いきなり 油屋跡です。
油を売ってた店でなく。古市の巨大な茶屋(妓楼)でした。
戦前まであったけど、空襲で焼けました。戦前にすぐ近くに住んでいた人の話では
自分の家が500坪もあったが、
油屋と比べれば、チッポケなもんだったそうです。
油屋は 3000坪以上で、坂の斜面を利用していたから より広大に見える 巨大な建物だったそうです。
古市には、油屋などの巨大妓楼の、ミニ板といえる 旅篭の麻吉旅館が現存しています。。
油屋の跡は、近鉄の線路がはしり、
もう 道路は橋になり、古市の面影もなくなりました。 せめてトンネルにしてほしかったです。
ふと 千と千尋の神隠し を 思い浮びました。 油屋と同じ名前が出てきます。ちょうど映画では 油屋の前に、橋があり、横下の所に電車が走ってました。
名前が同じで、建物も似ているし、橋があり、電車が走っている。、ひょっとしたら、
スタジオジブリの高畑勲は伊勢出身だから ヒントを得たかもしれません。
さて、本題にもどります。
江戸時代に、歌舞伎にもなった
、油屋騒動という事件がありました。
医師・孫福斎が 座敷で一緒に酒をのんでいた遊女 の おこんが
途中で呼ばれて他の客の座敷のところへ 行ってしまったので 酔っ払って、怒って 周りの人を切りました。
もう一つ
↓これは 千束屋の絵です。
座敷で相手の遊女が 踊りにでていったので 江戸っ子が怒っています。 、古市の妓楼では、遊女が、途中で他のお座敷へいったり、踊りにいったり、するのですね。 当然、遊女の数には限りがあり、忙しい時は、とても マンツーマンは 無理。
これ クラブとか飲み屋街 とかでありそうです。
古市は、遊女といっても、 娼婦や女郎 というより むしろ、 芸者、温泉芸者に近いようです。
少なくとも、遊郭では こういった事は おこりにくい と 思いますね。
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