1年ちょっと前、任天堂公式サイトの名物コーナー「社長が訊く」にて、比類なき岩田聡社長がこんなことを述べていた。以下引用。
>これは私の個人的な感覚ですけれども、時間が経つほど値段が下がるモデルというのは、
>お客さんに「待ったほうが得ですよ」ってメーカーが教え続けているような気がして、
>なんか間違ってるんじゃないかってずっと思ってきましたから。
>もちろん、どんな局面になっても値下げを否定するつもりはないんですが、
>むしろ最初になるべくがんばって、一番最初に応援してくれる人が、
>「オレは先に応援して損をした」って思わないようにしたいなあとずっと思ってきましたから。
この発言、その時はもちろん、先日Wiiが5000円値下げされた時にも各所で引き合いに出されていた。
確かに、WiiやDSの高値維持に対する一種開き直りの発言と取れなくもない。
ニンテンドーDSは発売から5年間、一度も値下げが無い、それ所か常に値上げしているという、まさに比類なきハードである。
……だが、この考え方に一理あるのも事実だろう。
誰だって自分が買ったものは価値があると思いたい。市場における価格はそのバロメーターだ。
なのにせっかく買ったハードがガタガタ値下がりして行ったら、そしてそれを他人が買っていたら、何か自分が馬鹿を見たような気がしてしまう。
物を買う喜び、所有する喜びが歪んだ後悔に変化してしまう。
もちろん技術は日々進歩するものだから、後買いの方が得するのは当たり前の事だ。値下げが悪いわけじゃない。
岩田氏が言いたいのも「バランスが大事」ってことだろう。
先行購入者を大事にしつつ、常に適正な価格で商品を提供したい。
その「適正な価格」が任天堂にとってなのか、消費者にとってなのかは分からんが。
前者なんだろうけどね。
ちなみに俺は発売日にWiiを買ったが、目的だった「ファイアーエムブレム 暁の女神」発売時には深刻な品不足になっていたので、
購入に後悔はなく、「買ってよかった」と思えた。先日の値下げも何とも思わない。ハード自体への感想はまた別だが。
値段もそうだが、適度な供給量も、先行購入者の満足感に影響してくると思う。
時々品切れになるってのはある意味良いことかもしれないな。もちろん販売機会損失がいいわけではないが。
ま、難しいバランス調整やね。
で。
ここまではハードの話である。
本音がただの高値維持なのか、それとも本気で先行購入者に配慮しているのかはともかく、
任天堂がハードの価格に非常に注意していることは間違いないだろう。
なら。
何故。
同じ配慮を、ゲームソフトにも向けられないんだ!!!???
「ゼルダの伝説 大地の汽笛」でまず真っ先に言いたいのはこれである。
ゲームそのものとは関係ない内容である事が、色んな意味で虚しい。
このゲームが発売1週間程度で値崩れし、各所でネタにされていることは既に周知の事と思う。
ちなみに俺自身も「1月中に2980円もあり得る」と予想していて、ズバリ的中させた。全然嬉しくない。
また、2980円になっても、恐らく売れ行きは伸びていないだろう。
こんな急激な値崩れソフトは、そのうち1980円にまで落ちることを客は知っている。
本気で底値を探りたいなら、980円まで待つのもありだ。それも2年内には実現するだろう。
俺自身が普段は値崩れゲー大好きの乞食ゲーオタだから、この辺の心理はよく分かる。
値崩れを嘲笑され、それでも売れず、卑しい乞食(自戒含)のネットリとした視線で注目されるゲームソフト。
任天堂の大黒柱シリーズの一つ、ゼルダの伝説最新作。
年末商戦の空気とゼルダファンとしての矜持(アホか)を合わせ、思い切って発売日に予約購入した。
結果がこれさ。
非常に虚しい。
まぁ特典のルピーケース付きタッチペンは入手したから、まだ幾分マシかもしれんが。
値崩れ待ちの乞食どもよ、今作は純正タッチペンでプレーするとかなり手が痛いぞ(本当)。
特典ペンを使わず今作をプレーするなんて、情弱そのもの(笑)。
お前らは安さと引き換えに、このゲームの本当の楽しみ方を捨てているのさ。ゲラゲラ。
……すんません本当は勿体無いから特典は未開封です。
手ぇ痛いけど純正ペンでやり続けました。
俺は一体何をしているんだ。貧乏性は不治の病。
値崩れの恨み言はこの辺にしておく。クラニンアンケートで思い切り愚痴っておいたし。
どうせ読まれないけど。はぁ。
と言うわけでゲーム内容について。
本作「大地の汽笛」は、前作「夢幻の砂時計」を元に作られている。
リンクのアニメーションなどはほぼ使い回しだし、画面構成もそっくりだ。
製作者が語るように、丁度「時のオカリナ」と「ムジュラの仮面」の関係に近いと言える。
よって新鮮味はあまりない。前作を気に入った人向けに作られたのだと思う。
個人的には、使い回しするにしても、アイテム入手時のリンクのポーズなどはもう少し弄ってほしかった。
だがムジュラのような外伝っぽさはない。正統ゼルダシリーズと捉えて問題ないと思う。
ゲーム内容は、大きく二つに分けられる。
一つ目は移動。そしてもう一つはアクション(戦闘・謎解き等)。
で、俺の個人的感想は、この二つが全くの正反対になった。本当に両極端だった。
「とても面白い」と「全く面白くない」。
……書こう。
まず、全く面白くない方について。
まぁ俺に限らず大半のプレーヤーがそうだろうが、移動だ。
前作が船なら、今作は汽車。マップ上に引かれたレールの上にタッチペンでルートを描き、移動する。
道中は当然のように敵が襲ってきたりするので、一筋縄ではいかない。
リンクが人助けをすると追加線路が出現し、行ける箇所が増える。
これがまぁ、本当につまらない。
まず何より、汽車の移動スピードが遅すぎて話にならない。
ゲーム開始5分でそれを体感できるので、最初は「これ洒落にならんぞ」と愕然とした。
もう、遅い。本当に遅い。その遅さは、前作での船の移動速度とよく似ている。
チンタラチンタラチンタラチンタラ。目的地は遠い。線路だから真っ直ぐには伸びていない。
どこへ行くにも時間がかかり、冒険に快適さ・サクサク感がまるでない。
何を考えてこんなに遅くしたのか全く理解できない。
前作の段階で、移動の遅さに対する不満は腐るほど寄せられていたと思うのだが。
青沼さん、これ何とも思わないんですか。
岩田さん、これイライラしないんですか。そういう事を訊く気はないんですか。
宮本さん……いやなんでもないです。
前作の移動もそうだったし、更に言えば物語上の前々作「風のタクト」の移動も酷かった。
任天堂ともあろう会社が、何故にこうも不快な移動システムを毎回採用するのか。
本気で理解できないので、怒る呆れるより不思議に思えてならない。
俺が唯一考えうる合理的な理由は、「ゲームプレー時間の水増し」だが……まさか、なぁ。
本当にそんな理由でこんな移動システムを採用してるなら、もう二度とシリーズやらんぞ。はぁ。
移動の問題は糞遅いスピードだけではない。
そう、戦闘だ。汽車に乗っていても雑魚は登場し、いちいち襲い掛かってくるのである。
スピードが遅いだけなら、ルートを指定した後に漫画を読んで時間を潰したりも出来るが、戦闘があるのでそうもいかない。
そしてこの戦闘がまた……鬼のようにつまらない。
敵の種類は少なく、単調。こちらの砲撃は当て難く、敵の攻撃は当たり易い。倒しても1か5のゴミルピーが手に入るだけ。
また汽車はリンク本体と違ってHPが少なく、初期状態なら4発食らうだけでゲームオーバー。
さっき書いたが敵の攻撃はかなり正確なので、油断しているとあっさりやられてしまう。
やり直しは可能だが、出発した駅からだ。再びチンタラ移動の再開である。あああああ!!!
こんなもんにいつまでも付き合ってられないので、残念ながらクリア後のオマケ要素もまだ疎らにしかやってない。
だが仕方ない。俺は悪くない。製作者が悪い。ハッキリ言わせてもらう。
擁護の余地がない。面白くない。つまらない。糞。ダメ。理解不能。
せめてラスト付近の汽車バトル時のようなターボ装置くらい用意できなかったのか。
雑魚戦のバリエーションを増やし、たまには良いアイテムを得られるようには出来なかったのか。
改善の余地がありすぎる。もし製作者が信念を持ってこの仕様にしてるなら、救いようが無すぎる。
もうほんっと、ダメ。
この移動システムだけを見たら、値崩れなんて当然である。
俺、もし発売前に体験版でもやっていれば、絶対にこのゲームを購入しなかったと断言できる。
はぁ……。
テンションがた落ちだ。
気を取り直して、もう一つの「すごく面白い」方について。
言うまでもないが、アクション面だ。まぁ戦闘はオマケで、謎解き全般に関して、だな。
これは良かった。とても面白かった。
まず、つまらないわけではないが簡単過ぎた前作に比べ、今作は謎の難度がグッとあがっている。
二つ目の神殿辺りからそれを実感させられ、俄然燃えた。これだ、俺がやりたかったのはこれだよ!
と言ってももちろん理不尽ではなく、考えれば、丁寧にやれば、きちんと解けるようになっている。
誰もが悩み、誰もが解けて、誰もが「俺って天才じゃね?」と思える謎解き。
これぞゼルダの伝説の真骨頂であろう。大地の汽笛、間違いなくゼルダシリーズの最新作である。
難度のバランスにも絡むが、謎のギミック関連も非常に面白かった。
前作クリア後、「もうDSでこれ以上新しい謎解きは作れないのではないか」と感想を書いたが、
とんでもない思い上がりだった。クリエイター様が俺の予想を遥かにブッちぎってくれた。
……とまで書くとさすがに嘘臭いが、全体的に「おぉ!」と思える仕掛けや解法が多く、やってて新鮮かつ楽しかった。
今作は「ファントム」という別キャラと協力して謎を解くダンジョンがあるのだが、これが非常に新鮮で楽しい。
リンクとファントムは性質が違うので、片方が通れる道をもう片方が通れなかったりする。
「ここはファントムを通らせてスイッチを押させ、リンクは矢を撃って……」と頭を悩ませることができる。
ブーメランや矢などのお馴染みアイテムに加え、今作での新アイテムを使っての謎解きもまた楽しい。
ううーん、楽しい、楽しい。上手く表現できないな。と言うより、するのが野暮だ。
楽しい。面白い。それだけだ。ダンジョンは最初から最後まで充実した気分で遊ぶことができた。
敢えて難点を挙げるなら、一度切りしか楽しめないことだが、これはまぁ仕方あるまい。
謎解き面だけを見れば、値崩れは不当としか言い様がない。ふざけるな。絶対に許さないぞGKめ!
……コホン。
あ、謎解きほどでないが、戦闘も難度が上がっているので、前作よりはずっと楽しめた。
特に後半のボス戦はなかなかに手の汗握る戦いができた。
と言っても強いわけではない。最初の挑戦でギリギリ勝てる感じだ。
「ボスとの初戦は瞬殺されて当たり前」なゲームではこんな絶妙な感覚は味わえない。
ボス戦と言うよりイベント戦だ。他のメーカーも、見習えとは言わないが、参考にしてほしい方向性だと思う。
とまぁ、移動と謎解きで評価が極端に分かれてしまった。
それは前作でも同じだったのだが、今作は良し悪し両方でその質が上がっていたので、更に極端になった。
うーん。
それでも、やっぱ悪い方が目立つな。楽しいダンジョンも、そこへ行くまでは糞汽車で移動しなければならないんだから。
返す返すもこんな移動システムを採用したスタッフが分からない。理解できない。
そもそも、マップの大半が海だった風タクや夢幻ならともかく、今作はちゃんと地面がある。
別に汽車乗る必然性はない。歩きや馬でもいいじゃないか。
なんでリンクを含めたキャラ全員が汽車移動を前提に考えているのか分からん。
そんなツッコミを入れても慰めにもならん。
っとにガッカリだ。
後はテキトーに。
世界設定は、前作から100年後となっている。
テトラ一向は夢幻の旅の後、新大陸で新ハイラル王国を建国し、そこの女王となった(多分)。何気にスゲェなおい。
もちろん、今作で登場するゼルダ姫はテトラの子孫である。
……ここで気になるのは、前作までのリンクとテトラがどうなったのか、だな。
俺はもちろん、2人は結ばれたと思っているよ。風タクリンクとテトラの子孫が今作のゼルダ姫だ。
「じゃあ今作で登場するリンクは?」と言えば、ただの別人だ。
ゼルダシリーズのリンクは特殊能力や血筋のない、ただの一般人が選ばれているはず。
だから今作で、たまたま風タクリンクと似た少年が主人公になっても、別に不自然ではない。
初代女王と共に国を盛り立てた、女王の婿の名前を貰ったんだよ、多分。
そして、今作のゼルダ姫についてだが。
俺はゼルダシリーズをやる度に「ゼルダの伝説」というタイトルの不自然さを指摘してきた。
「このタイトルはおかしい。『リンクの伝説』か『ハイラルの伝説』にすべし」だと。
そして誰も聞き入れてくれなかった。畜生ぅ……。
しかし! 今回ついに俺の願いは神(宮本さん? いわっち?)に届いた!
もしかしたら岩田社長が俺様のブログを読み、配慮をしてくれたのかもしれない!
そんな妄想をしてしまうほど(しないが)、今回はゼルダ姫の活躍が多いのである。
ゼルダ姫はゲーム開始から間もなく体を奪われ、魂だけの状態になってしまう。
そしてそのままリンクの旅に同行し、その特性を活かして活躍してくれるのである。
近年のゼルダには「お供の妖精」の存在がお約束だったが、今作のゼルダ姫はその役割も兼ねている。
掛け声以外一切喋らないリンクに変わり、狂言回しという重要な役割を与えられているのだ。
そしてその性格も、大層愛らしい。
基本的には「美しい姫」とされる、まぁおしとやかな少女だが、要所要所でギャグ演出がなされ、それがまた微笑ましい。
使い古された演出なのかもしれないが、「ゼルダ姫」がこんな役割を演じたことはかつてなかった。
一気に出番が増えたことと相まって、今作のゼルダ姫は非常に身近で親しみの持てる存在になっている。
これはゲーム上のリンクも同じであるようで、イベント時に見せる表情は仲の良い友人へのそれに他ならない。
……まぁ欲を言えば色恋要素が欲しいところだが、今作に限っては友達描写だけで我慢できる。
リンクとハイタッチして喜ぶゼルダなどは、ある意味今作屈指の見所である。
まぁそれでも「伝説」はまだ言いすぎだ。そもそも大っぴらに動いてるわけではないのに、誰が語り継ぐんだ、と。
だが、今作での大活躍は、少なくとも俺の中では語り継がれるよ。相手は俺限定だけど。畜生。。
もしかしたら今までのような可憐なゼルダを支持する層もいるかもしれないが、ゼルダ姫を立派に「仲間」とした今作を俺は評価したい。
俺のように、シリーズタイトルにずっと不満を覚えていた人は是非プレーするべきだろう。
そんな人が他にいるのかどうかは知らないが。
はぁ。
ゼルダ姫のキャラクターを除けば、他は普通。
いつも通り全然印象に残らない神やら悪魔やら賢者やら。
一応大作なんだから、もう少し物語や固有名詞、世界設定には凝ってもらいたいんだが。
ゼルダシリーズのボスの名前なんて、ガノン除いて誰も覚えていないのではなかろうか。
ちなみに前作はベラムー、今作はマラドーだ。
明日には忘れていそうな名前だな。もうちょっと、こう、なぁ……。
グラフィックは前作の使い回しが多く、悪くはないが良い所も特にない。
実際の所、猫目キャラクターはかなり不評なのではなかろうか。
猫目リンクシリーズ3作の値崩れっぷりを見るとそう思う。
俺自身は特に嫌いではないが、リアル系と比べればやはりリアルリンクを選ぶ。
あまり受け入れられていないキャラを必死にプッシュしてる所が、なんかチョコボと被る気がする。
そういや値崩れっぷりもよく似てるな。嗚呼、あれは丁度一年前だったなぁ……。
音楽はそこそこ良いが、サントラ欲しいと思うほどではない。
嫌過ぎる汽車移動時も音楽だけは悪くないのが唯一の救いだった。
所謂「ちろりろりろりん」は夢幻の完全使い回しでガッカリ。
ちゃんと独自アレンジしろや。ったく。
はぁ。本当に両極端なゲームだった。
まぁなんだかんだ言って俺の年末年始を彩ってくれた。値崩れは悔しいが、勢い買いの意義はあったと思いたい。
初めて発売日からゼルダ最新作をプレーしたし、な。
良い大人が乞食の真似なんかしちゃいけねーぜ。サクッと金払って遊ぶからこそ娯楽が輝くんだ。
新しい物に新鮮な金を落とさないとゲーム業界が滅ぶぜ。いつまでもケチケチせず、いい加減もっと……
……ああああ。ごめんうそ投売り最高値崩れ万歳、ワゴン漁りはゲームするより楽しい。
今回の件は、俺のような値崩れ愛野郎への天罰だったのかもしれない。
そして「次からは失敗しないよう、値崩れしそうなタイトルの発売日買いは避けよう」と決心。
ますます乞食体質は加速するのであって。はぁ。
残る未プレーゼルダは「夢をみる島」「ふしぎの木の実 時空の章/大地の章」「ふしぎのぼうし」の4本。どれも携帯機である。
特に「夢をみる島」は是非やりたいのだが……今中古でバッテリーヘタった品を買うのもなぁ。
任天堂がそのうちDS版バーチャルコンソールを開始し、そこで夢をみる島を含む名作GBタイトルを
配信してくれると期待してるんだが、いつまでたっても実現しないし。
やれないわけはないし、やらない理由が思いつかないんだが。うーん。
そしてWiiで新たなゼルダ、所謂リアル系ゼルダが作られていることも発表されている。
つい先日岩田氏の談話により「早ければ今年末発売」の予定であることが明かされた。
もちろん予定だから延期の可能性はあるが、そう遠くはないだろう。
リアル系前作の「トワイライトプリンセス」は非常に面白かったので、新作にも問答無用で期待する。
年末に「スーパーマリオギャラクシー2」と揃い踏みでもしたら、もう最高だな。
……変な移動手段だけは採用しないようお願いしますね、青沼大先生。そして宮本神。
間違いなく一流なのに、何故か漂う二流感。
ゼルダの伝説は変なシリーズである。高レベル安定のマリオシリーズとはやはり違う。
いっそ無理に一般化を目指さず、マニアックな方向に行けば化けるんじゃないかなぁ。
初心者とかどうでもええやん。謎は解けない方が悪いんだよ。もっと極悪謎解き導入してさ。
アクション難度も上げてさ。ゼルダ姫とアリルとリンクの三角関係を物語の主軸にしてさ。
果てはamazon専用限定版を用意してさ。とかとかとか。とか。
……そんなに悪い案でもないと思う。
ゼルダシリーズには、何か枷が嵌められているという印象がずっとあるのは本当だし。
うーん。
長い歴史を持ち、システムにも円熟が見られるが、世界設定から売り方まで、まだまだ課題は多い。
その意味ではまだまだ発展する余地があるシリーズとも言える。
まぁこれからのゼルダシリーズに、無難な期待を添えておくってことで。
語り継ぐべき伝説のゲームになってくれ。
……イマイチだね。へ。
拍手を送る
>これは私の個人的な感覚ですけれども、時間が経つほど値段が下がるモデルというのは、
>お客さんに「待ったほうが得ですよ」ってメーカーが教え続けているような気がして、
>なんか間違ってるんじゃないかってずっと思ってきましたから。
>もちろん、どんな局面になっても値下げを否定するつもりはないんですが、
>むしろ最初になるべくがんばって、一番最初に応援してくれる人が、
>「オレは先に応援して損をした」って思わないようにしたいなあとずっと思ってきましたから。
この発言、その時はもちろん、先日Wiiが5000円値下げされた時にも各所で引き合いに出されていた。
確かに、WiiやDSの高値維持に対する一種開き直りの発言と取れなくもない。
ニンテンドーDSは発売から5年間、一度も値下げが無い、それ所か常に値上げしているという、まさに比類なきハードである。
……だが、この考え方に一理あるのも事実だろう。
誰だって自分が買ったものは価値があると思いたい。市場における価格はそのバロメーターだ。
なのにせっかく買ったハードがガタガタ値下がりして行ったら、そしてそれを他人が買っていたら、何か自分が馬鹿を見たような気がしてしまう。
物を買う喜び、所有する喜びが歪んだ後悔に変化してしまう。
もちろん技術は日々進歩するものだから、後買いの方が得するのは当たり前の事だ。値下げが悪いわけじゃない。
岩田氏が言いたいのも「バランスが大事」ってことだろう。
先行購入者を大事にしつつ、常に適正な価格で商品を提供したい。
その「適正な価格」が任天堂にとってなのか、消費者にとってなのかは分からんが。
前者なんだろうけどね。
ちなみに俺は発売日にWiiを買ったが、目的だった「ファイアーエムブレム 暁の女神」発売時には深刻な品不足になっていたので、
購入に後悔はなく、「買ってよかった」と思えた。先日の値下げも何とも思わない。ハード自体への感想はまた別だが。
値段もそうだが、適度な供給量も、先行購入者の満足感に影響してくると思う。
時々品切れになるってのはある意味良いことかもしれないな。もちろん販売機会損失がいいわけではないが。
ま、難しいバランス調整やね。
で。
ここまではハードの話である。
本音がただの高値維持なのか、それとも本気で先行購入者に配慮しているのかはともかく、
任天堂がハードの価格に非常に注意していることは間違いないだろう。
なら。
何故。
同じ配慮を、ゲームソフトにも向けられないんだ!!!???
「ゼルダの伝説 大地の汽笛」でまず真っ先に言いたいのはこれである。
ゲームそのものとは関係ない内容である事が、色んな意味で虚しい。
このゲームが発売1週間程度で値崩れし、各所でネタにされていることは既に周知の事と思う。
ちなみに俺自身も「1月中に2980円もあり得る」と予想していて、ズバリ的中させた。全然嬉しくない。
また、2980円になっても、恐らく売れ行きは伸びていないだろう。
こんな急激な値崩れソフトは、そのうち1980円にまで落ちることを客は知っている。
本気で底値を探りたいなら、980円まで待つのもありだ。それも2年内には実現するだろう。
俺自身が普段は値崩れゲー大好きの乞食ゲーオタだから、この辺の心理はよく分かる。
値崩れを嘲笑され、それでも売れず、卑しい乞食(自戒含)のネットリとした視線で注目されるゲームソフト。
任天堂の大黒柱シリーズの一つ、ゼルダの伝説最新作。
年末商戦の空気とゼルダファンとしての矜持(アホか)を合わせ、思い切って発売日に予約購入した。
結果がこれさ。
非常に虚しい。
まぁ特典のルピーケース付きタッチペンは入手したから、まだ幾分マシかもしれんが。
値崩れ待ちの乞食どもよ、今作は純正タッチペンでプレーするとかなり手が痛いぞ(本当)。
特典ペンを使わず今作をプレーするなんて、情弱そのもの(笑)。
お前らは安さと引き換えに、このゲームの本当の楽しみ方を捨てているのさ。ゲラゲラ。
……すんません本当は勿体無いから特典は未開封です。
手ぇ痛いけど純正ペンでやり続けました。
俺は一体何をしているんだ。貧乏性は不治の病。
値崩れの恨み言はこの辺にしておく。クラニンアンケートで思い切り愚痴っておいたし。
どうせ読まれないけど。はぁ。
と言うわけでゲーム内容について。
本作「大地の汽笛」は、前作「夢幻の砂時計」を元に作られている。
リンクのアニメーションなどはほぼ使い回しだし、画面構成もそっくりだ。
製作者が語るように、丁度「時のオカリナ」と「ムジュラの仮面」の関係に近いと言える。
よって新鮮味はあまりない。前作を気に入った人向けに作られたのだと思う。
個人的には、使い回しするにしても、アイテム入手時のリンクのポーズなどはもう少し弄ってほしかった。
だがムジュラのような外伝っぽさはない。正統ゼルダシリーズと捉えて問題ないと思う。
ゲーム内容は、大きく二つに分けられる。
一つ目は移動。そしてもう一つはアクション(戦闘・謎解き等)。
で、俺の個人的感想は、この二つが全くの正反対になった。本当に両極端だった。
「とても面白い」と「全く面白くない」。
……書こう。
まず、全く面白くない方について。
まぁ俺に限らず大半のプレーヤーがそうだろうが、移動だ。
前作が船なら、今作は汽車。マップ上に引かれたレールの上にタッチペンでルートを描き、移動する。
道中は当然のように敵が襲ってきたりするので、一筋縄ではいかない。
リンクが人助けをすると追加線路が出現し、行ける箇所が増える。
これがまぁ、本当につまらない。
まず何より、汽車の移動スピードが遅すぎて話にならない。
ゲーム開始5分でそれを体感できるので、最初は「これ洒落にならんぞ」と愕然とした。
もう、遅い。本当に遅い。その遅さは、前作での船の移動速度とよく似ている。
チンタラチンタラチンタラチンタラ。目的地は遠い。線路だから真っ直ぐには伸びていない。
どこへ行くにも時間がかかり、冒険に快適さ・サクサク感がまるでない。
何を考えてこんなに遅くしたのか全く理解できない。
前作の段階で、移動の遅さに対する不満は腐るほど寄せられていたと思うのだが。
青沼さん、これ何とも思わないんですか。
岩田さん、これイライラしないんですか。そういう事を訊く気はないんですか。
宮本さん……いやなんでもないです。
前作の移動もそうだったし、更に言えば物語上の前々作「風のタクト」の移動も酷かった。
任天堂ともあろう会社が、何故にこうも不快な移動システムを毎回採用するのか。
本気で理解できないので、怒る呆れるより不思議に思えてならない。
俺が唯一考えうる合理的な理由は、「ゲームプレー時間の水増し」だが……まさか、なぁ。
本当にそんな理由でこんな移動システムを採用してるなら、もう二度とシリーズやらんぞ。はぁ。
移動の問題は糞遅いスピードだけではない。
そう、戦闘だ。汽車に乗っていても雑魚は登場し、いちいち襲い掛かってくるのである。
スピードが遅いだけなら、ルートを指定した後に漫画を読んで時間を潰したりも出来るが、戦闘があるのでそうもいかない。
そしてこの戦闘がまた……鬼のようにつまらない。
敵の種類は少なく、単調。こちらの砲撃は当て難く、敵の攻撃は当たり易い。倒しても1か5のゴミルピーが手に入るだけ。
また汽車はリンク本体と違ってHPが少なく、初期状態なら4発食らうだけでゲームオーバー。
さっき書いたが敵の攻撃はかなり正確なので、油断しているとあっさりやられてしまう。
やり直しは可能だが、出発した駅からだ。再びチンタラ移動の再開である。あああああ!!!
こんなもんにいつまでも付き合ってられないので、残念ながらクリア後のオマケ要素もまだ疎らにしかやってない。
だが仕方ない。俺は悪くない。製作者が悪い。ハッキリ言わせてもらう。
擁護の余地がない。面白くない。つまらない。糞。ダメ。理解不能。
せめてラスト付近の汽車バトル時のようなターボ装置くらい用意できなかったのか。
雑魚戦のバリエーションを増やし、たまには良いアイテムを得られるようには出来なかったのか。
改善の余地がありすぎる。もし製作者が信念を持ってこの仕様にしてるなら、救いようが無すぎる。
もうほんっと、ダメ。
この移動システムだけを見たら、値崩れなんて当然である。
俺、もし発売前に体験版でもやっていれば、絶対にこのゲームを購入しなかったと断言できる。
はぁ……。
テンションがた落ちだ。
気を取り直して、もう一つの「すごく面白い」方について。
言うまでもないが、アクション面だ。まぁ戦闘はオマケで、謎解き全般に関して、だな。
これは良かった。とても面白かった。
まず、つまらないわけではないが簡単過ぎた前作に比べ、今作は謎の難度がグッとあがっている。
二つ目の神殿辺りからそれを実感させられ、俄然燃えた。これだ、俺がやりたかったのはこれだよ!
と言ってももちろん理不尽ではなく、考えれば、丁寧にやれば、きちんと解けるようになっている。
誰もが悩み、誰もが解けて、誰もが「俺って天才じゃね?」と思える謎解き。
これぞゼルダの伝説の真骨頂であろう。大地の汽笛、間違いなくゼルダシリーズの最新作である。
難度のバランスにも絡むが、謎のギミック関連も非常に面白かった。
前作クリア後、「もうDSでこれ以上新しい謎解きは作れないのではないか」と感想を書いたが、
とんでもない思い上がりだった。クリエイター様が俺の予想を遥かにブッちぎってくれた。
……とまで書くとさすがに嘘臭いが、全体的に「おぉ!」と思える仕掛けや解法が多く、やってて新鮮かつ楽しかった。
今作は「ファントム」という別キャラと協力して謎を解くダンジョンがあるのだが、これが非常に新鮮で楽しい。
リンクとファントムは性質が違うので、片方が通れる道をもう片方が通れなかったりする。
「ここはファントムを通らせてスイッチを押させ、リンクは矢を撃って……」と頭を悩ませることができる。
ブーメランや矢などのお馴染みアイテムに加え、今作での新アイテムを使っての謎解きもまた楽しい。
ううーん、楽しい、楽しい。上手く表現できないな。と言うより、するのが野暮だ。
楽しい。面白い。それだけだ。ダンジョンは最初から最後まで充実した気分で遊ぶことができた。
敢えて難点を挙げるなら、一度切りしか楽しめないことだが、これはまぁ仕方あるまい。
謎解き面だけを見れば、値崩れは不当としか言い様がない。ふざけるな。絶対に許さないぞGKめ!
……コホン。
あ、謎解きほどでないが、戦闘も難度が上がっているので、前作よりはずっと楽しめた。
特に後半のボス戦はなかなかに手の汗握る戦いができた。
と言っても強いわけではない。最初の挑戦でギリギリ勝てる感じだ。
「ボスとの初戦は瞬殺されて当たり前」なゲームではこんな絶妙な感覚は味わえない。
ボス戦と言うよりイベント戦だ。他のメーカーも、見習えとは言わないが、参考にしてほしい方向性だと思う。
とまぁ、移動と謎解きで評価が極端に分かれてしまった。
それは前作でも同じだったのだが、今作は良し悪し両方でその質が上がっていたので、更に極端になった。
うーん。
それでも、やっぱ悪い方が目立つな。楽しいダンジョンも、そこへ行くまでは糞汽車で移動しなければならないんだから。
返す返すもこんな移動システムを採用したスタッフが分からない。理解できない。
そもそも、マップの大半が海だった風タクや夢幻ならともかく、今作はちゃんと地面がある。
別に汽車乗る必然性はない。歩きや馬でもいいじゃないか。
なんでリンクを含めたキャラ全員が汽車移動を前提に考えているのか分からん。
そんなツッコミを入れても慰めにもならん。
っとにガッカリだ。
後はテキトーに。
世界設定は、前作から100年後となっている。
テトラ一向は夢幻の旅の後、新大陸で新ハイラル王国を建国し、そこの女王となった(多分)。何気にスゲェなおい。
もちろん、今作で登場するゼルダ姫はテトラの子孫である。
……ここで気になるのは、前作までのリンクとテトラがどうなったのか、だな。
俺はもちろん、2人は結ばれたと思っているよ。風タクリンクとテトラの子孫が今作のゼルダ姫だ。
「じゃあ今作で登場するリンクは?」と言えば、ただの別人だ。
ゼルダシリーズのリンクは特殊能力や血筋のない、ただの一般人が選ばれているはず。
だから今作で、たまたま風タクリンクと似た少年が主人公になっても、別に不自然ではない。
初代女王と共に国を盛り立てた、女王の婿の名前を貰ったんだよ、多分。
そして、今作のゼルダ姫についてだが。
俺はゼルダシリーズをやる度に「ゼルダの伝説」というタイトルの不自然さを指摘してきた。
「このタイトルはおかしい。『リンクの伝説』か『ハイラルの伝説』にすべし」だと。
そして誰も聞き入れてくれなかった。畜生ぅ……。
しかし! 今回ついに俺の願いは神(宮本さん? いわっち?)に届いた!
もしかしたら岩田社長が俺様のブログを読み、配慮をしてくれたのかもしれない!
そんな妄想をしてしまうほど(しないが)、今回はゼルダ姫の活躍が多いのである。
ゼルダ姫はゲーム開始から間もなく体を奪われ、魂だけの状態になってしまう。
そしてそのままリンクの旅に同行し、その特性を活かして活躍してくれるのである。
近年のゼルダには「お供の妖精」の存在がお約束だったが、今作のゼルダ姫はその役割も兼ねている。
掛け声以外一切喋らないリンクに変わり、狂言回しという重要な役割を与えられているのだ。
そしてその性格も、大層愛らしい。
基本的には「美しい姫」とされる、まぁおしとやかな少女だが、要所要所でギャグ演出がなされ、それがまた微笑ましい。
使い古された演出なのかもしれないが、「ゼルダ姫」がこんな役割を演じたことはかつてなかった。
一気に出番が増えたことと相まって、今作のゼルダ姫は非常に身近で親しみの持てる存在になっている。
これはゲーム上のリンクも同じであるようで、イベント時に見せる表情は仲の良い友人へのそれに他ならない。
……まぁ欲を言えば色恋要素が欲しいところだが、今作に限っては友達描写だけで我慢できる。
リンクとハイタッチして喜ぶゼルダなどは、ある意味今作屈指の見所である。
まぁそれでも「伝説」はまだ言いすぎだ。そもそも大っぴらに動いてるわけではないのに、誰が語り継ぐんだ、と。
だが、今作での大活躍は、少なくとも俺の中では語り継がれるよ。相手は俺限定だけど。畜生。。
もしかしたら今までのような可憐なゼルダを支持する層もいるかもしれないが、ゼルダ姫を立派に「仲間」とした今作を俺は評価したい。
俺のように、シリーズタイトルにずっと不満を覚えていた人は是非プレーするべきだろう。
そんな人が他にいるのかどうかは知らないが。
はぁ。
ゼルダ姫のキャラクターを除けば、他は普通。
いつも通り全然印象に残らない神やら悪魔やら賢者やら。
一応大作なんだから、もう少し物語や固有名詞、世界設定には凝ってもらいたいんだが。
ゼルダシリーズのボスの名前なんて、ガノン除いて誰も覚えていないのではなかろうか。
ちなみに前作はベラムー、今作はマラドーだ。
明日には忘れていそうな名前だな。もうちょっと、こう、なぁ……。
グラフィックは前作の使い回しが多く、悪くはないが良い所も特にない。
実際の所、猫目キャラクターはかなり不評なのではなかろうか。
猫目リンクシリーズ3作の値崩れっぷりを見るとそう思う。
俺自身は特に嫌いではないが、リアル系と比べればやはりリアルリンクを選ぶ。
あまり受け入れられていないキャラを必死にプッシュしてる所が、なんかチョコボと被る気がする。
そういや値崩れっぷりもよく似てるな。嗚呼、あれは丁度一年前だったなぁ……。
音楽はそこそこ良いが、サントラ欲しいと思うほどではない。
嫌過ぎる汽車移動時も音楽だけは悪くないのが唯一の救いだった。
所謂「ちろりろりろりん」は夢幻の完全使い回しでガッカリ。
ちゃんと独自アレンジしろや。ったく。
はぁ。本当に両極端なゲームだった。
まぁなんだかんだ言って俺の年末年始を彩ってくれた。値崩れは悔しいが、勢い買いの意義はあったと思いたい。
初めて発売日からゼルダ最新作をプレーしたし、な。
良い大人が乞食の真似なんかしちゃいけねーぜ。サクッと金払って遊ぶからこそ娯楽が輝くんだ。
新しい物に新鮮な金を落とさないとゲーム業界が滅ぶぜ。いつまでもケチケチせず、いい加減もっと……
……ああああ。ごめんうそ投売り最高値崩れ万歳、ワゴン漁りはゲームするより楽しい。
今回の件は、俺のような値崩れ愛野郎への天罰だったのかもしれない。
そして「次からは失敗しないよう、値崩れしそうなタイトルの発売日買いは避けよう」と決心。
ますます乞食体質は加速するのであって。はぁ。
残る未プレーゼルダは「夢をみる島」「ふしぎの木の実 時空の章/大地の章」「ふしぎのぼうし」の4本。どれも携帯機である。
特に「夢をみる島」は是非やりたいのだが……今中古でバッテリーヘタった品を買うのもなぁ。
任天堂がそのうちDS版バーチャルコンソールを開始し、そこで夢をみる島を含む名作GBタイトルを
配信してくれると期待してるんだが、いつまでたっても実現しないし。
やれないわけはないし、やらない理由が思いつかないんだが。うーん。
そしてWiiで新たなゼルダ、所謂リアル系ゼルダが作られていることも発表されている。
つい先日岩田氏の談話により「早ければ今年末発売」の予定であることが明かされた。
もちろん予定だから延期の可能性はあるが、そう遠くはないだろう。
リアル系前作の「トワイライトプリンセス」は非常に面白かったので、新作にも問答無用で期待する。
年末に「スーパーマリオギャラクシー2」と揃い踏みでもしたら、もう最高だな。
……変な移動手段だけは採用しないようお願いしますね、青沼大先生。そして宮本神。
間違いなく一流なのに、何故か漂う二流感。
ゼルダの伝説は変なシリーズである。高レベル安定のマリオシリーズとはやはり違う。
いっそ無理に一般化を目指さず、マニアックな方向に行けば化けるんじゃないかなぁ。
初心者とかどうでもええやん。謎は解けない方が悪いんだよ。もっと極悪謎解き導入してさ。
アクション難度も上げてさ。ゼルダ姫とアリルとリンクの三角関係を物語の主軸にしてさ。
果てはamazon専用限定版を用意してさ。とかとかとか。とか。
……そんなに悪い案でもないと思う。
ゼルダシリーズには、何か枷が嵌められているという印象がずっとあるのは本当だし。
うーん。
長い歴史を持ち、システムにも円熟が見られるが、世界設定から売り方まで、まだまだ課題は多い。
その意味ではまだまだ発展する余地があるシリーズとも言える。
まぁこれからのゼルダシリーズに、無難な期待を添えておくってことで。
語り継ぐべき伝説のゲームになってくれ。
……イマイチだね。へ。
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