蔵王温泉 つるやホテル

蔵王温泉、山交バスターミナルの向かいにある大型ホテル。
この宿独自の自家源泉を持つというので訪れた。

日帰りでチョイト入りにくい雰囲気の立派な建物である。
１階は駐車場になっていて階段かエレベーターで２階の玄関へ上がる。
ロビーは広々として高級感漂う。

フロントで声をかけ入浴をお願いする。
「申し訳ありません。今お湯を貯めてる最中なんです。１時すぎ、１時半なら入れると思いますが・・・」
物腰の柔らかい男性が応対。

そこでふと気づいた。
日帰り入浴は午後１時からと確かに書いてあった。
まったくドジだな～。
それを、１時からです！！と言わないところが優しい。

しばらく散策をして再び１時１５分に伺う。
ちゃんと覚えていてくれた。
お風呂は４階、エレベーターで行く。
館内のいたる所にお花が飾られている。










広くてきれいな脱衣室は清掃が行き届いている。
お湯の成分表や温泉表示がある。
加水なし、加温なし、塩素なしの源泉掛け流し。
蔵王温泉はどこもすばらしい！！！






戸を開けると広い浴槽が目に入る。
「オーッ！！」と声をあげそう。
何ともきれいなお湯が満たされたお風呂。

２０人くらいが入れそうな浴槽だ。
石造りだが縁は木で出来ていて温かみがある。
ひたひたと静かにお湯が流れ出している。
とても静かで落ち着くお風呂である。






木でできた湯口からは熱い源泉が投入されている。
硫黄の成分でクリーム色になっているのがとってもきれいだ。

お湯は青く見えるが無色透明。
４２、３度の気持ちいい熱さ。
なめるとレモンのように酸っぱい。
ツルツルする蔵王のお湯だ。

こんな良いお湯を一人占め。
もったいないくらいに幸せ～。






カラン・シャワーのある洗い場は６カ所。
シャンプー・ボディーソープ完備。






内湯からドアを開けて出ると小さな露天風呂がある。
３，４人入れる石の露天。
お湯は３分の２くらいしか貯まっていない。

内湯と違い４４度くらいありそうな熱い湯だ。
そして、薄く白濁している。






こちらも熱い源泉が静かに投入されている。
このクリーム色が何ともいえない。








周りを囲まれて眺望はないが秋の空が広がり気持ちいい。
爽やかな風が吹いてくる。

ここは内湯に軍配！！！






湯上がりには冷たいお水が用意されている。
３人の従業員の方に出会ったがみなさんきちんと挨拶をしてくれる。

これらのお風呂の他に宿泊者用の貸し切り風呂が４つある。
エレベーターにその写真があったがなかなか良いお風呂のようだ。
この宿なら泊まってもいいなと思う。

日帰り入浴は７００円。
湯巡りのシールで入浴すると超お得。



つるやホテル源泉
含鉄・硫黄・アルミニウム-硫酸塩・塩化物泉　
５２．７℃　ｐＨ１．５