【ハード】XBOX360(XBOX Oneでも互換プレー可能)
【メーカー】2K Games
【発売日】2010年2月25日(パッケージ版)2016年2月12日(DL版)
【定価】1944円(税込、DL版)
【購入価格】0円(Games with Gold入手)
【プレー時間】40時間
撃ちゲー。それは「世界で一番人気のある」ゲームジャンル。キング・オブ・ゲーム。全ゲームの頂点にあるゲーム。
……個々の作品はさておき、ジャンルではそう言ってもよかろう。テンミリオン作がゴロゴロしてて数えるのも面倒臭いほどだ。
しかし俺とは縁が薄く、「やるにしても数年に1本」程度。マルチプレー主体のジャンルだから、ぼっちには基本厳しい。
それでもさすがは最強ジャンル、決して一人で遊べないわけではない。たまにやれば十分面白い。そんな感じだった。
で。去年末「ギアーズ・オブ・ウォー2」をプレー。ほぼマイナス気分で開始し、最終的にドハマリという極端な流れになった。
この時のハマり方は俺の撃ちゲー歴NO.1、文句なくSランクだった。「気がつくと電源を入れたくなる」レベルだった。
本当にギアーズ2は面白かった。……あの狂った難度のインセインに何故あれほどハマったのか、未だに分からんけど。
その結果、俺の撃ちゲー熱がかつてないほど高まった。普段は一本やれば疲れるが、今回は続けて何かをやりたくなったのだ。
そこで幾つかの候補から選出したのが「ボーダーランズ」である。手持ち撃ちゲーは何気に多いから、結構迷った末の選択だ。
今作、タイトルは発売当時から知っていた。仮面の男が拳銃自殺してるパッケ絵も印象的で、独特の個性が感じられた。
少し調べると、ジャンルは「FPS+RPG」であるという。撃ちゲーにRPG的成長要素やアイテム集め、クエストを導入したと。
なるほどな。同系統に「フォールアウト3」があり、何かと比較されたらしいが、俺はあっち知らんからどうでもいい。
撃ちゲーのキャラは、武器の入れ替えはあれど身体能力は最初から最後まで大抵同じである。そういうゲームじゃないのだ。
そこを今作はやってみた。テキトーなようで、パッと想像する限り、悪い組み合わせじゃないと思う。面白そうである。
そんなわけで決定。XBOXライブゴールド無料で、比較的最近手に入れていた。その時は意識していなかったが、ありがとう。
360タイトルだが、今回もXBOX ONEでの互換プレーとなった。やっぱ立ち上げ時間の差が大きいからな。
更に今作、何と互換プレーだと「有料DLCを買ったことになる」という驚くべき特典がある。要は有料DLCもプレー可能なのだ。
互換におけるフラグ管理が理由だろうか? 本当に買ったわけではないから、360に切り替えるとDLCは遊べない。不思議だ。
よって今作のゴールド無料版をやるなら互換プレー一択と言っていいだろう。他作品も同様なのだろうか? 実に不思議だ。
まぁいい。取り敢えずゲーム本編だ。開始。……全然関係ないけど、銃乱射事件、怖いですよね。全然関係ないけど。はぁ。
今作はまず、キャラ決定から始まる。「ハンター」「ソルジャー」等の4種類があり、それぞれ得意武器や固有スキルが違う。
ただ意外にもキャラメイクはなく、外見やボイスは固定。ここはメイキング嫌いな俺には寧ろ好印象だった。
名前は一応決められるが、マルチでの判別以上の意味はない。外見は色のみ変えられるが、FPSなので殆ど意味はなかろう。
俺は「ハンター」にした。特に理由はなく、テキトーだ。能力の違いなんて、この段階で説明されても分かるわけないからな。
得意武器はさておき、ハンターの固有スキルは「鷹」。相棒の鷹(ちなみに無敵)を敵に飛ばすと攻撃してくれるというものだ。
一度飛ばすとクールダウンが必要なので連発は出来ないが、スキルを成長させると威力や付帯効果がどんどん増えていく。
……が、この鷹さん、敵のサーチ能力が非常に低く、的確に飛んでいってくれない。その場合、迷って上空をグルグルする。
どうも画面に敵を入れていないといけないようだ。物陰から鷹を飛ばしてすぐ隠れても敵を見失いグルグル状態に入る。
つまりプレーヤーと鷹の視界が同一になってる? 恐らくチキンプレー対策なのだろうが、これじゃ使い勝手が悪すぎるよ。
せっかくの固有スキルなのに、最後まであんまし役に立たなかった。他キャラにした方がよかったと思ったが、遅い。はぁ。
ゲームは、もちろんFPSだ。銃を撃って敵を倒す。近接攻撃は右スティック押し込みで一種類だけ存在するが、まぁオマケだ。
まず感心したのが、非常に丁寧なチュートリアルがあること。基本操作から今作の流れまで、実に親切に教えてくれる。
物語序盤がほぼ丸々チュートリアルになっていて、でも押し付けがましくはなく、世界設定に慣れるのと同時進行でやれる。
今作はRPGでもあるが、正確には現代的オープンワールドものだろうか。広いフィールドと、そして多彩なクエストである。
今作はとにかくクエストゲーである。常にクエストを抱え、それのために動く。ちなみに幾つでも同時に請け負える。
フィールドは非常に広いが、クエストの目的地はマップにキッチリ表示してくれる。地図をにらめっこすれば迷うことはない。
今作、「簡単」ではないが、かなり親しみやすいゲームである。その意味で撃ちゲーに苦手意識のある人に向いてると思う。
俺も実に自然にゲームに入っていけたのだった。導入はバリバリオッケー。では慣れていくぞ。……むぅ。
まず、RPGを謳ってるだけあって、今作のキャラはレベルアップする。敵を倒したりクエスト達成で得られる経験値によって。
そしてこの成長はゲーム進行に「必須」だ。というのも今作、レベル差があると敵にほぼダメージが通らないのだ。
敵のHP数千に対して与ダメ1とかになる。勝てるわけがない。工夫の余地もない。恐らく低レベルクリアーの類は不可能だろう。
従ってかなりお行儀良く、やれるクエストを順番にクリアし、レベルを上げていかねばならない。俺はそれ好きだからいいけど。
クエストには全て「推奨レベル」が提示されていて、まだ無理だと思うなら後回しにすればいい。ちなみに時限要素は一切ない。
何気にかなり「レールの上を歩くRPG」である。和ゲーは一本道洋ゲーは自由とか言ってる輩にやらせてみたいゲームだ。
逆にレールを歩いていけば進行に問題はない。無茶してどうこうなるバランスではないから、素直に言うことを聞いておこう。
そして成長と並ぶ今作のRPG的要素が、「武器収集」だ。所謂「ハック&スラッシュ」である。……意味は各自調べてくれ。
撃ちゲーの武器と言えば大体10~15種類くらい(?)で、最初から最後まであまり幅がない。が、今作は全く違っている。
「ピストル」「ショットガン」「ライフル」「ロケットランチャー」等の種類こそ他と同じだが、数が桁外れに多いのだ。
というのも、ハクスラらしく今作の武器は「自動精製」であるらしい。武器のパラメータが出現時にランダムで決まるのだ。
攻撃力はもちろん、照準の拡大率や攻撃時の付随効果(燃え上がるとかバリア消失とか)が武器ごとに全て違うのである。
つっても「序盤で超強力武器が手に入る」なんてことはなく、バランス調整はしてある模様。……そういうのあってもいいのに。
また武器は「レベル〇〇から使用可」が決まっており、マルチで強い武器を譲ってもらっても使えない(売却は可能)。
それでも思いがけず高性能武器が手に入ることはある。武器入手の機会は非常に多く、中盤からは敵が落としまくるようになる。
そんな「同じものは一つとしてない」武器を吟味し、自分好みのものを揃えていくのは今作最大の楽しみと言えるだろう。
ホント、馬鹿みたいな数が登場するから、選ぶのも大変である。そういうのが好きな人には堪らないシステムなんだろうな。
……で。俺は残念ながらそういうのが好きな人ではなかったようで。今作の要たるハクスラ要素、あんまし楽しめなかった。
いや、俺だってハクスラ(意味は曖昧)自体は好きだ。テレビゲームの根源要素の一つ「繰り返し」が嫌いなわけがない。
けど、今作はなぁ。まず不満と言うかよく分からなかったのが、パラメータだ。武器の攻撃力や弾の装填数は、無論表示される。
でも高い攻撃力の武器を使っても、何故か想像したような威力を見せない。……?? よう分からん。しっくり来ない。
とは言っても、キッチリ調べて吟味したわけじゃない。俺の悪い癖、手抜き攻略である。攻略じゃねーよそんなん。
……一つ言い訳させてもらうと、その武器の性能表示、文字がめっちゃ小さいのよね。とても読む気になれないくらい。
HDゲーム初期にこういうのチラホラあった気がする……て今作もその頃のゲームかな。プレーヤーのこと考えてるのかと。
そのせいで性能や説明書きなんかはテキトーに読み、それでも数値には着目して使ってみるが、思ったような効果が出ず。
例えば凄い攻撃力のロケランを撃ってみるも、雑魚はピンピンしていたり。どゆことよ。なんかもうよう分からん!!
吟味をしようにも、(流し読みした)性能と使ってみての実感が全然噛み合わない。最初から最後までそうだった。
俺が愛用したのは専らショットガン。概ね性能が安定してたから。それ以外は表示性能と実行性能がどうにもピンと来なかった。
表示がピンと来ないから、ハクスラを楽しめるわけがない。「使ってみたら強かった」はあるが、それはハクスラじゃない。
入手時に「おおおお!」がないと。……うーん。俺が悪いとこもあるからあまり責められんが、残念な作りだった。はぁ。
表示がピンと来ないから、溢れるほど手に入る武器に喜びが湧かない。俺は売却額を基準に拾い集める方針を取った。
それなら使い勝手が悪くても金には出来るからな。ちなみに武器の改造や合体は不可能で、取得時が最終形態だ。
そういったカスタマイズが可能なら別の楽しみ方も出来たかもしれんが、望みすぎか。でもハクスラなんだし……なぁ。
それと「持てるアイテム数が少なすぎる」というありがちな不満がやっぱり今作にもあった。入手数と比べて明らかに少ない。
銃はアホほど手に入るが、全部持ち帰れるわけではない。大半は戦場に捨てることになる。勿体無いお化けも呆れとったわ。
ついでに言うと「倉庫」もなく、手持ちが一杯になれば売るか捨てるか諦めるかの3択だ。非常に強い「不快感要素」である。
銃は次々出てくるからゲーム的に困ることはないが、もっと楽しくハクスラせてくれよと思った。こんなとこ縛ってどうする。
「使わないけど金になる銃を大量に持ち帰り、全部換金」……とても気持ち良いと思う。これは普遍的な快感ではなかろうか。
ちなみに今作は金に困ることはほぼない。だから換金も別に必要ではない。実利ではなく気持ちの問題だ。けどそれは大きい。
ゲームならではの「溜め込み快感」つーかなぁ。そこを重視してほしかった。他とは違う「緩い」撃ちゲーなんだしさ……。
ハクスラに精を出さなくても、普通に戦っていけばそれなりの武器が手に入る。ゲーム進行には問題ない。
で、クエストである。クエストクエストまたクエストである。ドラゴンは出てこないが。私利私欲のためだが。クエストである。
クエストにはストーリー絡みのメインものと、必須ではないサブものがある。総数は多いが、多すぎるというほどでもない。
今作はとにかくレベルを上げないと話にならんので、俺はやれるクエストは全部やることにした。そういうの好きだしね。
メインは自然に入ってきて、サブは「バウンティボード」に貼り出されているのを請け負う。……意外にアナログだな。
新たなサブクエストが受注可能になると、親切にも通信で教えてくれる。そして幾つでも、またいつでも受注可能だ。
クエストに関しては非常に親切設計と言っていいだろう。「埋めたい」タイプの人間には実に嬉しい作りである。うむ。
……でもクエスト自体が面白いかというと、正直ノー。予想はしていたが、お使いばっか。単調と言うしかない。
「〇〇を×個集めろ」「××を〇匹倒してくれ」てな依頼らだけ。結局クエストはこうなるのか。まぁ今作は古いゲームだが。
単調でもサクサク進むならいいのだが、今作のクエストは一つ一つが長めで、そこでダレるところがあった。うーむ。
しかしながら目的地がキッチリ提示される親切仕様なので、順調にやれる。変な話だが「つまらんけど快感要素はある」のだ。
マップで光ってる場所に赴き、これまた光ってるオブジェクトを取ると、目的達成の表示が出る。……うむ、気持ち良い。
ハクスラ要素と違ってここは「ゲーム的埋め快感」がキッチリある。それにコロッとやられる俺。実に単純である。
ただ今作、確かに目的物の位置は地図に記されているんだが、現地では建物の陰に巧妙に隠されていたりして、割と意地悪だ。
中には「大体この辺」程度のヒントに止まるものもあり、そういうものは視認でじっくり探すしかない。
ちなみにキャラはジャンプが可能で、撃ちゲー部分ではほぼ無意味だが、このアイテム探索では多用することになる。
アイテム探索はちょっと面倒だったが、まぁ快感増強効果もあったからよしとする。埋めてりゃ楽しいんだよ、人間なんて……。
クエストにはどれもちゃんとストーリーが用意されている。「これこれこういう理由であいつを倒してきてほしい」等だ。
……しかしこれに関しては、実に酷い。ストーリーが自体ではなく、見せ方が酷い。「文字だけで一気に羅列」するのだ。
バウンティボードではもちろん、キャラに話しかけて受けるクエストも、全部文字表示、しかも一括。文字送りすらない。
故に、とにかく異様に無機質。ストーリーがイカした内容であっても、ただ文字でバンと表示されるだけだから何の味もしない。
しかも今作らしく、その文字がとても小さくて読み難い。それが文字送りなく一括表示なのだ。読む気になるかこんなもん。
サブだけでなくメインもほぼこれだから呆れるしかない。「見せ方」を工夫しろよ、次世代機だろ!? 8ビット時代より酷いわ。
まぁ先述のように、内容はお使いだし目的地も分かるから、クリアーするだけなら問題ない。……それを見越しての設計か?
せっかくプレーしてるんだからもっと世界に浸りたかったが、残念ながらそれはならず。ゲームに拒否されたから。
世界設定や退廃的なキャラは嫌いじゃないんだけどな。素材はいいのに調理がってやつか。はぁ。
撃ちゲー要素。見た目は実に典型的なFPSである。自キャラが全く見えず、画面に映るのは銃器だけ。寂しいもんだ。
他のFPSと同様、出現する敵を銃で撃って攻撃する。当たり前すぎるな。敵は人間だけでなく凶暴な動物もいる。
しかし今作は武器の威力やエイム性能がまちまちなこともあり、他ゲーのような精緻さは求められない。かなり大雑把だ。
ヘッドショットを決めれば大きなダメージを与えられるが、一撃で死ぬようなことはほぼない。ロケラン等も同様。
ロクに撃ちゲーを知らん俺が言うのもなんだが、他撃ちゲーでの攻略・常識があまり当て嵌まらないゲームだった。
個人的には「多段攻撃を着実に当てる」のが今作の攻略だと思う。……多分。俺如きが語っていいのか分からんけど。よくないよ。
だから「敵陣に突っ込んでいってショットガン乱射」が結局一番通用した。物陰から撃つ他ゲー戦法はちっとも使えんかった。
うーん。その意味じゃ、今作は見た目こそFPSだが、所謂撃ちゲーとはまるで違うと思う。丁寧にやっても見返りが少ない。
他ゲーの一人用モードと違い、同じマップを何度も行き来する都合上、雑魚敵は時間で復活する。一応今作の独自要素か?
他ゲーではその場限りの戦いだから「今を生き残ればいい」意識で戦うし、状況もそれに合わせてキツかったりした。
けど今作での戦闘は大半が「日常」なのだ。それこそRPGの雑魚戦に相当する。丁寧に精密射撃するようなもんじゃないのだ。
大雑把であることは撃ちゲーが苦手な人には向いてるが、逆に硬派撃ちゲー野郎にはかなり不満なところかもしれん。うーむ。
まぁこういう一人用があっても別にいいと思う。何でもかんでも戦争硬派一本道じゃ、ね。世界の覇権ジャンルなんだしさ。
戦闘は、レベルさえ上げていれば楽。……でもなく、かなり死ぬ。レベルが上がっても攻撃力と違って守備力は変わらない。
だから終盤に初期レベルの敵と戦っても、ダメージはキッチリ受ける。最大HPが上がってるから痛くはないが、そんな感じだ。
今作は「HP+バリア」というよくある(?)体力システムを採用している。まずバリアが減り、0になるとHPが減るというやつだ。
バリアは時間が経てば自動回復する。また先に進めばどんどん性能の良いバリアが手に入る。これが実質的な守備力アップだな。
しかしバリアは最後までどうにも頼りなかった。ちょっと撃たれるとあっと言う間に消滅する。鎧代わりにはならない。
特に腹立つのが、敵のグレネード系攻撃だ。今作は露骨な引き篭もり攻略を阻止する為か、敵の範囲攻撃が非常に強力だ。
グレネードを食らうと一瞬でバリア消滅、大ピンチに陥る。敵はいきなり脈絡なく投げてくるから避けるのも防ぐのもほぼ無理。
その意味でも、隠れ撃ちよりショットガン特攻戦法が有効だった。今作は物陰戦法を取ってもロクなことにならん。はぁ。
グレネードや動物が吐く酸性液等は判定がめちゃくちゃ広く、殆ど避けられない。そもそもどこから飛んできてるかも分からん。
一般的な意味とは違う、撃ちゲー的「わからん殺し」は今作にも豊富にあった。今何をされてるか分からないままに、殺される。
FPS故に見える範囲がTPSより狭く、わからん殺しはより強烈だ。無論非常に不快。俺がこのジャンルで嫌う欠点の一つである。
まぁ確かに判定が小さいと走るだけで避けられるようになり、それだと楽すぎるかもしれんが……納得いかんなぁ。
今作は別に難しくある必要はなく、ハクスラを存分に楽しめればそれでいいと思う。変な不快成分は入れなくていいのに。
面白くないわけではないが、「ノリが悪い」と感じた。ゲームの雰囲気はノリノリで作ってあるのにね……。
プレーヤーが死ぬと、チェックポイントからやり直し。ただ今作では「巻き戻り」ではなく「死から復活」という形となる。
設定としては「端末にプレーヤーのDNA情報を記録してるからいつでもクローンを作れる」という。ただし金が要る。当然か。
なかなか面白い設定だ。姿形はともかく所持品まで引き継げるのは何でやねんだが、ゲームだからいいんだよ。
で、死から復活だから、殺された場所に戻れば、戦況も保存されていたりする。倒した敵やドロップ武器がそのままなのだ。
従って難所もしつこく挑んで少しずつ雑魚を倒していけば、いずれ突破できる。……面倒だし、復活代金が嵩むけどね。
ただしボスはさすがにHP全開に戻るので、死に削り戦法は取れない。……だからこういう枷要らんて。楽に行こうよ。
今作、復活からのやり直し……つまり再起難度は低い。そのせいか、死にやすい。難度が高いとは思わんのだけど。
先述のグレネード系の突然死や多数からのわからん殺しで実によく死ぬ。まぁ俺が基本特攻戦法を取っていたからかもしれんが。
良くも悪くもテキトー気味のゲームである。もう少し甘めでもええやんと思ったが、まぁこんなもんか。
戦闘バランスはいいとして、敵の種類が少ないのは不満だった。人型・動物どちらも似たようなのばっかで新鮮味皆無。
ちなみに人型は北斗系ヒャッハーを想像してもらえばいい。パッケ絵に描かれてる拳銃自殺仮面男は敵雑魚だったりする。
そんな敵の種類が、少ない。人型は銃撃雑魚、特攻雑魚、ちょっと硬い奴……の3種くらい。大雑把にはそんなもんだ。
先に進めばもちろんパラメータの高い敵が出てくるが、見た目も攻撃法も序盤と変わらず、非常につまらない。
他の撃ちゲーのように敵が「兵士」なら同一性もまぁ納得出来るが、今作は荒くれである。所属も各地で全然違うはず。
荒くれ自体は奇声をあげながら攻撃してくるイカレっぷりが面白いのだが、何度も繰り返されると白けるしかなかった。
せめて攻撃方法は後になるほど増やせなかったのか……と思うが、今作はアクションじゃなく撃ちゲーなんだから難しいな。
ボスはさすがに個性があったが、倒せば復活しない。その意味じゃ雑魚より弱いな。うーむ。どうにも「残」らないな。
今作、「戦闘が単調」という撃ちゲーの欠点は色濃くあると思う。そこをハクスラでカバーしているのか。うーん。
物語は……選択キャラが荒廃した惑星「パンドラ」に降り立つところから始まる。4人ともトレジャーハンターらしい。多分。
ここには「The Vault」なるお宝が眠っているらしい。それがどんなものかは不明で、凄さだけが伝説となって語り継がれていた。
んでゲーム開始直後、謎の思念体(一応美女)がプレーヤーに語りかけてくる。曰く「Vaultは実在する、私を信じて」と。
誰やねんお前胡散臭すぎて信じられるわけねーだろと言いたいが、そこはゲームの都合ってものがあるので、信じることになる。
後は只管お使い。他にもキャラが登場して色々思惑等が語られるが、前述の通り見せ方が非常に雑なので魅力は皆無だった。
で、結局、Vaultが眠る場所に行ってみたら、デカいラスボスとご対面。実はコイツが「伝説のお宝」の正体でしたとさ。
最初に登場した思念体ねーちゃんはこの星のガーディアンみたいなもので、コイツを封印したものの復活を恐れていたらしい。
でも「倒してくれ」と言っても誰も来るわけないから、お宝伝説を流して強者を誘き出していたという。お前最悪やな!!
ほんま相当ロクでもない話だった。プレーヤーも決していい子じゃないアウトローのはずだが、こんな扱いでキレないのか。
ちなみに今作、ジャンルの都合上常に銃を前に向けた状態の画面になっている。誰かと会話する時も。ヤバい絵面だと思った。
さすがに実際に撃っても人に判定はないんだが、ある意味今作で一番狂気を感じた。「銃が当たり前の世界」怖いねぇ。
登場キャラの意味があまりない物語だし、いっそ殺せる仕様でもよかったかもな。つーか端末から復活可能なんだし、ええやろ。
撃ちゲーやってると結構荒んでくるもんやね。ゲームと現実の区別が何とやら? ゲームにくらい浸らせてくれ。はぁ。
かなりどうでもいい今作の物語の中で、唯一「Claptrap」というロボットは面白かった。今作のマスコットキャラだ。
ゲーム中色んなところに登場する汎用召使いロボ(?)なのだが、喋りや動きがいちいち面白く、ナイスだった。
ちなみに今作のローカライズは文章の日本語化のみで、ボイスは英語。それは仕方ないにしても、翻訳の質はかなり低い。
例えばXボタンの表示は全て「使用する」。武器や金を入手する時も「使用する」。やる気のなさを痛烈に感じるね。
訳がテキトーなことも、ゲーム全体で文章を読む気になれない理由の一つだった。売る気ねーんやね。はぁ。
そんな中、Claptrapのみは英語ボイスでも間抜けさヘボさが伝わってきて、翻訳不要の面白い奴だったのだ。
調子に乗ったら体操したり、荒くれの銃弾食らって故障したら世を儚んだり、それを直してやったら大喜びしたり。
洋ゲーのキャラは当然あちらの感性で作られているから、「ちょっと合わん」ことが多い。故にこういうキャラは珍しい。
Claptrapはほんま今作の癒やしキャラだ。多分続編でも出番はあるだろう。ハハー!!
DLCは3つあり、1つ1000円もするが、前述のようにXBOX One互換だと無料でプレー可能。素晴らしい。
……が、2個めはマルチでないとしんどく、3個めは長すぎるので、俺は1個めだけをやることにした。勿体無いけどいいや。
んでDLC1は、ゾンビもの。荒くれと違って銃は使わず、掴みとゲロで攻撃してくる。そして数が尋常でなく多い。
やることはお使いクエストで変わらんが、まぁ多少の新鮮味はあった。……でもこれに1000円は高いだろ。うーむ。
マルチに関しては、例によってやらず。まぁ今はXBOXLIVEゴールドじゃないからやりたくてもやれないけど。
今作は対戦モードもあるが、基本は一人用をマルチで(なんじゃそら)やる仕様だ。CO-OPてやつだな。……合ってるよね?
実際、それはかなり面白そうだと思う。単調な戦闘が一気に楽しくなるだろう。対戦じゃない協力型撃ちゲー、か。
またマルチだと、拾える武器のグレードも高くなるらしい。それの取り合いがまた楽しいとか。うーむ、ええな。
ま、今回は一人用だけじっくりやるつもりだったし、いいや。マルチは次の機会に。……きっと。ぬぅ。
実績取得は結構頑張ったが、全取得にはどうやっても2周めプレーが必要なので、面倒なのは諦めた。気分悪いがしゃーない。
マルチプレー実績も当然あるが、今作はネットプレーだけでなく、画面分割ローカルマルチも可能となっている。……で、やった。
俺はXBOX Oneコントローラーは1個しか持ってないが、XBOX360なら2個ある。だからこの時はXBOX360に切り替えて、やった。
つまり一人二役、二人羽織プレーを。一人を動かしもう一人を放置しても実績は取れるゲーム性だったのが幸いした。
もちろん虚しいが、ある種の「攻略」をやった気分もあり、そんなに悪くはなかった。あ、無論、wiki見ながら実績取ったよ。
しかし、画面分割して「キャラAの視界に動くキャラBが映る」ってのは、なんか不思議な面白さがあるね。上手く説明出来んが。
同じ場にいるのに視界は別だから、「似てるけど全然違う」画面が常時展開される。妙に面白かった。……上手く説明できん。
これは何か別のゲームに使えるかもね。「バイナリィランド」みたいなシステムで。……例えが古いか。いやでも。
変なとこで面白かったが、さすがに実績取り終えたら終わり。XBOX360も活躍したのは何気に嬉しかった。
ネットプレーが発達した今じゃ、画面分割を搭載してる撃ちゲーはもうないだろう。その意味じゃ貴重な経験をしたな。多分。
グラフィックは、所謂トゥーン調。リアル系ばかりの撃ちゲーでは珍しい部類だろう。今作ならではの独自性になっていると思う。
もう8年も前のゲームだが、今見ても別に汚くはない。ホント、XBOX360・PS3の完成度は凄い。まだまだまだまだ通用する。
ただ、敵キャラだけでなくフィールドのグラフィックもかなり単調で、どこへ行っても似たような風景。正直飽きてしまった。
建物なんかもただの障害物であることが殆どで、意味のあるオブジェクトじゃない。今作は撃ちゲーであってRPGではない。
撃ちゲーの絵は毎回綺麗だが、どれも「使い捨て」感がある。だから綺麗は綺麗でも、なんかハリボテ感が強い。うーむ。
これは作り手としても悔しいところではなかろうか。手間暇かかってるのはよう分かるから。……かかってるんだよね?
まぁPS4世代の撃ちゲーはまだやったことないから、そこに期待しよう。もう別格の凄さがそこにはあるはず。多分。
音楽は、ほぼ無音でマジ語ることがない。一応ボス戦にはあった気がするが、正直覚えてない。あったかどうか自体を。マジで。
「BGMは要らない」と敢えて開き直った作りなのかな。そういう判断もあっていいかもしれん。絵ほど必須の要素じゃないしね。
荒廃した世界設定には合ってるとも言えるし。……いや、言えんよ寂しいよ。何か流してよ。はぁ。
ふー。変則撃ちゲーだったが、それなりに楽しめた。……「撃ちゲーとして」かは分からんけど。判断が難しい。
期待してたハクスラ要素に浸れなかったのは残念。そこ次第で今作は一気に神ゲーに化けただろうからな。
……で。実は俺、続編、持ってるんよね。「ボーダーランズ2」と「プリシークエル」のセットものを。
ちなみにPS4のディスク版である。更に新品購入である。「かなり頑張った購入」であることがお分かり頂けると思う。意味不明。
いや、3年くらい前に、非常に何となく「これ買おう」と思い立ち、買ったのよ。発売日から数ヶ月過ぎてたのに。よう分からん。
けどその後は安定の放置であり、前作がXBOX360で手に入ったこともあり、まずこちらからと手を付けたのである。
てわけで、機は整った。次にやる撃ちゲーは、続編であるボダラン2に決定だ。続編+PS4ということで、かなり期待できそうだ。
マルチもまだプレー可能なのではないかと思われる。神がかったハクスラに今度こそどっぷりハマれるかもしれない。
撃ちゲー+他ジャンル にはまだまだ色んな可能性がある。撃ちゲーパズル「PORTAL2」なんてのもあったしな。あれも傑作だった。
単独でも覇権ジャンルなんだから、合体が上手く行けば比類なき面白さも出せるはず。もっと追求していってほしいね。
比類なき世紀末FPS+RPGボーダーランズの続編を思って終わり。何か2はGOTYも取ったとか? スゲーな。期待大やわ。
……で、ボダランチームがその後作ったゲーム「バトルボーン」は、同系統の「オーバーウォッチ」に……その。乾杯。嗚呼。
実を言うとこのゲームも持ってるのよね。先月PS+セールで375円だったのよ。漫画一冊以下よ。何だかなぁ。買って悲しかった。
撃ちゲーは覇権ジャンルで、「多数のタイトルが同時に大ヒット」するのが特長だが、競争に負けるタイトルも当然あるのだろう。
覇権ジャンルだからって何でも勝てるわけじゃない。寧ろ覇権だからこそ、他を圧倒する厳しい競争があるのかもしれない。
弱き者はヒャッハーと銃で蜂の巣にされるだけ。厳しいもんである。……なんか色々と、気楽にはやれないジャンルだよなぁ。
はぁ。
拍手を送る
【メーカー】2K Games
【発売日】2010年2月25日(パッケージ版)2016年2月12日(DL版)
【定価】1944円(税込、DL版)
【購入価格】0円(Games with Gold入手)
【プレー時間】40時間
撃ちゲー。それは「世界で一番人気のある」ゲームジャンル。キング・オブ・ゲーム。全ゲームの頂点にあるゲーム。
……個々の作品はさておき、ジャンルではそう言ってもよかろう。テンミリオン作がゴロゴロしてて数えるのも面倒臭いほどだ。
しかし俺とは縁が薄く、「やるにしても数年に1本」程度。マルチプレー主体のジャンルだから、ぼっちには基本厳しい。
それでもさすがは最強ジャンル、決して一人で遊べないわけではない。たまにやれば十分面白い。そんな感じだった。
で。去年末「ギアーズ・オブ・ウォー2」をプレー。ほぼマイナス気分で開始し、最終的にドハマリという極端な流れになった。
この時のハマり方は俺の撃ちゲー歴NO.1、文句なくSランクだった。「気がつくと電源を入れたくなる」レベルだった。
本当にギアーズ2は面白かった。……あの狂った難度のインセインに何故あれほどハマったのか、未だに分からんけど。
その結果、俺の撃ちゲー熱がかつてないほど高まった。普段は一本やれば疲れるが、今回は続けて何かをやりたくなったのだ。
そこで幾つかの候補から選出したのが「ボーダーランズ」である。手持ち撃ちゲーは何気に多いから、結構迷った末の選択だ。
今作、タイトルは発売当時から知っていた。仮面の男が拳銃自殺してるパッケ絵も印象的で、独特の個性が感じられた。
少し調べると、ジャンルは「FPS+RPG」であるという。撃ちゲーにRPG的成長要素やアイテム集め、クエストを導入したと。
なるほどな。同系統に「フォールアウト3」があり、何かと比較されたらしいが、俺はあっち知らんからどうでもいい。
撃ちゲーのキャラは、武器の入れ替えはあれど身体能力は最初から最後まで大抵同じである。そういうゲームじゃないのだ。
そこを今作はやってみた。テキトーなようで、パッと想像する限り、悪い組み合わせじゃないと思う。面白そうである。
そんなわけで決定。XBOXライブゴールド無料で、比較的最近手に入れていた。その時は意識していなかったが、ありがとう。
360タイトルだが、今回もXBOX ONEでの互換プレーとなった。やっぱ立ち上げ時間の差が大きいからな。
更に今作、何と互換プレーだと「有料DLCを買ったことになる」という驚くべき特典がある。要は有料DLCもプレー可能なのだ。
互換におけるフラグ管理が理由だろうか? 本当に買ったわけではないから、360に切り替えるとDLCは遊べない。不思議だ。
よって今作のゴールド無料版をやるなら互換プレー一択と言っていいだろう。他作品も同様なのだろうか? 実に不思議だ。
まぁいい。取り敢えずゲーム本編だ。開始。……全然関係ないけど、銃乱射事件、怖いですよね。全然関係ないけど。はぁ。
今作はまず、キャラ決定から始まる。「ハンター」「ソルジャー」等の4種類があり、それぞれ得意武器や固有スキルが違う。
ただ意外にもキャラメイクはなく、外見やボイスは固定。ここはメイキング嫌いな俺には寧ろ好印象だった。
名前は一応決められるが、マルチでの判別以上の意味はない。外見は色のみ変えられるが、FPSなので殆ど意味はなかろう。
俺は「ハンター」にした。特に理由はなく、テキトーだ。能力の違いなんて、この段階で説明されても分かるわけないからな。
得意武器はさておき、ハンターの固有スキルは「鷹」。相棒の鷹(ちなみに無敵)を敵に飛ばすと攻撃してくれるというものだ。
一度飛ばすとクールダウンが必要なので連発は出来ないが、スキルを成長させると威力や付帯効果がどんどん増えていく。
……が、この鷹さん、敵のサーチ能力が非常に低く、的確に飛んでいってくれない。その場合、迷って上空をグルグルする。
どうも画面に敵を入れていないといけないようだ。物陰から鷹を飛ばしてすぐ隠れても敵を見失いグルグル状態に入る。
つまりプレーヤーと鷹の視界が同一になってる? 恐らくチキンプレー対策なのだろうが、これじゃ使い勝手が悪すぎるよ。
せっかくの固有スキルなのに、最後まであんまし役に立たなかった。他キャラにした方がよかったと思ったが、遅い。はぁ。
ゲームは、もちろんFPSだ。銃を撃って敵を倒す。近接攻撃は右スティック押し込みで一種類だけ存在するが、まぁオマケだ。
まず感心したのが、非常に丁寧なチュートリアルがあること。基本操作から今作の流れまで、実に親切に教えてくれる。
物語序盤がほぼ丸々チュートリアルになっていて、でも押し付けがましくはなく、世界設定に慣れるのと同時進行でやれる。
今作はRPGでもあるが、正確には現代的オープンワールドものだろうか。広いフィールドと、そして多彩なクエストである。
今作はとにかくクエストゲーである。常にクエストを抱え、それのために動く。ちなみに幾つでも同時に請け負える。
フィールドは非常に広いが、クエストの目的地はマップにキッチリ表示してくれる。地図をにらめっこすれば迷うことはない。
今作、「簡単」ではないが、かなり親しみやすいゲームである。その意味で撃ちゲーに苦手意識のある人に向いてると思う。
俺も実に自然にゲームに入っていけたのだった。導入はバリバリオッケー。では慣れていくぞ。……むぅ。
まず、RPGを謳ってるだけあって、今作のキャラはレベルアップする。敵を倒したりクエスト達成で得られる経験値によって。
そしてこの成長はゲーム進行に「必須」だ。というのも今作、レベル差があると敵にほぼダメージが通らないのだ。
敵のHP数千に対して与ダメ1とかになる。勝てるわけがない。工夫の余地もない。恐らく低レベルクリアーの類は不可能だろう。
従ってかなりお行儀良く、やれるクエストを順番にクリアし、レベルを上げていかねばならない。俺はそれ好きだからいいけど。
クエストには全て「推奨レベル」が提示されていて、まだ無理だと思うなら後回しにすればいい。ちなみに時限要素は一切ない。
何気にかなり「レールの上を歩くRPG」である。和ゲーは一本道洋ゲーは自由とか言ってる輩にやらせてみたいゲームだ。
逆にレールを歩いていけば進行に問題はない。無茶してどうこうなるバランスではないから、素直に言うことを聞いておこう。
そして成長と並ぶ今作のRPG的要素が、「武器収集」だ。所謂「ハック&スラッシュ」である。……意味は各自調べてくれ。
撃ちゲーの武器と言えば大体10~15種類くらい(?)で、最初から最後まであまり幅がない。が、今作は全く違っている。
「ピストル」「ショットガン」「ライフル」「ロケットランチャー」等の種類こそ他と同じだが、数が桁外れに多いのだ。
というのも、ハクスラらしく今作の武器は「自動精製」であるらしい。武器のパラメータが出現時にランダムで決まるのだ。
攻撃力はもちろん、照準の拡大率や攻撃時の付随効果(燃え上がるとかバリア消失とか)が武器ごとに全て違うのである。
つっても「序盤で超強力武器が手に入る」なんてことはなく、バランス調整はしてある模様。……そういうのあってもいいのに。
また武器は「レベル〇〇から使用可」が決まっており、マルチで強い武器を譲ってもらっても使えない(売却は可能)。
それでも思いがけず高性能武器が手に入ることはある。武器入手の機会は非常に多く、中盤からは敵が落としまくるようになる。
そんな「同じものは一つとしてない」武器を吟味し、自分好みのものを揃えていくのは今作最大の楽しみと言えるだろう。
ホント、馬鹿みたいな数が登場するから、選ぶのも大変である。そういうのが好きな人には堪らないシステムなんだろうな。
……で。俺は残念ながらそういうのが好きな人ではなかったようで。今作の要たるハクスラ要素、あんまし楽しめなかった。
いや、俺だってハクスラ(意味は曖昧)自体は好きだ。テレビゲームの根源要素の一つ「繰り返し」が嫌いなわけがない。
けど、今作はなぁ。まず不満と言うかよく分からなかったのが、パラメータだ。武器の攻撃力や弾の装填数は、無論表示される。
でも高い攻撃力の武器を使っても、何故か想像したような威力を見せない。……?? よう分からん。しっくり来ない。
とは言っても、キッチリ調べて吟味したわけじゃない。俺の悪い癖、手抜き攻略である。攻略じゃねーよそんなん。
……一つ言い訳させてもらうと、その武器の性能表示、文字がめっちゃ小さいのよね。とても読む気になれないくらい。
HDゲーム初期にこういうのチラホラあった気がする……て今作もその頃のゲームかな。プレーヤーのこと考えてるのかと。
そのせいで性能や説明書きなんかはテキトーに読み、それでも数値には着目して使ってみるが、思ったような効果が出ず。
例えば凄い攻撃力のロケランを撃ってみるも、雑魚はピンピンしていたり。どゆことよ。なんかもうよう分からん!!
吟味をしようにも、(流し読みした)性能と使ってみての実感が全然噛み合わない。最初から最後までそうだった。
俺が愛用したのは専らショットガン。概ね性能が安定してたから。それ以外は表示性能と実行性能がどうにもピンと来なかった。
表示がピンと来ないから、ハクスラを楽しめるわけがない。「使ってみたら強かった」はあるが、それはハクスラじゃない。
入手時に「おおおお!」がないと。……うーん。俺が悪いとこもあるからあまり責められんが、残念な作りだった。はぁ。
表示がピンと来ないから、溢れるほど手に入る武器に喜びが湧かない。俺は売却額を基準に拾い集める方針を取った。
それなら使い勝手が悪くても金には出来るからな。ちなみに武器の改造や合体は不可能で、取得時が最終形態だ。
そういったカスタマイズが可能なら別の楽しみ方も出来たかもしれんが、望みすぎか。でもハクスラなんだし……なぁ。
それと「持てるアイテム数が少なすぎる」というありがちな不満がやっぱり今作にもあった。入手数と比べて明らかに少ない。
銃はアホほど手に入るが、全部持ち帰れるわけではない。大半は戦場に捨てることになる。勿体無いお化けも呆れとったわ。
ついでに言うと「倉庫」もなく、手持ちが一杯になれば売るか捨てるか諦めるかの3択だ。非常に強い「不快感要素」である。
銃は次々出てくるからゲーム的に困ることはないが、もっと楽しくハクスラせてくれよと思った。こんなとこ縛ってどうする。
「使わないけど金になる銃を大量に持ち帰り、全部換金」……とても気持ち良いと思う。これは普遍的な快感ではなかろうか。
ちなみに今作は金に困ることはほぼない。だから換金も別に必要ではない。実利ではなく気持ちの問題だ。けどそれは大きい。
ゲームならではの「溜め込み快感」つーかなぁ。そこを重視してほしかった。他とは違う「緩い」撃ちゲーなんだしさ……。
ハクスラに精を出さなくても、普通に戦っていけばそれなりの武器が手に入る。ゲーム進行には問題ない。
で、クエストである。クエストクエストまたクエストである。ドラゴンは出てこないが。私利私欲のためだが。クエストである。
クエストにはストーリー絡みのメインものと、必須ではないサブものがある。総数は多いが、多すぎるというほどでもない。
今作はとにかくレベルを上げないと話にならんので、俺はやれるクエストは全部やることにした。そういうの好きだしね。
メインは自然に入ってきて、サブは「バウンティボード」に貼り出されているのを請け負う。……意外にアナログだな。
新たなサブクエストが受注可能になると、親切にも通信で教えてくれる。そして幾つでも、またいつでも受注可能だ。
クエストに関しては非常に親切設計と言っていいだろう。「埋めたい」タイプの人間には実に嬉しい作りである。うむ。
……でもクエスト自体が面白いかというと、正直ノー。予想はしていたが、お使いばっか。単調と言うしかない。
「〇〇を×個集めろ」「××を〇匹倒してくれ」てな依頼らだけ。結局クエストはこうなるのか。まぁ今作は古いゲームだが。
単調でもサクサク進むならいいのだが、今作のクエストは一つ一つが長めで、そこでダレるところがあった。うーむ。
しかしながら目的地がキッチリ提示される親切仕様なので、順調にやれる。変な話だが「つまらんけど快感要素はある」のだ。
マップで光ってる場所に赴き、これまた光ってるオブジェクトを取ると、目的達成の表示が出る。……うむ、気持ち良い。
ハクスラ要素と違ってここは「ゲーム的埋め快感」がキッチリある。それにコロッとやられる俺。実に単純である。
ただ今作、確かに目的物の位置は地図に記されているんだが、現地では建物の陰に巧妙に隠されていたりして、割と意地悪だ。
中には「大体この辺」程度のヒントに止まるものもあり、そういうものは視認でじっくり探すしかない。
ちなみにキャラはジャンプが可能で、撃ちゲー部分ではほぼ無意味だが、このアイテム探索では多用することになる。
アイテム探索はちょっと面倒だったが、まぁ快感増強効果もあったからよしとする。埋めてりゃ楽しいんだよ、人間なんて……。
クエストにはどれもちゃんとストーリーが用意されている。「これこれこういう理由であいつを倒してきてほしい」等だ。
……しかしこれに関しては、実に酷い。ストーリーが自体ではなく、見せ方が酷い。「文字だけで一気に羅列」するのだ。
バウンティボードではもちろん、キャラに話しかけて受けるクエストも、全部文字表示、しかも一括。文字送りすらない。
故に、とにかく異様に無機質。ストーリーがイカした内容であっても、ただ文字でバンと表示されるだけだから何の味もしない。
しかも今作らしく、その文字がとても小さくて読み難い。それが文字送りなく一括表示なのだ。読む気になるかこんなもん。
サブだけでなくメインもほぼこれだから呆れるしかない。「見せ方」を工夫しろよ、次世代機だろ!? 8ビット時代より酷いわ。
まぁ先述のように、内容はお使いだし目的地も分かるから、クリアーするだけなら問題ない。……それを見越しての設計か?
せっかくプレーしてるんだからもっと世界に浸りたかったが、残念ながらそれはならず。ゲームに拒否されたから。
世界設定や退廃的なキャラは嫌いじゃないんだけどな。素材はいいのに調理がってやつか。はぁ。
撃ちゲー要素。見た目は実に典型的なFPSである。自キャラが全く見えず、画面に映るのは銃器だけ。寂しいもんだ。
他のFPSと同様、出現する敵を銃で撃って攻撃する。当たり前すぎるな。敵は人間だけでなく凶暴な動物もいる。
しかし今作は武器の威力やエイム性能がまちまちなこともあり、他ゲーのような精緻さは求められない。かなり大雑把だ。
ヘッドショットを決めれば大きなダメージを与えられるが、一撃で死ぬようなことはほぼない。ロケラン等も同様。
ロクに撃ちゲーを知らん俺が言うのもなんだが、他撃ちゲーでの攻略・常識があまり当て嵌まらないゲームだった。
個人的には「多段攻撃を着実に当てる」のが今作の攻略だと思う。……多分。俺如きが語っていいのか分からんけど。よくないよ。
だから「敵陣に突っ込んでいってショットガン乱射」が結局一番通用した。物陰から撃つ他ゲー戦法はちっとも使えんかった。
うーん。その意味じゃ、今作は見た目こそFPSだが、所謂撃ちゲーとはまるで違うと思う。丁寧にやっても見返りが少ない。
他ゲーの一人用モードと違い、同じマップを何度も行き来する都合上、雑魚敵は時間で復活する。一応今作の独自要素か?
他ゲーではその場限りの戦いだから「今を生き残ればいい」意識で戦うし、状況もそれに合わせてキツかったりした。
けど今作での戦闘は大半が「日常」なのだ。それこそRPGの雑魚戦に相当する。丁寧に精密射撃するようなもんじゃないのだ。
大雑把であることは撃ちゲーが苦手な人には向いてるが、逆に硬派撃ちゲー野郎にはかなり不満なところかもしれん。うーむ。
まぁこういう一人用があっても別にいいと思う。何でもかんでも戦争硬派一本道じゃ、ね。世界の覇権ジャンルなんだしさ。
戦闘は、レベルさえ上げていれば楽。……でもなく、かなり死ぬ。レベルが上がっても攻撃力と違って守備力は変わらない。
だから終盤に初期レベルの敵と戦っても、ダメージはキッチリ受ける。最大HPが上がってるから痛くはないが、そんな感じだ。
今作は「HP+バリア」というよくある(?)体力システムを採用している。まずバリアが減り、0になるとHPが減るというやつだ。
バリアは時間が経てば自動回復する。また先に進めばどんどん性能の良いバリアが手に入る。これが実質的な守備力アップだな。
しかしバリアは最後までどうにも頼りなかった。ちょっと撃たれるとあっと言う間に消滅する。鎧代わりにはならない。
特に腹立つのが、敵のグレネード系攻撃だ。今作は露骨な引き篭もり攻略を阻止する為か、敵の範囲攻撃が非常に強力だ。
グレネードを食らうと一瞬でバリア消滅、大ピンチに陥る。敵はいきなり脈絡なく投げてくるから避けるのも防ぐのもほぼ無理。
その意味でも、隠れ撃ちよりショットガン特攻戦法が有効だった。今作は物陰戦法を取ってもロクなことにならん。はぁ。
グレネードや動物が吐く酸性液等は判定がめちゃくちゃ広く、殆ど避けられない。そもそもどこから飛んできてるかも分からん。
一般的な意味とは違う、撃ちゲー的「わからん殺し」は今作にも豊富にあった。今何をされてるか分からないままに、殺される。
FPS故に見える範囲がTPSより狭く、わからん殺しはより強烈だ。無論非常に不快。俺がこのジャンルで嫌う欠点の一つである。
まぁ確かに判定が小さいと走るだけで避けられるようになり、それだと楽すぎるかもしれんが……納得いかんなぁ。
今作は別に難しくある必要はなく、ハクスラを存分に楽しめればそれでいいと思う。変な不快成分は入れなくていいのに。
面白くないわけではないが、「ノリが悪い」と感じた。ゲームの雰囲気はノリノリで作ってあるのにね……。
プレーヤーが死ぬと、チェックポイントからやり直し。ただ今作では「巻き戻り」ではなく「死から復活」という形となる。
設定としては「端末にプレーヤーのDNA情報を記録してるからいつでもクローンを作れる」という。ただし金が要る。当然か。
なかなか面白い設定だ。姿形はともかく所持品まで引き継げるのは何でやねんだが、ゲームだからいいんだよ。
で、死から復活だから、殺された場所に戻れば、戦況も保存されていたりする。倒した敵やドロップ武器がそのままなのだ。
従って難所もしつこく挑んで少しずつ雑魚を倒していけば、いずれ突破できる。……面倒だし、復活代金が嵩むけどね。
ただしボスはさすがにHP全開に戻るので、死に削り戦法は取れない。……だからこういう枷要らんて。楽に行こうよ。
今作、復活からのやり直し……つまり再起難度は低い。そのせいか、死にやすい。難度が高いとは思わんのだけど。
先述のグレネード系の突然死や多数からのわからん殺しで実によく死ぬ。まぁ俺が基本特攻戦法を取っていたからかもしれんが。
良くも悪くもテキトー気味のゲームである。もう少し甘めでもええやんと思ったが、まぁこんなもんか。
戦闘バランスはいいとして、敵の種類が少ないのは不満だった。人型・動物どちらも似たようなのばっかで新鮮味皆無。
ちなみに人型は北斗系ヒャッハーを想像してもらえばいい。パッケ絵に描かれてる拳銃自殺仮面男は敵雑魚だったりする。
そんな敵の種類が、少ない。人型は銃撃雑魚、特攻雑魚、ちょっと硬い奴……の3種くらい。大雑把にはそんなもんだ。
先に進めばもちろんパラメータの高い敵が出てくるが、見た目も攻撃法も序盤と変わらず、非常につまらない。
他の撃ちゲーのように敵が「兵士」なら同一性もまぁ納得出来るが、今作は荒くれである。所属も各地で全然違うはず。
荒くれ自体は奇声をあげながら攻撃してくるイカレっぷりが面白いのだが、何度も繰り返されると白けるしかなかった。
せめて攻撃方法は後になるほど増やせなかったのか……と思うが、今作はアクションじゃなく撃ちゲーなんだから難しいな。
ボスはさすがに個性があったが、倒せば復活しない。その意味じゃ雑魚より弱いな。うーむ。どうにも「残」らないな。
今作、「戦闘が単調」という撃ちゲーの欠点は色濃くあると思う。そこをハクスラでカバーしているのか。うーん。
物語は……選択キャラが荒廃した惑星「パンドラ」に降り立つところから始まる。4人ともトレジャーハンターらしい。多分。
ここには「The Vault」なるお宝が眠っているらしい。それがどんなものかは不明で、凄さだけが伝説となって語り継がれていた。
んでゲーム開始直後、謎の思念体(一応美女)がプレーヤーに語りかけてくる。曰く「Vaultは実在する、私を信じて」と。
誰やねんお前胡散臭すぎて信じられるわけねーだろと言いたいが、そこはゲームの都合ってものがあるので、信じることになる。
後は只管お使い。他にもキャラが登場して色々思惑等が語られるが、前述の通り見せ方が非常に雑なので魅力は皆無だった。
で、結局、Vaultが眠る場所に行ってみたら、デカいラスボスとご対面。実はコイツが「伝説のお宝」の正体でしたとさ。
最初に登場した思念体ねーちゃんはこの星のガーディアンみたいなもので、コイツを封印したものの復活を恐れていたらしい。
でも「倒してくれ」と言っても誰も来るわけないから、お宝伝説を流して強者を誘き出していたという。お前最悪やな!!
ほんま相当ロクでもない話だった。プレーヤーも決していい子じゃないアウトローのはずだが、こんな扱いでキレないのか。
ちなみに今作、ジャンルの都合上常に銃を前に向けた状態の画面になっている。誰かと会話する時も。ヤバい絵面だと思った。
さすがに実際に撃っても人に判定はないんだが、ある意味今作で一番狂気を感じた。「銃が当たり前の世界」怖いねぇ。
登場キャラの意味があまりない物語だし、いっそ殺せる仕様でもよかったかもな。つーか端末から復活可能なんだし、ええやろ。
撃ちゲーやってると結構荒んでくるもんやね。ゲームと現実の区別が何とやら? ゲームにくらい浸らせてくれ。はぁ。
かなりどうでもいい今作の物語の中で、唯一「Claptrap」というロボットは面白かった。今作のマスコットキャラだ。
ゲーム中色んなところに登場する汎用召使いロボ(?)なのだが、喋りや動きがいちいち面白く、ナイスだった。
ちなみに今作のローカライズは文章の日本語化のみで、ボイスは英語。それは仕方ないにしても、翻訳の質はかなり低い。
例えばXボタンの表示は全て「使用する」。武器や金を入手する時も「使用する」。やる気のなさを痛烈に感じるね。
訳がテキトーなことも、ゲーム全体で文章を読む気になれない理由の一つだった。売る気ねーんやね。はぁ。
そんな中、Claptrapのみは英語ボイスでも間抜けさヘボさが伝わってきて、翻訳不要の面白い奴だったのだ。
調子に乗ったら体操したり、荒くれの銃弾食らって故障したら世を儚んだり、それを直してやったら大喜びしたり。
洋ゲーのキャラは当然あちらの感性で作られているから、「ちょっと合わん」ことが多い。故にこういうキャラは珍しい。
Claptrapはほんま今作の癒やしキャラだ。多分続編でも出番はあるだろう。ハハー!!
DLCは3つあり、1つ1000円もするが、前述のようにXBOX One互換だと無料でプレー可能。素晴らしい。
……が、2個めはマルチでないとしんどく、3個めは長すぎるので、俺は1個めだけをやることにした。勿体無いけどいいや。
んでDLC1は、ゾンビもの。荒くれと違って銃は使わず、掴みとゲロで攻撃してくる。そして数が尋常でなく多い。
やることはお使いクエストで変わらんが、まぁ多少の新鮮味はあった。……でもこれに1000円は高いだろ。うーむ。
マルチに関しては、例によってやらず。まぁ今はXBOXLIVEゴールドじゃないからやりたくてもやれないけど。
今作は対戦モードもあるが、基本は一人用をマルチで(なんじゃそら)やる仕様だ。CO-OPてやつだな。……合ってるよね?
実際、それはかなり面白そうだと思う。単調な戦闘が一気に楽しくなるだろう。対戦じゃない協力型撃ちゲー、か。
またマルチだと、拾える武器のグレードも高くなるらしい。それの取り合いがまた楽しいとか。うーむ、ええな。
ま、今回は一人用だけじっくりやるつもりだったし、いいや。マルチは次の機会に。……きっと。ぬぅ。
実績取得は結構頑張ったが、全取得にはどうやっても2周めプレーが必要なので、面倒なのは諦めた。気分悪いがしゃーない。
マルチプレー実績も当然あるが、今作はネットプレーだけでなく、画面分割ローカルマルチも可能となっている。……で、やった。
俺はXBOX Oneコントローラーは1個しか持ってないが、XBOX360なら2個ある。だからこの時はXBOX360に切り替えて、やった。
つまり一人二役、二人羽織プレーを。一人を動かしもう一人を放置しても実績は取れるゲーム性だったのが幸いした。
もちろん虚しいが、ある種の「攻略」をやった気分もあり、そんなに悪くはなかった。あ、無論、wiki見ながら実績取ったよ。
しかし、画面分割して「キャラAの視界に動くキャラBが映る」ってのは、なんか不思議な面白さがあるね。上手く説明出来んが。
同じ場にいるのに視界は別だから、「似てるけど全然違う」画面が常時展開される。妙に面白かった。……上手く説明できん。
これは何か別のゲームに使えるかもね。「バイナリィランド」みたいなシステムで。……例えが古いか。いやでも。
変なとこで面白かったが、さすがに実績取り終えたら終わり。XBOX360も活躍したのは何気に嬉しかった。
ネットプレーが発達した今じゃ、画面分割を搭載してる撃ちゲーはもうないだろう。その意味じゃ貴重な経験をしたな。多分。
グラフィックは、所謂トゥーン調。リアル系ばかりの撃ちゲーでは珍しい部類だろう。今作ならではの独自性になっていると思う。
もう8年も前のゲームだが、今見ても別に汚くはない。ホント、XBOX360・PS3の完成度は凄い。まだまだまだまだ通用する。
ただ、敵キャラだけでなくフィールドのグラフィックもかなり単調で、どこへ行っても似たような風景。正直飽きてしまった。
建物なんかもただの障害物であることが殆どで、意味のあるオブジェクトじゃない。今作は撃ちゲーであってRPGではない。
撃ちゲーの絵は毎回綺麗だが、どれも「使い捨て」感がある。だから綺麗は綺麗でも、なんかハリボテ感が強い。うーむ。
これは作り手としても悔しいところではなかろうか。手間暇かかってるのはよう分かるから。……かかってるんだよね?
まぁPS4世代の撃ちゲーはまだやったことないから、そこに期待しよう。もう別格の凄さがそこにはあるはず。多分。
音楽は、ほぼ無音でマジ語ることがない。一応ボス戦にはあった気がするが、正直覚えてない。あったかどうか自体を。マジで。
「BGMは要らない」と敢えて開き直った作りなのかな。そういう判断もあっていいかもしれん。絵ほど必須の要素じゃないしね。
荒廃した世界設定には合ってるとも言えるし。……いや、言えんよ寂しいよ。何か流してよ。はぁ。
ふー。変則撃ちゲーだったが、それなりに楽しめた。……「撃ちゲーとして」かは分からんけど。判断が難しい。
期待してたハクスラ要素に浸れなかったのは残念。そこ次第で今作は一気に神ゲーに化けただろうからな。
……で。実は俺、続編、持ってるんよね。「ボーダーランズ2」と「プリシークエル」のセットものを。
ちなみにPS4のディスク版である。更に新品購入である。「かなり頑張った購入」であることがお分かり頂けると思う。意味不明。
いや、3年くらい前に、非常に何となく「これ買おう」と思い立ち、買ったのよ。発売日から数ヶ月過ぎてたのに。よう分からん。
けどその後は安定の放置であり、前作がXBOX360で手に入ったこともあり、まずこちらからと手を付けたのである。
てわけで、機は整った。次にやる撃ちゲーは、続編であるボダラン2に決定だ。続編+PS4ということで、かなり期待できそうだ。
マルチもまだプレー可能なのではないかと思われる。神がかったハクスラに今度こそどっぷりハマれるかもしれない。
撃ちゲー+他ジャンル にはまだまだ色んな可能性がある。撃ちゲーパズル「PORTAL2」なんてのもあったしな。あれも傑作だった。
単独でも覇権ジャンルなんだから、合体が上手く行けば比類なき面白さも出せるはず。もっと追求していってほしいね。
比類なき世紀末FPS+RPGボーダーランズの続編を思って終わり。何か2はGOTYも取ったとか? スゲーな。期待大やわ。
……で、ボダランチームがその後作ったゲーム「バトルボーン」は、同系統の「オーバーウォッチ」に……その。乾杯。嗚呼。
実を言うとこのゲームも持ってるのよね。先月PS+セールで375円だったのよ。漫画一冊以下よ。何だかなぁ。買って悲しかった。
撃ちゲーは覇権ジャンルで、「多数のタイトルが同時に大ヒット」するのが特長だが、競争に負けるタイトルも当然あるのだろう。
覇権ジャンルだからって何でも勝てるわけじゃない。寧ろ覇権だからこそ、他を圧倒する厳しい競争があるのかもしれない。
弱き者はヒャッハーと銃で蜂の巣にされるだけ。厳しいもんである。……なんか色々と、気楽にはやれないジャンルだよなぁ。
はぁ。
拍手を送る
>撃ちゲー+他ジャンル にはまだまだ色んな可能性がある。
これは自分も常々思いますね…メーカーは後追いで似たようなものばかり作らないでこういう可能性を追求してほしいですね。
まあのボダラン2のGOTY版とPORTAL1+2をSteamでセールの時買ったっきり積んでる人間が言えたことじゃないんですけど…でもなんかシューターって気楽に始められないんですよね…。
とか言ってる内に次回作(ボダラン3?)がもう開発中という話が出てきてるしいい加減崩さなきゃなぁ…
>メーカーは後追いで似たようなものばかり作らないでこういう可能性を追求してほしいですね。
実際は色んなジャンルとの融合を試してはいるのでしょうが、結局一番売れるのはシンプルな撃ちゲーなんでしょうね。
あれだけ「似たようなこと」を繰り返していながら人気も売上も一切衰えを見せないんだから、ほんまこのジャンルは謎です。
>まあのボダラン2のGOTY版とPORTAL1+2をSteamでセールの時買ったっきり積んでる人間が言えたことじゃないんですけど
俺はsteamやってませんが、あれは積みゲ製造サイトと言っても過言じゃないですねw セールがエグすぎる。
ボダラン3、どうやら来るみたいですね。個人的にタイムリーなので、注視しておこうと思います。