「問題がない程度まで良くなった状態」だという。

 

抗がん剤の副作用で手や足にしびれがあるそうだが、毎週のように山に登っているというから驚きだ。

後ろから来た人に追い抜かれながら、「自分のペースでゆっくりと」だそうだが。

 

この、「自分のペースで」というがいいのだろう。

 

田部井さんは5年前に乳がんの手術をしている。

そして、今回のがん性腹膜炎。

がんがかなり進行した状態なのに、これほど元気になれたのは何故か。

田部井さんの全身からあふれ出るパワーが、がん細胞を撃退してしまったのではないだろうか。

 

「徹子の部屋」では、アカペラでイタリア歌曲も披露してくれた。

澄んだきれいな声に、またまたびっくり。

登山によって心肺機能を強化しているから、歌も上手なんだろう。

 

山を愛し、歌を愛する田部井さん。

私も山と歌が大好き。

田部井さんとの共通点を見つけて嬉しくなった。

 

田部井さんは今、74歳。

いつまでも元気で、いろいろなことにチャレンジしてほしい。

そして、私たち女性に元気と勇気をおすそ分けしてほしい

 


「介護されない体づくりとうたの会」が地域新聞に紹介されました!

2013年09月09日 | 健康長寿 介護予防 アンチエイジング

青梅市の滝ノ上町自治会館で先月25日に開催された「介護されない体づくりとうたの会」が西多摩新聞に掲載された。

同会は地元の高齢者クラブ・滝和会が主催し、滝ノ上町自治会が共催して開いたもの。

講師として招かれた私は、まず、母親の介護体験を語り、「介護は本人だけでなく、家族の人生も変えてしまう。元気なうちから介護予防に務めれば、要介護になるのを防げる」と話した。

日本人の平均寿命と健康寿命の数値を示し、「健康でない期間(日常的に介護や医療が必要な期間)は男性が9.52年、女性が12.79 年もある」と話すと皆さん、驚いた様子。

この期間をいかに短くして医療や介護にかかるコストを抑えるかが、間もなく訪れる超高齢社会の大きな課題になっている。

 

この日は脳梗塞の兆候がないかをチェックする簡易テストやロコモティブシンドロームになりかけていないかをチェックする片脚立ちなどを行った後、健康長寿のための呼吸法や気功を取り入れた体操を指導した。

さらに、心肺機能を高める発声法を行った後、皆で「夏の思い出」や「遠くへ行きたい」を合唱した。

 

後日、役員さんから、「皆さん、とても楽しかったと話していました。またお願いします」との声。

介護予防に務める人が一人でも増えて、将来の要介護者を減らしたい。

そのために、微々たる活動だが、私にできることを続けていきたいと思う。

 


介護されない体づくり実践講座を開きました。

2013年06月20日 | 健康長寿 介護予防 アンチエイジング

ライフプランナー多摩の会の主催で先週、国立市東地域防災センターで「介護されない体づくり実践講座」を開きました。集まってくれたのは国立市内をはじめ、府中市、三鷹市、国分寺市などから来た女性11人。70代の方が最も多く、60代が2人、30代の方もお母様の付き添いで参加してくれました。

 

まずは日本の介護事情について。男性は平均寿命から健康寿命を引いた介護(自立できない)期間が約9年、女性は約13年と、女性の方が介護される期間が長いという日本の実態をお話しました。

 では、いかに介護される期間を短くするか。つまり、「最後までいきいきと自立した生活を送るにはどうすればよいか」が最大のテーマです。

その答えを知るには、今、介護されている人が、何が原因で介護が必要になったかを調べればヒントが得られるはず。

厚生労働省の「国民生活基礎調査」の結果を見ると、介護が必要になった原因の第1位は「脳血管疾患」、2位は「認知症」、そして3位以下は「高齢による衰弱」「関節疾患」「骨折・転倒」と続き、それ以外の理由で要介護になった方はごくわずかです。

つまり、脳血管疾患にならないよう動脈硬化を防ぎ、ロコモティブシンドローム(運動器症候群)を予防すれば、認知症にならない限り、要介護になるのを防ぐことができるのです。

こうしたお話をしたのですが、皆さん、メモを取りながら熱心に聞いてくださいました。

 

いよいよ実践編。脳梗塞の兆候がないか、簡単なチェックをした後、ロコモティブシンドロームになりかけていないか、片足立ちのテスト。

そして、足腰を鍛えるスクワットや骨盤底筋を鍛える運動(=写真)、健康長寿の呼吸法、気功を取り入れた体操などを行いました。

さらに、心肺機能を高める発声法を行った後、皆で「四季の歌」「夏は来ぬ」「野ばら」を歌いました。普段、大きな声を出したことがないという方が多く、最初は小さな声でしたが、歌っていくうちにだんだん大きな声が出るようになり、皆さん、とても喜んでくださいました。

 

次回は7月2日(火)午前10時~11時30分、青梅市民会館(青梅駅下車、徒歩5分)で開催します。参加費500円。お申し込みは090-8817-6077太田まで。


歌って健康長寿!

2012年12月30日 | 健康長寿 介護予防 アンチエイジング

今年もあとわずか。明日はいよいよ大晦日です。

大晦日といえば、恒例の紅白歌合戦

今年は小林幸子の衣装が見られず、残念ですが、美輪明宏が初出場するというので注目したいと思います。

本当は「ヨイトマケの歌」より、シャンソンを聞きたいのだけど・・・

 

今年4月に立ち上げたシャンソンサークルの今年最後の練習日(12月19日)、ちょっと感動的な出来事がありました。

入院・手術のため12月いっぱいお休みすると言っていたKさんが、退院して1週間しかたっていないのに、出てきてくれたのです。そして、以前と変わらないよく通るきれいな声を聞かせてくれました。

病院では、お医者さんに「肺活量がすごい」と誉められたとか

歌が何より好きで、毎日大きな声で歌っているKさんは、心肺機能が非常に優れていて、それが早い回復につながったようです。

 

83歳のAさんも私たちの目標です。乳癌をはじめ、数々の病気を乗り越えて、遠方から通ってきてくれます。

お医者さんから「健康のため、歌を歌いなさい」と勧められているとか。

この秋の文化祭の舞台では、ピアフの「水に流して」を、歌詞を見ずに堂々と歌ってくれました

 

歌は腹式呼吸で歌うので、腹筋が鍛えられ、背骨が安定して姿勢がよくなります。

腹式呼吸で一度にたくさんの酸素を体内に取り込むことができるので、体の隅々まで酸素が行きわたり、細胞が活性化されます。

口を大きく開けるので、表情筋が鍛えられえて、シワやたるみも防いでくれます

その上、脳も活性化されるので、健康長寿には最適なのです

 

そういえば、かなり高齢の歌手の方も、ステージではとても若々しいですよね。

そんなわけで、来年も「歌って健康長寿!」を実践していきたいと思います。


86歳の染織家、手がふっくらと美しいのはなぜ?

2012年10月26日 | 健康長寿 介護予防 アンチエイジング

青梅市沢井、多摩川の支流・平溝川のほとりに染織家・山崎桃麿さんが工房を開いたのは1949年。

以来、糸を草木で染め、高機で布を織る生活を続けています。

 

今日、その山崎さんの工房を訪ねるアートイベント「染織家・山崎桃麿さんの草木染月明塾を訪ねる」を開催しました。

定員25人のところ、予想以上の人気で50人もの申し込みがありました。

しかし、会場に入りきれないため、30人になった時点で、涙をのんでお断りしました。

 

軍畑(いくさばた)駅から、山崎さんの工房までは歩いて10分。

色づき始めた山々を眺め、秋の日差しを浴びながら歩いてきた参加者を迎えたのは、12台の高機(たかはた)と草木染作品と藍染の衣を着た白髪の山崎さん。

その肌はつるつるしてとても若々しく、手はふっくらとして、シワなど一つもありません。

 

草木染とは藍、茜、紅花、木肌など天然の植物を使って染める技法。

染色材料となる植物の多くは昔から薬草として体を守ってきたものです。

これらの植物を煮出した液に毎日手を浸していることが、シワのないふっくらとした美しい手の秘密なのです。

 

工房には、アジア各地の織物も展示してありました。

染織のルーツを求めてラオス、インドなどアジア各地に足を運んでいる山崎さん。

今月上旬にもブータンを縦断してきたそうです。

 

86歳になっても創作意欲旺盛な山崎さん。

1000年たっても色あせない草木染を世に残すため、染織に励んでいます。

 

 


遅咲きでも花は開く

2012年09月23日 | 健康長寿 介護予防 アンチエイジング

遅咲きでも花は開く」、これは私が尊敬する人生の先輩、藤田ひろみさんが昨年3月に出版した写真集のタイトルです。

 

藤田さんは定年退職後、63歳で写真を撮り始め、その作品は多くの人に感動を与えています。

雪をかぶった六地蔵の写真は南仏のプロヴァンスに展示され、フランス人に絶賛されました。

農村歌舞伎の写真は伊、仏、独、露と回り、日本文化の普及に貢献しました。

 

また、非常に難しい能楽の写真を撮り続け、2007年には日本能楽写真コンテストで優秀賞に輝きました。

 

その藤田さんの作品展が今日まで、羽村市生涯学習センター「ゆとろぎ」展示室で開かれています。

昨日、ギャラリートークが開かれ、私は一番前の席に陣取って藤田さんのお話を聞き、写真を撮らせていただきました。

 

藤田さんの素晴らしさは、失敗してもくよくよせず、勉強家で何事にも前向きなこと。

たとえば、能楽の写真はストロボを使うことも、シャッター音をさせてもいけないので、非常に神経を使い、難しい撮影です。

失敗することも多いそうですが、決してがっかりせず、なぜ失敗したのかを分析し、次の撮影に活かすそうです。

 

藤田さんは現在、76歳。和服が良く似合うとってもチャーミングな女性です。

息子さんが中学生の時に一緒に英語を勉強し、高校生になってからはラジオの基礎英語を毎日通勤電車の中で聞き、英会話を独学でマスターしたという努力家でもあります。

 

昨日のギャラリートークで、「これからの夢は?」との質問に、「今は仕事が忙しいので行けませんが、80歳になったら引退して、自分の作品が展示されたイタリア、フランス、ドイツ、ロシアを回ること」と話されていました。

「80歳になったら海外を回る」、素晴らしい夢ですよね。

なぜ今でなくて、4年後かというと、藤田さんは現在、シルバーセンターの副会長をされていて、毎日とても忙しいのです。

 

「元気の秘訣は?」との質問には「食べ物をよく噛んで食べることです。子どもの頃、親から『50回噛みなさい』とうるさく言われて育ちました。今も毎食、よく噛んで食べています。それと、昼間よく動いているので寝つきが良く、睡眠をしっかりとっていることです」と答えた藤田さん。

一言一言がとても参考になるお話でした。

 

      藤田さんを囲んで

 

藤田さんを見ていると、年をとることが怖いどころか、楽しみになります。

自分の好きなことに打ち込むこと、人から必要とされること、よく噛んでよく動いてよく眠ること。

これらはまさに健康長寿の秘訣かもしれません。

 


顔のシワができる本当の原因

2012年09月20日 | 健康長寿 介護予防 アンチエイジング

年を重ねるごとに目立ってくる顔のシワ

肌が老化して水分が減ってくるためにシワができるとばかり思っていたのですが・・・・

 

夕べのNHK「ためしてガッテン」はショックでした

シワができる本当の原因は紫外線だというのです。

 

えっ、紫外線て、シミの原因じゃなかったの。

シワも紫外線なの?

 

番組では、79歳になってもシワのないつるつるお肌の女性たちを紹介していました。

高齢でもシワのない人たちがたくさんいる「シワなし王国」とは?

秋田県です。

秋田美人というのは本当だったんですね。

 

番組で紹介していたシワなし美人に共通しているのは「屋内で働いていた人たち」ということでした。

秋田は日照時間が一番少ない県。しかも、シワなし美人たちは皆、長い期間、太陽を浴びずに屋内で働いてきた人たちだったのです。

そういえば確かに、あまり外に出ない友人は肌がとてもきれいです。

 

紫外線にはUV-AとUV-Bの2種類あって、シワの原因となるのは波長が長く、肌の奥まで届くUV-A

これが伸び縮みする弾性線維をバラバラにしてかたまりにしてしまいます。そらがシワの原因になるそうです。

 

このUV-Aは秋や冬でもたくさん降り注ぐ上、ガラスも通り抜けてしまうとか。

 

えー、そんなの知らなかった。

じゃあ、紫外線対策は夏だけでなく、一年中やらなければいけなかったのですね。

 

過去を振り返ってみれば・・・

若いころ小学校の教員をしていた私は毎日、外で子どもたちと走り回っていました。

当時は紫外線対策なんて誰もしていなかったので、日焼け止めクリームを塗った覚えがありません。

あの5年間は、かなり紫外線を浴びたと思います。

その後、子育て期間中はよく公園に行って子どもを遊ばせていました。

 

そして近年、登山やウォーキングが好きな私は1年中、太陽を浴びています。

夏は紫外線対策をしてきましたが、春、秋、冬はまったく無防備でした。

 

これからは、秋冬にもちゃんとUVケアをしなくちゃ。

 

しかし、ここでひとつ矛盾が。

高齢女性に多い骨粗鬆症(こつそしょうしょう)を予防するには太陽の光が重要なのです。

骨粗鬆症を防ぐにはカルシウムの吸収を促進させ、骨の形成を補助するビタミンDが欠かせません。

ビタミンDは食物からも摂取できますが、太陽の光に含まれる紫外線を肌が吸収することで生成されるのです。

 

シワやシミを防ぐには紫外線をカットしなければならないけど、骨粗鬆症予防には紫外線が必要。

 

じゃあ、どうすればいいの?

 

シミ、シワを怖れて戸外に出るのをやめるよりも、多少、シミ、シワができても太陽の光を浴びて自然の中で運動することを選びたいと私は思います。

骨粗鬆症になって寝たきりで生きるより、シミやシワができても元気でいきいきと過ごしたい。

大自然の中で美しい景色やお花を見る喜びは何物にも代えられないと思うから。

 

でも、やっぱりシワシワになるのはいやだから、これからは秋、冬にもUV-ケアを忘れないようにします。