ネコハバキのつぶやき「星になりたい」

10天体+12サイン+12ハウスが織りなす西洋占星術の魅力を紹介

サプリや薬に本格的にメスが入る時代となるのか

2024-03-30 10:02:27 | 日記
小林製薬 1919年8月22日設立 不明のため正午
紅麹の問題で大騒ぎとなっている小林製薬。
昔はそうでもありませんでしたが、ここ数年はコマーシャルでその名を聞かない日はないほど、多岐に亘った商品を宣伝していましたね。
ホロスコープを作ってみると、目につくのは獅子サインに天体が集まっていること。
会社の方向性や成功しやすい業種を示す木星は獅子サイン4度。
木星には海王星が合になっているので、良い意味でも悪い意味でも広範囲に広がっていく感はありますね。
木星と海王星の合は善意がある会社とも解釈できますが、脇が甘くなってしまうところは否めないかもしれません。
その木星に対して、天を運行中の冥王星が180度のハードアスペクトを形成し始めているタイミングで世間に大きくこの問題が出てきています。

木星は獅子サインの初期度数ですから、年月の経過による老いに抵抗し、いつまでも元気に若々しく自分を保てる商品に関心が高く、そういった商品を世に多く出したいというのは理解できる気がします。
獅子サイン27度の太陽が乙女サイン1度の土星と合で、精神的な若さを保つだけでなく、薬や医療にも関係する乙女サインに具体的な形を求める土星がありますから、肉体的に管理していきたいという話になり、それを薬でという発想になっても不思議はないかもしれません。
しかもこの太陽と土星には、既存の常識の枠を超える水瓶サイン29度の天王星が180度のハードアスペクトですから、画期的な薬やサプリを対外的に発表していく形になりやすいでしょう。

現代人にとって風邪でゆっくり寝ている暇はなく、薬ですぐ対処したがる傾向があります。
何のために体が熱を発するのかというメカニズムを無視し、とにかく解熱剤で体温を下げることに走る人は少なくありません。
確かに熱が出ると辛いですし、それだけで気分が憂鬱になってしまう人もいるでしょうから、薬局で簡単に手に入るとあれば我慢しないで飲んでしまうでしょう。
乙女サインに冥王星が入っている世代が老いを感じ始めるこの時代、薬やサプリに頼る自己管理や健康維持に関心が高くなるのも無理はありませんが、何せ冥王星ですから過剰な効能を期待しやすくなる点で危ないと言えるかもしれません。
健康食品やサプリといった類も、これから老人が増えてくる日本社会での大きな成長分野でもあり、子どもが減ったことで菓子から撤退し、健康系に力を入れている会社も少なくありません。

たとえば乳酸菌が流行れば、いろいろな飲み物や食品に入れて発売する世の中ですから、今回の紅麹問題も「コレステロールを下げる」という触れ込みがあり、多くの食品などに使われていて、これからも混乱は広がっていくでしょう。
ただ、今の段階では紅麹そのものの問題ではなく、製造過程で意図しないものが混入したという話になっていますが、いずれにしても人体にはまだよく知られていない部分もあり、原因不明で「精神的なストレス」として説明される病気も多く、簡単にサプリなどで健康になるという考え自体が、場合によっては深刻な健康被害を及ぼす可能性があるとも言えそうです。

現在の魚サインの土星は、乙女サインの土星に対して「細かい部分にばかり注目し、大局を見落としているんじゃないですか?」とサインを送っていたのが、2023年の10月、12月頃で、その時に適切かつ真摯な対応を行っていなかった可能性もあり、今になって問題が大きくなってしまったのかもしれません。
このサプリや薬品を飲めば劇的に改善する、効くといった安易な考え方は見つめ直し、もう少し人間の肉体に対して精神性という観点も加えた上で、丁寧に観察していく必要があるのかもしれないですね。

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