織内将男の山旅の記録

若かりし頃よりの山旅の記録です・・!!

霊峰・日光の山々(74)奥鬼怒山旅 「日光沢温泉」

2013年12月10日 | 奥鬼怒山旅





霊峰・日光の山々(74)奥鬼怒山旅 「日光沢温泉」





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日光沢温泉




奥鬼怒温泉郷には4箇所の温泉宿があるが、何れの宿も温泉は40~60度の上質の天然源泉が湧き、露天風呂とカンテラの灯りは正に仙境の湯場に相応しい。
宿は、、小生は、ルート真下に在った「日光沢温泉」へ投宿した。
覗ったところ、食事付きや素泊まり客など一般観光客、ハイカー、登山客と隔てなく受け入れているようで、一安心であった。
素朴で人情味あふれる山小屋風の一軒宿は、風情があった。
温泉は単純硫黄水素泉、白濁、内湯は檜風呂。 野趣あふれる露天風呂が2つあり、微かに硫黄の臭いがするのも嬉しい。


御当地へ来て、地元の食材を調理した山菜料理等を舌鼓したいところであるが、実は小生、御代を惜しむわけではないが山歩きの場合、自給自足(・・・?、自炊)を旨としているのである。
それに、明日への行動のためにも、少しでも荷を軽くしておきたいとする、正直な気持ち
もあった。

ともあれ、自家製の料理・・?を戴いて満腹感になり、後のお楽しみは噂の温泉に浸かることである。
本館の廊下越しのやや下ったところに男女別の浴室があり、そして、先ず独特の硫黄臭のする大きな内風呂があった。 ここまでは普通の宿屋の風呂と変わりは無いが、湯舟に満たされている温泉は乳白色で、樋口から盛んに熱目の源泉が流入しているのである。
湯船に張られたお湯は60度前後あるらしく、確かに熱めであり仕方無く水で薄めるようだ。 成る程傍に、「適当に水で薄めて調整してください」とメモがあった。

それから、浴室の窓を飛び越えて一旦河原へ出て、更に、渡り板を伝わって目的の露天風呂へ向かう。 渓流の河原の中を行くと3m四方程の露天風呂があった。
ここは正に大自然の中にスッポリと納まり、青天井そのものの癒し所である。
時節柄(10月下旬)、白濁した湯からはモウモウと湯気を湛え、湯面には色付いた紅葉の葉が数枚ユラユラと浮いているのである。 無人の浴槽なので、遠慮なくザブンと飛び込むと、底の方はヌルッとした感触がある。 何だろうかと探ってみると、こちらもモミジの落葉であった。  
此れを、風流と言わずして何に例えよと言うのか・・?。 

周辺を見渡すと月明かりでぼんやりしているが、此れは又、何と情緒のあるところか、正面には屏風のような大岩がデーンと座っていて、その横下からサラサラと清流が流れ落ちているのである。
そして、天上界は満点の星々で満たされ、光り輝いているのである。
もし、ここの湯面に徳利を浮かべて一酔の気分になれば、仙境の仙人の酔心地(ようごこち)といったところであろう。
この自然の異様なまでの整いに、気分が高揚し、名状しがたい感覚に囚われるのである。
これはもう、自然と一体になって、自然と合体して、湯船の中で自己陶酔し、昇天してしまう他はなかったのである。
正に、温泉と自然を充分感じ取って、気分は満喫であった。






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