〔諸国漫遊@見聞ログ〕 写真する山旅人

写真付きで日記や趣味を書く自遊人ブログ

20151001 初夏は雲上のオアシス〔▲虎毛山〕初秋は地塘と草紅葉広がる静かな別天地に登る

2015-10-01 | 〔2015北日本エリア〕(秋)山歩記@見聞ログ

今日は冷え込んだ明け方、久々に早起きで▲虎毛山登山口へ向かった。

一台の先発車(昨日の山頂宿泊者)があり、しばらく平坦な広い林道のような道を進んだ。

〈トラの滴か?、トラの涙か?〉

〈清廉なウメバチソウも見られました〉

最奥に二台の先発車があり、登山道が始まりました。

吊り橋を渡ると、いよいよ高低差600mのブナ林混じりの急登に取り付きました。

〈ここから急登が始まります〉

〈余り見上げると、ひっくり返りそうになるほどの急登が始まりました〉

〈辛い急登に足元を見つめながら進みます〉

半時間ほどで汗が吹き出すと、一旦傾斜が緩んだ場所になり、先発者か?一人休んでいました。

少し話をしながら、昨日の林道や登山道の電話内容の件を話すと、何と奇遇にもこの方がこの地区の自然指導員Sさん本人ということが判明し、ご苦労にも登山道の笹かむりの伐採に来ているとのことでした。

その後別れて更なる急登を進み、何とか稜線に取り付きました。

〈たまに見上げると、立派な桧を紅葉が着飾っています〉

〈ブナを見て呼吸を整えます〉

紅葉で赤く染まった▲虎毛山山頂方面が見えてきたり、一年前に縦走した泥湯三山が間近に見えるなど、眺望のきく場所がぼつぼつ現れ、写真を撮りながら灌木の中を登って行きます。

〈紅葉が目につく▲虎毛山山頂方面〉

〈一年前に縦走した泥湯三山▲小安岳~▲高松岳~▲山伏岳が見えてくる〉

途中で、左側に山頂が冠雪した▲鳥海山が望めました。さすがに東北地方の盟主であります。

〈東北地方随一の名山にも初冠雪の時期がやって来ました〉

登りが緩むと黒っぽい山頂避難小屋が現れ、▲虎毛山山頂に到着しました。

〈紅葉の隙間から山頂避難小屋が覗けてきました〉

〈最近建て替えられてピカピカの山頂避難小屋〉

ここの山頂は、平らっぽくて見渡し難いが、以前の小屋の残骸木の上に上がって見渡すと、▲鳥海山を始め、泥湯三山、▲栗駒山、▲岩手山、▲月山、朝日連峰などが確認出来ました。

〈▲虎毛山山頂からのパノラマ風景〉

〈紅葉越しの盟主▲鳥海山〉

〈右側奥にたおやかな霊峰▲月山の勇姿〉

そして少し奥へ進むと、ここの特徴である虎毛模様をした草紅葉の地塘が現れ、その奥にはたおやかな▲栗駒山が見えてきました。

〈先日歩いた▲栗駒山稜線の紅葉模様が確認出来ました〉

〈草紅葉に青空を写した地塘群が見事です〉

〈秋には静かな別天地になる▲虎毛山山頂付近の草紅葉と地塘群のパノラマ風景〉

〈地塘付近には水ゴケ?も見られました〉

木道の最終で撮影を終え引き返し、小屋へ入ると先発者は下山し、Sさんが休憩中でした。

昼食を食べながら山談義に話が弾み、楽しく過ごしました。

だんだん午後過ぎから空模様が怪しくなり出し、Sさんは山頂付近の笹かむりの伐採に、自分は下山にかかりました。

〈山頂付近の笹かむりを伐採するSさん、お陰で気持ちよい登山が出来ます〉

撮影しながら下っているとSさんも降りて来て、一緒に下山しました。

最後に、今日の登頂証明書を送ってくれることになり、自分のブログを紹介させてもらってお別れしました。

今晩も近くの温泉施設で入浴し、台風接近の風雨強まる中、同じ道の駅で車中泊としました。