単気筒ライダー(だった男)のひとりごと

愛犬チビ と CB400SSライダーだった前期高齢者の日々

2018春 仲間たち(1/2)北上川の東側

2018-04-28 | 盛岡・岩手・ラグビー仲間

 

岩手県平泉町。

国道4号から東に折れ、藤原氏の遺構群を背にして、北上川に架かる高舘橋を渡る。

予定通り、今回は北上川の東側を北上し、盛岡を目指しましょう。初めての路です。

 


 

高舘橋から10数キロ、県道14号一関北上線の沿道に立つ芭蕉と蘇民。

話題になったJRのポスターで初めて知った「蘇民祭」と黒石寺。

 


 

天平元年(729)行基菩薩が開山。NHKドラマ「大仏開眼」の時代、天平だぜ!

ミーハー的薄っぺらい感動で、すいません。

 


 

下帯ひとつの猛者たちが蘇民袋を奪い合う程度のことしか知らないけど・・。

引き継がれていることって、大したもんだよ。生活に根付いてなきゃ無理だもん。

 


 

作業中の数人の造園職人のほか、参詣者の姿は見えない。

静かです。柔らかい陽射し、清楚な空気・・、安らぎます。

 


 

今回、一番印象に残った風景は、この場所かな。

奥州市江刺、国道456号沿いの田んぼの中に一本だけ残る立派な松。

それなりの深~い訳があるんだろうけど、何も語らず ・・、そこがいい。

 


 

頭の中に覚え込んだ地図とお天道様の位置が頼り。

不安になるほど、どんどん、東の方、里山の方へ、ボクを導く初めての路。

期待通りの静かで奥ゆかしくて上品な風景が、どんどん広がっては過ぎていく。

 


 

前方の小高い丘の上に小さな東屋を見つけて間もなく、「観音堂橋」に遭遇。

ってえことは、あれが観音堂かあ・・? 

 


 

何の説明もなく鎮座するお堂。

いや、石柱に「江刺三十三観音霊場第二十四番札所 岩ノ目観音堂」と読める。

笑ってしまうほどの無造作感。わざわざバイクを停めて登る奴にも笑ってしまうけど。

 


 

目の当たりにして、まあビックリ! かなり朽ちている。

お堂の周りの高欄なんか、ほぞが穴から外れてるし。

 


 

いいねえ!! 眺望は期待したとおりの一級品。

文字通り、お山の大将にでもなった気分。爽快だ。

 


 

見下ろせば、急で荒れた坂道。

足元を滑らせながら、やっとのことで下りた坂道を、ボクは再び登るはめに。

お堂の横にヘルメットを忘れた。っていうか、なぜメットを被って登るんだ?!ってことだよ。

 


 

一関から盛岡まで100キロほど。あちこち寄っても4時間あれば・・。

12時に一関を出て、東和温泉に着いたのは、もう3時を過ぎていた。

これじゃあ、温泉どころか賢治記念館も諦めないと。おまけに、どこも満車だし。

 


 

あとは南大橋をめざし、ひたすら走るだけ。

とは言っても、ギラギラした看板と車の喧騒で溢れた国道4号とは真逆の風景だもの。

ちょくちょく停まって、癒されたいよ。

 


 

紫波町を過ぎて矢巾町に入る。あと盛岡まで10キロちょっと。

スッとした山の形・・、まさか姫神山? いや、低い。第一、近すぎる。

「矢巾辺りから見えるスッとした山って、姫神?」とオサムに訊いたら、「そ、姫神だよ。」

 


 

今秋、ヤスとボクは、オサムの案内で姫神山の初登頂を計画している。

「小学校の遠足でも登る山だよ。」と言ってたから、あんなもんだろか・・?

二月の会が流れたロートルOB達が再び「いかり」に参集した。

「二月になっても案内来ないし・・」という秋田のアネと大崎のコマツは、この会は初めて。

 


 

酔っ払いおやじたちが持つ袋の中は、キクちゃんが一つ一つ心を込めて焼いてくれたパイ。

しっかりぶら下げて、定番の二次会場「食道園」へ。

キクちゃん、安心して。みんな忘れずに持ち帰ったから。ありがとうございました。