大牟田・オープンシャッター・サロン茶塘

商店街の活性化を目指して、大牟田市新栄町の空き店舗を改装、サロン茶塘が開設された。茶塘や商店街のイベントを紹介します。

水道管塗料、規格外原料使用

2022年01月25日 05時16分29秒 | 日記
 「塗料メーカーの神東塗料(兵庫県尼崎市、東証1部)が水道管の塗料に規格外の原料を使っていた問題は、全国の多くの大都市が一時、安全確認のために水道管工事を取り止める異例の事態に至った」そうです。
 「大阪市は、進行中の工事の半数以上にあたる140件を中断した」、「東京都は発注する工事約1千件のうち、約200件を中断」、その他「仙台市、京都市、広島市、福岡市など16自治体の工事に影響していた」そうです。
 「今回の問題は、(昨年10月)神東塗料の内部通報窓口に情報が寄せられて発覚した」ことも注目されています。
「同社は弁護士らによる特別調査委員会を作って事実関係の調査を始めた」とのことです。
 これまでも「メーカーの品質不正問題は2017年以降、神戸製鋼所や三菱マテリアルの子会社などで相次いで発覚。日本産業規格(JIS)が求める検査をせずに出荷するなど」が問題となっていました。「神東塗料は今回、日本水道協会の認証に必要な試験を規格と異なる条件で実施していたことも公表しており」、「品質を軽んじていた疑いも持たれている」そうです。
 更に「水の安全への信頼もゆらぎかねない」問題とされているのは「日本水道協会の品質試験は、あくまでもメーカーの『自己申告』に頼る仕組み」になっていることだそうです。
 「京都大の伊藤禎彦教授(都市衛生工学)は『(塗料の品質)試験は実質的に企業が行っており、不正を見抜くのは難しい。社会インフラを担う企業は、社会的責任を自覚して真摯に取り組んでほしい』と話」されています。
〜大切な水!抜き打ち検査などもないのでしょうか?ほんと真摯に取り組んで頂くようお願いしたいです。
(下:2022年1月21日 朝日新聞-野口陽 /編集委員・堀篭俊材「水道管塗料問題 品質への姿勢は 規格外の原料使用 工事中断相次ぐ内部通報 受け発覚 試験 自己申告頼み」より)