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腐れゲー道

プレーしたゲームの感想文を、ダラダラと粘着質に綴ります。

無双OROCHI(XBOX360版)

2025年06月08日 21時43分56秒 | XBOX360ゲーム感想文
【ハード】Xbox360
【メーカー】コーエーテクモゲーム
【発売日】2007年9月13日
【定価】7,480円 (税込)
【購入価格】110円(中古)
【プレー時間】40時間


無双。これ自体は一般名詞だが、我らがゲーム業界では完全に固有名詞となっている。「無双する」という動詞もこのゲームをイメージしていることは自明だ。
それだけ無双シリーズは一世を風靡した。三国に戦国、ガンダムに北斗にワンピースにと、膨大な数のシリーズ作品が市場に放たれ、もう無茶苦茶に多い。
で、そうなると、無双をやらない人達は思うだろう。「こんだけ似たようなもんばっかで、いい加減飽きないの?」と。語尾に「w」も付くかもしれんな。
正直、俺も無双をやるまではそう思っていた。人気シリーズだから続編が出るのは当然としても、無双は明らかに多すぎる。やり過ぎ、すぐ飽きられるぞ、と。
この批判というか否定感情は、一理も二理もあると思う。実際無双は出過ぎだからだ。しかし無双を知った俺は言おう。「いや、そうでもないんですよ」と。
一本の無双を終えても、次の無双がやりたくなるんだよ。さすがに「全く同じ」では飽きるが、「少し違」えば、また別のゲームとして十分楽しめるのだよ。
恐るべきかな無双魔力(俺はそう呼んでる)。ゲームというものは繰り返すものであり、それが楽しければ、即ち最強のゲーム。無双はそれの体現だと思う。
つってももちろん、多作にも限度はあるし、魔力も永遠のものではないからね。その証拠に……近年は……いやこの話はやめよう。無双最高!! ……はぁ。

で。例によってある日、俺は無双魔力に惑わされつつあった。あーこりゃ無双やらなきゃ、と。男にはそういう時期があるんだよ。ほんまテキトー言うの楽だ。
そこで俺が選んだのは「北斗無双(XBOX360版)」だった。……えええぇ。あまりにも今更だ、と自分でも思う。何よりお前、PS3版を以前やったじゃんよ!!
そう。北斗無双はPS3・XBOX360の2機種で出ており、無論同内容。ちなみに続編の「真・北斗無双」のPS3版もプレー済み。そして両方概ねトロコンしている。
なのにわざわざ別機種版を一から? 完成度の高い真ならともかく、無印を?? そうだよ。以前110円で買って、俺もそのまま眠るソフトと思ってたんだがね。
ともあれプレーを始めたら……もうお分かりでしょう、ハマりですよ。北斗無双は色々問題があるゲームなのだが、無双魔力はそれを覆い隠す。厄介なもんだ。
真と違ってネット要素はなく、ゲームボリュームもそこそこなので、一気に実績コンプまでプレーした。尚PS3版から再プレーが近いので感想は書かなかった。
ほんま無双はいいもんだとゲームを終えた。……すると? また無双がしたくなったのだ。なんじゃそらぁ! だから何度も言ってるだろ。無双魔力だよ。
北斗無双は結構毛色が独特な無双なので、標準的無双に触れたくなったとも言える。ともあれこうなったらやっちまう、連続無双プレー発動だ!!!
その結果選んだのが、同じくXBOX360の「無双OROCHI」だった。知っての通り、三国と戦国の無双キャラが共演するお祭りタイトルである。

無双OROCHIは現在3まで出ているが、初代は実は3種類ある。無印「無双OROCHI」、「無双OROCHI 魔王再臨」、その2つを纏めた「無双OROCHI Z」である。
俺はこれを3本とも持ってる。なのでZ(PS3)をやればそれで事足りるのだが……ここで敢えて無印をやるのはなんつーか、ナウくない? くない。知ってる。
でも持ってるのを無視するのは良くないだろう。Zは確かに纏め作ではあるがセットものではなく、両作のアレンジ版だ。無印には無印の味がある。多分。
それに無印はXBOX360、つまり実績がある。実トロがあれば、ゲームはその内容以上に価値を放つのだ。少なくとも俺にとっては。おかしなことやっとるなぁ。
まいい、決定。尚今作は元々PS2のソフトである。PS2である。その点もポイント高い。そうか? それから「無双シリーズ10周年記念作品」でもあるらしい。
これは確かに嘘ではないが、ガチの初代「三國無双(格ゲー)」から数えてるのよね。実質的にはその3年後の「真」が始まりなのに。インチキくせーなもう。


さて無双OROCHI。俺は今作を始める前、まず物語というか世界設定がどうなのか気になった。三国と戦国を合体……そこにどんな理屈を用意してるのか? と。
で、開始後のムービーでそれが語られたので、スクショを貼っておこう。つってもスクショ機能なんてないからスマホ直撮りである。便利なのか不便なのか。



……うーむ、どうよこれ。全力で「こまけぇこたぁいいんだよ!」精神を発露しとるやろ。考えたら終わり、気にしたら負け。クリエイティブの鑑やね。
時空を歪める理屈? シラネ。なんで言葉が通じる? 気合。城や土地も一緒に結束? そう。雑兵や民も? そう。食料も? ああもういちいちうるせー!!
はい。もういいです。はぁ。いやもちろん凄まじい不思議パワーに頼らなきゃこんな設定は出来んから、事細かく理屈を考えておけとはいわんよ。ゲームだし。
でも逆にここまで何も考えてないとも思わなかったよ。「考え抜いた末に何も考えないことにした」のかもしれんけど。物は言いようだね! 大人って偉いわ。
つーことで、「そういうこと」であり「そういうもの」なので変なツッコミは控えよう。そういや「ガンダム無双」で既にこれ経験してたな。ははは。
ゲームタイトルのOROCHIは「遠呂智さん」なる人名で、この人が実に漫画的な「強者よ集え」系の思想でこの世界を作った、と。なし崩し的に集結する英雄達。
彼らは当然遠呂智に対抗すべく行動を開始する。と言っても元々の仲間たちとは逸れてしまったようで、例えば関羽と張飛は最初から一緒にいるわけじゃない。
バラバラになった彼らにどういう経緯があったのかは分からんが、ゲームが始まりシナリオが進行すると、基本3人一組のパーティで登場し、行動を始める。
例えば俺が最初に触れた「呉」ストーリーだと「孫策」「服部半蔵」「徳川家康」が初期メンバーである。……だから理由は考えんなっての。現実なのよ。
ストーリーは魏呉蜀に「戦国」の計4ルートあり、どれも時系列的には同時に進んでいく。様々なルートで打倒遠呂智に動く英雄たちの戦いの果には何が……?

設定や物語はともかく、ゲームシステムはかなり素直な無双になっている。聞くところによると「戦国無双2」に近いらしいが、俺はやってないので知らん。
小大攻撃の組み合わせのコンボ、ゲージを溜めて無双乱舞といった基本は今作も同じなので、何も読まなくても普通に楽しめる。取っ付きの良さは無双の美徳。
これが戦国経由なのか、キャラは全員「力」「技」「速」のタイプに分けられていて、それぞれ操作法が違う。もちろんそれに加えキャラごとの個性もある。
武器はいつも通り戦闘後の報酬で手に入って、スキルを乗せることで色々な効果を得られる。分かりやすくも楽しい強化要素、これもまた無双魔力の一部。
そしてお祭りゲーである故か、今作は「3人一組で行動する」ようになった。さっき挙げた孫策ら3人はそのシナリオの初期パーティということになる。
つっても3人同時に戦うわけじゃなく、ボタンで使用キャラを切り替えるだけだ。なので共闘感は皆無だが、まぁそんな複雑な事はできないよね。無双だし。
それでも3キャラを切り替えて戦えるってのは新鮮ちゃ新鮮。切り替えは一瞬でストレスもない。待機キャラはHPが回復していくので戦略的にも重要。
ただし使用キャラが死ねばそこで試合終了なので注意。……そこは「おのれよくも!」と残りが奮起するとこやろ。浅い絆ってことを露呈しとる。はぁ。

まぁともあれ始める。……うむ、面白い。無双である。小大大、小小小大、小大大。ゲラゲラと大量殺人を繰り返していれば楽しく時間が過ぎていく。
最初はどのキャラも弱いし、キャラ性能格差もあるが、そんなの気にせずテキトーに無双すればいい。ちなみに難度はいつもの「普通」。まずはこれで慣れる。
キャラ切り替えシステムも別に難しいものではないから、気分で変えたり育成(経験値等はキャラ別集計)で変えたり、自由気ままに無双三昧。
今作は切り替えシステムのせいか被ダメがかなり痛く、油断してるとあっさり死んだりする。特に弱いキャラを育成目的で連れてきてる場合は注意が必要。
ただヤバくなったらキャラ替えをすれば急場を凌げるので、そこまで深刻ではない。キャラ替えは一瞬だしコストも何も無い。無双も便利になったものだ。
シナリオを進めていけば仲間はどんどん増えていく。試しに新キャラを使ってみたら意外な強さを発揮したりと、キャラコロをするのもなかなか楽しい。
3人パーティ制は単純に多くのキャラを使えるのがいい。無論従来のタイトルでもそれは可能だったが、いちいちステージを最初からじゃやっぱ重いからね。

色々なキャラを取っ替え引っ替えしていると、「これは……?」と思える強キャラに出会える。俺はまず、呉シナリオで早々に仲間になる森蘭丸が気に入った。
……尚こいつの姿は半ズボンの美少年である。態度もどっかオドオドしてて実にそれっぽい。史実に忠実!! なの? 知らん。俺ホモは嫌い。淫夢は?
「戦場には女を連れていけないから代わりに男でやった」なんて、ほんまか? と今も思う。性向ってンな臨機応変なもんか? 手で済ます方がマシでは?
……あかんこの話はやめよう。とにかく蘭丸、強い。セフィロスのような長刀使いで、「一刀両断!」で放つ斬り技が単純に超強い。信長様も大喜びよ。
ちなみに初期メンバーの徳川家康も大砲ぶっ放す(何でそうなる!)親父で結構強い。戦国組は俺にとって初めてのキャラばかりで新鮮味も楽しめた。
まぁ三国組も今作では「4」の古いデザインや性能で、あまり馴染みはなかったが。孫尚香は弓を使ってくれねーと。5の孫たんにはほんま世話になった。
んでまぁ強いキャラを見付けたら育成に力を入れる。さすれば不動の最強エースとして活躍してくれるだろう。出撃に回数制限等はなく、好きなだけ使える。
今作は経験値レベルアップ制だが、個々人のものとは別に「パーティ経験値」的なものが別で手に入り、それは好きなキャラに自由に割り振ることができる。
一切戦場に出てないキャラをいきなり強化することも可能なわけだ。これにより加入の遅いキャラ(加入時は誰もがレベル1)も即戦力にできる。
まぁ武器は戦場に出なきゃ弱いままだから何もせず最強になれるってわけでもないけど、キャラ変の自由度は高まる。本当に好きなように遊べる。

今作では無双ゲージ(MAXまで溜まると無双乱舞発動可能)を、別の必殺技でも使うことができる。これも新システムか? 戦国無双にあるのかは知らん。
この必殺技は非常に使い勝手が良いので、今作では無双乱舞の影が薄い。少なくとも俺のプレーではそうだった。まぁ元々無敵による回避が主目的だしね。
つってもそれを使えるのは「力」タイプのキャラのみ。他タイプにも強みはあるが、俺は必殺技が気に入ったので専ら力タイプをメインに使った。
森蘭丸もそうだし、家康もそう。あと力タイプにはもう一つの特長としてハイパーアーマーがあり、敵に攻撃されてもある程度怯まず攻撃を続けられる。
これがストレスフリーでとてもいい。まぁもちろんダメージは食らうから調子こいてるとそのまま死ぬが。最後に勝つのは脳筋。蘭丸きゅんも脳筋。
技タイプにも必殺技的なものはあり、これも割と使える。問題は速タイプで、攻撃にゲージを消費するものがないのだが、その分威力が低すぎると思った。
攻撃の多彩さは一番なのだが、その点で俺はあまり好きじゃなかった。まぁ無双だし、そこまで気にせずともどのキャラでも十分暴れられるんだけどね。

キャラを成長させると「取得経験値アップ」「攻撃力アップ」等のスキルを取得する。で、このスキルは面白いことに軍団全体で共有する形になる。
スキルの装備は個人ではなく3人全体で、更に同スキルが被ると効果が上乗せされ、それはパーティ外の二軍メンバーのものも反映されるのだ。
上乗せはかなりの数が可能なので、アップ系のスキルは集め続けると相当なバフになる。二軍キャラにも価値を持たせる意味でなかなか良く出来ていると思う。
一方武器スキルは個人のものだが、これも上乗せが可能で、攻撃力が上がる「斬」等の数字を積み上げていくと、無法なまでに威力も上がっていく。
攻撃に追加効果を付与する「氷」や「雷」等も非常に有用で、これらをガンガン上乗せしていけば、攻撃時にボコボコおまけを付与できて実に爽快。
今作はそのままでももちろん無双だが、本物の無双を体感したいのなら、やはり育成後になる。スキルを揃え武器をガッツリ鍛えたキャラなら、もう無敵よ。
ちなみに俺の最終的な最強キャラは「関平」となった。5をやった時はただの関羽の息子で、シナリオでも確か足引っ張ってるような情けない奴だった。
しかし今作では攻撃範囲が非常に広く、それが武器の付帯効果と相性抜群、敵の群れに突っ込むだけで痺れたり凍ったりしてる雑魚の山が誕生する。
更に「力」タイプなので多少の攻撃もアーマーで耐えられる。そして上記の強い攻撃はただのコンボでゲージを使わないので、出し放題。まさに無双の大暴れ。
今作ではハッキリ言って関羽も張飛も呂布も本多忠勝も立場がない。関平最強。ありがと関平、名前覚えとくよ。……まず間違いなく、今回限りの栄光だけど。

今作には多数の武将が登場するが、別格の扱いを受けているキャラが二人いる。それぞれ三国・戦国の代表として。三国の呂布と、戦国の本多忠勝である。
本田の方は事情があってやむを得ず遠呂智に協力しているが、呂布は同調しているような感じだ。本田は知らんが、呂布はらしいと言えるだろう。やれやれ。
つってももちろんこの二人も仲間にはなる。なるのだが……その条件はとても厳しく、俺は自力では無理だった。悪い意味で特別扱いが過ぎると思ったよ。
まず4つのシナリオで条件を満たして「外伝」を出現させ、その外伝でまた特定の条件を達成する、が両者の加入条件だ。正直非常に面倒臭い。
そうして苦労の末に加入させても、まぁ弱くはないが、別に騒ぐほどの性能でもない。その頃になると他キャラも強くなり、それこそ無双状態キャラもいる。
ちょっと勿体つけすぎで白けちまった。本田はともかく、俺元々(無双の)呂布が嫌いだしね。お望み通り遠呂智と一緒にぶっ殺してやればよかったのに。
それと無双4時代の呂布、ゴキブリに見えない? あの2本垂れてる頭飾り、「そう見ろ」と言ってるとしか思えん。デザイナーの思考が理解できない。
5の呂布にも頭飾りはあるが、そんな印象は受けなかった。4(今作)呂布、酷くない? ……まぁ人気キャラだろうからこの辺にしとこう。多分。
貂蝉は普通に仲間になるし4でも美人なのにな……ちなみに今作の貂蝉はスライディング技が異常に強く、最強クラスである。もうゴキ様のことは忘れていいよ。
ちなみに俺、無双で貂蝉の声をずっと担当していた小松里歌氏と先日ツイッタで少し会話した。フフン。だからどうした。うるせぇ俺の自慢を馬鹿にすんな。
最新作では声優が一新され、小松氏も残念ながら貂蝉役を降板になって、その関係でね。四半世紀以上も担当していたのだから、本当にお疲れ様である。

シナリオのラスボスは当然ながら遠呂智だが、無双において特別なボスなど作れないので、まぁ普通にオーラの付いた強いキャラだ。強いのは強いよ。まぁ。
無双の敵って呂布だろうと誰だろうと、「オーラが付いてりゃ強敵」なんだよな。逆に言うとオーラがなけりゃ凡庸なキャラだから武器振ってりゃ倒せる。
かといって巨大化するとか3段階に変身するとかは無理がある。それにあまり強くしすぎると今度は倒せなくなる。「大ボスの作り方」は無双の大きな課題だな。
遠呂智(あと副官のような女もいる)を倒せばED。時空は元に戻り、英雄たちはそれぞれの時代へ帰るのだった。……理屈は各々で考えろ。それが正解だ多分。
そしてクリア後は、当然のように遠呂智(と副官)も使用可能になる。まぁもちろんシナリオ的に仲間になるのではないが。クリア後のおまけ要素だな。
しかし、今更である。既に我軍は大エース関平さんを筆頭に一刀両断森蘭丸、意地を見せろ大砲の徳川家康等、精鋭が揃いに揃いまくってるのだ。
遠呂智もそりゃ育てりゃ強いのだろうが、実に今更である。結局殆ど使わなかった。なまじ使用可能にならない方が良かったかもね。格が落ちてしまった。

一通りクリアした後は、実績タイムである。無双の実績はタイトルによって易難が極端に違うが、今作は……!? はい、易の方でした。楽です、正直。
出現に条件のある外伝を含め全シナリオをクリアし、全キャラを使用可能にする……ここまでやれば9割終わり。後はスキルを規定量まで集めるくらい。
普通にゲームを楽しんでいるだけで実績1000コンプできたのであった。うむ、何度やっても実に気持ち良い。実績は残る。俺が忘れてもアカウントが覚えてる。
「第四武器(各キャラの最高ランク武器)を取得」というネタがあり、それには最高難度のステージクリアが必要なのだが、関平さんの剣ブン回しで終了。
今作の関平さんは俺の経験した無双で最強のキャラかもしれん。ゲージを使わず、小小小大的なコンボだけで敵を殲滅できる、三国戦国を超えた地球無双。
あと「キャラアイテム」なる謎の要素があり、これを入手するのはかなり大変なのだが、1個取れば実績的にはオッケーなので、それで済ました。
全キャラに用意されてる汎用システムなのに、どれも条件がデタラメというか、あんなの誰が分かるってんだよ。攻略本でも売りたかったのかと邪推する。
まぁともあれこれにて全実績取得完了。「第四武器やキャラアイテムを全部取れ」なんてネタがなくて本当に良かった。実績好きだけど面倒なのは嫌い。
本編の難度は制作者も当然気を配るが、実トロに拘るのはおかしなゲーオタだけなので、そのバランスはテキトー気味、易難どちらかに極端になりがちだ。
ほんまなぁ。ゲーム制作者が実トロについて語ることは殆ど、いや一切ない? 恐らく箝口令が敷かれている。俺はその"思想"に興味津々なのだが……。

グラフィックは、まぁ元がPS2だし360としても初期のゲームだからそこそこだが、別に見られないほどじゃない。ちなみに今作は上位互換対応はしていない。
XBOX360はほぼ全ての円盤ゲームを全データHDDインストールすることが可能で、これがあるから今も現役でいられると言っても過言じゃない。実際素晴らしい。
だってどんなゲームもインストールで快適に遊べて、円盤も起動時のチェック以外は回らんのだからな。外付けSSDを繋げば容量問題も解決。うおおおお!!
……ま、肝心の360ハード自体が脆く、起動用に必須のHDDは独自規格と、現役使用のハードルはやはりあるんだけどな。俺の360、もう4台目だし。マジかよ。
絵は普通で、処理落ちなくワラワラ雑魚が湧く。当然これはPS2では不可能だろう。上位移植の面目躍如だ。いやPS2版知らんからテキトー言っちゃいかんな。
音楽も無双らしく良好。無双は良曲揃いシリーズだと思う。ノれる曲がゲームの面白さを大きく伸ばしている。俺のプレーしたタイトルではどれもそうだった。
今作ではメニュー画面の曲がなんか耳に残った。もちろん戦闘曲もどれもいい。恐らく両シリーズの旧タイトルからもアレンジが採用されているのだろう。
そして大変ありがたいことに、今作のサントラは各種サブスクに存在する。無論聴きまくっている。コエテクほんまありがとう。


ふぅ。今作の感触は良好だった。当然ながら既に所持している「無双OROCHI 魔王再臨」もそのうちプレーする。……また超理論で時空を歪めるの? 神なの?
そんで今作で興味が湧いたというか先にやっとくべきやろと言うべきか「戦国無双2(XBOX360版)」も買っちまった。これを先にやることになるかな、多分。
そしてZ、更に2もPS3版で持っている。三國無双本編もたんまりある。まだまだ俺の無双は続く。飽きないの? って? 繰り返す、飽きない。飽きてない。
まだまだ殺し足りない。いやー。現実の戦場(銃火器登場以前)で、一人で10人も20人も殺した奴なんて、実在するんかなぁ。累計じゃないよ、一戦場で、ね。
仮にやれたとしても何らかの策略がハマった結果で、正面からぶった斬ってなんてまず無理だろう。まして三桁なんて。……四桁? 敵全員より多いわたわけ。

しかしながら関羽や張飛や武田信玄や本多忠勝やと、「物凄い武人」の名前は後世に語り継がれている。他人と大した差があったわけじゃない(断言)のに。
何故か。それは人は物語を求めるからだ。戦争があった、ただそれだけじゃ寂しすぎる。戦争があった、そこに英雄がいた、英雄は凄かった。……これだよ!!
無双はそんな英雄たちをアホみたいに誇張して描いたゲームだが、気にするな、英雄は生まれた時点で誇張されまくってる。実存さえ? かもしれんなぁ。
ま、そうまでして人には戦争が、戦争における英雄が必要なのである。それを架空の世界で部屋で座って楽しめるんだから、全くテレビゲームは最高だぜ。
痛いのは嫌だし誰も傷つけたくはないんだー!! けど戦争で大量殺人はやりたいという現代人の歪みまくった欲望を叶えてくれる無双シリーズ万歳で終わり。
人種差別は絶対ダメ、エロは教育に良くない(オッサンの?)からダメ、でも殺人はバーチャルならバリバリオッケー!! ……よう考えると、謎すぎるなぁ。
まぁ許してくれるならやらせてもらうさ。まだまだ無双で人を殺す。殺せば殺すほど経験値いっぱい。それで成長と快感ゲット。いいんだよ架空だから。

……これだけ殺しまくってたら、幾らバーチャルでも死後に悪行扱いになってるかもね。閻魔大王も時代に合わせてアプデしててさ。生物の10万分の1換算で。
ま、それならそれでいいさ。奪った命の重みで奈落に落ちよう(るろ剣)。アホか。ともあれ俺は生きてる限りはバー殺を重ね続ける定め。はぁ。







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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (ピンチアウト)
2025-06-12 02:35:32
無双OROCHは2アルティメットを昔やった事があるんですが、とにかくボリュームが凄かったのを覚えています。otaさんがやる時には、長すぎィ~、とならないことを祈っております。
それから、ここの文とは関係ありませんが糞はくそとも読みます、変換にあるはずです、もしくは辞書で。あとゲームの場合のバランス取りの場合は調整、です。調製はまた違う意味となります。
以前から拝見しているとotaさんは日本語遣いには拘りがあるようですので偉そうですがお伝えしておきます。
gooが終わっても、何処かに引き継がれるようで安心しました。そちらでも、課されたものとは思わずに続けて頂ければ嬉しいです。
返信する
Unknown (ota)
2025-06-14 01:17:58
コメントありがとうございます。

>無双OROCHは2アルティメット
シリーズで一番やりたいのがこれです。NINJA GAIDENキャラがたくさんいるので。PS3版を110円で購入済みなんですが、利便性的にPS4のDL版が欲しい……。
初代はまぁ普通でしたが、これ以降のOROCHIシリーズは良くも悪くもボリュームが超でかいゲームだと覚悟してます。実トロコンプも諦めなきゃならんかも……。

>糞はくそとも読みます、変換にあるはずです、
そうです。明らかに「くそ」と読むべきとこに「ふん」と読み仮名が振ってあったんで、それを笑いました。伝わらなかったかな。
最初は画像スクショを貼ろうかと思ったんですが、割れはなるべく避ける精神で控えました。

>バランス取りの場合は調整、です。調製はまた違う意味となります。
これは心当たりないんですが、どっかで使いましたか。すんません。変換ミスかな。正直「調製」は意味を知りませんw

日本語への拘りはまぁありますが、無論俺も間違えることもある(というか間違えまくってる)ので、その際は素直に謝ればいいやの精神でいます。

>gooが終わっても、何処かに引き継がれるようで安心しました。
そろそろ動こうかと思ってるんですが、いざそうなるとすんげー面倒臭くて躊躇してますw まさに引っ越しのかったるさです……。
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