山の空気を吸いに三国越林道まで行きトンボ返りした時,見事な八重桜のある場所を折り返し地点とした.八重桜は,葉の数がかなり多かったけれど,満開に咲き乱れていた.
八重桜を少し離れたところから見ると,葉が多いので,せっかくの淡いピンク色の花が霞んで見えてしまうのだけれど,真下まで行って仰ぎ見ると,ほのかな香りと共にきれいな満開の花を愛でることができた.
桜が散ってから,一カ月近く経っているので,不思議に思って調べてみると,どうやらカンザンという四月下旬から五月上旬が開花時期の八重桜であるようだ.
カンザンは,ソメイヨシノと違って紅色で花弁の数は20~50枚にも及ぶそうだ.こんなにも可憐な花が,ゴツゴツとした太い幹から咲くのだから,自然は本当に驚異的であると思うのだった.
八重桜の下にしばらくいると,気温が上がってきて,少し汗ばむ陽気となってきた.反対側にある八重桜の下がちょうど日陰になっており,気持ちのいい風が吹いていたので,熱くなった体を冷ましてから,帰路へと向かうのだった.
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