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多くの人は時間をお金に換えるという方法で生活を支える糧を得ている。
「時間をお金に換える」この方法は仕事のやり方としては一番簡単だ。
本当にはすべき仕事が無かったとしても「そこに居る」事でお金が入る。
けっこう多くのサラリーマンや役人はそれで賃金を得ている。
自分はそうじゃないと言う人もいると思う。
でもやはりそう言うスタイルは日本では一般的だと思う。
ちょっと前まで台湾で働いていた身としては、
「日本人、このままで良いの?」
と、言いたい。
なぜなら、「時間をお金に換える」などと言う働き方はもっと賃金単価が安い他の国の人でもできるからだ。どう考えても、将来に渡ってこのままの(世界でもトップレベルの高い)生活レベルを維持していく方法がそれだとは思えない。
台湾では多くの(かなりの)若者が働きながら学校に通っていた。
アメリカやカナダ等への留学も多い。
多いと言うより一般的と言った方が近いかもしれない。
幼稚園児の頃から英語を習わせたりするほど親達も教育熱心だ。
現在の台湾人の賃金は日本人の半分程度。
あと数年したら日本人に支払う賃金より台湾人に支払う賃金の方が割安に感じられるようになるかもしれない。日本人がする仕事の質が台湾人のそれと比較して2倍もの価値があると、誰も思わなくなるだろうから。
本当の事を言えば、今だって2倍もの価値は無いと思う。
何故2倍もの賃金差があるかと言うと、本当に2倍も価値のある仕事をしていたり2倍も効率良く働いているのでは無くて、私達の親世代が作ってくれた日本と言う国の価値のおこぼれを頂くことができているからだと思う。親の遺産を食い潰しながら生きているのと同じようなものだ。
今の日本人はその賃金に見合うほどに勤勉でも優秀でも無い。
そのうちに台湾よりもっと単価の安い国の人に単純労働どころかもっとインテリジェントな仕事まで持って行かれるに違いない。アメリカでトップクラスの教育を受けた中国人やインド人の方が安いし人数だって多いのだから。
いつまで残業代で生活を楽にしようとするのか日本人。
いつまでボーナスあてにして住宅ローン組むのか日本人。
日本人がしなければならないのは長時間労働じゃなくて労働自体に価値を付ける事。つまり単価を上げる事なのじゃないのか。
「
ホワイトカラー・エグゼンプション」を法制化されてサービス残業させられるのが嫌だなんてつまらない心配してるより、1日8時間+残業を1日6時間にしても今までの2倍や3倍結果を出す仕事をすべきじゃないか。