昨夜も少し寒かった。
オホーツク高気圧が張り出し、東北地方にヤマセを起こしている。
こうなると雨が降らなくても奥羽山脈はガスに覆われてしまう。
スッキリとした梅雨の晴れ間が全くないのが残念である。
今日から南下し、まずは三度目になる▲栗駒山を目指し、岩手県の須川温泉に向かった。
[豊富なブナ林に貯えられたブナの水で給水した]
今日も辺りはガスって余り見えない。
今日も展望は諦めて、花の見学と撮影が目的になる。
三度目になる▲栗駒山を目指して、須川温泉付近の駐車場を出発した。
[足元にアカモノ]
[須川温泉周辺に漂う硫黄臭を嗅ぎながら進む]
[目先には、朝露に濡れたウラジロヨウラク]
名残ヶ原に出ると、一面にワタスゲの白い穂がガスに浮かぶ。
[ガスに煙るワタスゲの穂]
[ミツガシワの縮れた花]
[あちこちに散らばるピンク色のイワカガミ]
[ワタスゲの中にピンク色のイワカガミが目立つ]
沢を渡り、残雪を通って火口湖の昭和湖に到着した。
ガスが無ければ、エメラルド色の昭和湖が間近に見られたのであるが、今日は残念だった。
[昭和湖周辺に取り付けられたガスの測定器]
昭和湖を過ぎるときつい登りが続いて、ようやく稜線に出た。
ここで左側に登って行けば▲栗駒山の頂上に到着する。
[イワカガミの花でいっぱい]
狭い稜線を登って行くと、▲栗駒山の頂上に到着した。
[ガスでホワイトアウトの▲栗駒山の頂上]
ここの山頂も晴れていれば大展望が期待出来ただけに、今回は残念である。
ガスの天候にもかかわらず、次々と登山者が集まってきたので、軽食後早めに下山した。
[花開くマイズルソウ]
[残雪付近からはショウジョウバカマ]
[イワカガミとアカモノのコラボ]
再び、名残ヶ原付近に帰ってきた。
帰路は、賽の河原を経由で駐車場に帰ることにした。
[新緑に映えるワタスゲの白い穂波]
[地塘も見られた]
[地塘の付近に白く輝く]
[大群落のイワカガミが見られた付近]
[ピンク色のイワカガミがあちこちに散らばる]
この辺りは、散らばったイワカガミで地面が赤く染まった様相であった。
[今が盛りのイワカガミ群落]
[ここまで多くのイワカガミ風景は初めてである]
この風景だけでも、こちらに回って帰った値打ちがあった。
下山後は、車中でカップラーメンを食べて休憩した。
その後鳴子温泉方面に南下し、再び超ぬるぬる温泉の中山平温泉「しんとろの湯」で入浴し、隣接のゆの駅で車中泊にしました。