腐れゲー道

プレーしたゲームの感想文を、ダラダラと粘着質に綴ります。

NINJA GAIDEN

2011年03月19日 18時36分18秒 | XBOXゲーム感想文
2年ほど前「NINJA GAIDEN DRAGON SWORD」の感想文でも書いたが……今作「NINJA GAIDEN」は
近年俺が胸を張って(笑)やり込んだと言える数少ないゲームである。
完全版の「NINJA GAIDENブラック」を含め、本編は軽く20周はしただろう。
それ以外にも色々チンタラダラダラやり込んだ。2ちゃんの攻略スレに、参照ではなく参加までした。
ブラックの最高難度「マスターニンジャ」モードをクリアーし、ネットランキングに登録した際は、他に日本人が二人しかいなかった。
つまり俺は日本で3番目に超忍モードをクリアーした男なのである。今更証明はできないが、本当だぜ。
ちなみに世界中でも30数人しかいなかった。あの時の優越感ったらなかったなぁ。我が栄光。はぁ。

しかしどんだけやり込んでも、やはりコントローラーを置く時は来る。
待望の続編「NINJA GAIDEN2」にあまりハマれなかったことも影響し、俺のNINJA GAIDEN熱は徐々に収束に向かっていた。
製作総指揮の板垣氏がテクモを退社し、正統続編の望みがほぼなくなったのも大きかった。
色んな意味で、俺の中のNINJA GAIDENは終わってしまった。後は楽しかった思い出のゲームとして心に留めるのみ。



……だったはず、なんだけどなぁ。
先日、今作の攻略本を入手したんですよ。中古90円で。
ゲームの攻略本は当然ゲーム攻略に役立てるのが主な使い道だが、クリア後に資料として読むのもまた乙なものだ。
徹底的にやり込んだゲームのデータを久々にパラパラと眺め、しばしあの充実したゲームな日々を懐かしんだ。
……そしたら、再プレー、したくなったんだよね。俺の忍者魂に小さな火が再臨したのよね。
今作はXBOX360互換に対応してるから、一応XBOX360でデータを作っておきたいという理由もあった。
しかし、幾ら最高のアクションつっても所詮は7年も前のゲーム、今バリバリ楽しめるかどうかは疑問だ。
まして過去散々やり尽くしたタイトルである。まぁ最初の数面を軽く流せばそれで満足するだろう。そう思っていた。


ノーマルモード、ベリーハードモード、ぶっ続けでプレー。


おもろすぎ。気持ち良過ぎ。ハヤブっさんカッコ良すぎ。NINJA GAIDEN、最高。
凄すぎて、何が悪い。過去のゲームが今面白くて、何がおかしい。
誰も知らない不人気ハード・日本XBOXには、歴史に残る至上のアクションゲームが存在した。
俺はこの事実を決して忘れない。誰も知らないなら、俺だけでも墓まで持っていくぜ。




……うーん、改まって書くのは難しいな。とにかく「面白い」んだよ。だからプレーしまくるんだよ。
それでも頑張って語ると、主人公リュウ・ハヤブサのアクションが只管カッコ良く、また動かすのが気持ち良い。
これはチームニンジャが「デッドオアアライブ」という対戦格闘ゲームを作り続けてきたことに理由があると思う。
俺はDOAは全然やらないが、格ゲーにおいてキャラ操作の気持ち良さがとてつもなく大事であることはよく知っている。
DOAは乳ゲーと蔑まれがちだが、格ゲーとしての評価も決して悪いわけではない。伊達にシリーズを重ねてはいない。
NINJA GAIDENの制作にはこの格ゲーキャラ制作ノウハウが存分に発揮されていると思う。
90年代当時、俺は個人的に格ゲーの操作感を応用したアクションゲームの登場を強く期待していた。
結局叶えられなかったその望みが、今作にてやっと報われた。今それを再認識した。
ありがとうチーニン。俺はこれがやりたかった。俺はこれを待ち望んでいたんだよ。
出来ればカプコンやSNKに、自社の格ゲーのノウハウを利用した純アクションを作ってほしかったけどな……。


キャラ操作が気持ち良いと、キャラを動かすことに飽きがなくなる。飽きにくくなる。
単純な話、これぞNINJA GAIDENで最も優れた点であり、数多のアクションゲーが達成できてない永遠の目標だと思う。
「キャラを動かすだけで気持ち良い」は、特に制作者が自分のゲームについて語る時に、褒め言葉としてよく使われる表現だ。
しかし本当にそうだったゲームは、ハッキリ言って俺の記憶には殆どない。格ゲーを除けばゼロと言ってもいいかもしれない。
最初は気持ち良くても、繰り返していればそのうち飽きる。少なくとも間を置きたくなり、延々プレーしてはいられない。
俺はスーパーマリオが大好きだが、あのシリーズはまさにそんな感じのゲームだ。 マリオは動かしてるだけで楽しいゲームではない。
もちろんアクションゲームにはギミックや難度など、他にも要素は幾らでもあるので、これだけで全てが決まるわけではない。
しかしこれほど重要な基幹要素はない。ここをキッチリ作ってあれば、それだけでその作品は間違いなく面白い。
仮に他の要素が糞だったとしても、だ。



その点、NINJA GAIDENは素晴らしいとしか言い様がない。
ハヤブサの技、回避技の裏風、ジャンプ、効果音、ボイス、硬直、などなど、圧倒的な完成度だ。上手く表現が出来ない。
全てが「気持ち良さ」に繋がっている。走って移動するだけでそこそこ快感なほどだ。
幾ら格ゲーのノウハウがあったと言っても、初作でここまでの完成度、驚愕するしかない。
スゲーなぁチームニンジャ。


一つ具体的に、俺が一番好きな連携を述べると……ボタン名で XY(長押し)→着地Y だな。
特に着地Yの「朧・一文字」のサクッとした感触が本当に大好きだ。この技の存在が、やり込みまくった要因の一つである。
エッセンスを吸って絶技にすれば、雑魚敵は概ねこれ一発で倒せるので、正に無双の必殺技。
だが実はエッセンスなしのカス版の方が、2ヒットするので2倍気持ち良い。
雑魚戦でこの連携を繰り返してるだけで心が躍った。まぁ高難度では反撃を受けやすいけど。
数多く用意されてる技一つでこんなにゲームが好きになるんだから、分からんものだよなぁ。

……ちなみに、俺が比類なき続編NINJA GAIDEN2で最も落胆し、ハマれなかった理由が、この技の削除なのだ。
2の龍剣のレベル1絶技は朧・一文字ではなく、何か軽い感じのチャカチャカ乱舞技。
動作がせせこましくて快感が全然ない上に威力もなく、心底ガッカリさせられた絶技だった。
更にレベル2の絶技も、派手ではあるが斬撃がいちいち軽く、当てても快感がない。
どうして初代のズバっとした感触をあんな軽いものにしたのか、今でも納得ができない。
もし2にも朧・一文字が絶技としてあれば、俺のⅡへの感想は大幅に違っていたと断言できる。
本当に残念だった。板垣さん、あれはどんな判断だったんスかねぇ……。


キャラを動かすのが問答無用で気持ち良いんだから、夥しいほど出現する敵との戦闘も当然楽しい。
やはりこのゲームは無敵である。これで面白くないわけがないのだ。
またこのゲームは雑魚敵の思考ルーチンが秀逸で、連携を取ってハヤブサを攻撃してくるので、なかなか熱い。
様々な種類が用意されてるボス戦もまた熱く、セーブデータを残して個別に戦いたくなるほどだ。
ハヤブサ調整の素晴らしさに隠れがちだが、敵キャラもよく作ってあるということだろう。
つくづく見事なアクションゲームである。戦闘だらけのゲームであり、つまり楽しいことだらけのゲームなのだ。


NINJA GAIDENと言えば「難しい」で有名だが……高難度モードはともかく、ノーマルなら別に騒ぐほどでもないと思う。
確かに難しいが、他ゲームと比べて突出しているとは全く感じない。上達の喜びを実感できる作りにはそれ以上の魅力があるし。
結局「死ぬほど死んで、死ぬほどやり直す」のが苦痛かどうかであろう。ゲームの腕はあんまし関係ない。
度重なるやり直しに耐えられないプレーヤーは、ゲームが上手くても今作には向いていないと思う。
逆にゲームがヘタでも、繰り返し挑戦して突破する事に快感を見出す俺のようなプレーヤーには、この上なく向いていると思う。
……ただ、やり直し環境、死んで出直すことに関しては、正直出来が悪い。
いちいち ゲームオーバー表示→コンティニューしますか?の問い→データ選択→ロード→再開 の手間がかかり、非常に面倒。
また意地の悪い事に、頻繁に死ぬボス戦では最終セーブポイントが矢鱈と遠い場面が多く、これは間違いなく苦痛。
難しいのは大いに結構だが、プレーヤーに嫌がらせするのが目的ではないだろうに。
この判断も板垣氏に問い質してみたいもんである。グラサンで睨まれたら逃げるけど。はぁ。


難度と言えば、実はこのゲーム、謎解きと言うかゲーム中のフラグ立てがかなり難しいと今回感じた。
ステージが割と広い上に、アイテム探しや次に行く場所の指針が少なく、右往左往することもしばしば。
迷うことが面白いタイプのゲームではないので、これはもう少し簡略化しておくべきだったと思う。
若しくはもっと謎解き要素を充実させ、それもゲームの売りに加えるか。中途半端だった。



ところで、今回の再プレーでは完全版「NINJA GAIDENブラック」ではなく無印版を採用したが、これには理由がある。
ブラックは完全版ということで、当然改良された箇所も多々あるのだが、一方改悪と感じる点もあるのだ。
特にブラックの高難度モードの調整は、最早難しいと言うより我慢比べに近くなっており、あそこまで行くと楽しいかどうか微妙だ。
このブラックでの調整方針は続編にも引き継がれており、2やDSでも高難度モードは我慢比べ精神に満ちていた。
敢えて糞難しいモードをやるんだからそれはそれでいいのかもしれないが、もう少しセンスある調整を見せて欲しかったのも事実だ。
2の悟りモードはブラックの超忍よりも難し……いや我慢を要求された。俺が2を好きになれない理由の一つだ。
その点、初代無印なら、最高のベリーハードモードでも、まだ理性の範囲内にあり、安定した難しさを楽しむことができる。
正直ブラックの超忍を知っていれば温いとも言えるのだが、再プレーでほどよく楽しむには最適の難度だった。
2の超忍未クリアーは今も心残りだが、またあの我慢比べに付き合いたいかと言うと……うーん。


もう一つ、追尾性能についても無印の方がいい。
NINJA GAIDENは多数の雑魚敵と戦う場面が非常に多いゲームだが、ゲームに所謂ロックオンシステムはなく、狙う敵は全て自動だ。
つまり攻撃ボタンを押しても、どの敵を狙うのかプレーヤーは緻密に決定できないのである。機械が勝手に決めるのだ。
一見非常に問題あるように思われるが、実際は全然そんなことない。何故なら常に最適の相手を自動ロックしてくれるからだ。
これはまぁゲームとして当然なことかもしれないが、一切不満を抱かせない作りはやっぱ褒めるべきだろう。
プレーヤーは安心して、目の前の敵を掻っ捌くことに集中できる。これがまた戦闘を熱くさせるのだ。
……が、ブラックでは何故かこの優れた自動ロックシステムが大幅改悪。
俺とは思惑の違うの相手を勝手に攻撃するシーンが矢鱈と多く、しかもそれで攻撃を空振りしたりするので、イライラが募った。
敵を密集させないようにするなどの工夫で対応できないこともないが、そんな事に神経を使うのはアホらしい。
この点さえ無印のままなら、我慢比べを考慮してもブラックを再プレーしたかったが……残念である。



グラフィックはさすがに今見るとやや荒いが、比類なき超忍リュウ・ハヤブサ様だけを見るなら今も何の問題もない。
魅力的な尻とボイス、そして変幻自在のアクションは何ら色褪せていない。まぁ特に不満は抱かなかった。
一応表現として首は飛ぶし血も吹き出るが、残虐描写に関しては2の足元にも及ばないので、何も感じなかった。
2は残虐表現だけは100点満点のゲームだったよなぁ。初プレー時は結構マジに変なものが目覚めそうだったし。

ただXBOX360互換でプレーすると、本編ゲームは問題なく動くが、何故かプリレンダムービーがかなり汚くなってしまう。
ゲームの重要な箇所で結構気合の入ったムービーが流れるのに、これは何とも残念である。
マイクロソフトはXBOX360発売時、互換を徐々に充実させると言っていたはずだが、この点に関しちゃ完全に嘘を吐きやがったなぁ。
海外はこんな簡単に過去ソフトを捨てることにユーザーから不満の声は出ないんだろうか?
「ディノクライシス3」とか、XBOX360でプレーしたいよ。もうあり得ないけどな。はぁ。


音楽は特に印象に残らない……はずなのだが、やり込みまくって聴きまくったせいで、結局好きになってしまった。
具体的には「覚醒アルマ」戦の曲などが文句なくカッコ良い。あの戦闘はムービーも相俟って非常に燃えた。
一応サントラが発売されているのだが、これが何と2枚組み約5000円!! ……ちょっと手が出ません。
ゲームを起動してサウンドテストモードで聴くしかないか。誰も知らない名曲さ。


物語は……ぶっちゃけそんなのどうでもいいゲームだが、世界設定は割と凝っていると思う。
敵の幹部3人の呼称「重鬼卿(じゅうききょう)」なんて、一体どっから捻り出したのか理解できん。
敵は人間もいれば化け物もいて、更には戦車や戦闘ヘリなどの近代兵器まで登場。
しかし根本には「世界を滅ぼす魔剣・黒龍丸」があったりして、非常に雑多でカオスな世界だ。
無茶苦茶なりに考えられているというか、意外と好みである。まぁハヤブサさんいてこそだが。
あんだけ揉めた黒龍丸を、たった一撃でバリンと割っちまうのはどうかと思うが。
いや最初っからそうしてろよハヤブっさん! 全16章の長大な旅は一体なんだったんだ……はぁ。


今作にはオマケモードとして「忍者龍剣伝1~3」が収録されている。正確に言うとSFC版「巴」の移植らしいが。
実はこれをXBOX360にデータとして残しておくことも、再プレーの目的の一つだった。
音楽の再現度が低く、あまり良い移植ではないが、それでも龍剣伝シリーズを全作プレーできる環境は嬉しい。
「黄金のスカラベ」という収集アイテムを全部集めるのが条件なのだが、設置場所を熟知してる俺に死角はない。
首尾よくスカラベを集めきり、ねんがんのりゅうけんでんをてにいれたぞ! で、早速起動してみた。

……ブー。フリーズしました。1~3どれも同じでした。しいたけボタンで戻るしかありませんでした。

ふざけんなオラァああああ!!! と叫びたいとこだが、まぁ理由は分かる。互換が完璧ではないのだ。
プリレンダムービーと同じように、龍剣伝もNINJA GAIDEN本編とは全然違うプログラムで動いている(はず)。
それでもムービーはプレー中必ず流れるから汚いながらに再現したが、龍剣伝までは目が向かなかったのだろう。
今更XBOX360でこんなゲームをやりたがるユーザーは多分俺くらいだろうし。
MSは別に完全互換を保証してるわけではないから、文句も言えない。ええ言いませんよ。どうせ聞いてくれないし。
本編クリア後のほんわかプレーとして何気に楽しみにしてたんだけどなぁ……残念だ。





ふぅ。
そんなこんなで、充実した再プレーだった。NINJA GAIDEN、素晴らしい。大好きだ。
取り敢えず今回はこれで終わるが、またやりたくなる時もくるだろう。そん時ゃまたよろしく、ハヤブっさん。
俺の永遠のスーパーヒーロー、スーパー忍者。ハヤブっさんになら掘られてもいい。いや掘って。


……で、問題はこれからだな。
すっかり忍者魂に火が点いてしまったが、この昂りをどう捌くか。
まず続編、NINJA GAIDEN2。持ってるし、再開の意欲もある。
かなり気合を要求されるゲームだからすぐやるかは微妙だが、取り敢えず前向きに意志を固めておく。
PS3版も選択肢に入れたいが……残虐描写が緩くなるのは嫌なんだよなぁ。うーん。


次にPS3版「NINJA GAIDEN Σ」。初代NINJA GAIDENの最終バージョンであり、未プレー作。
今はこれが一番やりたい。単純にPS3で綺麗になったNINJA GAIDENをやってみたいし、
ヒロイン・レイチェルモードなど、新要素も幾つかある。今の俺なら確実に楽しめる。
近々購入はほぼ確定だな。そしてまた楽しめてしまう。NINJA GAIDEN最高だぜ。


そしてそして、「NINJA GAIDEN3」だ。
去年発表された時はイメージ画像の類かと思ってたんだが、正式に続編としてだったんだね。
おいおい、板垣氏はとうに退社し、その際「NINJA GAIDENシリーズはもう終わり」と語ってたんだぞ。
チームニンジャは板垣氏と一緒に主要スタッフがごっそり抜け、今は別会社で新作を作ってることは周知の通り。
そんな出涸らし状態のチーニンで、今更NINJA GAIDEN3を作れるのか? 作ってもいいものなのか!?

……と思わないでもないが、よく考えたらあまりに失礼だな。訂正する。
今のチーニンがどんなレベルなのかなんて俺には何も分からんし、更に言えば興味もない。
板垣氏がNINJA GAIDEN制作の要だったことは事実であろうが、氏がいなくなったらNINJA GAIDENはダメになると決まってるわけでもない。
現チーニンを仕切る早矢仕(はやし。スゲー苗字だ)氏が、渾身の力を込めてNINJA GAIDEN3を作ると言っている。
なら初代に惚れ込んだファンとして、期待と応援をする以外の選択肢はない。
もしかしたら、行き過ぎている難度調整等、俺の好きになれない部分を改善してくれるかもしれないし。
NINJA GAIDEN3、XBOX360・PS3マルチ展開になると思われるが、どちらかを必ず買うことをここに宣言する。誰にだ。
発売は意外と早いらしい。もしかして今年中?
再びハヤブっさんを駆り、血の海に浮く死体の山を築き上げる日々が始まるんだ。
不謹慎上等、殺して殺して殺しまくるさ。うきききき、腕が鳴るぜ。
……でも、高難度モードでヘニャヘニャになるのも確実だな。はぁ。



今回の再プレーがなければ、NINJA GAIDEN3への興味も薄いものになり、プレーしなかったかもしれない。
その意味でも価値があったと思う。過去があって未来がある。素晴らしいね。
RPGなどの思考系ゲームはともかく、アクションゲームは技術に依存する部分が多いので、
必然的に 過去の作品<新しい作品 になりがちだ。「絶対新しい方が面白い」と言っても間違いではないと思う。
しかし近年の上がりまくったハード性能だと、古いゲームもそう易々と古くなったりはしないと思う。
俺は今回のNINJA GAIDEN再プレーに、ノスタルジー的な感覚は殆ど抱かなかった。
間違いなく、現役のアクションゲームとして大いに楽しんだ。事実である。
少し古い程度では価値を減らさず、今に通用する面白さを提供し続ける。素晴らしいことである。
古いゲームが面白くて何が悪い。7年前のNINJA GAIDENは最高に面白かった。多分これからもずっと。


……だがこれは、新しいゲームの「新しさ」がメリットとして弱くなってることも意味するんだよな。
旧作で十分楽しめてしまえるから、高い金を払って新作を遊ぶメリットがない。ないは言い過ぎにしても、薄い。
近年のゲーム業界不況の一因は間違いなくこれである。俺自身がこのタイプだから非常によく分かる。
続編を作る際、メーカーは自社の作品がある意味最大のライバルになるわけだ。過去良い仕事していればいるほどに。
うーん、難しいなぁ。旧作が輝き続けることが悪いわけではないが、それでは新作に金が回らない。難しいなぁ。難しい。
超忍モードよりずっと難しい。やっぱ最強難度のゲームは、現実だなぁ。
……ゲームか? うーんまぁ、楽しんで生きようってことで。こんなご時世だしね。はは。
はぁ。



取り敢えず、まだ見ぬNINJA GAIDEN3が、「さすが最新ゲーム!」と唸らせる最高のアクションゲームであることを願う。
それは別に旧作の価値が落ちるわけではないしね。過去があって未来があって、希望があって。
……何言ってんだか分かんねぇ終わり。ぴゃー。はぁ。









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8 コメント

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サントラがお買い得 (いちファン)
2017-05-15 18:09:17
はじめまして
ゲームを購入する時は腐れゲー道さまの文章を参考にさせて頂いているイチふぁんで御座います。
アマゾンでニンジャガのサントラが5000円から2000弱に大変お安くなっております。
もう所持済みかとは思いますが一応御報告させて下さい。
余計なお世話でしたらお許し下さい。悪意は全くありません。

それと、360で「皿洗い2」というゲームは御存知でしょうか?
正確にはthe dishwasher vampire smile
ディッシュウォッシャーヴァンパイアスマイル

ニンジャガを2Dにしたゲームです。
こちらのサイトで教わりました
http://gaming-gray.seesaa.net/article/449448854.html
釈迦に説法ですが、これも一応ご報告させて下さい。

今後もレビューを楽しみに陰ながら応援させて頂きます。
返信する
Unknown (ota)
2017-05-16 01:46:19
初めまして、コメントありがとうございます。
>ゲームを購入する時は腐れゲー道さまの文章を参考にさせて頂いているイチふぁんで御座います。
大変光栄です。……俺の感想はバレまくりですが、いいんでしょうか?w ともあれ何かの役に立ってるなら嬉しいです。

>アマゾンでニンジャガのサントラが5000円から2000弱に大変お安くなっております。
……おお! 調べたら1740円でした! これは安い。いやこのサントラ、高価故に昔購入を断念したんですよね。
早速ポチりました。良い情報ありがとうございます。覚醒アルマ戦の曲とか大好きなんで、またじっくり聴きたいと思います。

>ニンジャガを2Dにしたゲームです。
>こちらのサイトで教わりました
http://gaming-gray.seesaa.net/article/449448854.html
んごっ! こ、これグレイさんのブログやん……。
ここの管理人さんからはよくコメントを頂くんですよ。俺もいっぺん挨拶に行かんとと思ってるんですが。
……なるほど、スプラッタ系2Dアクションですか。知りませんでした。お勧めありがとうございます、覚えておきます。

>今後もレビューを楽しみに陰ながら応援させて頂きます。
ありがとうございます。あまり更新はないですが、今後も気が向いた時に覗いてもらえると嬉しいです。
返信する
Unknown (グレイ)
2017-05-16 23:07:02
皿洗い2に関してちょいと補足です。このゲームまだプレイ途中ですけど、極めて良く出来た大暴走大殺戮ゲームで血飛沫が飛び交い血で皿を洗い皿洗いが暴れた後は血しか残らないようなゲームですが(そんな説明じゃ分からん)、人を選ぶゲームでもあると思います。
自分の思うがままにキャラを動かし、思うがままに敵を倒していく(首へし折ったりサンダーソードを体内に入れて電撃流したりチェーンソーを体内に入れたりetc)爽快感は最高峰で手触り感は非常に良いですが、残虐表現がきつめで(ただ悪趣味感は一切ない)、センスが独特なので。洋ゲーでしかもインディーズということでとことん合う場合と合わない場合があるかと。自分は完璧にやられましたw
で、このゲームを作った製作チーム(ska studios)は「ニンジャガイデン」に影響受けて作ったみたいなんですが、その際もう一つ影響を受けたとされるシリーズがありまして、それが、えー、「デビルメイクライ」でして。そのため合うかどうかは……。体験版出てるので軽く動かしたり敵を殺してみることをお勧めしときます。

ニンジャガイデンは時間的問題や気力的問題も重なりまだパッケージ中すら見ていないというダメな有様ですが、いずれは挑戦したいと思っております。クリアしたらまた何か書きに来るかもしれません。

>コメント
まあ気が向いたらでいいですよw あそこはほとんど書きなぐり状態かつ分散されてる上に断片的な情報しか書いてないので中々コメントし辛い空気が流れてる気もしますし。
返信する
Unknown (ota)
2017-05-17 21:09:45
>爽快感は最高峰で手触り感は非常に良いですが、残虐表現がきつめで(ただ悪趣味感は一切ない)、センスが独特なので。
「グロ笑い」て感じですかね。あちらのインディーズゲームなんですか。何となく納得できました。
>その際もう一つ影響を受けたとされるシリーズがありまして、それが、えー、「デビルメイクライ」でして。
はっは、それは俺にとっちゃ嫌な情報ですねw まぁNINJA GAIDENとデビメイはジャンル的には同じですから、参考にするのも自然ですね。
詳しい説明ありがとうございました。やるにしてもまず体験版を触ってみようと思います。

>コメント
>まあ気が向いたらでいいですよw
何度か覗かせてもらったんですが、分かる話題が少なくて。しかしよくあれだけ同時進行プレーして、更に書けますね。凄い熱意だ。
頻繁にゲーセンに出向き、STG等をやるのも偉いなぁと思いました。今時珍しい若者だ、と。実際非常に珍しいですよねw
これからも我が道を邁進して下さいませと陰ながら応援する次第です。……てこういうことをあちらで書くべきかw
返信する
Unknown (Unknown)
2017-09-30 23:17:11
同意。ニンジャガイデン(初代)を超える3Dアクションは無いよ。

PS4の仁王やダークソウルも、全く敵わない。

「難しいのに理不尽を全く感じない」のだよ。
返信する
Unknown (ota)
2017-10-01 02:36:13
3Dアクションは、難度が上がるとどうしても「無茶苦茶」系になると思います。攻略に理性の余地がなくなるというか。
NINJA GAIDENは高難度でもまだ理性が残っているのがいいですね。ブラックのMNまで行くと結構アレですがw
加えて「動かしてるだけで気持ちが良い」のも最高です。これが実現出来ているゲームは、ある意味究極ですからね。
返信する
Unknown (Unknown)
2018-04-05 23:30:57
フロム信者とおんなじようなこと言ってて引く。
こうやって信者が嫌われるゲームが生まれてくるんだなぁ
返信する
Unknown (ota)
2018-04-06 00:29:20
信者が好かれるゲームなんてあるのかな?
まぁ俺は別に構わんのでどんどん引いて嫌ってください。
返信する

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