ohanaブログ

地方自治、趣味の音楽やジョギング、そして日々感じるあれこれを思いつくままに綴っています。

非常勤の教育長、不都合は何か?

2008-09-02 21:31:35 | 行政
asahi.com:教育長非常勤化へ全国初の条例 北海道・中頓別町 - 政治

これはびっくり。

北海道中頓別町議会は、2日、教育長を常勤か非常勤かに選択できる条例案を議員提案し、可決したそうだ。
条文がどこかにアップされたら、ぜひ読んでみたい。

疑問点

なぜ議員提案だったのだろうか。
教育長は建前では教育委員会で選任することになっているが、町長が教育長を選任して議会の同意を求めるのが本音である。
ということは、町長が選任した委員で構成される教育委員会で、非常勤にしましょうよ!なんてことになるだろうか?
記事では人件費が削減できるからということだが、本当だろうか。

もうひとつは、非常勤で勤まるのかどうかという点。
これも建前では、教育委員会には非常勤の教育委員長がいて事務執行する教育長もいて、どちらが権力者なのかわかりにくい。
教育委員長が本当の意味での主宰者ならば、
収入役を置かなくても済んだように、
管理者としての職員を置けば教育長はいらなくなる。

文部省の過去の通達がどうのこうのと言っている方がおられるようだが、
自分たちのまちのことは自分たちで決めるということについて、
そうした流れに文科省は口出しすべきではないと思った。

さて、わが町はどうだろうか。

「マルサの女」と確定申告

2008-02-19 10:57:00 | 行政
2007年度分の所得税確定申告の受付が始まった。

確定申告の時期になると、伊丹十三監督作品の映画「マルサの女」を思い出す。
私にとって思い入れの深い映画である。
キャストもいい。
私が税金に対して関心を持ったきっかけのひとつでもある。
1987年の映画だったかな?
年末調整をしてもらえるサラリーマン家庭にとって、医療費が年間10万円を超えるようなたとえば妊娠出産などがないと、確定申告ってピンと来ないかもしれない。ここが問題じゃないかと私は常々思う。
税金の使い道を知ることも必要だけれど、税金どれだけ払っていて、仕組みはどうなっているのということを自分で知るためには、サラリーマンも自分で納税するようになると少しは関心が高まるんじゃないかな。
そういう意味でも「マルサの女」が社会に与えた影響は大きかったのだろう。少なくとも私にとっては。

当時、国税局査察官になりたいとちょびっと考えてみたが、年齢制限でアウト。
私は1992年の秋に慶應大の通信で経済学を学び始めたのだが、当初の目的は税理士免許の受験資格取得であった。ところが税理士の実際のところを知ってしまい、税理士を目指すことはやめた。
経済学のある先生の講義も、ちっともおもしろくないし、よくもまあこんな講義に通学生は高い授業料を払うものだと思ったくらい。でも慶應の授業がおもしろくないのはこの先生だからですよ、他はおもしろいですよと一応フォロー。
話がそれてしまった、確定申告に話を戻す。

ここからは確定申告で税金を取り戻したい大磯町民の方への情報ですので、
他の自治体にお住まいの方は、当該自治体へお問い合わせくださいね。

確定申告といえばちょうどこの2月の中旬あたりが申告時期なのだが、還付請求と言って、税金が戻ってくる人はこんな混む時期よりももっと前、1月から受付をしてくれる(平塚税務署)。といっても、元来の無精者の私はいつもこの時期になってしまうのはなぜかしら。
これまでの4年間は、大磯町役場の確定申告無料相談会の初日に申告を済ませていた。3月議会初日の朝ということもあったような気がする。
今年こそはもっと早くと思っていたのだが、源泉徴収票が見当たらない。私は源泉徴収票というものは一度発行してもらったら、再発行はできないと思い込んでいた。ところがだ。私の友人(税理士のたまご)にちょっと聞いてみると、「なに言ってんのよ、再発行してもらえるわよ」とのこと。
私の給与支払者である町役場の総務課に電話してみると、即日発行してくれた。
なんだ、これまで必死に家の中をかき回して探した苦労はなんだったのか。

やっと資料が整ったので、まずは国税庁の確定申告書等作成コーナーを使う。
ここでの注意はe-taxは使わない。
e-taxを使うには住民基本台帳カードとカードリーダーを入手する必要があり、経費がかかる。ので、私は使わない。これって、政治資金収支報告書をネットで申告する場合など、いろいろなサービスを使いたい人にはすすめるが、私は使わないと決めているので、e-taxを使用せずに計算機能だけを利用するのだ。
税率の計算も自動で行ってくれるので、検算に便利。ただそれだけのことであるが。

できたらこれを印刷して(私は申告書に書き写した)2月15日午後、国府支所の税理士相談会に持参した。(相談はせずに収受だけ)
ところが‥。私はこの日は自分の確定申告だけをしたのだが、その日の昼の情報番組で経済ジャーナリストの荻原博子さんが私に「なに言ってんのよ」とおっしゃる。
そうなのか、住民税が税源移譲で増えた分の、住宅ローン控除ができるのか(ただし、手元に還付されるのではなく、今年の住民税が安くなるのだそう)、そうなのか、損害保険料控除の欄がなくなって、地震保険料控除が出来るようになったのか、など、申告する間際になってやらねばならないことが出てきたのだ。そういえば、大磯町役場から葉書が来ていたけれど、いつもやっている住宅ローン控除を忘れないでねというお知らせだとばかり思い込んで、ゴミ箱へ捨ててしまっていた。
まず、自身の申告は終えちゃって、次に家のほうをやろうと町職員にいろいろ尋ねて申告書をもらって帰ってきた。
また申告しなくちゃ。

町のホームページに申告書がダウンロードできるらしいので、
そうか、ウチもと思われた方はのぞいてみてください。
計算機能も付いているそうです。

ここでまた思ったこと。
この住民税の申告って申告しなかったら戻ってこない、
ということは町税収入が決算時には予算よりも増えるということか。
ふーん、税収が増えて住民サービスがアップするのと、税金が安くなるのと、どちらが住民への福祉向上になるのか?


素人の情報提供ですので、必ずご自分でお調べの上、ソンしないように申告しましょう。

学校教職員は禁煙すべき。

2007-11-28 18:08:07 | 行政
公共的施設禁煙条例の検討委がスタート : ローカルニュース : ニュース : カナロコ -- 神奈川新聞

上記記事によると、
たばこの受動喫煙から神奈川県民を守ることを目的とした全国初の「県公共的施設禁煙条例」(仮称)の内容を協議する検討委員会(会長・津金昌一郎国立がんセンター予防研究部長)は二十七日、初会合を開き、二〇〇八年度中の条例策定に向けた作業をスタートさせたらしい。

現在、『公有施設』の建物ならばすでに禁煙になっている(と思う)。
私が常々おかしいんじゃないの?と思っているのは、学校施設の敷地は完全禁煙になっていないことだ。
もっとおかしいんじゃないの?と思うのは、教職員が学校敷地にて喫煙していることである。
県はまず公共的施設うんぬんより先にこちらから禁煙にするべきではないだろうか。

学校の授業において、生徒に喫煙による害の恐ろしさや受動喫煙の害を説いている教職員が、喫煙していて、はいそうですかとまともに耳を傾けるだろうか?

松沢知事は『県が国をリードして先進的な条例を作りたい』とおっしゃっているそうだが、すべきことの優先順位も把握していただきたい。

ふしぎなアクセス数

2007-11-17 21:25:57 | 行政
昨日は、このブログを開設して以来、一番のアクセス数であった。

反響の大きそうな記事をアップしたわけではない。

そのわけは、大磯町在住の女性が南足柄市へ10億円を寄付されたニュースが、全国ネットでテレビ放映されたから。
ではなぜ私のブログへ?
その女性の名前で検索すると、その女性のお名前の施設が町にあって、そこでのイベントのお知らせが私のブログにあるからだ。

私も数年前に検索したことがあったが、
そのときも大磯町に5億円寄付していただいたことくらいしかネット上には情報がなかった。
なので、ここへたどりつかれたのだと思う。

アクセス数が飛び抜けて多い理由がまだわからなかった私は、
何事が起きたのかとちょっと慌ててしまった。(でも謎はすぐ解けたのですが)
こんなことは稀なので、記録しておこうと思う。

ネットの世界ではこんなこともあるんだな。


町は自治事務を放棄しているとしか思えない。

2007-09-22 10:02:27 | 行政
1市1町ごみ処理広域化の概要 | 1市1町ごみ処理広域化推進会議 平塚・大磯ブロック(湘南西ブロック)

上記は1市1町ごみ処理広域化推進会議のHP。
パブリック・コメントを提出した私には、同じものが郵送されてきた。
回答をご覧いただくとわかる通り、
最終報告書のパブコメ回答となんら変わりはない。
このあと出される実施計画に書きますという答えばかり。
「ご意見は聞き置きました。計画は当初の通り変更無くすすめます」と書いてあるようにしか私には受け取れない。

役所の論理で決めた計画で、住民が蚊帳の外になれば、
どういうことが起こるか。
ごみの発生抑制に真剣に取り組もうという機運が起こるはずがない。
どう見ても、大磯町として推進会議で何か意見しているとは思えない。
住民に意見を求め、それが議論の俎上にも乗らないのなら、
住民参加は単なるかけ声。
パブコメを提出することがむなしくなる。

大磯町行政改革推進委員会 傍聴記

2007-08-08 17:36:35 | 行政
私の日経の読み方|NIKKEI4946.com

ご紹介するには、ちょっと情報不足だなとは思うが、
あとはみなさん、いろいろ検索してみてください。

8月8日 立秋 しかし、日差しはキツい。
13時半から16時近くまで、第一回大磯町行政改革推進委員会を傍聴してきた。
傍聴人は渡辺副議長と私だけ。(副議長は途中で議会委員会のため退席された)
この委員会のメンバーは、前回と同じく委員長は、立教大社会学部の成田教授で、
ほかの方々は新しく任命された方とお見受けする。
そのなかでも発言が秀逸であったのが、上記リンクにある河野真理子氏である。
初めてお目にかかるので、どんな方かは存知あげなかったが、
家に帰って検索すると、なるほどのキャリアをお持ちだ。
発言内容を聞いていて、おそらく大磯町行政への関わりは、初めてのお方ではなかろうか。(違ったらごめんなさい)
だから、すごく新鮮で、的を得ていて、素朴な質問もバンバンされる。
ここだけの話しと前置きされてズバッと提言される。
これからの傍聴がとてもたのしみになった。

おっと、委員会の議論の中身については、
これまでの改革の進捗状況説明、
無難な基本方針案審議と機構改革の話しが中心。
今年度中に第4次行政改革大綱を策定するらしい。
河野さんが発言されていたように、
財政難でカットばかりするのではなく、
町のビジョンをしっかり描いて、(たとえば教育のまち、文化のまち)
そのビジョン実現のための改革であると町民に示さないと、
不信に思われ抵抗されるだけである。
4年間、示せと言っても示せなかったが、
これから示せるか。

久々に傍聴がたのしみになってきた。

4年ぶり、大磯町が普通交付税交付団体に

2007-08-01 18:01:24 | 行政
神奈川県への地方交付税66,2%減/13億円の財源不足に : ローカルニュース : ニュース : カナロコ -- 神奈川新聞

神奈川新聞の8月1日朝刊に、大磯町が4年ぶりに普通交付税の交付団体になったことが書いてあった。
交付団体になることは、もっと前にも何かの新聞で読んでいたので、いくら交付されるのか、なぜ交付団体になったのか、気になっていた。
今朝の新聞には、葉山町も5年ぶりに交付団体となり6200万円、大磯町は6400万円交付されるとのこと。今年から町民税の税率が一律6%になったことで、高額所得者の多い町では税源委譲の伸び幅がなかったためではと書かれている。
普通交付税は、何に使ってもよい一般財源なので、当然これから補正予算を組んで、歳入が増えるわけだが、このお金は当初見込まれていないお金であるから、何に使うのかをしっかり9月議会の初日に聞いて欲しい。
年度の途中でもあるので、貯金である財政調整基金に積み立てるのが私は良いと思うのだが。予算編成権は首長にしかないので、私がとやかく言えることではないが。

ごみ処理広域化 骨子案が提示

2007-07-01 18:36:15 | 行政
1市1町ごみ処理広域化推進会議 平塚・大磯ブロック(湘南西ブロック)

上記は平塚市HP。

平塚市と大磯町が計画策定を進めている「ごみ処理広域化」の骨子案が提示された。
従来は、建設経済常任委員会の協議会などで説明したあと、パブコメを求めるという手続きを取っていたのに、いきなりパブコメである。
これは何を意味するのか。
詳細をこれから読んでまた読者のみなさまに報告するが、
議会に説明をせずにパブコメを求めることがいけないことだとは思わないが、
説明したくない理由があるのかと勘ぐってしまう。

骨子案はダウンロードできるので、ぜひお読みいただきたい。
わかりやすくお伝えするとHPにあるのだから、わかりにくい場合は、そう伝えることも大事なことと思う。

滄浪閣の買取り協議についての町長からのコメント

2007-02-08 12:00:17 | 行政
滄浪閣の買取り協議について

上記リンク先に掲載された文章を下記に記録します。
交渉の結果をどのような形で町民に知らせるのか、気になっていました。
回答書が来たのですね。
私はまだ見ていませんけれど。
「これ以上の買い取り価格の上乗せは、町財政に多大な影響を及ぼしかねない」
というくだりがありますが、たとえ提示額であっても多大な影響があると、
私は思いますが。



滄浪閣の買取り協議について

 

 私が公約として掲げました滄浪閣の買い取りについて、報告をさせていただきます。
現在、滄浪閣は、大磯プリンスホテル別館として、結婚式場、中華料理店として(株)プリンスホテルにより営業されています。
 しかし、昨年6月(株)プリンスホテルから、西武グループの財産処分のひとつとして、滄浪閣の営業を平成19年3月までに終了し、売却をする旨の報告を受けました。
 町としては、滄浪閣は初代総理大臣伊藤博文公ゆかりの地であり、町民にも親しまれ、町行事等にも利用しているため、営業の存続についての要望を(株)プリンスホテルにしていましたが、平成18年11月に売却の入札が行われ、12月5日、※公有地の拡大の推進に関する法律による届出が町を経由して県に提出されました。
 私としては、就任早々、この法律に基づく買取りについての協議を(株)プリンスホテルに申し出し、活用計画、買取価格、資金調達などを検討いたしました。
 これらの検討を踏まえ、(株)プリンスホテルに対し、価格、支払方法を提示し、協議してまいりましたが、町の提示した価格では譲渡できない旨の回答がありました。
 町が提示した価格は、不動産鑑定により大磯町不動産等評価委員会で決定された額であり、町政を預かる最高責任者として、これ以上の買取価格の上乗せは、町財政に多大な影響を及ぼしかねないと判断し、残念ながら、町と(株)プリンスホテルとの買取り協議を終了しました。
 今後については、新たな所有者に対して、滄浪閣の保存を要望していく所存であります。


                                大磯町長 三 好 正 則


※ 公有地の拡大の推進に関する法律

地方公共団体等が公共目的のために必要な土地を少しでも取得しやすくするための手法として制度化されたもので、土地の取得を必要とする地方公共団体等に民間の取引に先立ち、土地の買取り協議の機会、買取りの第一次的交渉権を与えようとするもの。

買取り協議の主な経過

年 月 日
内     容
平成18年12月5日 公拡法に基づく「土地有償譲渡届出書」が(株)プリンスホテルから町に提出
平成18年12月18日 町は、「土地買取りについての申出書」を県に提出
平成18年12月22日 県より「土地買取協議通知書」が町、?プリンスホテルに通知
平成19年1月10日 第1回 買取り協議(協議期間の延長等)
平成19年1月31日 第2回 買取り協議(買取価格等の提案と要望書の提出)
平成19年2月5日 (株)プリンスホテルから回答



神奈川県教育委員会へのヒアリング

2006-11-29 23:25:50 | 行政
11月29日、県庁へ行った。
神奈川県教育委員会へ、県費負担教員の広域人事についてヒアリングするためである。
町立小学校の先生の異動は、大磯小学校と国府小学校を行ったり来たりすることが多いことは事実であるし、
仕組みがいったいどうなっているかをまず把握しなければ、対策も考えられない。
現在は県の異動要綱によって、新規採用された教員は5年経つと、中教育事務所管内の市町をまたいだ異動が行なわれることになっているという。
そのほかに、教員の異動申告という制度があり、この申告でたとえば「平塚市から大磯町へ異動したい」と思う先生がいないと
「大磯町から平塚市へ異動したい」という先生の願いがかなわないようなのだ。
中学になるとさらに担当教科のマッチングや部活動の存続問題など、複雑になる。

そうか!大磯町の町立学校がもっと魅力的になれば、先生も児童生徒も保護者も「この学校へ行きたい!」と思うのではないだろうか。
先生にとって魅力的な学校とは、どんな学校なのだろうか。
それは「やりがいが感じられる学校」ではないだろうか。
やりがいとは何をもって量るのだろうか。
進学率が上がることだろうか。
問題を抱えていない学校だろうか。

平塚に住んでいた知人が、埼玉県志木市のホームスタディ制度を知り、転居したということを聞いた。
「どの子も一番になれる」を掲げた教育改革で有名である。
すべての子どもたちが生き生き出来る環境を目指すことが、先生にとっても地域にとっても、大事なことではないだろうか。
そんなことを考えた一日であった。