土佐のくじら(幸福うさぎ丸)です。
今年4月からの消費増税、そして決定したと言われる軽自動車増税、
そして来年度の経済状況を見ての、更なる消費増税。
かつて、80年代に行われた、政府行革の精神はどこに行ったのでしょうか。
いくら日本人が我慢強く、公の精神に富んだ国民であったとしても、
行政改革もなく、増税への道筋だけは着々と付ける以外、な~んにもしない政府に対して、
もうそろそろ、国民が、「それはチト、おかしいんとちゃうか?」という声が出て来ますからね。
かつて民主党政権時代、事業仕分けなどという、パフォーマンスを致しておりました。
第1段の事業仕分けは、先の与党、自民党の政策の洗い直しでしたが、
第2段の事業の見直しは、民主党の政治、民主党が付けた予算での仕事を仕分けしていました。
この時期の事業仕分けなんていうのはね、私から見れば、片腹痛いってもんじゃなくて、もう、
「おい、そりゃ、自己矛盾ってもんだろが!」と、テレビニュースを見ながら、大笑いしましたよ。(笑)
政府の事業仕分けと言っても、政府から出た予算、そしてその、後ろ盾となる法律に則って行われている事業な訳です。
大切な観点は、
無駄を省く・・・というならば、その事業を行わなければならなくしている、法律そのものが無駄だということ なのですよ。
そして、事業仕分けには、法的拘束力はありませんでした。
だったら、やるだけ無駄だったのです。
一回コッキリで省ける無駄なんて、大したこと無いに決まっているからです。
もし法的拘束力があるなら、それはそれで、議会無視で民主政治に反します。
法律変えるなら、またそれはそれで、コストがかかりますから、総合的に判断すれば、
事業仕分けそのものが、パフォーマンス以外なんでもない、時間と予算の、そしてそれをニュースで放送する、テレビ電波の無駄なんです。
いいですか?例えば、
料理をするにしたって、レシピがあって、そのレシピの通り行うには、それなりの道具と材料が必要ですよね。
フライパン、コンロ、電子レンジ、包丁、まな板、鍋、ヤカン・・・。
それらの道具は、タダではありませんね。
つまり、設備にかかるコストです。
また当然、お店に行けば、それぞれには値段が付いています。
料理の材料も、当然値段が付いています。
料理をするには、その道具や材料の費用が掛かります。
料理をする、個人も生活費がかかります。これは人件費です。
これら総合的なコストが、必要な予算ですね。
国家の事業も、これと同じなんですよ。
料理の材料費を、一回ぐらいケチっても、懐が寒いのは変わらないんですね。(笑)
だから事業仕分けなんて、倹約しているフリをしているだけですね。
ハンバーグならハンバーグを作る、そのレシピそのものを見直さない限り、根本的な食費の無駄廃止にはならない のです。
ここの手間は必要なのか・・・とか、
そもそも、ハンバーグに、これほどの食材を使う必要があるのか・・・とか、
そもそも、ハンバーグのネタを、自分たちで作る必要はあるのか・・・とか、
そもそも、料理を家庭で作る必要があるのか・・・とか、
そういう検討を、国家はしないといけないということなのです。
本当に無駄を排したければね。
つまり、国家事業で言えば、根本の法律そのものを見直さない限り、絶対にダメ なんです。
それは取りもなおさず、=規制緩和になります。
既存の政治家も官僚も、規制緩和は大嫌いですから、
事業仕分けのパフォーマンスで、経費削減をしているフリをしていただけのです。
法律があるから予算が要る。
予算を削るなら、法律を削れ。
さすれば、予算が要らなくなり、規制緩和で自由が広がる。
そして税金も、今までのように多くは必要なくなる。
へんてこな、お笑いパフォーマンスをしている暇があったら、法律をなくす作業をするべきです。
憲法を改正して参議院をなくすなり、参議院は廃法府にするくらいの、思い切った舵取りをする気概がなければ、
安々と増税させては駄目です。
国民は主権者であり、国民の税金と投資(国債)によって、政府は代理で国家経営をしているのです。
日本国民は民主主義国家の国民という自覚があるならば、日本の安直な増税構造を容認してはなりません。
問題が起こる前から、既得権益の拡大の理由で法律を用意していたのではないかという疑念がありますね。
まぁ、問題が起きてからでも準備することは可能ですけどね。
どちらと見るかでも、見極められるかでも変わりますね。