腐れゲー道

プレーしたゲームの感想文を、ダラダラと粘着質に綴ります。

ゴーストトリック

2011年06月30日 02時18分34秒 | ニンテンドーDSゲーム感想文
言うまでもないが、先日発売された廉価版を購入だぜ! 新品1678円! 安売り万歳!
つっても今回は「興味あるゲームが安くなった」ケースであり、ただ安価だから買ったというわけではない。
値下げの効果が正しく出ている、清く美しい購入事由と言えるだろう。誰にも文句は言わせない。どや。業界貢献や。えへん。
……こんなことをいちいち考えてゲーム買うのは多分俺くらいだろう。はぁ。


「ゴーストトリック」である。
あの巧舟氏が全身全霊を込めて作った、新世代の推理ゲームである。

巧舟、タクシューと言えば、もちろん「逆転裁判」が代表作だ。
裁判を題材にするという斬新な設定、個性的なキャラクター、骨太な謎解きなどが好評を獲得した逆転裁判は、
現在までにシリーズ計5作、外伝「逆転検事」が2作発売されている。
ちなみに逆転検事に巧氏は関わっていないらしい。最近まで知らんかった。
販売本数は「4」が最大で50万本強と、実の所大ヒットとは呼び難いが、知名度は非常に高いシリーズだと思う。
「異議あり!」の名台詞は、最早ゲームをやった事のない人にも逆転裁判を思い出させるほど有名だろう。
何と言うか、販売本数以上に「人気がある」という表現が実にぴったりなシリーズだと思うのだ。
偉大なシリーズ逆転裁判、この作品を生んだ功績だけで、巧氏の名はゲーム業界の歴史に残るだろう。


……が、そんな逆転裁判も、実は最新作であり最大のヒット作である4の評判がかなり悪く、価値を落としてしまった。
俺自身1~4までプレーしたが、確かに4が突出して出来が悪かった。調整が足りてないのに、無理に発売したように感じた。
それでも4は登場キャラをほぼ一新した、シリーズ再スタートの作品でもあった。
だから続編は当然出るし、それにより評価はまた持ち直すに違いない。ここは素直に「逆転裁判5」を待っていればいい。
4自体はアレだったが、俺は逆裁シリーズそのものには特に失望せず、割と楽観視していた。

しかし4からはや4年、5の情報は未だ一切ない。これまでの発売ペースからは考えられない間隙だ。
その間を一応逆転検事シリーズが繋いではいるが、こちらはあくまで外伝、ちょっと弱いと言わざるを得ない。
やはり4の製作は、巧氏にとって色んな意味で満足行くものではなかったのだろう。
充電期間を置くつもりなのか、またはもう逆転裁判はウンザリなのか、いずれにせよしばらく触れたくはないのだ。多分。


そこで巧氏が気分を新たに作り上げたのが、本作ゴーストトリックである。
システムにもキャラクターにも世界設定にも逆転裁判との関連はない、完全新作。
……とは言っても、そこはやっぱ「逆転裁判のタクシュー」である。
恐らく今作の購入者は、殆どが逆転裁判に並ぶ面白さを期待し、パッケージをレジに持っていったことだろう。
もちろん内容も、逆転裁判といちいち比べられる。「逆転裁判より面白いか、つまらないか」、今作の評価基準はここにある。
俺も今作を買ったのは、逆転裁判シリーズが好きで、巧氏の能力を信頼していたというのが一番の理由だ。
これは親の七光りなのか、独立したいのに嫌でも付き纏うウザッたい影響力なのか。
取り敢えずやってみるしかあるまい。全ては今作の面白さが証明してくれるはずだからな。




まず、システムはなかなか斬新である。他では見た事のないものだった。
逆転裁判はごく普通に文章を読み、論理的に矛盾を見付けるタイプの謎解きゲームだったが、
今作はゼルダ的と言うか、仕掛けの仕組みを推測・理解して解法を導くタイプの謎解きゲームだ。
同じ謎解きと言えど、方向性はかなり違う。逆転裁判と似たものを期待してるなら、それは完全に間違いである。


主人公は、ゲーム冒頭でいきなり死亡し、「ゴースト」となる。
このゲームのゴーストは、様々な物体の「コア」に「取り憑く」を繰り返すことで、移転することができる。
コアは背景にある各物体が対象になっていて、例えば「スプーン」「電話機」「ヘルメット」など、種類は様々だ。
そう、「ゴーストトリック」の意味は、「ゴースト取り憑く」の洒落なのである。一般的な意味のトリックではないのだ。
またゴーストはコア移転をしなければ一切動くことができず、この辺俺らが想像する幽霊のイメージとはかなり違う。


そしてゴーストはコアに取り憑くだけでなく、可能であればそれを操ることができる(操れない物もある)。
例えば、ライトのスイッチを入れたり切ったり、バルブを回して水を出す、等だ。
こうして「取り憑く」と「操る」を組み合わせることにより、幽霊の立場からその場に変化を与え、運命を変える……
これが今作の基本設定であり、ゲーム内容の殆ど全てである。

ゴーストは現在の環境を動かす以外に、「死者を発見すると、その者の死の4分前にタイムスリップできる」という特殊能力も持つ。
この辺は理屈も糞もあったもんじゃないが、そんなのを求めるゲームじゃないから気にしない。「そういう事になっている」のだ。
死者の死の4分前に戻り、環境を色々変化させると、その死亡を回避させることができる。
つまり、死者の運命を変え、現在の状況を上書きさせることができるというわけだ。
主人公はこうして様々な場面で環境を動かし、または死の運命を変えることで、徐々に物語の核心に迫っていく。
「記憶を失った自分は、一体何者なのか?」という、最大の謎を解く為に。



何か文で書くとややこしそうだが、実際はそうでもない。
プレーしてみればすぐ分かる内容だし、序盤のチュートリアルも充実してるので、取っ付きは良い作品だと思う。
誰にでも楽しめるタイプのゲームである。


さて、いきなり核心に入る。「今作は、逆転裁判シリーズより面白いのか?」。
……残念ながら、個人的には逆転裁判には及ばないと感じた。内容は斬新だし、製作者の気合を感じたし、話も纏まっていた。
でも面白かったか、のめり込めたかと言うと、イマイチだったと言わざるを得ない。
うーん、何が悪かったんだろう。ビシッと欠点を挙げられない。「何となく」、ハマれなかったんだよな。


一番不満に思ったのは、意外と単調なゲームってことかな。
物体のコアに取り憑き、操り動かし、場に変化を与え、運命を変える。基本はこれで、応用もこれ。
もちろんステージと言うか周辺状況には様々なものが用意されており、一応最後まで飽きさせない作りにはなっていると思う。
だが、俺は正直退屈だった。やってる事に刺激が足りない。プレーしていて、徐々にダレてくる。
今作は謎解きゲーだから、もちろん考えることも大事だが、コアを「操る」ことで発生するアクションは予想し辛く、一発正解は難しい。
色々なコアで「操る」をやってみて、その動きを把握し、考えるのはそこからになる。まずは動かしてみる、が大事なのだ。
……これ、一見筋が通ってるようだが、俺はどうにもしっくり来なかった。なんちゅーか、腑に落ちなかった。

他の謎解きゲーでは、謎にぶち当たる際、解けるだけの情報はきちんと与えられる。当たり前だ、でなきゃ解けないだろう。
つまり試行錯誤することはあっても、賢く勘が鋭い人が挑めば、一発正解も可能。一般的謎解きゲーはそうなってると思う。
しかし今作の場合、いざ謎解きが始まった段階では、「操る」によりコアがどんな動きをするか予想するのは難しい。
殆ど出鱈目な動きをするコアも多く、取り敢えずやってみないと解答も何もあったもんじゃない。
これ、俺には微妙に謎解きゲーとしてのルールに反してるように感じるのだ。大袈裟な言い方だが。
謎に挑む際に与えられる情報が、不十分。フェアじゃない。大袈裟な言い方だが。
もちろん、「操る」をやればそれで済む話なのだ。解けるわけないと言ってるのではない。
だが、どうにもしっくり来ない。どこか納得がいかないものを感じてしまう。


そしてもう一つ、難度が低めなこと。
実はそれなりに難しい(と思う)逆転裁判シリーズの骨太謎解きから方針を変えたのか、今作の謎はかなりマイルドである。
今作の謎解きは、逆転裁判のような論理的思考より、「操る」を試してコアの動きを観察することの方に重点が置かれている。
となると、やはり簡単なのは今作の方だろう。試行錯誤をやっていれば、偶然解けてしまうことも多いし。

更に重要な点として、今作にはゲームオーバーが一切ないことがある。
「操る」の回数に制限はないし、死者の運命を変える時は時間制限があるが、失敗しても何回でもやり直しが可能。
ちなみにセーブは中断のみ可能だが、ゲームオーバーがないので困ることは一切ない。
これは逆転裁判と実に対照的で、謎解きを間違えれば容赦なくペナルティを食らい、溜まるとゲームオーバーになるあの厳しさとは正反対である。
逆転裁判では、ゲームオーバーが恐いから、より推理に頭を捻り、証拠を叩き付けるのにも真剣になったものだ。
結果的にゲームへ大いに没入できたんだから、あの厳しさは正解だったと思う。


なのにゴーストトリックにはゲームオーバーがない。ミスが何も恐くない。好きなだけ試行錯誤をすればいい。
「時既に遅し」な事態になっても、いつでも時間を戻して再挑戦できる。実に快適だ。そして全く緊張感がない。
そう、今作の謎解きには、リスクがまるでないのである。ただでさえ難度が低いのに、これではあまりにも温すぎる。
これではじっくり考える気になれず、テキトーに操るを繰り返すダラプレーになってしまう。結論として、ハマれなかった。



今作が新しいことをやっているのは事実だが、それだけで強烈な売りになるというほどでもない。
となるとやはり求めるものは総合的な面白さになる。そしてそれは、残念ながら期待したほどではなかった。
いや、面白さは十分あったのかもしれない。それを彩る緊張感、ドキドキ感が全くなかったのだ。
もう少し謎の難度を上げ、もう少し失敗にリスクを持たせ、もう少しゲームを引き締めるべきだったと思う。
巧氏は逆転裁判とは違う層の獲得を狙ったのかもしれんが、氏は良くも悪くも「逆転裁判のタクシュー」である。
これは恐らく今後も変わらない。その名前を出して今作の宣伝をしている以上、偏見を持たれるのも仕方あるまい。
やってる事が中途半端ではなかろうか。熱いようであまり魂を感じない。
うーん。




物語。こちらも完全新作と言うことで気合を入れて作られていたと思う。
巧氏が今作で最も力を込めたのはこちらだったのかもしれない。
一応章仕立ての作りになっているが、逆転裁判と違って各章が独立しているわけではなく、ほぼ1本の長い物語になっている。
全18章くらいかな? 各章は程よい長さで、1日1章くらいのペースでのんびり遊ぶのが向いてると思う。
俺の場合、そのペース以上でやるほどハマれなかったというのが大きいが……。

謎が謎を呼ぶスリリングな展開は先が気になるし、中身に引っかかる点もあまりなく、ラストは割と綺麗な大団円。良かった。
ただ、あまり感動を呼ぶ内容ではないと言うか、訴えかけてくるものではなかったと思う。整合性が全てな感じ。
ややエンタテイメント性が足りなかったかもしれない。偉そうな論評だな。

それと、終盤の「10年前の運命を更新する」という展開には、色んな意味で疑問が残った。
いつもいつも物語をグニャグニャさせるアレ、タイムパラドックスな不思議が発生してしまうからだ。
ラスト直前の展開はかなりややこしく、正直よう分からなかったというのが本当だ。ミサイル? え?
ゴーストの理屈に出鱈目な要素はたくさんある作品だから、時間移動もその中に含まれており、それ自体は別に問題ない。
だが分かり易さには細心の注意を払ってほしかったと思う。スッキリしないハッピーエンドだった。

ちなみにED後にセーブデータの上書きのを問われ、思わずOKを押してしまったが、
そのデータで再開しても普通に2周目が始まるだけで、上書きする意味は何もなかった。
よく分からなかったからもう1回終盤をやり直そうと思っていたのに、これは酷い。
大体このゲームのセーブデータ容量なんてたかが知れてるだろうに、何故1個しかセーブできないんだ。
せっかく力の篭ったシナリオだったのに、勿体無い。はぁ。



キャラクターに関しては、「こりゃ間違いなくタクシューのキャラだ」と感じさせる人物が揃っていた。
性格や台詞に逆転裁判の雰囲気を感じさせる奴がたくさんいて、ここが唯一の共通点と言えるかもしれない。
特に主人公・シセルとヒロイン・リンネの会話は、成歩堂と綾里真宵のやり取りを思い出させてくれた。
つまりリンネも真宵と似て、ややムカつくタイプのヒロインなわけだが……。

キャラ作りに大いに役立っているのが、アニメーション。
逆転裁判でもキャラの凝ったアニメは大きな売りになっていたが、今作では別のやり方で、同様以上の愉快さを醸している。
今作は画面構成で言えば旧来の横スクロールアクションのような感じで、キャラは全身が小さめに描かれる。
だが小さいながら本当に細かくよく動き、しかもその動きがいちいち面白い。
馬鹿げたポーズを取ったり、変な踊りを踊ったり、アクションが大袈裟だったりと、非常に非常に個性的。
実は今作をやってて一番驚いたのが、このキャラアニメーションの質とアイデアだったりする。
よくこんな動きを思いつき、また実現したものである。それでいて違和感がないんだから大したものだ。
製作者のセンスと拘りと作り込みを褒めるしかない。他作品じゃこんなの見られないもんなぁ。

今作はこれ1本で完全に完結しており、少なくとも正統続編が出る見込みは極めて薄い。
よって登場キャラは殆どが今作だけの使い切りだと思われる。なかなか贅沢だ。
逆転裁判も当初続編の予定は無かったとのことだが、あちらは幾らでも続きを作れる余地があった。
続編の匂いを全く漂わせない終わり方は、当然巧氏の意図したものだろう。
どんな結果が出ようとこれ1本で終了と決めていたのなら、潔い反面少々勿体無いとも思う。


グラフィックは、優れたアニメーションが際立って目立つが、他も悪くはない。
今作は背景の絵がゲーム上とても大事なので、どの場面も恐らく見た目以上に考えて描かれていたものと思われる。
キャラ絵は逆転裁判とは無関係の人が担当していて、あの雰囲気は全くない。


音楽は残念ながら耳に残るものがなく、これは逆転裁判に比べて大きく劣っていた。
今作は逆転裁判と違ってゲーム的にメリハリが少なく平坦で、その点で随分損をしていたように思う。
逆転裁判は裁判中の平常時、思考時、ピンチ時、攻勢時と局面がコロコロ変わり、その度音楽が気分を盛り上げてくれた。
特にこちらが大攻勢を仕掛ける「追及」時の音楽は超燃えで、今も大好きである。
今作はそういう耳に残る曲が正直一つもなかった。サントラが出ているが、買うことはまずないな。はぁ。


操作性に関しては割とよく出来ていて、逆転裁判とは比べ物にならないくらい良好。
タッチパネルとボタン、どちらでも全てのコマンドを実行できるのはナイスである。
待望のバックログ閲覧機能と既読メッセージ早送りも搭載されており、プレー環境は非常に快適。
まぁこの辺は良くて当然だから、褒める要素でもないが。





ふぅ。
して、今作、売り上げはどうだったんだろう。
まぁ発売後にカプコンのIRにて名指しで販売不振と書かれてたから、芳しくなかったのは間違いない。
逆転裁判に続く、プチヒットシリーズとして期待されてたんだと思うが、残念ながら滑ってしまった。
でもプレーしてみた限り、それも仕方ないかなと思う。少なくとも隠れた名作、ではないな。


あと、廉価版を買った俺が言うのも変だが、今作がDS版発売から半年後、アイフォンにて僅か1500円で配信されたことが気に入らない。
配信はいいとしても、早すぎだろう。早いのはいいとしても、安すぎだろう。
こんなことされたんじゃ、DS版を適正価格で買った人らはどう思うのか。……やはり、俺が言うのはおかしいな。
DS版の売上不振を補う為の苦肉の策だったのかもしれんが、なんちゅーか、コンテンツの非常に醜い安売りを感じた。
客に対する不誠実云々以上に、今作の価値が「その程度」であることを、カプコン自ら認めているように感じた。
そしてそれがカッコ悪く感じた。タクシュー渾身の新作は、メーカーにとってその程度の認識なんだねぇ。
はぁ。虚しいなぁ。


今作のようなゲームは、仮に誰もが平伏す神ゲーであったとしても、100万本なんて売れない。絶対売れないと言ってもいい。
大成功したと言える逆転裁判ですら、50万本程度がやっとだったのだ。推理アドベンチャーなんて、本来売れるジャンルではないのだろう。
だが、じゃあそんなジャンルは要らないのか? と言えば、それも違うだろう。
カプコンや任天堂のような、規模が大きくたくさんのゲームを発売するメーカーは、同時にたくさんのジャンルを手掛ける。
カプコンは今モンハンがアホほど売れているが、じゃあ全社一丸でモンハンばかりを作っていればいいのか? ンなわけない。
いずれモンハンにも陰りが見える時は必ず来る。その時に備えて新たなヒット作の模索は幾らやってもやり過ぎではない。
売上という面では一見無意味なほど規模の小さなソフトでも、メーカーにとっては意義があるのだ。
それ自体が大ヒットに繋がらなくても、次の何かを生み出すネタのキッカケにはなるかもしれない。
ヒット作誕生に王道はない。色々やってみるしかないのだ。

だから今作が売れなかったこと自体は、それはそれで仕方ないと思う。
ゲーム内容は斬新だから、モンハンで余裕があるうちに、試行錯誤の一貫として未来のカプコンの糧になったと思えばいい。
……が、カプコンの投売りする態度を見るに、今作はあっさり「要らない子」の烙印を押されたようにも見える。
売れないだけでなく、未来への種にもなれない。投売りで小銭に化けたら、後はもうどこにでも消えちまえ。
そんな風に思われてるんだとしたら、これは非常に悲しいなぁ。俺の妄想だと思いたい。妄想だよ。多分。


ともかく今作の出来と売上は、「逆転裁判のタクシュー」の名をファンからもカプコンからも落としてしまったと思う。
となれば当然、求められるのは次回作での挽回である。逆転裁判4を含めれば、2連続でやらかしたと言えなくもないからな。
そこで俺が思うのは、「ディノクライシス2」である。実は巧氏、ディノ2のディレクターでもあるんだよね。
そして俺はディノ2をとても高く評価しているのだ。初代PS最後の至宝とまで思っている。
だから巧氏の次回作には、是非とも「ディノクライシス4」を期待し…………たい所だが、これはちょっと現実味がないな。
だがアクションゲームに戻ってみるのは、悪い選択ではないと思う。
得意とするシナリオもキャラ作りも謎解きも、アクションではまた違った味が出る事だろう。
そういう巧テイストのアクションゲーは、まだ作られていないはずだ。ディノ2はそういう雰囲気のゲームではなかったし。
うん、悪くない。はず。もちろん逆転裁判5もこれはこれで期待するが。あれで終了されたらたまったもんじゃない。
てわけで巧舟氏の奮起と新作に無難な期待をして纏まりなく終わり。

どんなゲームも売れてほしいけど、そんな事はあり得ない。
戦いやなぁ。はぁ。












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5 コメント

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ゴーストトリックとは懐か(ry (不定期閲覧者)
2011-06-30 15:40:43
1ヵ月ぶりくらいに見にきました。
ゲー評のほう毎回楽しみにしております!

ロックマンゼロのほうもお返事ありがとうございます!
GBAの操作は慣れてしまえばどうってことなかったように思います。DSの操作性がどんなものか実際に触ってないのでわからないのですが辛そうですよね。
ただ、GBAのほうもボタン同時押しでよくミスしましたがww

ゴーストトリックについてですが、実は予約までして買っちゃったんです…。
タクシューの最新作ってことで是非買わなきゃって思いまして…。

感想はotaさんと同じくなんとも微妙な感じですね。
逆裁は1~3、検事は1のみやりましたがゴーストトリックは謎解きの方向性が違うので最初はハマったけどトリツク作業に飽きてきて後半にだれてしまいました。
…ストーリーが気になったので2日くらいで終わらせましたがww
なんとなくPV見たときにある程度の予想を立ててプレイしたら、あながち間違ってなかったことも終盤の展開に感動できなかった要因かも知れません。

2週目はやる気が起きませんでした。逆裁はたまにやりたくなるんですがね。

キャラとグラフィックはかなり良かったと思います。
が、音楽は似たり寄ったりでしたね。
サントラ付きのを予約したのですが2~3回聴いたら飽きてしまいました…。

売り上げがどうだったのかわかりませんが、店頭に売られているこのソフト(新品)を見てその場で買ってみようって思う人っていたんですかね?
タクシューか逆裁を知ってる人じゃないと買わないような気がしますし、パッケージのデザインも購買意欲に影響してるのかもと考えたんですが…。
今となっては遅いのですが、廉価版を買えばよかったように思います…。ちくしょうww 
4と検事2は暇ができたらやろうと思います。が、4は評判がアレなので買おうか迷っています。
でもやっぱり5が出てほしいですね。

長文になってしまいスミマセン。
これからもブログのほう頑張ってください!!


返信する
エロたん (S・R)
2011-06-30 19:42:38
私はゴーストトリック買ってないですねえ。
なんだったかな、同時期に違うソフト褐炭だったかな。HPのフラッシュ版体験版をやってはいましたが。面白そうだとは思ったんですがね。一発ネタだとありありと分かる作りだったからかも知れません。

ところで、まさか逆転裁判が常にセーブできることをご存じない?
総当りで行けるのは逆転裁判も同じですよ。私は反応が見たくてボカンボカンやってましたからね。
あと、Bボタンでメッセージの早送りも一応あります。未読メッセージは送れませんが。

逆転検事は1だけ買って2は買ってません。なんて言うか、素直すぎますね。泡の抜けたビールは言いすぎですが、泡の抜けたコーラって所です。

この業界、一度ヒット飛ばしちゃうと色々と大変ですよね。「名のあるクリエイター」の方々を見ていると本当にそう思います。
返信する
Unknown (ota)
2011-06-30 23:01:47
複数のコメント様に、「>」を使い、一回で並列レス。
これ! これですよ! 死ぬまでに一度やってみたかったんですよ!!
けどこんな限界集落ブログに、短い間隔で複数のコメントなんてとても望めず、今までは不可能でした。
いやぁ感無量です。いつも以上にお二人に感謝致します。本当にありがとうございます。

……ま、当人が幸せならそれでいいんですよ。畜生。






>不定期閲覧者様

更新頻度が少なすぎるので、月イチで訪れて下さるだけでも感謝です。
ロックマンゼロをやってからもう1ヶ月も経ったのかと何気に驚きました。なんて早い……。
GBAでもやはり操作はし辛かったでしょうね。特にGBASPは相性最悪だったんじゃないかなと想像します。

おお、ゴーストトリックを発売日買いですか。そしてやはりタクシューが理由ですか。よく分かります。
感想も似通ってますね。やはり全体的な単調さ・退屈さは明らかでしょうか。
購入者の大半が逆転裁判ファンである事は見えてるのに、その層に向けて作らなかったのが敗因かなぁ。
次回作で名誉挽回してほしい所ですが、今作に関してはシステムも物語も、あまり続編製作に向いてないように思います。
うーん、どうなるんだろ。
タクシューが次にどんな手を打ってくるのか、注目ですね。
取り敢えず逆転裁判シリーズを綺麗に帰結させてくれないかなぁ。





>S.R様


おお、ゴーストトリックは未プレーでしたか。……フッ、勝った。
すみません、冗談です。いえ、あまりに多くのゲームを発売日買い・プレーされてるんで、マジスゲーと思ってたんですよ。
私と被る範囲ですらそうなのですから、総数だと物凄い数を購入・プレーされてるんでしょうね。
俺ももっとガンガン攻めないとなぁ。はぁ。


>ところで、まさか逆転裁判が常にセーブできることをご存じない?

あーーー!! しくったぁあ!!!
……すみません、言い訳臭くなりますが、当ブログ創設者のメッセージをお聞きください。

実は逆転裁判2の頃までは、本当に要所セーブしかできないと思い込んでいました。
だって「中断セーブ」って名称なんやもん! だったら1回ロードしたら消えると思ってもおかしくないだろ!?
「ファイアーエムブレム」と呼び方が同じなので、てっきり仕様も同じだとばかり。
3をプレー中にこの大勘違いに気付き、恥ずかしさと「紛らわしい名前付けんな!」という怒りで顔が真っ赤になったのを覚えてます。
その辺の妙な意地も絡み、気付いてからも中断セーブはやり直しには使わず4までプレーしました。
なので気付いたことを忘れてたと言うか、記憶が曖昧だったのです。今思い出しました。すみません。
よって本文に書いたのは逆転裁判2までの私の思い込みであって、ゲームの仕様でも何でもないですね。
論旨がおかしくなるな……いずれ修正しておきます。申し訳ない。


今作をプレーしたことで、逆転検事に興味が湧いて来たのですが(廉価版出たし)、うーむ、気の抜けたコーラですか。
一応1も2もそこそこ近く売れてるようですが、本編シリーズと違って外盛り上がりを感じませんね。

名声を得たクリエイターが大変と言うのは本当にその通りだと思います。
基本リーマンだから、当てても一攫千金とは行かないでしょうしね。
ただ、集団作業のゲーム製作において、個人で脚光を浴びるのは幸せなことだとも思います。
タクシューは間違いなく逆裁やGTの要の存在であり、氏がいなくてはこれらは決して作られなかった。
この比類なき名誉は永遠です。それを誇りにこれからも頑張ってほしい……てのは甘いかなぁ。はぁ
返信する
思い出した (S・R)
2011-07-01 17:10:40
そうそう、ゴーストトリックの一週くらい前にゼノブレイドが発売したからそっちにはまってたんでした。嵌ると半端なく時間を持ってくゲームなんで、他のソフト買う時間的余裕がなかったんですね。
返信する
Unknown (ota)
2011-07-01 21:19:09
ああなるほど、そう言えば発売日近いですね。ゼノブレイド恐るべし。
今や高橋氏は日本RPGファン最後の期待の星かもしれませんね。
次回作はWii Uのロンチ辺りに頑張って出してくれないかなぁ
返信する

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