桜は散り、川は流れる…

いつもの通勤路、吞川沿いの桜が散り、新緑をのぞかせています。


川沿いのマンションから、甘い香りがします。
フェンスに這わせたジャスミンの香りです。

このマンションが建つ前、
この土地は通勤路でただ一か所の土の地面が見えていた場所です。
我が家から職場まで、約２キロの道には、かすかに街路樹の周りにだけ、
こんもり？うっすらと土があるくらいです。
ごつごつした小石や、シャクシャクした砂や土の地面はありません。

それでも、池上の森や、吞川、お寺の境内など、
まだまだ自然の営みは感じられる所です。

決してきれいとは言えない吞川ですが、
どんよりとじっとしているようでいて、
実は静かに流れています。
川面を見ながら、
『ずっとこのままのはずはないよ、自然の流れを待ちなさい』と、励まされるような日もあります。
勾配１５度の貴船坂は、登れば下り、下れば登りと、
『楽あれば苦あり、苦あれば楽あり』と教えられているような気にもなります。

今日は職場の先輩(スーパーバイザー)に相談があり、原木まで行ってきました。
先輩に話すことで、気持ちがほぐれ、
目の奥のキュンとする不安がとろけていくのが、わかりました。

・・・桜散り、川の流るる移ろいを、水面にうつし瞳まばゆく・・・moka

帰りは京葉線とりんかい線を乗り継ぎして、約１時間で帰宅できました。
便利になったものです。

かれこれ１４年のお付き合いになる先輩との距離も、
グンと近くなったと感じる、嬉しい今日この頃です。