最後の思い出は、これまでの最大の獲物を捕獲した場面です。四年前の事でした。600mmF5.6のMレンズで撮っていた時期で、飛び込みに魅せられて通っていましたが、飛び物のピントは至難の業でした。調整池の魚も少なくなったのでしょうか、ミサゴの飛来も少なくなりカメラマンも減少していきました。大きな魚を掴んでは途中で落としてしまう事が、二日ほど続いたでしょうか!大き過ぎて持ち上げられないのかと、ミサゴを野次っていました。その日は、知人のご夫妻と私だけで二人だけの撮影、早速飛び込んで前日の大物を捕らえましたが、又もや落としてしまいガックリ!ミサゴも腹が減っていたのでしょう、執拗に上空から狙っています。魚も度重なるミサゴの鋭い爪の刺撃に弱ってきたのであろう深く逃げることができなかったようだ。ミサゴは水中に体を入れる事無く、両足で見事に魚を持ち上げていました。遂にヤッター!拍手喝采したいところでしたが、ピント合わせに必死!ミサゴも上空へと必死の羽ばたきでした!ミサゴの大きさ58cmから比較すると5cm少ないので約53cmのこの池の主であったかもしれない雷魚を、将に魚雷掴みで、一度は飛び去ってしまったのですが、私たちの願いが通じたのか、再び戻ってきて真上を通過してくれたのには感謝感激でした!
良い向きでしたが、この後落してしまった。
翌日の場面、これも落とす。
魚雷掴みで、磐石の構え。
雷魚の模様が、見えます。獰猛な魚で岸まで獲物を追いかけて上がってきます。
苦労した努力を褒めてくれとばかりに「ピー」と一鳴き、お披露目飛行でした。