〔諸国漫遊@見聞ログ〕(続)写真する山旅人

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20190511 桟敷峠~落合峠を下り東祖谷〔天空の村・落合集落〕赤筋道を辿り最上部へ新緑ウォーク

2019-05-11 | 〔歩く徳島 第二歩 全52+3コース〕山海里+花歩記@見聞ログ

昨夜は、水の丸高原の最上部になるパラグライダー離陸場の駐車場で車中泊にした。

ところが余り寝付けない中、夜半過ぎになってクルマが1台狭い駐車場に上がってきた。

その後もクルマのエンジン音とラジオ音が暫く響き、夜中に迷惑だなぁと思っていた。

どうやら夜景を撮影している様子だった。

夜明けが近づき、後客と少し話した後にカメラを持って展望の良いピーク地点に向かった。

[モヤの中から朝日が上がり出した▲高越山方面]

 

[今朝の朝焼けもイマイチ]

 

[朝日を受ける阿讃山脈方面]

 

[徳島方面は、まだモヤっている]

 

[今朝も朝焼けは見られなかった山並み]

 

[夜景を撮影していた岡山の方も上がってきて撮影と雑談]

 

[香川県の最高峰▲大川山]

 

ようやく朝日が高くなってきた。

暫く、岡山の方とカメラ撮影の事で雑談。

夜景撮影というよりも天体撮影のようで、夜空が澄んで周囲に灯りのない南側山中が望ましいとの事だったので、ここから先の落合峠を紹介した。

[朝の北東部のパノラマ風景]

 

[朝の南側のパノラマ風景]

 

今日も好天のようである。

[朝日を浴びて瑞々しい]

 

[深渕の渓谷付近]

 

[急流が深渕に流れ込む]

 

[祖谷山系の最高峰▲烏帽子山が間近に迫る]

 

[ここの新緑も眩しい]

 

この路線は工事通行規制が多く、今回久々に落合峠に到着した。

[南側に大展望の落合峠、標高も1500mと高い]

 

[足元は春爛漫である]

 

[目線の先には▲三嶺~▲天狗塚の縦走路]

 

この縦走路は、四国で最も美しいと言われている笹原縦走路である。

この落合峠の下の駐車場で今朝の岡山の方に再会し、暫く写真やパソコンの話で寄り道した。

昨夜の天体写真をメールで送ってくれるように依頼すると共に、当ブログアドレスを渡した。

なお、後日送ってもらった写真の一部を添付しておきます。

[20190511AM 水の丸高原ピーク地点にて撮影 by岡山県K氏]

 

また、早速翌々日に落合峠でも撮影を決行したらしく、同時に送付してくれた。

[20190513AM 落合峠にて銀河撮影 by 岡山県K氏]

 

なかなかロマンある幻想的な写真ですが、長時間露光やら合成撮影やらで、天体写真は奥が深そうな印象です。

その後は、麓の落合集落を目指した。

[東祖谷側の新緑も素晴らしい]

 

ようやく東祖谷側に降り立ち、落合小学校奥の路肩空地にクルマを停め、昔ながらの赤筋道を辿り「天空の落合集落」最上部を目指すウォーキングを開始した。

[道端の花壇が鮮やか]

 

[祖谷名物の豆腐店]

 

この付近での唯一の食事処である「そば道場」に立ち寄り、早い昼食を食べた。

[落合峠への分岐路にある食事処「そば道場」]

 

[店内は奥に広くきれいである]

 

[美味しいそば定食(¥1100)を食べた]

 

さあ、赤筋道を辿って、落合集落の最上部までのウォーキングに出発した。

[落合集落散策の案内看板が起点]

 

[民家がひしめき合い、狭い東祖谷の国道439号線を少し進む]

 

[ここが、昔ながらの里道(赤筋道)入口]

 

集落内でも、舗装道路は車道なので勾配が緩いが距離が長い。

それに比べて赤筋道は、集落内を縦に貫いているので傾斜は急であるが距離が短く家々を繋いでいる。

所謂、林道と登山道の関係である。

[直ぐに下の集落を見下ろすようになる]

 

[どんどん上がって行き、民家が小さくなる]

 

少し道路を歩くと、伝統建造物に指定されている茅葺き屋根の長岡家住宅に着く。

[無料見学出来る長岡家住宅、管理人が色々説明してくれる]

 

[太い梁で支えられた茅葺きの屋根裏]

 

天井の栗の木は、囲炉裏で燻されて黒くなっている。

その後は、長岡家住宅裏にある赤筋道入口を見逃して、舗装道路を進んでしまった。

[次第に中上展望所(落合集落展望所)のある対面の集落が見えてきた]

 

[辺りの山肌にも拓かれた小集落が見られる]

 

[集落内も新緑で眩しい]

 

[見上げると、あちこちに多くの石積が積まれている]

 

[集落内道路より見下ろす]

 

[狭く急傾斜の畑で作業に精出す]

 

[新緑に包まれた、対面する東祖谷の小集落]

 

[新旧の住宅様式が混ざる落合集落]

 

[ガイド案内の講習会の様子]

 

[かなりの量の石が積まれている]

 

[入口にある里道(赤筋道)の説明、昔ながらの生活道路である]

 

なかなか赤筋道の入口が分からず、上りは舗装道路を歩くことが多かった。

下りは、なるべく赤筋道を辿って降りてくることにした。

[赤筋道の横では、手作りネコが刈り取った阿波番茶を見張っていた]

 

[そろそろ最上部が近づいてきた]

 

[周りの集落も山肌にへばりついている]

 

こうして、落合集落最上部の民家列に到着した。

[暫く、最上部で奥の民家のオバサンと雑談した]

 

先月に訪れた天空の集落(つるぎ町一宇大宗地区)で話したオバちゃんとよく似た印象である。

ここでも高齢化が進み、若い人が居なくなったという同じような話を聞いた。

何処も集落の維持が難しくなってきているという悩みがあるようだ。

[干し芋だろうか?]

 

ここの先には宿泊用の「古民家浮生」があり、最近は外国人の旅行者がよく泊まっているらしい。

最近は徳島県でも鳴門や祖谷の有名観光地には、外国人観光客が多いようだ。

[最上部からの眺望は格別である]

 

ここでUターンし、赤筋道を探しながら下って行った。

[屋敷地や水田の石積は畑地と構造が違い、丁寧で高いらしい]

 

ただ、やっている水田はもう少ないらしい。

やはり担い手が居なくなっているようです。

[やはり赤筋道を下ると早い]

 

[長閑な天空の集落を見下ろす]

 

[三所神社を通って赤筋道を下る]

 

ちょうど長岡家住宅裏に降りてきたので、中に入って休憩した。

[囲炉裏のある大広間]

 

広い縁側に座っていると涼しく、眺めも抜群である。

[長岡家住宅の縁側からの眺め]

 

[旅館のクルマで見学にやって来た外国人観光客たち]

 

その後も赤筋道を下って国道まで降りた。

[気持ち良さそうな祖谷川の流れ]

 

クルマに戻ってからは、今までずっと眺めてきた中上展望所(落合集落展望所)に寄って帰ることにした。

[今度は中上展望所から、今日歩いてきた落合集落を眺める]

 

[ここに陣取る案山子の集団]

 

[日が傾き出し、天空に浮かぶ落合集落の止まった時間]

 

これで今回の一泊ウォークを終了し、帰宅車と鉢合わせしないよう早めに帰ることにした。