つぶやき・のおと

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藤沢宿と遊行の盆

2005年09月24日 | 文化・社会とか
昨日の話ですが、地元遊行寺でタイトルのイベントがありました。



このイベントを最初に知ったのは、回覧板。
そう。遊行寺はウチから歩いて5分位のところにあるのです。

時宗総本山のこのお寺、一遍上人が行った「踊り念仏」が盆踊りの原点であるとして、その「ゆかりの地、藤沢宿」を全国にアピールするために企画されました。

来年の開催に向けて、今年はそのプレイベントです。
本堂です。薄暗い中で撮ったので、大分手ぶれがひどいですが。

ちょっと遅れて到着しました。
櫓を囲んで既に各団体による踊りの披露が始まっています。

面白いのが、披露するための踊りなので一般の参加者はいません。全て輪の外から見物。

プログラムをもらったのですが、地元の盆踊りというのも結構あるんですね~

しかし、残念なことに前日からの寝不足のため、この辺はベンチに座ってうたた寝してました・・・

そして6団体+飛び入り有りの「炭坑節」、計13曲終わった後、いよいよ第2部の「遊行寺踊り念仏と念仏踊り」です。

さすがにこれは起きあがってちゃんと見ましたよ。
遊行寺の踊り念仏

藤沢市内の念仏踊り(写真は「葛原ささら踊り」

チラシより
現代の日本各地には踊り念仏や念仏踊りが伝承されていますが、踊り念仏は、自己を宗教的な陶酔に導く宗教的要素が濃厚であるのに対して、念仏踊りはその多くが宗教的要素から民俗芸能化し、全国各地の盆踊りや鎮花祭・豊年祭などで行われる在家信者の踊りで、死者の霊を慰めるためのものへと変化しています。

念仏踊りは、このほかに「ささら盆踊り」というものが披露されましたが、内容的には上記の説明の通りでした。
といっても、わからないと思いますが・・・(^^;)

まず、踊り念仏はお寺の装束~といった感じの着物で(言葉知らずでスイマセン)中心の太鼓に合わせながら「読経する」といった印象です。
そこに動きが加わる。

この動き、左右にピョンピョンはねたりするんです。
見ていて結構面白い。

ただしこれ、長野に伝承されているものを再びこちらで再現したもの。
再現というのは、元々遊行寺に伝わっていたものが、震災だかなんだかで紛失してしまったが、まったく同じ方のものが長野(のどこだったかは忘れた)に残っていたというもの。


一方の念仏踊りは、もっと華やかな着物で、「唄」に合わせて太鼓とささらを打ち鳴らします。
この「ささら」岐阜の「コキリコ」のものとはちょっと違います。
2種類ありましたが、基本形は一緒。
唄と太鼓が違う。

これらはそれぞれ地元の保存会のオバサマ達が演じてくれたわけですが、

にしてはちょっとヘタすぎるぞ~
アレじゃ保存にならないぞ~

と言いたくなるほど、微笑ましいものでした(^^;)

見かねた若者が、真剣に取り組んで、あるべき姿で伝承されていけばいいな~
と思ったりなんかして・・・
更に、後世に残せる踊りも創作しようとしているらしい。ガンバレ~

来年の本イベントでは、全国の有名どころの踊りを誘致するらしい。
こちらもガンバレ~

終わってから、やはり近所にある「十割そば」のお店で晩ご飯。
土・日・祝日のみのサービスセット(そばと各種丼orご飯もの)で1050円を食べました。
う~ん、かなり満足な食べ応えでした。

ちなみにこのお店のご主人、地井武雄の友人らしく、壁にコメント色紙が貼ってありました。他にも色紙多数。

実は引っ越して間もない頃(多分オープン間もない頃だと思う)に一度食べに来ていて、そばは(さすがにこだわってるだけあって)美味しかったんですが、つゆがそれに全然追いついてないといった印象でした。
しかし昨晩のつゆは、そういう遜色は感じられず、実に美味しくいただけました。

キレイに食べ終わってから、写真撮っておけばよかったかな~と思い出したのでした。

ゴチソウサマ