夕方まで少し時間があるので、ウォーキングコースとしてまだ残っていた神山町の「雨乞いの滝」に向かった。
さすがに中部山系は滝王国だけあって、道沿いに流れ落ちる滝が現れる。
[土須峠の北方で道沿いに現れた、出会い滝]
[なるほど、上部で出会った流れが合わさって流れ落ちる「出会い滝」]
その後に通る「岳人の森」では、今ならヒメシャガの群落が見られるかも?と、宿の若主人に尋ねたが、最盛期は過ぎたようだったので、今回はパスして雨乞いの滝へ急いだ。
[暗くなる前に、駐車場を出発した]
[この滝は一昨年の秋に訪問したので、今回は新緑の時期に再訪した]
[神山町内の名所写真がずらり]
沢沿いに造られた遊歩道を緩やかに登って行くと、次々に小さな滝が現れる。
夏でも涼しく、家族連れの渓流ハイクにはもってこいだろう。
途中にある滝の規模は小さい。
[不動滝の側には誰が置いたか、タヌキ不動尊]
[そろそろ本滝が近い]
そして、最後に本滝「雨乞いの滝」が現れる。
神山町役場の直ぐ裏山の裾に位置し、夏でも涼しい深山幽玄の世界を味わえ、日本の滝100選にも入っている名瀑である。
一人静かな深山幽玄の世界へ入って行く。
[右側の優美な流れの雌滝に対し、左側の慎ましやかな流れの雄滝]
[雌滝と雄滝の両滝を合わせての「雨乞いの滝」]
[新緑の中を優美な流れの雌滝]
[新緑の岩肌を流れ落ちる]
[繊細な流れの雄滝]
[ケルンが積まれた雄滝、何を意味するものか?]
[縦位置でも捉えづらい程の長大さ]
[新緑の岩肌を流れ落ちる優美な雨乞いの滝(雌滝)]
下山後は再び国道193号線に向かい、かなり改良され走り易くなった倉羅峠を北上した。
吉野川市美郷に入り「美郷ほたる館」に立ち寄って、ホタルの活動状況を聞いた。
気温が上がる毎に、ホタルの数も徐々に増えてきたようだ。
6月2日(日)には、ホタル祭りがあるらしい。
ホタルの幼虫自体は意外にも肉食系で、生息状況には人間との共存が好まれ、清流よりも栄養分の豊富な生活用水が必要らしい。
なお、ホタルの輝跡写真の撮影には三脚等の機材と時間が必要であり、今回は話だけにした。
その後は夕食と入浴を済ませ、無事帰宅した。
◆ 5/22~5/27 徳島県東部~中央部の山海里歩きの走行ルート
[5/22~5/24:水色ルート、5/25~5/27:緑色ルート、Pマーク:ウォーキング出発点]
今回は、徳島県東部~中央部にかけて、残っていた県南山間部のウォーキングコースを歩いた。
清らかな水と爽やかな新緑の中を歩き、豪快な滝歩きやのどかな春の海歩きを満喫するコース設定であり、番外編として所々で山岳展望にも恵まれた。
ただ今の時期には毎年のように見てきた、可憐な高山植物に類する花々について、殆んど巡り会えなかったのが少し残念であった。