腐れゲー道

プレーしたゲームの感想文を、ダラダラと粘着質に綴ります。

ブルードラゴン

2021年01月31日 18時13分38秒 | XBOX360ゲーム感想文
【ハード】XBOX360(Xbox Series X互換を使用)
【メーカー】マイクロソフト
【発売日】2006年12月7日
【定価】7140円 税込)
【購入価格】不明
【プレー時間】35時間+放置稼ぎ



ブルードラゴン。今から約14年前、本体発売から1年後に満を持して投入された、XBOX360専用の和製本格RPGである。
製作のメインは坂口博信、音楽は植松伸夫、そしてキャラデザは鳥山明と、当時最強レベルと言える豪華スタッフが揃えられた。
XBOX360は世界初のHDゲーム機としてPS3より1年早く発売されたが、洋ハードということで日本での普及は苦戦が続いていた。
現在では何を考えてるのか全く不明なXBOXの日本戦略だが、当時はまだ「頑張って日本市場を取ろう」という意気込みがあった。
日本人だけでなく海外でも知名度の高い3人を据えた、HDハードでのRPG……ハッキリ言って考えうる最高の弾だったと思う。
そしてもちろん、オンリーオンXBOX360、このハードでしか遊べない。ちなみに現時点でも一切移植もリメイクもされていない。
そんなブルドラを掲げ、MSが総力を挙げて挑んだ2006年年末商戦は……まぁ爆死ではないが、期待したほどでもなかったらしい。
その後も「ロストオデッセイ」やスクエニ製RPG等で攻勢をかけたが、結局日本XBOXは「マニアック」の域を超えられなかった。
俺は現日本XBOXのやる気の無さに常々不満を抱いているが、「あれだけやってもダメならそら諦めるわな」と思わないでもない。
まぁそれならそれで「何故全然儲からないのい撤退しないの?」という疑問が湧くが。謎ハードXBOXは、今も日本で生きている。

で。俺はXBOX360を発売約2年後に購入した。本体がモデルチェンジし、HDMI端子に対応したことがキッカケだったと思う。
その頃にはブルドラは中古で値崩れしていて、確か980円だったので速攻買った。そしてすぐプレーした。……13年前、か。
感想としては「物凄くフツーのRPGだな」だった。全体的にシステム的が非常にオーソドックス、いや古いものだった。
正直、「次世代」を期待していたであろうユーザーを満足させる出来とは思えん。つまらんわけでもないが、本当に普通。
鳥山氏の描くキャラ達も、主人公・シュウを筆頭に地味極まりなく、これまた「昔の絵柄の方が……」と誰もが思うだろう。
販売本数が期待したほどでもなかったというのはプレーして納得できた。残念ながら、これでは大きく弾けることはないよな。
普通にプレーし、普通に箱にしまった普通のゲーム、了。……あれから13年、まさかの再プレーに、自分でも驚く他ない。

再プレーのキッカケは、説明するまでもなく、最新最強ハード・xbox series xである。俺、発売日購入者だから。フフフフン。
xbox series xの最強たる理由は幾つもあるが、中でも特に新作ソフトを買わずとも体感できる最強が、クイックレジュームだ。
要は「複数ソフトをスリープできる機能」である。ABC幾つものゲームをスリープ状態にし、当然その状況から再開が可能だ。
何とも神な機能だが、まだ発売したてだからなのか、XBOX360ゲームだとたまにそれが「外れる」こともある。よう分からん。
が、xbox series xはクイックレジュームが無しでもとにかく全てが早く、起動画面から再開でも大して問題ない。ほんま凄い。
とにかくxbox series x購入以来、俺はホクホクで互換ゲーを堪能していた。……専用ソフト? そのうちな。不器用なもんで。
そんな中、ふと今作に目が止まったのである。互換自体はXBOX ONE時代から対応していたが、この快適さの中、急にグッと来た。
加えて今作に関しては、実績を殆ど取れていない。単にゲームを進めるだけでは全然取れないタイプで、100/1000も行ってない。
13年前はそんなこと気にしてなかったが、今では非常に遺憾な状態だ。たまに実績一覧を眺めてる時にも気にはなっていた。
今、この最新ハードで再プレーし、更に実績コンプすれば、結構素敵なんじゃね? ンなわけないのだが、自分の世界に浸る。
てことで、晴れて開始したのだった。ちなみにXBOXでの互換プレーは、ディスクがあってもDL版をプレーすることになる。
ディスクは最初の認証に使われるだけだ。なので今作はディスク3枚組だが、ディスク1だけを入れていれば最後までプレー可能。
実に便利である。ただしそれ故に最適化した専用ソフト扱いなのか、DL版のサイズはかなり大きい。元がDVDとは思えない程に。
今作も8Gほどと結構重い。まぁ現時点では余裕だが。なんせ1テラSSDなもんで。HDD? それは"前"に置いてきた。フフン。


さて開始。メインは実績目的だから、最初からネットはガン見する。というのも今作、「時限要素」がかなり多いらしいのだ。
奔放にプレーしていて取り零しが出ると後々非常に困るので、そこは大いに妥協する。昔一度はちゃんとやったから、許せ。
つっても物語はほぼ忘れてるし、戦闘バランス面で他力に頼る気はないから、その辺は効率を気にせず普通に遊ぶことにした。
歪んだ目的(実績)と純なる再プレー、両方を立てたなかなか良い形だと思う。……そのうちロスオデ等でもやりたくなるな。
取り零し注意な点はネット様のおかげで把握している。そんなしょっちゅうあるわけではないから、基本は普通に進めればいい。
じゃあ行くぜシュウ。確か「負けねぇ」が信条で、故にゲーム中盤まで戦闘で「逃げる」が使えないんだったな。覚えてるぞ。
と言っても立場はごく普通の村の少年で、特筆すべきことは何もない。最後までやっても血筋ネタとか一切なかったのは驚いた。
もしかしたら、何だかんだで「特別な子」ばかりが活躍するゲームの世界へのアンチテーゼキャラなのかもしれん。考えすぎ。
取り敢えず、「シュウよ、もっと大股で動いてくれ」と開始直後に思った。移動時のダッシュが異様にバタバタしてて超ダサい。
キャラが小さい故に歩幅が短いからなんだろうが、ゲーム的に上手く誤魔化してくれよ。超大作にしてはちょっとなぁ。うーん。

ゲームは、13年ぶりでも、実に普通なRPGだった。あれから俺も数多のゲームをやったが、さして感想が変わらんのは凄いかも。
村や町でイベントをこなしてからフィールドを移動し、ダンジョンを目指し、目的を達成したら、また次の村や町へ。
昔ながらの一本道RPGを、昔ながらのシステムの上で進めていく。あまりに普通。坂口博信が作ったのにドラクエ以上に普通。
ちなみに、現代RPGではほぼ常識となった「多くのサブイベント」はない。無論少しはあるが、それも昔ながらと言える程度だ。
次世代機(当時)発売ながら、ガワ以外は前世代バリバリの作りである。……今更ながら、正直これじゃなぁと思う。
と言っても出来が悪いわけじゃないので、もちろん普通に遊べる。今更このゲームをやる俺には分かってたことだしな。
淡々と遊べる淡々RPGよ。次世代も何もあったもんじゃないが、何度も言うが、この快適な互換はXbox Series Xならではだよ。

今作は「影が実体化して戦う」という設定で、打撃も魔法も影が行う。キャラは踏ん張るだけで何もしない。
てわけで成長するのも人間じゃなく影となる。影は職業(比喩)の選択が可能で、それによりパラメータと獲得スキルが変わる。
獲得したスキルは他の職業になっても装着出来るので、「魔法を使える戦士」のようなカスタマイズが色々可能になっている。
まぁ、普通な成長システムと言えるだろう。13年前も思ったが、FF7のマテリアを彷彿させるね。そりゃ同じ人だからな。
ただ今作は難度は低いので、職業もスキルも割とテキトーで大丈夫だと思う。基本の戦士黒魔白魔(比喩)を抑えておけばいい。
補助系の職は俺がやる限りでは全く使う意義がなかった。実績のために育てたけど、今作の難度じゃ無視して問題ないと思う。
基本系以外では「コンビネーション」という、スキル装備数を増やせる職業が重要。これを育てるとゲームが更に楽になる。
この職自体はパラメータが低いので使いにくいのだが、スキル装備数が少ないと後々困るから、先に我慢して育てた方がいい。
職業の変更は随時可能なので、能力が落ちるコンビ職は持ち回りでやればいい。……この程度の攻略で、楽にクリアー可能。
気合い入れた再プレーではないのでありがたいバランスだった。発売時もこれで良かったのかは……分からんな。

戦闘は古き良き花いちもんめ。て13年前の感想にも書いた気がする。これはさすがに当時でももうちょい頑張ってほしかった。
システムだけでなく演出にも目新しさがない。影の打撃は殴るだけだし、魔法も地味なのばかり。HD的な凄みが全然ない。
ちなみに今作の装備品は、戦うが影だから「腕輪」や「ピアス」等で、剣や鎧じゃない。故にキャラの見た目もずっと同じ。
「影が実体化する」は今作の根幹にあるアイデア(坂口氏が思いついたらしい)だが、結果的には派手さがなかったと思う。
終盤になれば影のドラゴンが本物のドラゴンになる派手技が開放されるが、正直それでも地味だった。ムービーが長いだけ。
今作は色んな面で「こじんまり」していると感じる。超大作RPGのドーンとした存在感がない。製作者の名前くらいか。はぁ。

戦闘は基本的に物理で殴っていれば雑魚には勝てる。が、敵に前列後列の概念があり、後列は殴れない。そこは魔法で対処する。
魔法は溜め時間を自分で決定する(長く溜めれば高威力だが発動までに待たされる)のが一応独自システムか。一応。
今作はFFのATBよろしく時間制のバトルなんだが、単純な速さ順で1回ずつではない。正直やっててよく分からなかった。
速いキャラは2度も3度もターンが回ってくるが、遅いキャラは延々来ない。その感覚がちっとも掴めん。故にテキトー。
まぁそれで通用するバランスだから別に気にならなかったが、愉快ではないね。その意味じゃドラクエ型の方が俺は好きだな。
雑魚が楽な分、ボスはなかなか強い。……つっても別に超苦戦するわけではなく、強敵でも1回負ければ次は勝てるレベルだ。
ボスは特殊な倒し方を求められるが、戦闘中にキャラが台詞でそれを教えてくれるのよね。あまり考える必要のないゆとり仕様。
これだけ普通なRPGなら、バランスはキツめの方が全体のバランス(ちょっと洒落)は良かったような気がするが、しゃーない。
再プレーの身としてはやりやすかった。ちなみに攻略本を用意していたが、戦闘で役に立つことはほぼなかったな。


物語は……今作の特徴として、最初から最後まで「ネネ」という、老けたフリーザのような敵を相手に戦うことがある。
主人公達3人は同じ村の少年少女で、村は1年に1回現れる「地鮫」なる地を進む鮫(まんま)の脅威に長年悩まされていた。
意を決した3人が地鮫の捕獲を試みる。それ自体は失敗したが、あれやこれやで地鮫を操っているネネの飛行船に辿り着く。
ネネに襲いかかるが、何も出来ずボコされる3人。そのまま船から落下させられるが、その時目覚めたのが、影の力。
謎の影の力を使えばネネに勝てるかもしれない。3人の旅が始まった。やがて新たな仲間も加わり、ネネの真実も明らかに……!

むぅ。最初から最後まで「敵」が同じで、更に全体的に登場人物が非常に少ない。非常に「ついて行きやすい」物語だと思う。
システム面でのシンプルさは次世代機としてどうかと思ったが、物語面でのそれは特長でもあるかもしれん。微妙なとこだが。
おかげで終始話を追うのが楽だった。RPGでこれは珍しいことと言える。何十時間もやってると大抵どっかでゴチャるからなぁ。
今作の世界設定では「古代文明」が大きな役割を果たしている。ネネも古代人の生き残りだ。そして現代には伝承されていない。
古代文明が滅んだ理由は、文明進歩からの戦争というよくある理由だった。……けど、ネネの目的はそれとは全然関係ない。
ネネは謎の奇病により若くして老人になった。それを治し、若い姿に戻るのが目的で、主人公らに影を提供までした。
そう、主人公らの影によるパワーアップも、ネネの計画のうちだったのである。中盤でそれは成就し、ネネは完全復活を遂げる。
……のはいいんだけど、「古代文明あんま関係ないやん!!」なんよね。物語の背景とネネの目的が噛み合っていないのだ。
ここが最後まで違和感あった。ネネは古代戦争の生き残りで、恨みを晴らすために行動していたとかの方が良かったのでは。
ネネも結局影使いであって、身体は若返ってもただの人、迫力も威厳もないのもな。うーん。「普通のRPG」ならもっと……。

そして、敵味方共に深刻なのが、キャラの魅力不足。これはもう明確な欠点として終始君臨し続けた。はぁ。
主人公シュウは元気印の16歳、その親友ジーロはクルックに恋する秀才型17歳、クルックは普通の可愛い17歳? 3人は幼馴染。
だが鳥山氏のイラストではせいぜい10歳くらいで、「若者」と見るのは難しい。絵と設定どちらかが間違ってるとしか思えん。
何より、何度でも言うが、地味。地味地味地味!! シュウの絵を見て「カッコ良い主人公だ!」と思う人、この世にいるのか。
もちろんジーロも地味、クルックも地味。一応美少女でヒロインなのに、クルックファンなんてこの世にいるんだろうか。
衣装も極めて地味、クルックなんて真っ黒のワンピースに黄色の帯だけですよ。年頃の女の子がこれで我慢出来るものか?
最初はジーロの片思いでシュウは無関心だったが、話が進むとシュウも色気付き出す。でもクルックはあくまで仲間との認識。
EDにて二人から迫られるが、返事を濁して終わり。いやー青々しくていいね! ……とは思わん。見た目通り地味だなと。
もうなぁ。率直に、今作に鳥山氏のイラストは、間違っていたと言うしかない。婉曲的表現をするなら「合わなかった」かな。
どう考えても「XBOX360の超大作JRPG」を背負う見た目ではない。今作の不振の原因として一番大きいのではないかとも思う。
多分、関係者もそれは分かってたけど、鳥山明の名があまりに偉大で、言えなかったのではないか。分からんでもないな。
あ、メカの描写に関しては、鳥山氏の味が存分に出ていて、ここは良かったと思う。キャラよりも気合を感じたくらいだ。
鳥山氏としてもメカを描く方が楽しかったんじゃないかな。ロボがわらわら集まって合体するムービーは見応えあったよ。

グラフィックは、キャラが地味であることを前提にすれば、綺麗だと思う。背景もいい感じで、次世代感がある。今更何を。
音楽、これは植松氏が実力を存分に発揮した良好なものが揃っている。ゲーム性や地味さとはある意味関係ない要素だしな。
13年前にサントラをレンタル屋で借りてデータ化してあり、それをたまに聴いてはいたが、今回改めていいなと思った。
中ボス戦曲が洋楽になってるのは今作の大きな特徴であろう。俺は知らんが、有名なバンドらしい。多分。分からん。
歌詞の内容はさっぱりだが、勢いのあるロック(多分)で、ボス戦に合っている。この起用は見事と言っていいだろう。
他のダンジョンや町の曲も問題なし。こう言っちゃアレだが、お三方で植松氏だけは期待通りの仕事をしてくれたと思う。
ゲーム音楽は、本編とは違う形で「残る」し、強いよな。今後も音楽だけは聴いていくナリ。アーー!!(中ボス戦歌より)。


すあて。再プレー自体は難度の低さもあり普通にやれた。では裏(表かも)の目的である実績コンプはどうか。
もちろんそれが前提なので、最初から攻略サイトを眺め、取り零しのないよう気をつけた。稼ぎは後で頑張るとして。
上にも書いたが、今作はただクリアーするだけでは全然実績を取れない。また自力では不可能と思えるシビアさもある。
取り敢えず、レベル上げ。全キャラ99、影のランクも99まで。単純ながら面倒臭いネタだが、これは自動化が可能だ。
レベル上げの自動化には連射コントローラーが必要なのだが、Xbox Series Xには付いてない。……手動で? 嫌だよ!!
てわけで、そこだけはXBOX360でやった。アケコンがあるからね。ディスク3だけインスコールして。アホな作業だった。
影のランク上げはゲーム公認と思われる自動化スキルがあるからそれを最大限利用。これもアホな作業で虚しくはあった。
ちなみにラスボスより強い裏ボスは豊富に用意されているが、正直興味はないから99まで上げてゴリ押しで倒した。
不義理だが、まぁ倒しただけ偉いと思って下さい。最強の2体はちょっと強すぎてまともに戦う気になれんかったしな……。

レベル上げは虚しいけど単純なのでいいが、そうは行かないのが「モンスターリストコンプ」と「アイテムコンプ」だ。
両方、ゲームに登場する全てと相対し、リストを埋めねばならない。そしてこれには時限や条件付きがかなり多いのだ。
それでもモンスターは注意深くやっていれば大丈夫だが、アイテムに関しては注意していても忘れることがあるのが怖い。
今作は「クリアーデータの保存」がないという妙な特徴がある。ゲームをクリアーしてもEDで完だ。割と新しい作品なのに。
それでいて「強くてニューゲーム」はある。その際はラスボス直前までのデータを参照する。……意味分からんだろ?

ここで厄介なのが「ED中に入手するアイテムもコンプに絡む」ことだ。つまりコンプはEDでやっと完了することになる。
強ニューではリストも持ち越せるが、クリアデータからではないからED入手アイテムはない。結局EDまでやるしかない。
要は「アイテムリストコンプのためには必ずEDまでやる必要がある」ということだ。2周目だろうと10周目だろうと、な。
取り零したから2周目をちょちょっとやって完了とはいかんのである。ヌルいゲームなのにこの点だけはほんま厳しいわ。
俺も十分注意し、攻略wikiを見ながら慎重に進めていたのだが……はい、一個、やっちまいました。で、2周目行き。
利用しといて文句言うのもアレだが、攻略wikiの表記が十分じゃなかったよ畜生。はい俺が悪い。誰のせいでもない!!
つっても2周目はレベル99の強ニューだから速攻で終わらせたが。ムービーも全飛ばしの超不誠実プレー。知らんがな。
当時はまだXBOX360も若く、実績システムを周知する必要もあるんだから、今作はコンプ難度を落とすべきだと思うんだがなぁ。
本編の難度は低いのに、変なとこで硬派ぶって損をしていると思う。……まぁこれは実績馬鹿だから思うことか。ごめんなさい。
他、ミニゲームのコンプもそこそこ難しかったが、これは何度も再挑戦すればいいだけのこと。幾らでもやってやんよ。
最終的に見事、実績1000を達成。追加実績はないからこれで完璧だ。我が13年目の再プレー、文句なく完了である。
有料DLCでローグ系ダンジョンあるけど、もういいよね。どうせレベルMAXだから楽だろうし。うーん。やっぱどこか不誠実。


ふぅ。「再プレーを楽しみしつつ実績コンプ」という贅沢な狙いをどちらもキッチリ達成出来た。満足である。
これを可能にしたXbox Series Xの超互換機能には改めて賛辞を贈りたい。無料でこんなの提供してほんまええの? マジで?
現時点ではタイトルは限らているが、MSは最終的に全XBOX360(初代XBOXも?)の互換を実現する予定だという。……マジで?
そんなことになったら、俺はもうXBOXしかやらない生活になりそうだが……いやー。夢が広がりすぎて怖いね。凄い時代だ。
まぁ正直、眉唾に思ってるけどね。金にならんどころか新作の足を引っ張りそうだし。過度に期待せず待つとしよう。
何より、現時点での対応タイトルだけでも数年行けそうなくらい充実している。俺のXbox Series Xはそれの順番待ち状態だ。
神、神。買ってよかったXbox Series X。誰が何と言おうと俺は次世代を堪能している。……自分の内なる声からは耳を閉ざす。

ブルードラゴン自体は、再プレーでもとにかく普通で地味という感想だが、「普通に面白い」でもあるから悪い印象はない。
ただ、今作は立ち位置がね。どでかい舞台の主役を与えられてこれなのは、やっぱ今でもどうかと思う。失敗、しているよ。
再プレーでも思い入れが生まれたとは言えない。DSで2本の続編が出ているが、さほどやりたくはないからやらんだろうな。
補完出来た満足で完結しちまった感じだ。まぁそれでも、ゲームが溢れてるこの時代にガッツリ再プレー出来たことを喜ぼう。
比類なきXBOX360初期の超大作RPG・ブルードラゴンありがとう終わり。あの頃に確かにあった野望、野心、熱意、パワー。
今のMSにあの頃と同じ金をかけろとは言わんが、せめて熱意の半分くらいは取り戻してほしいね。負け戦なりの形が欲しい。
こんな訳の分からんことを願うハードは世界市場、いや世界史上でも日本XBOXだけだと思う。ほんまどうかしてるよ。
それでも俺は4世代に渡るXBOXユーザー。俺たちのXbox Series Xは始まったばかりだ。次回の互換作にご期待下さい!!

……ええんかそれで。はぁ。





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10 コメント

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Unknown (ゲッター1)
2021-01-31 19:51:15
1ゲッツ
返信する
Unknown (ota)
2021-02-01 01:18:35
お、おう?
よう分からんけど、年中あけおめ言う人もいるし、色々なんでしょう。
コメントありがとうございます。
返信する
Unknown (サク)
2021-02-04 14:33:32
ブルードラゴン、懐かしいですね。そして存在をすっかり忘れてました(笑)
鳥山明×坂口博信でマイクロソフトが日本市場を取りに来たというメッセージは強く感じましたが、なーんか違うんだよなあというようなシラケムードも当時あったような気がします

新型Xbox、互換性はかなり良好ですか。PS5もPS4互換に関しては完璧に近いみたいですが、なんとなく今世代はXboxの方に勢いを感じますね
ハード性能もほぼ互角ながらXboxの方が微妙に高いような感じですし…。ハードのデザインもXboxの方がコンパクトに収まっている感じがして好印象です

あとなんと言ってもゲームパスが凄すぎますね。XboxLiveGoldに加入している状態でゲームパスに加入すると、LiveGoldの残りの加入期間がゲームパスアルティメットに変化するというキャンペーンが今やってるんですよね
例えばXboxLiveGoldに3年分加入して、それからゲームパスアルティメットの初回100円に加入すると、そこから3年間無料でゲームパスの機能が使えるという
LiveGoldは元々毎年入ってるという人には実質的に100円で3年間のゲームパスを買えるわけで、本当にやりすぎなくらいお得なサービスだなと思いました

あまりにもお得すぎて今世代はXboxにしようかなとかちょっと考えています(笑)
PSのゲームはしばらくPS4でも出るだろうからそっちで遊んでもいいしなーとも思いますし
まだ1年以上残ってるPS+と、コントローラーがPSコンの方が好きなのでそこがネックという感じですが
あとはただでさえ腐っているうちの360が互換性のせいで完全に置物になるのが…。大してやりたいゲームもないのに360を買って殆ど使わなかった経験のせいでXboxを買うことがちょっとトラウマになってたりもします(笑)
返信する
Unknown (ota)
2021-02-05 01:14:46
>ブルードラゴン、懐かしいですね。そして存在をすっかり忘れてました(笑)
今現在、坂口氏や鳥山氏の代表作を並べても、入るかどうかは微妙ですね。クロノトリガーとはえらい違いだ……。
MSは当時金も熱意も費やしてましたが、安易に大御所を連れてくる手法はやっぱどこか手抜きだったのかもしれません。

>新型Xbox、互換性はかなり良好ですか。PS5もPS4互換に関しては完璧に近いみたいですが、なんとなく今世代はXboxの方に勢いを感じますね
まぁ、互換で大喜びするのは新ハード持ちとしては相当間違ってると思いますけどね。まして2世代前なのに。
それでも「古いゲームが再び輝く」というのは、俺にとっちゃ面白さの次くらいに価値があることだったりするので。
デザインはXbox Series Xの圧勝だと思ってます。PS5は買ってもどう置くかでかなり頭が痛いです。

>XboxLiveGoldに加入している状態でゲームパスに加入すると、LiveGoldの残りの加入期間がゲームパスアルティメットに変化するというキャンペーンが今やってるんですよね
これは知ってましたが、俺はサブスクより所持派だし、XBOXライブも今ではあまり使わんのでスルーしました。
100円3ヶ月のみを現状利用してます。つってもあまり活かせてないのですが……ニーアはやっておきたいのう。

>あまりにもお得すぎて今世代はXboxにしようかなとかちょっと考えています(笑)
販売のDLソフト(のセール価格)も、全体的にPSより安いものが多い気がします。同じタイトルならXBOXの方がいいかも?
まぁ現状はどちらもまだ専用ソフトが殆どない状態なので、それが出揃ってからが勝負の始まりでしょうね。

>あまりにもお得すぎて今世代はXboxにしようかなとかちょっと考えています(笑)
いや、XBOX360時代ならともかく、今XBOXを買うのは相当おかしな選択ですよ、マジでw 後悔せぬ選択を。
でもいま現在でも品薄が続いてるんだから、俺の予想よりはずっと人気があるようで驚いてます。今世代、少しは盛り返せるのかな……。
返信する
Unknown (サク)
2021-02-06 19:57:02
うーん、購入者のotaさんから見てもxboxに乗り換えるのはおかしな選択ですか…。まあでも確かに冷静に考えてみるといずれ後悔しそうだなという気はします(笑)
いくらゲームパスがお得とはいえ、本体代金の5万円と3年分のLiveGold代1万5千円の投資に見合うかというと怪しいですもんね
otaさんに諭してもらえて良かったです。自分1人で考えてたら舞い上がって購入してたかもしれません(笑)

>それでも「古いゲームが再び輝く」というのは、俺にとっちゃ面白さの次くらいに価値があることだったりするので。
分かります。私もPS3のPS1互換とか大好きですし。古いゲームを快適に遊べるというのは素晴らしいですよね

>デザインはXbox Series Xの圧勝だと思ってます。PS5は買ってもどう置くかでかなり頭が痛いです。
otaさんもそう思われますか。PS5ちょっとデカすぎますもんねえ。ただ、実は重量はxboxと変わらないんですよね(PS5の方が50gだけ重い)。で、多分PS5のケースの余計な部分削ったら50gはありそうなので、xboxと同じような同じような大きさに抑えることは十分可能だったのではと思います
今世代のハードはただでさえ大きいので、コンパクトに収めることに主眼を置いてデザインして欲しかったですね
返信する
Unknown (ota)
2021-02-08 01:51:43
>まあでも確かに冷静に考えてみるといずれ後悔しそうだなという気はします(笑)
もちろんメリットもありますが、ネット対戦相手の数やフリプタイトル(XBOXは安価タイトルが多い)には差を感じます。
PSは「日本で展開しているハード」ですが、XBOXは「何かの間違いで日本でもやってる」状態ですからね、実際。

>私もPS3のPS1互換とか大好きですし。古いゲームを快適に遊べるというのは素晴らしいですよね
互換に関しては、PSがPS3以前を完全に放棄したのとXBOXの対応は正反対で、俺はもちろん後者に拍手喝采を送ってます。
得体のしれないMSという会社の「ゲーム愛」を強く感じられてすごく嬉しいですね。響きますわ。

>PS5ちょっとデカすぎますもんねえ。ただ、実は重量はxboxと変わらないんですよね(PS5の方が50gだけ重い)。
大きい上に流線型で、正直なんじゃありゃと思ってます。排熱云々の理由があるんでしょうけどね。
俺はXbox Series Xを店舗で買ったんですが、クソ重くて参りましたw PS5はあれ以上ですか。通販買いにしたいもんだ……。
返信する
Unknown (サク)
2021-02-13 09:34:10
PSもフリプはだいぶしょぼくなった感じですが、xboxはそれ以下ですか。ちょっと意外でした
私は安価DLゲームも割と好きな方ですが、海外のインディーズゲームとかになるとさすがに遊ぶ気がしないので、その辺りはやはりPSの方に魅力を感じますね

そういえば今月のPSプラスのフリプは豪華ですね
コントロールはPS4版もまだ発売してから1年強ほどの新しめのタイトルだったので、それのPS5完全版がフリプになったのは驚きでした。評価が高く、いつかやってみたいと思っていたので嬉しいところです
デストラクションオールスターズも、PS1初期のデストラクションダービーの続編を今更出してくるという驚きのゲームなので、軽く触ってみたい気持ちはありましたし
しばらくはPS4とPS5の両方のソフトがフリプとして配信されるんでしょうし、PS5は安価ゲームはまだ殆ど無いはずなので、今後もしばらくは期待出来そうですね
返信する
Unknown (ota)
2021-02-14 22:50:36
>PSもフリプはだいぶしょぼくなった感じですが、xboxはそれ以下ですか。ちょっと意外でした
あ、XBOXはフリプ入手後も気に入れば購入可能なとこが違いますね。これを売りとするのは微妙ですがw

>しばらくはPS4とPS5の両方のソフトがフリプとして配信されるんでしょうし
そのうちPS4は終了するんでしょうね。PS3・PS4・VITAタイトルがあった頃は神だったと未だに懐かしく思います。嗚呼。
返信する
Unknown (サク)
2021-02-18 01:35:22
ここでコメントするのもどうかと思うんですが、今月のフリープレイのブラッドステインドを遊んでみたんですが、正直出来が…その…
なんというか、全体的に凄く安っぽいんですよね。グラフィックはかなり低レベル、攻撃モーションも少なくてアクションゲームとしての爽快感に欠ける、そして異常に長いロード…
最初のボス戦で初めて死んだんですが、死亡からのリトライに3分ほどかかりました。自分のPS4が悪いのかなと思ったんですが、ググってみたらこれが普通らしくて驚きました
まあ、毎回3分かかるわけではなくて、40秒ほどで済む時の方が多いらしいですが
しかもこのリトライもボス戦からじゃなくて、手動セーブしたところまで戻されるんですよね。まあボスの直前にセーブポイントがあるので大して変わらないと言えばそうなんですけど、難所に当たってリトライしまくる時には気になりそうだなと思いました

キックスターターのゲームなので安っぽいのはしょうがないところもあるんでしょうけど、良作という評判だったのでガッカリしました
あと2Dアクションなので勝手にインティクリエイツ製かと思ってたんですが、関わってないみたいで逆に驚きました。まあこれの前日譚に当たる外伝はインティクリエイツ製だったので、全く無関係という訳でもありませんでしたけど
あと探索要素が多いゲームはやっぱり自分には合わないんだなーと再認識させられました。とりあえず最初の面はクリアしたんですが、最初の面なので探索要素もまだ控えめだと思うんですが、この時点で既に面倒くさく感じてしまっていました
返信する
Unknown (ota)
2021-02-19 23:11:56
>ブラッドステインド
ああ、メトロイドヴァニア系がフリプに来たと耳にしました。……俺、このジャンル呼称嫌いなんです。でも定着したなぁ。
ロードが長いってのはあかんですね。現行機でこの内容ならデータ量がデカいわけでもないでしょうし。3分は笑いますw

>キックスターターのゲームなので安っぽいのはしょうがないところもあるんでしょうけど
そういう出自なんですか。ユーザーが金を出して、作り手が作りたいゲームを作る……一見理想的ですが、そう単純じゃないか。
似た経緯の稲船マイティ9も末路がアレでしたしねw 独立し自由に作るのがいい選択とは限らない、のかな。分からん。
返信する

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