大牟田・オープンシャッター・サロン茶塘

商店街の活性化を目指して、大牟田市新栄町の空き店舗を改装、サロン茶塘が開設された。茶塘や商店街のイベントを紹介します。

「下水汚泥 茶栽培肥料に」

2022年01月15日 05時22分26秒 | 日記
 「鹿児島工業高等専門学校(鹿児島県霧島市)は、下水処理で生じる汚泥と、焼酎かすなど地域のバイオマス資源を活用した肥料を開発し、量産化に向け、県内で盛んな茶栽培に使う実証実験を進めている」そうです。 
 実は、「下水汚泥は『重金属の含有量が多く危険』というイメージが先行。処理技術は発達してきたものの肥料などへの利用は進んでいない」そうです。ところが、「鹿児島高専の山内正仁教授が開発中の肥料は、下水汚泥に焼酎かすや竹のおがくず、米ぬかを混合して発酵させ、水分を調整。バイオマス原料で希釈するため、重金属の含有率は既存の下水汚泥肥料より低く、牛ふん堆肥や配合肥料と同レベル」とのことで「国への肥料登録も済ませている」そうです。
 又、「鹿児島県は下水汚泥肥料を茶畑に使わない指針を定めているが、改正に向けた検討を始めている」そうです。
 こうした鹿児島高専の肥料は、「日量のコストダウンと同時に、地域内の資源循環で国連の【持続可能な開発目標(SDGs)への貢献にもつながるシステム構築を目指す」とのことです。「肥料に詳しい東京農業大の後藤逸男名誉教授は『輸入頼みの肥料の自給率を上げるためにも、地域資源の活用には意義がある』と評価」されています。〜焼酎好きにも意義ある話ですね。
(下:2022年1月4日 西日本新聞-前田淳「下水汚泥 茶栽培肥料に 鹿児島高専 量産化へ実験 資源循環 SDGsに貢献」より)