映画「The Sleeping Dictionary」 -ハッピーエンドでよかった

ヨーロッパの教養ある奥さん達がたしなむ小説にあるようなタイプのもので、エキゾチックで熱い恋の物語を楽しむものでしょう。

(結果:ハッピーエンドでよかった、って、それだけ。)


SAYURIでは舞台が日本なので細かいところまで「あそこが変！」と言われるのでしょうが、ボルネオのジャングルの中では五月蝿く言う人もいないかもしれませんね。

そこで一応疑問点を...(つまらない事だけど)
主人公が教えられていたのはマレー語でした。でも現マレーシア、ボルネオ島のサラワク州のジャングルの人々があの時代にマレー語を使っていたのでしょうか？マレー語だったらそれほど難しくないのでSleeping Dictionaryなんて要らないでしょうに。多分、本当はもっと違う言葉だったんじゃないかな。


補足
ボルネオ島(インドネシア名はカリマンタン島)は以前、北側部分の現在マレーシアは英国植民地で、南側部分の現在インドネシアはオランダの植民地でした。マレーシア側の玄関口はコタキナバルで日本から直行便がありますが、インドネシア側はジャカルタその他都市から国内便乗り継ぎが必要で行きにくいです。オランウータンや世界最大の花ラフレシアの生息地。東部にあるサンダカンは昔、日本人娼館があったところ。