逢坂地区の大堤!

四百数十年の伝統!うぐい突き保存会

文化財に向けての調査

2015年02月23日 | 日記
昨日の聞き取り調査に続いて2日目の調査です。

「うぐい」や製作道具の現物調査です。
昔の話をワイワイしながら調査は進んでいきました。

子供のころから見慣れている物なので、特別な物って実感がない。

そんな事まで調べるの~。そんなの当り前じゃない?って思うことまで記録したり計測したり。
いづれ、「うぐい」が作れない、それどころか、
製作道具すら使えない、道具が手に入らないって時代がくるかもなアって話をしながら。

実際に、ナタが家に無いとか、竹をどこから取ってくるか知らない世代もできているので
こんな調査も必要か。

竹編みのやり方も。

長老クラスは「こんな事だれでもできるわい!」って言って笑うけど・・・
昔は生活のために当り前に村人全員がやっていた農業の技術が生かされています。

「うぐい突き」の行事そのものだけでなく、昔からの農村生活や農村の維持管理まで掘り下げて考えないといけません。
山から材料をとる知識と技術、籠や俵や縄を作る技術、田んぼや畑の事は当り前で、魚の養殖や捕獲・調理する技術・食べる事まで。

改めて文字にして調べてみると、今これができる人はもはや文化財級だと気付きます。
百姓は百の仕事ができるってこと。

「うぐい突き」は逢坂地区の人の生き様を表現することだったのです。
コメント
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