小田の橋の謎

近所の身近な歴史だけど、それなりに深いのです。本音は、お伊勢参りのついでに小田の橋や古市街道や河崎に寄ってほしい。

河崎 北新橋の謎 (1)

2009-10-31 22:38:44 | 河崎の橋の謎 1-2

小田の橋の下流に、商人で栄えた町、河崎があり、そこには橋が4本あり、

↓の写真は、その中でも一番北側の北新橋(安政4年に河崎の大火により防災のため5年に架橋された)です。

最近(10年以上前だけど)、新しく架け替えた橋の真ん中へんが 南向きに(上流に向かって)せり出している。

橋のデザインのためか、京都、宇治橋を視察に行ったという。

そうですね。これは、

おそらく、この京都宇治橋の三の間をまねたのでしょう。

(三の間とは、もとは橋姫が祭ってあったところ で 秀吉はここから茶の湯の水を汲み上げさせたとか)

でも わざわざ河崎の小さな橋で、デザインのため、することかな?

さてはて?

 その場所に立って ぼけー と景色を見ていたら

ハタと思いうかんで  少し上流の中橋に行きました。 

そうかぁ 

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饗土橋姫神社

2009-10-30 16:08:06 | 宇治橋の謎

饗土橋姫神社の蔡神は宇治橋鎮守神で、特に名前はないと思ってたら 神宮の発行する「瑞垣」の211号によると 橋姫は、ささら姫または、水佐々良姫 正式には、度會乃大國玉比賣、またの名を山田姫という、天照が御鎮座する前にいた地主神。 昔の地図には、橋姫社の近くに大国玉比賣社があったから 合祀したのかな? 橋姫がささら姫だと、どうしてわかるのか知れないけど。まあ、名前があったほうがいい 橋姫神社の扉は、隙間のない一枚板。橋姫社からは、宇治橋が奥まで全部 見渡せる。 さて11月3日の渡始式では、橋姫社で念じた「万度麻」を橋の左側2つ目の擬宝珠(神宮では ねぎ型金物)にいれ、初めて 渡り初めができる。 なお宇治橋の橋を支える橋柱は八角柱です。  

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太田小三郎

2009-10-29 12:53:44 | 宇治橋の謎

昔、古市は妓楼(芸者宴会を主にする旅館)が、建ちならび、吉原とか京都島原のような遊郭ではないけど、全国でも名だたる遊びの里でした。明治になってもあり、そのなかでも、三大妓楼のひとつで、牛車楼といわれる妓楼がありました。

   

その名は備前屋(太田家)。

そこに丁稚奉公として福岡から来ていた鷹羽小三郎は、仕事ぶりからみそめられ 太田小三郎(1845~1913)と太田家の養子になりました。

今日のように、私たちが、宇治橋を渡ると、そこは、別世界の神苑が広がります 、これは、太田小三郎の「神苑会」のなしとげた業績です。

明治19年に彼は財団法人「神苑会」を組織し。

翌年 の明治20年 には、

宇治橋を渡り神宮側にあった下、中舘町の民家を買収し、その撤去に成功しました(外宮でも、民家127戸が撤去された)。(当時の撤去された人々のに対する聞き取り調査など モニターがなされなかったのが不思議です。今では殆ど不可能ですが、50年前なら可能だった。地元の歴史家や教師らには興味がなかったのか)

その後整備され、明治27年に、今日のような神苑になったそうです。 「神苑会」の他の業績としては、(おそらく今日、地元(伊勢)の者が聞くと、あまりにもなじみ深いところばかりで、びっくりするのですが)

御幸道路(おなり街道)、外宮勾玉池、二見賓日館、徴古館参宮鉄道(JR参宮線)があります。

なお、小三郎の没後2年の1915年に宇治橋手前の家屋も撤去され、今日のように広いスペースが確保されました。

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宇治橋の向こうには

2009-10-28 19:40:54 | 宇治橋の謎

これは京都の宇治橋です。橋の右側つまり川上に、

なぜか木の棒が並んでいますが。

これは「 木除杭(きよけぐい) 」と言って、上流から流れてくる木などを橋の下にスムーズに流すためのものです。

下の伊勢の宇治橋の川上にも木除杭がならんでますね。

そうそう、右端に木除杭が5本ほど並んでいるね。

それにしても 古ぼけた白黒写真だな。

あれ??今ふうの民家が橋の向こうに見える。

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宇治橋のお披露目

2009-10-27 17:43:55 | 宇治橋の謎

報道関係者が、何の写真を撮っているかというと

そうです 架け替えられた 新しい 宇治橋です。

やはり、渡始式 と書いてあった。11月3日午前10時に式が始まる。

左側の欄干に 擬宝珠がついてないのがありますが、これは11月3日に 橋姫で祈りをこめたお札?とともに擬宝珠がつくようです。

 仮橋から観る new 宇治橋デス。

 

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