深度計予備回路

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ひさしぶりに、ボトムズ読み物で・・

2008-12-19 10:16:26 | ボトムズ(模型とか嘘設定とか)
「リベットが無くて進みません!!!!!!」

ジョギングする暇あるんだったら、帰りにでも買いに行けば良いんだけど、どーも億劫の侯
まぁ、気が付けば、週末も近いし、ゆったり行きます。

だもんで、てもちぶたさで、ついついFF11するのです。
ねこ娘の塗りなおしも「あと塗ったらおわり」のとこまで来てるし・・・
あ、そうだ、ドラグナー3とか、開封してみようかなぁ
すげーどうでもいいモチベーションだから、完成するかわかんないけどなーーーーーーー

といった折、謎AT用の嘘設定考えたのですが、
気が付けば、ポスト09型のお話に・・・・・

おもいっきり蔓延する(というかしちゃった)、主力AT09型は、この先どーなるのだろうか・・・

あたしが、アデルハビッツ社の企画担当だったらば、こういう流れで、ポスト09を考えてみるのです。

「つかぁ こうでもしないとどうにもならんだろ あの稼動数じゃぁ!!!!!!」

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「磐石と革新」

ギルガメス軍で稼動しているATM09は、一億機を超えると言われている。

H14型H06型、更にはH12型が制式化された現在においても、それら全てが、「ポスト09」と成りえていない。

新たに制式とされた機体が、揃ってヘビー級であり、製造コストや整備性、機種転換訓練の問題を伴うことも然ることながら、
09型が、その生産性の高さに加え、あまりに柔軟な機体構造でもって、「現場の要望に対応出来てしまうこと」が、
今をもって、機種転換が捗らない原因であると、推察される。

仮にポスト09型と呼べる新型主力機が登場したとしても、その移行には数十年のスパンが必要であると試算されている。

配備からかなりの年数が経過した現在、年々高度化するAT戦に対し、09型の設計は、かなり旧態化ており、
微細なアップデートで、その息を繋いでいる状況と言える。

配備当初から指摘される、「あまりに人命軽視な構造」を始め、
「新型MCに対応できる強度」や、「補機機関の能力不足」といった問題は、看過出来ないレベルで表面化しており、
「現実的な機種転換の困難さ」は、ジレンマとして重く圧し掛かることになっている。

09型を製造する最大手メーカー「アデルハビッツ社」は、同社製造ATH12の制式決定後においても、その配備数は思うのほか伸びず、
プロジェクトととして、「ポスト09型」のコンセプトを再び模索する事となった。

「単純に優れた機体を作るだけに留まらない」といった状況は、プロジェクトチームを悩ませ、
度重なる議論と試行錯誤が繰り返された後チームが改めて着眼したのは、「現在における09型の実質的な運用形態」であった。

四肢の接合ハブや電装系のハーネス等、バララント製のファッティーほど合理化されてはいないにしても、
充分融通の利く09タイプの共通規格を利用して製造された「社外パーツ」が、「アデルハビッツ社の予想を超える派生機」を生み出しているという実情に習い、
09型と完全な互換性を持たせた「新型のアセンブリー」をリリースし、配備済みの機体にその、部分、大部分を問わず、
暫時組み替え交換するといった形態を執ること事で、迅速且、柔軟な転換を促そうと言うのである。

新旧の規格に互換性を持つ設計は、当然にコスト増と設計ロスを伴う物であるが、
それを乗り越えるしかジレンマを打開する方法論は有り得ず、セールスとしても、充分な採算を持つと判断された。

基幹パーツとなるボディシェルは、装甲材質を一新、
既存の09とは比べ物にならない耐弾性をもってパイロットのサヴァイバリティーに貢献する。
更にH級機並みの効率を持つ新型の高圧コンプレッサーを標準搭載し、09では外付け式に頼る事となっているPRSPパックを内蔵。
現在流通している、新型MCのほとんどを、稼動させることが可能となった。

頭部ユニットは、グランドリードッグ、XATHシリーズ等で試験されてきた、センサー式カメラをメインに設置、
通常オプション装備としていた戦術コンピューターの機能も併せ持つ新型CPUを小型化して内蔵し、
万が一の被弾にも耐えられる頑丈な形状とされた。

このボディユニットを構成する新式の複合装甲は、すばらしく軽量であり、以上の状態で、重量は既存09型標準ボディシェルの2割増しに留まっている。
<PRSPを内蔵していることを勘定に入れれば、実質軽量化されていると言える。

そして何より特筆すべきは、「無改造で、現行09型の四肢が取り付けられ」「即稼動出来る」ことである。
当然、制御プログラムのアップデートは、必須となるが、これは今までに無くエポックな発想といえる。

人型としてバランスの良かった09型のシルエットを、惜しむ声も上がったが、
「更に優秀な兵器として、それに変わる充分なメリットを提供できる」と、アデルハビッツは強弁する。

当然、ローレック方式MCを、大量生産に向けて簡易化した新型MC(バイローレック方式)を、搭載する四肢も、
新型ボディと同時に設計されており、コンプリート機として、あるいはパーツ単位として、暫時前線に送られることとなる。
<すでに何らかの手段で機関強化された09のボディユニットならば、この新しい四肢のアセンブリーを、接続、稼動することが可能である。

ボディと四肢をそろえたコンプリート機は、限りなく同社ATH12シリーズに近いパフォーマンスを、
「比較的低コスト」で発揮するばかりか、事耐弾性に至っては凌駕さえするという申し分ない物であったが、
その配備形態が特異な為、この期待には、ギルガメスより「新型としての制式名」が与えられていない。

ただし、通常のATM09と区別するため、ボディシェルを交換した時点で、「ATM09M(モデファイド)」と記載される。

即ち、その形状は変われど、アデルハビッツ社が誇る、制式名”ミッド ゼロナイン”は、ギルガメス軍主力の座を、他に譲らないのである。