ohanaブログ

地方自治、趣味の音楽やジョギング、そして日々感じるあれこれを思いつくままに綴っています。

非常勤の教育長、不都合は何か?

2008-09-02 21:31:35 | 行政
asahi.com:教育長非常勤化へ全国初の条例 北海道・中頓別町 - 政治

これはびっくり。

北海道中頓別町議会は、2日、教育長を常勤か非常勤かに選択できる条例案を議員提案し、可決したそうだ。
条文がどこかにアップされたら、ぜひ読んでみたい。

疑問点

なぜ議員提案だったのだろうか。
教育長は建前では教育委員会で選任することになっているが、町長が教育長を選任して議会の同意を求めるのが本音である。
ということは、町長が選任した委員で構成される教育委員会で、非常勤にしましょうよ!なんてことになるだろうか?
記事では人件費が削減できるからということだが、本当だろうか。

もうひとつは、非常勤で勤まるのかどうかという点。
これも建前では、教育委員会には非常勤の教育委員長がいて事務執行する教育長もいて、どちらが権力者なのかわかりにくい。
教育委員長が本当の意味での主宰者ならば、
収入役を置かなくても済んだように、
管理者としての職員を置けば教育長はいらなくなる。

文部省の過去の通達がどうのこうのと言っている方がおられるようだが、
自分たちのまちのことは自分たちで決めるということについて、
そうした流れに文科省は口出しすべきではないと思った。

さて、わが町はどうだろうか。