古稀背包客放浪記

古稀バックパッカーの東南アジア見て歩る記

掏摸の後遺症 護照取得

2010-08-02 16:29:29 | 日記
還暦背包族(bei bao zu)放浪記 その65

2010年7月29日(木)

重慶へパスポートを取りに行く。

ちなみにパスポートを紛失(盗難等)した時は、
1.事故発生後、最寄の派出所(日本の警察にあたる)に届け出て事案発生(報(中国語の簡
  体字では手偏に皮の縦棒なしという字)案証明)証明を貰う。
2.市公安局出入境管理所に報案証明を持って行って、パスポート紛失証明書(護(中国語
  の簡体字では手偏に戸という字)照報失証明)を貰う。
3.最寄の日本大使館、総領事館等へ紛失一般旅券等届出書を提出する。
4.パスポートの申請若しくは帰国の為の渡航書を発行してもらう。
  パスポート申請必要書類
  ①戸籍謄(抄)本 1部(原本)   ② 写真 1枚   
  ③ 手数料 10年有効 1140元  5年有効 790元
  ④上記1.2.の証明書
  即日発行される。
5.最寄の公安局出入境管理所で滞在査証(ビザ)の申請をする。
なお、詳しくは最寄の大使館、領事館のHPをご覧頂きたい。

朝一番の新幹線で行く。中国のD列車に初めて乗る。
重慶までの315kmを二時間足らずで走る。但し料金が少し高く、二等座席で98元、一等座席で117元だ。
D5102次は8時丁度の発車で遂寧にだけ停まり重慶に10時24分に着く。

キップは成都市内の北門汽車站の火車集票所で5元の手数料を払って昨日のうちに購入する。
中国語では汽車がバスで、火車が列車のことだ。

最高時速が約165km/h位だ。
これまでの列車の中では一番だ。車内も車掌も乗務員もそれなりのレベルだ。
列車はほぼ定刻に運行されている。

駅前の市内バス乗り場で目的地の解放碑とメモに書いて乗るべきバスを捜す。
461の朝天門行きがそれらしい。メモを見せて乗車し、運転手の後ろの席に座る。
乗って15分位で皆降りろと言われ、換車と言ってるみたいだ。
前の人に続いて別のバスに乗ると、前の車の運転手が来てお前は違うこっちだと別の461のバスを指し示す。
同じ461のバスが並んでいるのに何故か解らない。指示に従う。

重慶の街は何とも凄いとしか言いようが無い。
高層のビルディングが急な斜面や川際に建ち並び、到る所に階段がありエスカレーターがあり、更に索道まである。
つい最近には日本の援助でモノレールまでが造られ走っている。

地図で見るのとは大違いだ。
街は巨大でおもちゃみたいで、そして何とも立体的だ。
今までに見たことも無い都会の型だ。

道路は完全な迷路を呈している。
タクシーの運転手はかなりのエキスパートでなければ務まるまい。
一、二ヶ月の生活で、その複雑な機構の道路を理解することは不可能に違いない。

何ともはや付け足し、付け足しで膨張したのではないかと思われる市街地の様相だ。

パスポートの申請は13時30分の一番にされて15時過ぎには真更の物が手渡された。
幾ら一日に一人の申請しか無いとは言え、早すぎる。
日本では最低でも一週間は掛かる。

余りにも暑すぎて、市内観光すら、する気にもならない。
手持ちのプロトレックスは15時過ぎの市内で38.5℃を記録した。
微熱ではない。もうかなり重症な高熱だ。
後頭部が痛い。眩暈すら感じる。
近年に類を見ない暑さだ。死ぬ。

最低限の観光の為、朝天門広場にダラダラと道を下る。
長江と嘉稜江の合流点の将にその場所は褐色と褐色の川水がぶつかり合って、大河の様相を呈していた。

合流点付近の標高はわづか200mに満たない筈だ。そして上海からは2400km上流の筈だ。
10kmで1mの勾配で水はこんなに勢いよく流れるのだろうか。
それ位その勢いは強い。
圧倒的に水量が多いのだ。そうでなければこんなに渦を巻いて水は流れない。

そして、水はとっちが下流なのか良く解るものだと感心する。

アイスを齧りながら、暫らく眺める。

帰りの電車は無座(立席券)だ。料金は座席指定と同じ98元。
D5117次列車はは17時50分発で成都には19時48分に着く。
所要時間1時間58分のノンストップ直通列車だ。

コメント
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