〔諸国漫遊@見聞ログ〕 写真する山旅人

写真付きで日記や趣味を書く自遊人ブログ

20151005 風雪に削られた連峰の盟主〔▲前神室山~▲神室山〕西側斜面の紅葉は豪華絢爛!

2015-10-05 | 〔2015北日本エリア〕(秋)山歩記@見聞ログ

久々に早出で、山形県金山町の神室ダム奥にある有屋登山口へ着いた。

〈ダム湖畔を過ぎてしばらく行くと登山口がある〉

手前に一台と奥に一台の先発車があり、準備していた。

〈立派な銅板の登山口標識〉

ここも二年前の花の時期に神室山本峰には登ったことがあった。

〈まだ少し花もありました〉

〈カツラの巨木〉

〈今ごろにイワウチワの花が咲いていました〉

〈少しずつブナが出てきました〉

〈小さな秋も実っています〉

稜線に出るまでが、きついブナ林だった記憶があった。

最初は巨木が目立つなだらかな登山道を進み、二つ目の沢を渡ると、ブナ林が目立つつずらおりの急登が始まる。

〈ブナ林の急登が始まりました〉

〈確かに、このブナの巨木には見覚えがあります〉

たっぷり汗をかいた後、「春日神」と彫られた大岩に着くと尾根となり、展望が開けてくる。

〈ここから待望の稜線が始まります〉

そうして右側前方に紅葉に彩られた東側斜面が現れ、その奥に神室山避難小屋を有する稜線が見えてくる。

この稜線の最上部が神室連峰の盟主である▲神室山頂上になります。

〈初めて紅葉斜面が現れました〉

〈▲神室山頂上の直ぐ右下に、まだ真新しい避難小屋が見えます〉

まもなく左に通ずる▲前神室山との分岐点に着いた。

どうも神室山本峰方面には次々とガスがかかっているようなので、先に天気のいい▲前神室山に向かった。

ここも西側斜面が燃えるような紅葉に彩られ、見事であった。

〈西側斜面に紅葉を着飾る▲前神室山〉

〈左側奥に▲小又山、右側奥に尖るのは、▲火打山か?〉

二年前には、▲前神室山には登れていなかったので、ちょうど良かった。

〈▲前神室山頂上からの▲神室山方面パノラマ、何とか避難小屋が見えます〉

ここで昼食を食べていると、四人ほどの登山者が本峰方面から登ってきた。

再度分岐点に戻り、紅葉最盛期の西側斜面を望みながらの稜線慢歩に感動した。

〈主稜線からの▲前神室山方面〉

〈紅葉に彩られた山名レリーフ〉

〈見事な紅葉絵巻に彩られた西側斜面〉

〈紅葉斜面に見とれてしまいます〉

ここの東側斜面は、冬の強風と豪雪による雪崩に削られ、灌木が生育できないようである。

その為か、西側斜面に紅葉が集中しているのである。

〈陽が射すと一段と紅葉が鮮やかになります〉

山頂に着くまで、ガスが出たりはれたり、陽が照ったり陰ったりと変化が激しく、写真撮影も忙しかった。

▲神室山山頂に着くと、二人の地元若者と二人の年配女性がやって来た。

女性と一人の若者は、直ぐ下の避難小屋に泊まるようである。

〈▲神室山頂上奥の笹原に点在する紅葉〉

山頂は全方位展望が開け、前後の足元に見事な紅葉絵巻を展開している。

〈笹原紅葉のモザイク模様〉

もう一人の若者としばらく山談義をして、最後に下山した。

〈▲神室山頂上から紅葉した西側斜面越しに▲前神室山方面を展望する〉

帰りながらも、何度も振り返っては撮影しながら、去りがたい稜線を下って帰った。

〈▲火打山の稜線にも紅葉が見られそうです〉

心地よい疲れの中、明日の山の選定を考えていると、辺りは真っ暗になってしまった。

急いで近くのホットハウス「カムロ」で入浴し、明日の山を▲月山に決めて、山形県寒河江市の道の駅で車中泊としました。


20151002-1004 爆弾低気圧の影響で〔強風休日/休養〕不安定な天気続きです

2015-10-03 | 〔2015北日本エリア〕(秋)山歩記@見聞ログ

10/02(金)/

予報通り昨夜から急激に風雨強まり、夜半過ぎには暴風警報も出たようでした。

それでも朝方には、雨も上がりました。

ただ天気が不安定で、強風は相変わらずで、時折強い雨がザーと降る天気の繰り返しで油断できません。

道の駅の産直で、漬物を試食させてもらい、プチトマトや惣菜ものを買いクルマでのんびり過ごしました。

午後になり、予定より一日早く現金書留が郵便局に到着したとの連絡があり、無事受領出来ました。

今晩も、ここの道の駅で、車中泊(五連泊)としました。

10/03(土)/

次の予定を▲神室山(新庄)に決めたが、相変わらずの不安定な天候と強風寒気予報のため明日まで〔休日/滞在〕とした。

日中は、ブログの更新とアイドリングによる機器の充電に終始しました。

今晩も、近くの温泉施設で入浴し同じ道の駅で、車中泊(六連泊)としました。

10/04(日)

今日も同じような天気で、道の駅に滞在しブログの更新と今後の計画検討で時間を潰した。

とうとう今晩で七連泊となり、先月の北海道層雲峡付近での車中七連泊と並びました。

明日は何とか登れそうですが、休みがたて込んでくると何となくモチベーションが下がりぎみになってしまいます。

明日の早起きに備えて、早めに寝ました。 


20151001 初夏は雲上のオアシス〔▲虎毛山〕初秋は地塘と草紅葉広がる静かな別天地に登る

2015-10-01 | 〔2015北日本エリア〕(秋)山歩記@見聞ログ

今日は冷え込んだ明け方、久々に早起きで▲虎毛山登山口へ向かった。

一台の先発車(昨日の山頂宿泊者)があり、しばらく平坦な広い林道のような道を進んだ。

〈トラの滴か?、トラの涙か?〉

〈清廉なウメバチソウも見られました〉

最奥に二台の先発車があり、登山道が始まりました。

吊り橋を渡ると、いよいよ高低差600mのブナ林混じりの急登に取り付きました。

〈ここから急登が始まります〉

〈余り見上げると、ひっくり返りそうになるほどの急登が始まりました〉

〈辛い急登に足元を見つめながら進みます〉

半時間ほどで汗が吹き出すと、一旦傾斜が緩んだ場所になり、先発者か?一人休んでいました。

少し話をしながら、昨日の林道や登山道の電話内容の件を話すと、何と奇遇にもこの方がこの地区の自然指導員Sさん本人ということが判明し、ご苦労にも登山道の笹かむりの伐採に来ているとのことでした。

その後別れて更なる急登を進み、何とか稜線に取り付きました。

〈たまに見上げると、立派な桧を紅葉が着飾っています〉

〈ブナを見て呼吸を整えます〉

紅葉で赤く染まった▲虎毛山山頂方面が見えてきたり、一年前に縦走した泥湯三山が間近に見えるなど、眺望のきく場所がぼつぼつ現れ、写真を撮りながら灌木の中を登って行きます。

〈紅葉が目につく▲虎毛山山頂方面〉

〈一年前に縦走した泥湯三山▲小安岳~▲高松岳~▲山伏岳が見えてくる〉

途中で、左側に山頂が冠雪した▲鳥海山が望めました。さすがに東北地方の盟主であります。

〈東北地方随一の名山にも初冠雪の時期がやって来ました〉

登りが緩むと黒っぽい山頂避難小屋が現れ、▲虎毛山山頂に到着しました。

〈紅葉の隙間から山頂避難小屋が覗けてきました〉

〈最近建て替えられてピカピカの山頂避難小屋〉

ここの山頂は、平らっぽくて見渡し難いが、以前の小屋の残骸木の上に上がって見渡すと、▲鳥海山を始め、泥湯三山、▲栗駒山、▲岩手山、▲月山、朝日連峰などが確認出来ました。

〈▲虎毛山山頂からのパノラマ風景〉

〈紅葉越しの盟主▲鳥海山〉

〈右側奥にたおやかな霊峰▲月山の勇姿〉

そして少し奥へ進むと、ここの特徴である虎毛模様をした草紅葉の地塘が現れ、その奥にはたおやかな▲栗駒山が見えてきました。

〈先日歩いた▲栗駒山稜線の紅葉模様が確認出来ました〉

〈草紅葉に青空を写した地塘群が見事です〉

〈秋には静かな別天地になる▲虎毛山山頂付近の草紅葉と地塘群のパノラマ風景〉

〈地塘付近には水ゴケ?も見られました〉

木道の最終で撮影を終え引き返し、小屋へ入ると先発者は下山し、Sさんが休憩中でした。

昼食を食べながら山談義に話が弾み、楽しく過ごしました。

だんだん午後過ぎから空模様が怪しくなり出し、Sさんは山頂付近の笹かむりの伐採に、自分は下山にかかりました。

〈山頂付近の笹かむりを伐採するSさん、お陰で気持ちよい登山が出来ます〉

撮影しながら下っているとSさんも降りて来て、一緒に下山しました。

最後に、今日の登頂証明書を送ってくれることになり、自分のブログを紹介させてもらってお別れしました。

今晩も近くの温泉施設で入浴し、台風接近の風雨強まる中、同じ道の駅で車中泊としました。