ネコハバキのつぶやき「星になりたい」

10天体+12サイン+12ハウスが織りなす西洋占星術の魅力を紹介

吉本騒動。最近の天体を見ると、集団ヒステリー的になるのも、無理はないか

2019-07-27 14:13:49 | 日記
宮迫さんと亮さんの謝罪会見から、どうも迷走し始めたこの騒動。
そもそも、この発言をした7月22日は、水星逆行中で蟹サイン27度。
会見でも「ファミリー」という言葉が出てきて、親や子といったキーワードが出てくるのは、いかにも蟹サイン的。
でも、蟹サインから出ていこうとするきっかけの度数でもあるので、サビアン的には「愛着を感じていたはずのファミリーの輪を崩そうとする」という状況ですよね。

そもそも嘘をついたのが公的にバレたのは、6月24日の吉本発表。
その日の水星も蟹サイン27度で、火星も蟹サイン25度にあり、蟹サインの火星は居心地が悪いフォールの座ですから、感情的になって機敏かつ実務的な処理ができなかったのかもしれません。
6月末には水星が獅子サインに移動、火星も7月2日には同じく獅子サインに移動し、そのうち水星逆行も始まり、記者会見の翌日には太陽が獅子サインに突入。
7月24日には、「加藤の乱」とも呼ばれる発端となった、「現首脳陣が退陣しないと、吉本辞める発言」が飛び出すのです。
加藤さん自身、現在は太陽に天を運行中の天王星が90度になっているので、体制に対して異を唱えたい気持ちが強くなっていた事も無関係ではないでしょう。

7月24日の太陽は頭に血が上っている状態で、水星が蟹サイン26度で「ファミリーを壊そうとする力」が訪れる度数。
結果として、「感情に任せて言った感」は拭えないのではないでしょうか。
これが引き金となり、獅子サイン初期の「集団ヒステリー的」な行動を他の芸人さんが起こす形となり、より収拾がつきにくくなった感が否めません。
後で冷静になれば、何でそんな行動をしてしまったのか、自分自身でも分からないでしょう。
熱に煽られて、不満や不平をぶつけている状況にしか、冷静な人からは見えないかもしれません。
蟹サイン最後の5度領域〜獅子サインの初期度数。ファミリーといった集団に不安定要素が増え、爆発や暴走した上、集団ヒステリーに繋がりやすい時期ならでは。

もちろん根本の問題としては、巨大企業でもある吉本が、土星と冥王星のタイトな合となる2020年に向けて、反社との関わりを根絶し、契約などで不透明な体質に関して、改革できるのかがポイントでしょう。
巨大企業は、山羊サイン土星と冥王星合の象徴であるとも言えます。
単なる中小や零細企業ではないのですから、そこは厳しくやりなさいよ、という意味で今回の集団ヒステリー的な問題提起も、一つのきっかけにはなると良いですね。
確かに冥王星は、マイルール色の強い企業や国(山羊サインの土星)に対して、根底からの刷新を求めてきますから、今いろいろと問題になってくるのは当然の流れ。
ぶっ壊れたままではなく、どう再生するのかが重要ですから、中途半端にせずに徹底しておくのが将来のためではないでしょうか?

星になったジャニーさんのホロスコープ

2019-07-12 17:19:59 | 日記
今回のブログは、誰を話題にしようかなと考えていて、「そう言えば、ジャニーさんが入院したとの話があったな」と思い出した日の夕方、お亡くなりになったという事もあり、ジャニー喜多川さんに焦点を当てていきましょう。
生年月日 1931年10月23日 時間不明のため正午 ロサンゼルス
没年月日 2019年7月9日 16時47分 東京都内

出生時のホロスコープを見て感じたのは、トランスサタニアンのエネルギーが半端ないという印象です。
天秤サイン29度にある太陽は、蟹サイン22度にある冥王星と90度のハードアスペクトで、普通読みをすれば「これがやりたい」という太陽のエゴが、冥王星によってへし折られる感じなのですが、冥王星側に身を捧げたというか、自分を投げ出してしまう事によって、大きなパワーが手に入る配置ですね。
もしかすると、ジャニーさん自身は「哲学や学術」といった方面に関心があったのかもしれません。
亡くなっているお兄さんも、NASAで科学者だったみたいですし。(Wiki情報)

ですが、蟹サイン22度は、サビアンから「文学会の集まり」でもありますので、文化を批評する力が優れているため、それを使って何かしなさいという事だったのでしょう。
アメリカで生まれて、少年期を過ごしている事も、意味が大きいのでしょうね。(蟹サインはアメリカの太陽であり、冥王星を発見したのもアメリカ)
アメリカ的なエンターテインメントを模倣しながらも、日本人的に合わない部分は改良して、日本の中で普及させていく意味合いが強いのではないでしょうか。
この冥王星は、月(正午時点で魚サイン29度)と、蠍サイン25度の火星の間とで、水のグランドトラインを形成する可能性が高いので、女性や子供もしくは大衆相手の商売では安定性をもたらすと読めるのではないでしょうか。
月は、牡羊サイン3度にあるドラゴンヘッドと合になる可能性があり、大衆の心を掴むのは得意で、掴んだら最後、それを強力に維持するパワーがあると推察します。
魚サイン最後~牡羊サイン最初という事で、俗世の垢に染まっていないイメージの存在を、求めて止まない大衆に提供するとも読めそうです。

ジャニーズJrなど、少年を扱っているので、水星のイメージもチェックしておきましょう。
水星は蠍サイン2度ですから、仲間達との濃厚な触れ合いの中で、自身が少年時代を送ってきた感じです。
水星は太陽と合、乙女サイン7度の海王星とは60度の調和角なので、芸術的なものへの関心が高く、海王星のサビアンから「ダンス」というキーワードが出てくるので、踊りには少年の頃から憧れがあったのかもしれません。
60度という温和な角度ですから、大勢の仲間と一緒に違う意見を尊重しながら、協力的なパフォーマンスができるという事に、力点が置かれているのではないでしょうか。
その様子は、まさにジャニーズJrを育成していく上で、基礎となっているとも言えそうです。

また、人生の骨格でもある土星は、山羊サイン17度にあり、サビアンでは蟹サインの影響が侵入してくる度数域。
上辺だけキチンとしている社会人ではなく、子供の心を押さえつけずに取り込んだ上で、本質から大人になるという事を社会的な最終目標とします。
この部分は、父親が高野山真言宗の僧であったという事も、少なからず関係しているのかな、という気もします。(Wiki情報)
ただ、太陽を父親の象徴として考えると、ジャニー青年の中では「自分の好きな生き方ができていない、やや無気力な父親」といったイメージだったのかもしれません。

土星は、牡羊サイン16度の天王星、蟹サイン22度の冥王星とはT字スクエアを形成しており、13歳という多感な時に終戦を経験しているため、組織や社会、国家などは簡単に破壊されてしまう事が、自身の人生哲学の中に浸み込んでいるでしょう。
この世代に共通しているものでもありますが、あまり常識には囚われない、もしくは囚われても仕方がないという事が、強さにも弱さになると推察します。
この一角を作る天王星に対して、獅子サイン19度の木星は120度の安定角を形成。
「舞踏による高揚感」を意味する獅子サイン19度のサビアンが、発展的で明るい未来を切り開く鍵にもなっているのです。
やはり、芸能やエンターテインメント、ゲーム関係などの遊びは、獅子サイン木星が強い!

文字通り「走り抜けてきたジャニーさん」でしたが、永眠する日は現世的な縁が切れる日でもありました。(その日の蟹サイン16度の太陽と17度のドラゴンヘッドに、サタンリターンとなっている土星が180度のオポジション)
そして、トランジットの月も天秤サイン15度にあり、進行の土星と出生図の天王星の合が加わると、グランドクロスが出来上がっています。
天を運行中の冥王星も、出生図の冥王星とピッタリと180度のオポジション。
事務所の発表が本当であるならば、その別れを愛するタレント達とできた事は、ご本人にとって明るい世界への旅立ちを見送ってくれる友情の証にもなり、最高にエキサイティングだったのではないでしょうか。(天を運行中の射手サイン16度の木星と、出生図の天王星、木星が火のグランドトライン)

ご冥福をお祈り申し上げます。