ネコハバキのつぶやき「星になりたい」

10天体+12サイン+12ハウスが織りなす西洋占星術の魅力を紹介

月のサインで楽に生きたい派?それとも・・・

2020-02-22 16:28:06 | 日記
西洋占星術では、月は個人の基礎的な感情や気質、そして安心できる場所や、ボーッとリラックスしていても自動運転できる物事を示します。
よく言われる「月は仕事で使いにくい」というのは、家の中や親しい身内などに見せるような、少しだらしない意識低い系が前面に出ると、緊張感を持ってしなければならない公の仕事には向かない、という事ではないでしょうか?
気楽にできるパートやバイト、昔で言うところの「結婚までの腰掛け」といった状況では、まぁ月も使えるのかもしれませんし、事実この月を使って働く人も実例では多いです。

ただし、パートやバイトでも最近では責任を持たされたり、結婚までの腰掛けとして仕事を選ぶ時代ではなくなってきているので、ある程度長く働ける仕事、あるいは社会のために役立つ仕事を担うとなると、明らかに月には重荷となります。
月は、年齢域でいうと0〜7歳頃ですから、善悪の判断もなく、語彙も多くない幼児に該当します。
難しい取扱説明書を読もうにも、ひらがなくらいしか読めないので、月は「簡単に誰でも分かる」が基本です。
月が母親の象徴にされているのは、子どもだけを近視眼的に見るようにというところかもしれません。
そのためには、他の事には気を取られないよう、家庭という狭い空間に閉じこもって、哺乳類的な愛情で育てる本能が必要となってくるのではないでしょうか?

昔のように、子どもをガンガン産んで育てる母に、高学歴や知識といったものは不必要と言われ、少しくらい死んだとしてもまた次を産む、といった時代には月の意識で事足りたのかもしれません。
ですが、否が応でも女性の社会進出も進み、必ずしも同等とは言えなくても、社会貢献を求められる時代において、それをやりつつ「子どもをどんどん産んでくれ」と言われても、「それは無理」となってしまうのも致し方ないでしょう。

月を躾ける資格かあるかどうかは、母親との関係、あるいは赤ちゃんや幼い子どもに対して、どんな態度をするのかをチェックしてみると、分かりやすいかもしれません。

女性の場合も、母親から自立できていない人が多いですが、問題はむしろ男性の方ではないでしょうか?

日本人男性は、電車に乗っていても、泣いている子どもや騒いでいる子どもに対して、厳しい人が多いと海外の人から言われるケースがあります。
舌打ちや不機嫌そうな態度をしたり、嫌がらせをするケースもたまにあるそうです。
仕事などで疲れていたりして、気持ちは分からなくもありませんが、月に対して余裕を持って扱えていないケースでもあり、母親や妻、子どもに対してきちんと対処できない、そういった人の「無意識の行動が犯罪に繋がるケース」が、最近増えてきているのではないでしょうか?
私生活は全て奥さん任せで、自分の飲む薬さえ管理できていない人もいます。
新型肺炎がもたらしたのは、ルーチンで繰り返される月の行動ができない状況が引き起こす不安定な感情で、それが電車で咳をしてマスクをつけていない人を見つけると、非常通報ボタンを押さずにはいられなくなると言っても、過言ではないでしょう。
月は感情というよりも、快不快といったものに近いのかもしれません。

確かに難しい事はあまり考えず、気楽に生きていきたい人にとって、月のあるサインやハウスは快適なのでしょう。
それを完全に無視して、もっと意識高い系だからと土台を無視すれば、「えっ、あんなに知的で社会的な地位も高い人が、パンツを盗んで逮捕された!」という事にもなりかねません。
「うんこやおしっこ」と街中で叫び回り、喜ぶ幼児と何ら変わりません。
月の範囲である家の中では、幼児プレイも許されるでしょうが、公的な場所でうっかり出してしまわないよう、躾けておかないと結構恥ずかしい事になりますね。
拙者も気をつけまする(笑)

天体配置におけるWHOという組織

2020-02-08 11:43:08 | 日記
WHOから新型肺炎に関して、緊急事態宣言が出ましたが、WHOの組織の天体配置をチェックすると、少し疑問に感じた事があるのです。
WHO 1948年4月7日設立 スイスジュネーブ
この日にちを選択するのが適切かは分かりませんが、この設立日でホロスコープを出すと、火のサインに5天体と多く、地のサインは全くありません。
これが人間の肉体を扱わない機関や団体であれば、問題ないのかもしれません。
精神に重きを置く火のサインではありますから、人間の精神的な向上に寄与するのかもしれませんが、いかんせん地がゼロなので肉体を無視してしまうところが、私にとっては「?」であり、何のための機関なのかと訝しく思ってしまうのです。

今回もかなり中国政府寄りの配慮があり、忖度などに「ノー」を突きつけるのが、火の正義感でもあると思うのですが、これも組織になって「0である地のサインに対する過剰な思い入れ(社会的立場や金銭など)」が成せる業と見るべきなのでしょうか?
「中国への渡航も禁止しないし、貿易活動も制限しない」
「中国が問題なのではなく、他の医療体制が整っていない国々に広がらないよう、緊急事態宣言を出した」
肉体に閉じ込められるのが嫌な火のサインが多いWHOですから、目指すところは「肉体を脱ぎ捨てたところの精神的な存在」なのでしょうか?
今のところアジアが中心であり、アジア人が咳き込んでいると、ヨーロッパなどでは冷たい目で見られるという書き込みなどもありますが、実際にWHOのお膝元でもあるスイスなどヨーロッパで猛威を振るうようになった時、国境閉鎖や暴動が起きないとは限りません。

「自分こそ文明人、進化した人間」と思っている人ほど、意外と原始的なアタックには弱く、パニックになりやすいのではないかと、私個人は思っています。
丁度今は、WHOの進行の天秤サインにある土星と冥王星の合が、天を運行中の山羊サイン土星と冥王星の合との間で、90度のハードアスペクトを作っています。
個人というそれぞれ1人1人の人間を優先するのか、それとも集合体としての国家を優先するのか。
どちらかを否定すれば、もう一方も結局は成り立たなくなるので、難しい舵取りに直面しているのは間違いありませんが、もう少しバランスの取れた深い考察を、国際機関でもあるWHOには期待したいところです。

こんな時こそ、自分がどんな反応をするのか、冷静に見つめるのが良いのかもしれません。
他人事だと気にしていない自分、人が咳をしていると睨んでしまう自分など。
地震にパンデミックの恐怖に、経済の落ち込みに対する不安などで、否が応でも人間の弱い部分をさらけ出すような出来事が、恐らく次々と起こされているのでしょう。
まるで「見たくない醜い部分」を浮かび上がらせる、試験紙でもあるかのように。

日々の生活で忙しく、本来の自分を見つめてこなかった人にも、何らか気づくきっかけになるのではないでしょうか?
「人間とは神に近い、光り輝く存在である」という精神世界にありがちな理想論も、空しく響くのかもしれません。
今回のウイルスに対して恐れ、右往左往する人間社会を見て、「人間って、そんなに凄い存在なのか」という反省を謙虚に持ちつつ、それでも人間にできる事が何なのか、考える材料にする事は意義があるのではないかと、私個人は考えています。
「必要以上に過剰反応しないように」という精神論も大事ですが、脆弱な肉体を持つ人間であるというところのバランスも忘れないよう、WHOにはお願いしたいところです。