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地方自治、趣味の音楽やジョギング、そして日々感じるあれこれを思いつくままに綴っています。

映画『寒川』、大磯町で上映。

2008-01-13 11:58:48 | 行事
映画『寒川』のオフィシャルサイトはこちら

1月12日
タイトルの映画を観てきた。

この映画の上映会をやろう!と企画されたのは「森の会議 おおいそ」という市民団体だ。
私がこの団体の存在を知ったのは、一年くらい前だったかな?
こちらの団体は、大磯町が購入した『万台こゆるぎの森』の活用について考えるワークショップのメンバーだった方々が、引き続き、保全方法や活用方法などを考えて活動している方々であると聞いている。
会の存在を知ったときに私は、
購入した当時の前町長の方針と打って変わって、
現町長がこの森を民間活用したい、売却も視野に入れているという方針に対して、
反対運動している団体かな?と思っていたが、
話を聞いてみるとそうではなくて、たとえ売却されてしまったとしても、
いま、ここにその森が存在して、利用できる立場にある自分たちがその間だけでもたのしんじゃおうよ、ってことでやっているんです、って話を伺って、
この「たのしんじゃう」がキーワードだと思っている私は、案外この活動は、大磯が変わるきっかけになるんじゃないかなと思ったことを思い出している。

この団体で活動されているフォトグラファーのIさんからのメールでお誘いをうけ、
Iさんにもお会いしたいし、カラーコーディネイターのKさんにもお会いしたいという単純な動機から見に行くことにし、映画の内容についてあえて調べずに見に行った。

何かの機会にこの映画をご覧になる方のために、あまり映画の内容については触れないでおこうと思う。

この映画のすごいところは、見終わって数時間経ったところで、「いや、これはすごいかも」と思わされたところにある。といっても私の教養が浅くて理解するのに時間がかかるだけのことで、他の方は見ているときからそう感じられたかもしれない。

山の守り手がなくなるとその集落の人々は山を捨てて出ていかなくてはならない。
私も自分が住むならば、学校や医療施設が整っていなくては無理なんじゃないかと思っていた。
しかし、問題は、学校がない病院がないという施設の問題ではすまなくなってくるということに気づかされる。
それは、きっと私が生きているあいだに必ず実感し、直面する地球規模の問題なのだろう。私はきっと100歳まで生きるから(笑)あと60年くらいの間、その問題に直面するのだ。
この映画は、あと60年は生きる私たち世代が見ておかなければいけない映画ではないか。
そしてどんな感想を持っても構わないから、考えて、一緒に観た人と議論することが必要だと思う。
Always‥を観て、あのころはよかったと感傷にふけっている場合ではない。

『海と都市の景観は、森が決める」というサブタイトルは、案外足下の大磯の森にも近づいている脅威を暗示しているのかもしれない。

東国原知事、この映画、みてくださいね。

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