徒然なるままに

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天皇陛下と中国副首席との会見

2009年12月16日 01時56分40秒 | 日記
天皇陛下と中国副首席との会見について、民主党の依頼の仕方が問題となっている。

確かに、民主党の依頼仕方に問題がないとは言えないが、マスコミが批判するほど悪いとも思わない。

この中国の国家副首席は近いうちに中国の国家首席になるだろうと目されている人物である。中国は近年、ますます日本の経済にとって重要な位置を占めており、そのような人物と友好な関係を築くよう努力するのは国益に適っている。

また、依頼の仕方も鳩山首相の要請、すなわち内閣の要請で、天皇陛下は会見をされたのだから、憲法上問題ないと思う。

問題は、宮内庁の1ヶ月ルールの取り扱いだ。これは法的な根拠がないようだが、このルールは天皇陛下がご高齢であることに配慮して作ったルールであるから、それなりに尊重すべきだと思う。ただ、内閣の要請を突っぱねるほど効力のあるルールであるかは疑問だ。

1ヶ月ルールを無視した要請が、皇室軽視だとの批判があるが、1ヶ月ルールが日本国憲法より優先するというなら、それは憲法軽視であり、そちらの方が問題だと思う。

ただ、ここから憶測になるが、なぜ、このようなことが起こってしまったのかというと、結局のところ、民主党と鳩山首相が1ヶ月ルールを知らなかったからだと思う。宮内庁側も1ヶ月ルールは知ってて当然と思っていた。だから、今回のようなすれ違いが起こったのだと思う。ルールができた理由を知れば鳩山首相が敢えて破る必要もない。だがら、今回のような問題が二回、三回と続くようであれば確かに、軽視していると言えるかもしれない。