ネコハバキのつぶやき「星になりたい」

10天体+12サイン+12ハウスが織りなす西洋占星術の魅力を紹介

土星と海王星アスペクトの矛盾

2023-01-22 11:17:30 | 日記
ガーシー議員の関係先に家宅捜索が入ったり、水道橋博士が議員辞職したりなどが話題となっていますが、両者に共通しているのが土星と海王星の矛盾を含んだアスペクトです。
ガーシー議員は1971年の生まれなので、世代的なアスペクトとして双子サインの土星と射手サインの海王星との間で180度のハードアスペクトを形成しています。
水道橋博士は1962年の生まれで、世代的なアスペクトとして水瓶サインの土星と蠍サインの海王星が90度のハードアスペクトを形成しているのです。

土星は合意的現実を象徴し、海王星は合意的現実からはみ出す理想や夢を意味しますから、これらが90度や180度で相容れない状態にあるわけですから、これを自己解決しようとするとなかなか難しいアスペクトなので、個人的には達人の域にならないと扱うのが難しいアスペクトと考えています。
科学が万能と言われていた時代は、霊能者など海王星マターを扱う人は徹底的に弾圧されたケースもあるなど、かなり混沌を生み出すアスペクトであるのは間違いないでしょう。
大抵はどちらかを他者に投影し、相手を攻撃する形になりやすいのですが、自分の中に両者があるので結局はその反動が自分に返ってくることになるのではないかと推察します。

徹底的に相手の粗探しをして攻撃、それをTwitterやyoutubeなどで発信することによって、自分は正義のヒーローであるかのように持ち上げられて、それに酔いしれる。
そういった欲があるのも確かに人間なのですが、「自分はどうなのか」という視点が欠落していると問題になりやすいようです。
あまり一方的にやり過ぎてしまうと、社会的な制裁を受けるケースか、あるいは自身の心が病んでしまう可能性もなきにしもあらず。
自分が見ている世界が、必ずしも人が見ている世界であるとは限らないわけですが、土星と海王星のアスペクトの場合はそこの境界が曖昧になってしまうのかもしれません。

いずれにしても自分があっての活動ですから、結局はご自身への攻撃になってしまわないよう、お二人にはご自愛なさっていただきたいものです。

2023年春分図を少しチェックしてみる

2023-01-07 14:39:42 | 日記
あけましておめでとうございます。
のんびりとお正月を過ごされたでしょうか。
日程的にもあっという間に終わってしまった印象がありますね。

そろそろ、2023年の春分図をチェックする時期となりましたが、その図を見て正直、一筋縄では行かなさそうという感想を持ちました。
12ハウスに5天体が集中し、全天体が東側にある状態。
牡羊サイン14度のアセンダントを日本で生きる個々人と見るなら、ここに16度の木星が合となるので、個人が真の自立を模索し、その力が日本の発展を支えると読めるかもしれません。
ただし、いわゆる日本政府(太陽)も国民(月)も目には見えない12ハウスに入っているため、裏での陰謀やテロなどの犠牲にもなりやすく、それと引き換えに成り立つ国家という感じもあります。

太陽は海王星と合、太陽と月は3ハウスに入る双子サイン27度の火星とは90度のハードアスペクトですから、情報や交通網における混乱について注意したい1年。
海王星はウイルスの象徴でもあるので、未知なるウイルスが登場する可能性も否めません。
フェイクニュースもより手の込んだものとなって、政府も国民も翻弄されることが多くなりそうです。
ただし、火星は11ハウスに入る土星とは120度の安定角ですから、友好国とのルールや義務を順守することによって、秩序を保つことができる可能性があります。

太陽は11ハウスに入る山羊サイン29度の冥王星と60度の調和角で、友好国の核による抑止力のお陰もあり、月は2ハウスに入ると読む牡牛サイン16度の天王星とは60度の調和角なので、国民は独立心を大切にしながら協力していくことができるでしょう。
いずれにしても依存的な生き方や、他力本願の生き方では春分から始まる1年を乗り越えるのは難しく、自分の足でどうやってしっかり立つのかが、課題となってくる日本とも言えそうです。
江戸から明治に変わったように、システム自体が大きく変わっていくスタートとして、2023年の春分図はいろいろなものが解体されていくのに相応しい図とも見えますが、さてどんな1年を過ごすことになるのでしょうか。